藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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Gibsonの経営難に伴い開発・販売が停止され、ユーザーの行き場を失っていたSONARCakewalk 30年の歴史が終わったかに思われていましたが、短期間のうちに状況が大きく変化し、4月4日からCakewalk by Bandlabという名前に変わって無料でリリースされました。先日「SONARが名称変更して復活!旧ユーザーは無料でアップグレード!?Cakewalkを買収したBandLabのCEOに聞いてみた!」の記事で、CEOにインタビューした際には、「旧ユーザーに向けて無料で」と発言されていましたが、実際には全ユーザーへの無料開放となりました。

つい1年前にライフタイム・フリー・アップデート版のSONAR Platinumを購入したユーザーとしては、なかなか複雑な思いではありますが、まずは今回の復活を歓迎したいといろです。ただし、今回の復活は、以前のSONAR Platinumが丸ごと無料で開放された、というわけではありません。BandLab版の新DAWの登場であり、当然のことながら時代は切り替わっているのです。とはいえ、画面を見ればわかるとおり、実質的にはSONAR Platinumそのもの。また海外サイトからのダウンロードであり、日本語対応という面でも現時点では完全ではないこと、プラグインが現時点非常に少ないなど、まだ課題はありそうです。それでも基本的な機能はSONAR Platinumをそのまま踏襲しており、非常に高性能なDAWであることは間違いありません。実際に試してみたので、フェーストインプレッションとして、インストール方法なども含めて紹介してみます。


SONARがCakewalk by Bandlabとして復活

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以前「難関MIDI検定2級、99点のトップ合格者は声優の小岩井ことりさんだった!」「声優の小岩井ことりさん、超難関のMIDI検定1級もトップ合格だった!」といった記事でも取り上げたことがあった、人気声優の小岩井ことり(@koiwai_kotori)さん。「この服買わなければ、あのプラグインが買える、これを我慢すれば、あの機材が買える……」なんて言葉が飛び出すほどのDTMerであり、自宅は機材で埋め尽くされているそうです。

その小岩井さんが、ついにメジャーデビューしました。といっても声優としてキャラクター名義では元々メジャーで歌っていたわけですが、今回は作家としてのデビューを果たしたのです。発売元はランティスで「アイドルマスター ミリオンライブ!」(以下、ミリオンライブ!)、アプリゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」のキャラクターソング・アルバムの第8弾、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 08」に収録された「Sister」という曲の作曲および作詞を行ったのです。これは天空橋朋花(以下、朋花)という小岩井さんが演じるアイドルの曲なので、歌唱ももちろん小岩井さん。声優自らが作詞・作曲をしてしまうという、まさに前代未聞の出来事のようですが、どんな経緯で曲が出来上がっていったのか、小岩井さん、ランティスの音楽プロデューサーの保坂拓也さん、そして編曲を担当したKOHTA YAMAMOTOさんの3人にお話しを伺ってみました。


声優の小岩井さんが、作家としてメジャーデビュー


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DTMにとって必須のアイテムの一つであるのがマイク。ボーカル、アコースティック楽器、ギターアンプの出音……、打ち込みやサンプル素材を使う以外は、やはりマイクは必要ですが、どんなマイクを選ぶかで音が大きく変わってくるのも事実です。できれば複数のマイクを持って、使い分けていくのがお勧めなんですが、予算の都合上、なかなかそうもいきませんよね。

そんな中、キャラクタが大きく異なる2種類のマイクをセットで15,000円(税抜き)という面白いマイクのセットが発売されることになりました。MONSTER 7という、このマイクセットを開発したのは、SIRE(サイア)というアメリカの会社で、マイク製品は今回が初とのこと。でも、ここは、あのマーカス・ミラーのベースを作っているメーカーなんですよ。ベースのピックアップで培った技術でダイナミックマイクは開発できると取り組んだ結果、かなりいい音のマイクが2種類完成したんです。パッケージに入っているREDはコンデンサマイクっぽい繊細なサウンド、BLUEは力強い迫力あるサウンドで、なかなか使えるんです。実際どんな音なのか、女性ボーカル、男性ボーカル、アコースティックギターの3種類を定番マイクのShure SM58と録り比べてみたので、実際音を聴きながら比較してみましょう。



2種類の特性の高音質ダイナミックマイクがセットとなったMONSTER 7が間もなく発売

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DTMユーザーとやりとりしていると、結構な比率でヘッドホンでしかモニターしていない人がいるんですよね。もちろん、DTMを「自分だけの趣味の世界」と割り切ればそれでもいいのですが、いろいろな人に聴いてもらいたい…と考えるなら、やはりモニタースピーカーは必須だと思います。音の出方、音のバランスがヘッドホンとは明らかに違うので、双方でチェックする必要があるからです。

とはいえ「モニタースピーカーなんて置くスペースがない」、「部屋で音を出すのはちょっと難しい」、「結構高いから手が出せない」……といった理由で躊躇している方も多いのではないでしょうか?そんな中、先日発売されて使ってみたPreSonusEris E3.5という小さなモニタースピーカーが、なかなかよかったんです。どんな製品なのか紹介してみましょう。


大音量も高音質で鳴らせる小さなモニタースピーカー、Eris E3.5

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先日「ソニーグループが始めたMTR型コラボアプリ、Jam Studioが面白い!」という記事でも紹介した、iPhoneやiPadで使えるJam Studioというアプリ。8トラックを使ったレコーディングをクラウドを使って行うことができ、さまざまな人と一緒に曲を作っていくことができるという、なかなかユニークなサービスなのですが、実はこれをソニーグループとして行っているというところが大きなポイントになっているんです。

そう、ご存知の通り、ソニーグループにはレコード会社であるソニー・ミュージックエンタテインメントもあるし、先日26年ぶりに発売されたプロオーディオ用のマイクC-100などの開発チームもあり、これらとも連携しながらサービスが展開されているそうなのです。つまり、Jam Studioを使って制作活動をしたり、作品発表することで、ソニー・ミュージックの目に留まる可能性もあるし、ここから次のステップへと踏み出せる可能性もあるんですね。機能、サービス的には、まさに発展途上であり、まだリリースされたばかりの初期段階ということのようですが、何を目指しているのか、どんなことを狙っているのか、Jam Studioの商品企画リーダーである、ソニー株式会社クリエイティブセンターの坂田純一郎さん、そして株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントのチーフプロデューサー、大関孝紀さんにお話しを伺ってみました。


Jam Studio商品企画リーダーであるソニーの坂田純一郎さん(右)、SMEの大関孝紀さん(左)

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CD制作って、いくらくらいかかるのか」、「実際に販売するとして、儲かる話なののか」、「各担当者ごとにいくらくらい分配するのが適正なのか」……なかなか分かりにくいことも多いですよね。そこで、それを自らレーベルを作って、その様子をすべて公開したら面白いんじゃないか……、そんな話をDTMステーションPlus!を一緒に運営している作曲家の多田彰文(@akifumitada)さんと話していたのですが、それを実践してみることにしました。

もちろん、やるからには本気でいい作品を作ろう!と制作を開始し、一昨日レコーディングも終えたところです。新レーベルの名称は「DTMステーションCreative」。第1弾となるのは2曲入りのミニアルバム「Sweet My Heart」で、作詞・作曲は多田さん、シンガーにはコテカナこと小寺可南子(@cana_ko_tera)さんを迎えることにしました。ミックスはDTMステーションEngineeringでもお馴染みのプロのエンジニア、飛澤正人(@flash_link)さんにお願いすると同時に、VRミックスなる、かなり前衛的なテクノロジーにもチャレンジしてみることになったのです。CDのリリースは4月29日に行われる音系・メディアミックス同人即売会M3-2018春」を目指します。そんなすごいメンバーにお願いして、予算的に成り立つのか、破産してしまうことはないのか、ちゃんと報酬は払えるのか……と心配なこともいっぱいですが、プロであるみなさんとも相談しつつ、予算・会計も大公開しながら、プロジェクトを進めていきます。

※M3についてご存知ない方は「実はCDが売れてないのはメジャーだけ!? 万単位の人が押し寄せ、CDを買い漁る、音系・メディアミックス同人即売会[M3]」、「1万人超がCDを買い急ぐ、音系・同人展示即売会M3の威力」などの記事も併せてご覧ください。


新レーベル、DTMステーションCreative始動。次回のM3でリリースします!

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iPhone/iPadで使えるギター用インターフェイス、iRigや人気のUSB-MIDIキーボード、iRig KEYS、強力なモニタースピーカー、iLoudなどを開発・販売するイタリアのIK Multimedia。同社は高性能なサンプラー、SampleTank 3や、ミックス&マスタリング・モジュラー・システムのT-RackS、ギターアンプシミュレータのAmpliTube、オーケストラ音源のMiroslav Philharmonik 2……とさまざまなPC用ソフトも開発・販売している、まさにDTM系総合メーカーでもあるのです。

そのIK Multimediaがソフトウェアの全部入りパック、Total Studio 2 MAXというものをリリースし、すでに同社サイトからダウンロード購入できるようになっています。Native InstrumentsKOMPLETE 11 Ultimateに対して、IK MultimediaのTotal Studio 2 MAXという構図でしょうか。もっとも、KOMPLETEとは方向性も異なるので、競合するというより、協調するものなのかもしれませんが……。合計94製品、16,800種類のサウンド、39の高品位なミックス&マスタリング・プロセッサー、350機種以上のギター&ベース用ギア・モデルが収録され、個別で買うのと比較すると90%オフという価格設定になっているTotal Studio 2 MAXについて紹介してみましょう。


Total Studio 2 MAXはIK Multimediaの全94製品が1つのパッケージに収まった全部入りパック

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