藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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音楽制作において非常に重要な位置を占めるモニター環境。ここがいい加減な音だと、当然ながら作品の仕上がりも曖昧なものになってしまいます。レコーディング時のモニターが大事であるのはもちろんのことながら、ミックス、マスタリングを自分で行う場合、いかに正確に音を捉えることができるかによって、最終的な音のクオリティーが決まってくるといっても過言ではありません。

そのミックスやマスタリング用のモニター専用に、レコーディング用とは別のシステムを導入し、しっかりと聴くことができる環境を整えるというのも一つの手。ここでは、4月26日に国内発売されたばかりで、現在のモニターシステムにおいて最高品質といってもいい、RMEADI-2 DAC(実売価格税抜:150,000円)について紹介してみたいと思います。


モニターシステムに最高峰のシステム、RME ADI-2 DACを使ってみる

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4月29日に開催された、音系・メディアミックス同人即売会 [M3]。ここは1,000を超える同人サークルがブースを構え、万単位の人がここにCDを買いに集まるという、他にない非常に面白いイベントです。春と秋に1日ずつ開催されているのですが、今回、ちょうど20周年となるM3 2018春に、DTMステーションとして作った新レーベル「DTMステーションCreative」で初出展してきました。M3については、以前も何度か取材し「実はCDが売れてないのはメジャーだけ!? 万単位の人が押し寄せ、CDを買い漁る、音系・メディアミックス同人即売会[M3]」、「1万人超がCDを買い急ぐ、音系・同人展示即売会M3の威力」といった記事で紹介してきましたが、今回は売り手の立場でM3の面白さを体験してきたわけです。

それなりのパワー、コストをかけて作ってきたCDですが、「これが本当に売れるものなのか?」「人は来てくれるのか?」「トラブルなくブースを運営できるのか?」「実は行列ができたりしないのか?」……などなど不安と期待が交錯する中、出展した結果、数多くのお客さんにいらしていただくことができました。まずは、ご来場いただき、CDをご購入いただいたみなさんに深くお礼を申し上げます。そして、今回のM3についての売上情報をリアルな数字でお伝えするとともに、これまでかけた費用を含めた詳細な収支情報をすべて公開してみたいと思います。


M3 2018春でのDTMステーションCreativeブース。左から小寺可南子さん、藤本、多田彰文さん

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OzoneNeutronRXなどで知られる米iZotopeから、ハードウェアとiOSアプリを組み合わせたレコーディングシステム、SPIRE(スパイア)がまもなく発売されます。これは円筒型のちょっと不思議な形のオーディオインターフェイス兼デジタルMTRであるSpire Studio(5月下旬発売予定で、実売価格は46,000円程度)と、iOSアプリのSpire Music Recorderで構成されるもの。これまでDTMは苦手で……といったプレイヤーの方でも、PCを持ってない人でも、手軽に簡単に音を重ねていくことができるレコーディングシステムなのです。

レコーディングした結果はその場で再生でき、好きなバランスでミックスもできます。そしてできあがった作品はTwitter、Facebook、LINEなどのSNSでシェアしたり、メールで送ったり、SoundCloudにUPするなど自由自在。もちろん、DAWに取り込んで、より細かくエディットしていくことも可能です。実際どんなものなのか触ってみたのでファーストインプレッションとして紹介してみましょう。


まったく新しいタイプのレコーディングシステム、iZotopeのSPIRE

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先日書いた記事「DTMステーション、M3-2018春に参戦。作曲家の多田彰文さんと新レーベル始動し予算・会計も大公開。第1弾シンガーは小寺可南子さん!」でもお伝えしたとおり、4月29日にリリース予定のミニアルバム『Sweet My Heart』において、VRミックスという新しい試みをしてみました。これはサラウンドスピーカーなど特殊な機材は必要とせず、ヘッドホンや普通のステレオスピーカーでも360度サウンドを実現するという、かなり不思議なミックスです。

このミックスを行ったのはDTMステーションEngineeringでもお馴染みの、レコーディングエンジニア飛澤正人 (@flash_link )さんです。実際にサウンドを聴いていただくとわかるのですが、目の前のスピーカーから音が出ているのに、真横から音が聴こえてきたり、上下での音の動きも感じられるという不思議な体験をすることができます。飛澤さんによれば、VRミックスはヘッドホン推奨で、ヘッドホンだと、さらに音が後ろまで回り込んでくる、とのこと。実際何をしているのか、DTMユーザーが自分で同じことができるのか、飛澤さんにお願いすることができるのか、など話を伺ってみました。


VRミックスについてレコーディングエンジニアの飛澤正人さんに聞いてみた


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ご存知のとおり日本の楽器メーカーは世界のトップを走っており、家電メーカー、クルマメーカーが沈みつつある中、今も力強く突き進んでいます。YAMAHA、Roland、KORG、KAWAI、TAMA、SUZUKI、CASIO……、さらにレコーディング機材、エフェクターメーカーも入れればTEAC、ZOOMなどなど。読者の中には、「え?それって日本のメーカーだったの?」なんてところもありそうですが、日本のメーカーは強いのです。

でも、安穏としていたらいつ追い越されるか分からない過酷な競争の世界であることも確か。事実、中国メーカーが近年、着実に力をつけてきており、世界進出をしてきているのです。「でも、中国製品なんて、質が低くて、使い物にならないでしょ」なんて甘いことを考えている状況ではなくなりつつあります。そんな中、中国最大規模の楽器メーカー、Cherub Technology(チェルブテクノロジー)が日本進出を決め、4月23日に第1弾となる製品の発売を開始しました。具体的にはギター用のマルチエフェクターであるCerberus(ケルベロス、市場予想価格33,600円)、デジタルワイヤレスシステムのB-2(同13,800円)、そしてクリップ式ギターチューナーのWST-530(同1,200円)のそれぞれ。日本の担当者にも話を伺うとともに、製品を触ってみたので、簡単に紹介してみましょう。


中国から大手電子楽器メーカー、Cherub Technologyが日本上陸

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マキシマイザのDeeMax、音をいい感じに太くしてくれるDeeFat、知識不要で機能してくれるDeeEQ、音像を思いきり広げてくれるDeeWider……などなど、ユニークでありながら、即、現場で使える強力なエフェクトを次々とリリースしているDotec-Audioが、また新たな製品を開発してくれました。今回、発売するのはグラフィックEQのような感じで直感的な操作ができるコンプレッサ、DeeGraphCompというもの。最初に話を聞いたときは「何だそれ!?」と思ったのですが、これはまさに発明といえるまったく新しいタイプのエフェクトで、今までにない音作りを可能にするツールだったんです。

いわゆるコンプレッサとして使えるのはもちろんなのですが、ダッキングを作りだしたり、テープの逆再生的なサウンドを生み出すことができるなど、非常に面白い使い方ができるエフェクトなのです。Dotec-Audioがこれまで打ち出してきた、「レバー一つでいい感じに操作する」というUIではなく、まさにグラフィックEQのような見た目、操作感。価格は5,000円(税抜き)で、従来製品と同様Windows(64bit/32bit)およびMacのプラグインとして利用でき、VSTAUAAXのプラグイン環境で動作するというものです。実際、これがどんなエフェクトなのか、紹介してみましょう。


新発明のDotec-Audioのエフェクト、DeeGraphComp

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ギタリストにとって、いまやスマホは万能アイテムともいえる機材となってきました。つまりアプリを立ち上げればアンプシミュレーターにもなるし、ディストーション、ディレイ、コンプ、フランジャー……などとして使えるマルチエフェクターにもなるし、ここでレコーディングもできる上、ネット接続することでいろいろな人たちとコラボというかセッションできてしまう時代です。ただ、そのスマホとギターを接続するのがちょっと面倒だったりもします。

だったら、スマホと直結できるギターを作ってしまおう、と実践してしまったのが音楽コラボアプリのmelocy(メロシー)を運営している株式会社ignoteの代表、中西孝之さん。日本のギターメーカーであり、音楽教育事業なども展開する株式会社ESPのクラフトマン養成学校、ESPギタークラフト・アカデミーの協力を得て、インターフェイス内蔵の melocyギターを完成させたのです。DTMステーション的にも、なかなか興味をそそられるこの melocyギターとはどんなものなのか、中⻄さんとESPギタークラフト・アカデミー講師の高橋泰典さんにお話しを伺ってみました。


iRig2を内蔵したユニークなギター、melocyギター誕生!

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