藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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DTMをはじめる上で絶対に必要となる機材がオーディオインターフェイスです。オーディオインターフェイスとは、その名前の通りオーディオを入出力させるための機材。確かにWindowsだって、Macだって音の入出力をするための機能は標準で持っているけれど、DTMをするのに適した機能、性能を持っていないために、やはり専用の機材を別途用意する必要があるのです。もう一つ必要となるのがソフトウェアであるDAW。DAWについては「今さら聞けない、DAWって何?」という記事を参照いただきたいのですが、実はいまほとんどのオーディオインターフェイスを購入するとDAWが付属してくるため、購入するものとしてはオーディオインターフェイスイス、1つあれば事足りてしまうのです。

とはいえ、具体的にどんな製品があり、どのような観点から選べばいいのかというのは、初心者にとってなかなか難しいところだと思います。もちろん、ただ安ければいいわけではないし、有名メーカーならOKというわけでもありません。そこで、ここでは初めてDTMにチャレンジする人のために、どうやって選べばいいか、具体的にどんな製品があるのかを含めて紹介してみたいと思います。なお、この記事は以前書いたオーディオインターフェイスの選び方の記事を2017年にマッチする形でリライトしています。


2017年版、初心者向けオーディオインターフェイスの選び方


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1983年登場のDX7で世界を一世風靡したYAMAHAのFM音源。その後、ICチップ化されたFM音源はPC-8801mkIISR(OPN:YM2203)、X68000(OPM:YM2151)、PC-9801-86(OPNA:YM2608)、さらにはMSXFM-TOWNSSoundBlaster……と往年のパソコン名機、周辺機器に搭載され、初期のDTM文化を育んできました。そのため、40代以上の方だと、FM音源をDTM原体験として持っている方も少なくないのではないでしょうか?

そのYAMAHAのFM音源チップが、8月5日、6日に行われるMaker Faire Tokyo 2017で、自作ユーザー向けに数量限定(5日に20個、6日に25個)で先行発売されるとともに、その後スイッチサイエンスなどを通して発売されることになりました(先行発売価格は税込み3,000円、通常価格は3,240円)。正確にはYMF825というチップに水晶発振器などを組み合わせた小さな基板「YMF825Board」という製品で、Arudinoなどと組み合わせて簡単に工作ができるようにしたものです。開発に関わった方々にお話しをうかがったので、これがどんなものなのか紹介してみましょう。


YMF825Boardを開発した長谷部雅彦さん(左)、宇田道信さん(中)、浦純也さん(右)
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SPIREというソフトシンセをご存知でしょうか?EDM系の世界では、ここ最近よく話題になる音源であり、SERUM(Xfer Records)、Nexus2(reFX)、Massive(Native Instruments)、Sylenth1(Lennar Digital)などと並んで評される定番音源。WindowsおよびMacのVST、AU、AAXの64bit/32bitで動作する、まさに今風なシンセサウンドを出せる音源です。

突き刺さるようなリードサウンドから、FutureBASSのキラキラ系サウンド、図太いシンセベースなど、EDMの即戦力としてすぐに活用できるものとして、使われています。すごく音作りがしやすい音源であるだけに、EDMに限らずさまざまなジャンルでの活用が可能なのですが、これまでは海外サイトからドル決済で購入するしかなかったのです。しかし7月からディリゲントが輸入代理店として取り扱う形で、国内で正式発売され、日本語でのサポートも受けられるようになりました。価格も23,000円(税別)と手ごろなSPIREを使ってみたので、どんな音源なのか紹介してみましょう。


Reveal Soundのソフトシンセ、SPIRE
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7月23日、石川県金沢市で、CubaseファンミーティングPROという非常にユニークなDTMイベントが行われ、金沢市内からはもちろん、全国各地から100人以上の人が集まりました。これはCubaseユーザーやDTMに興味がある人が集まる珍しいイベントであり、地元の楽器店van vanが主催し、YAMAHAが後援する形で開催されたものです。

2011年にスタートして、今年で7年目になるという歴史あるCubaseファンミーティング、今回はゲストに音楽プロデューサー・アーティストのkors k(@S2TB_korsk)さん、アーティストでDAW女子会でもお馴染みのYUC'e(@yuce_e)さん、そしてプロデューサーの鈴木ヒロトさんが参加。そしてkors kさん、YUC'eさんの楽曲のCubaseプロジェクト実物を公開するとともに、その音作りの秘密を披露するなど、DTMユーザーにとっては非常に興味深い内容となっていました。その様子はFresh! by Cyber AgentSOUND ROASTERでも放送していたので、ご覧になった方もいるかもしれませんが、現地に取材に行ってきたので、その内容について紹介してみたいと思います。


7月23日、金沢で、CubaseファンミーティングPROが開催された

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Rolandから新オーディオインターフェイスRubixシリーズの本命となるRubix 24(実売価格:税抜き22,000円前後)とRubix 44(実売価格:税抜き32,000円前後)が発売されました。先日「RolandがオーディオIFで反撃開始。Rubix 22の威力をチェックしてみた」という記事において、先行発売されたエントリーマシンRubix 22に関してはレビューしたところですが、Rubix 24およびRubix 44には非常に使い勝手のいいコンプレッサが搭載されているのが大きなポイントとなっています。

Rolandは「このコンプレッサ内蔵という点は、他社のオーディオインターフェイスにない非常に大きなアドバンテージ」と主張していますが、確かに使ってみるととても便利で、「これはかなり使える!」という印象でした。でも「コンプ内蔵のオーディオインターフェイスなんて、他社もいろいろ出しているのでは?」と思う方も多いですよね。このRubix 24、Rubix 44の何が優れているのか、他社製品とどこが違うのか、レポートしてみたいと思います。


Rolandのコンプ内蔵オーディオインターフェイス、Rubix 24(上)、Rubix 44(下)を使ってみた

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Pocket Operatorという電卓みたいなシンセサイザをご存じですか?スウェーデンにあるTeenage Engineeringというメーカーが2年前に最初の製品を発売し、現在までにリズムマシン、ベースマシン、チップチューンシンセなど、7種類のラインナップが揃っている機材です。

見た目が30年前のゲームウォッチみたいな感じだし、価格も7,980円(税込み)~という設定なので、単なるオモチャだろう…なんて舐めてかかってはいけません。これ、実はかなり本気なシンセサイザなんですよ。私個人的にも最初のシリーズ3製品が発売されてすぐにリズムマシンのPO-12[rhythm]とベースマシンのPO-14[sub]を購入していたのですが、記事にする機会を逃したままになっていました(DTMステーションPlus!の番組では紹介したことがありましたが…)。そうしたら、いつのまにかラインナップが増えてきていて、先日見たら、トンでもなくブっ飛んだ発想のリズムマシン、PO-32[tonic]というものが登場していたので、思わず買っちゃいました。どんな機材なのか、紹介してみましょう。


7台揃った、Teenage EngineeringのPocket Operatorシリーズ
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昨年「Finale、Sibeliusに殴り込み。Steinbergの楽譜作成ソフト、Doricoが国内11月下旬発売に決定」という記事でも紹介した、SteinbergDorico(ドリコ)。先日のニコニコ生放送、Fresh!で放送したDTMステーションPlus!の番組では、FinaleSiberiusDoricoNotionを加えた4大ソフトでバトルを繰り広げたわけですが、新規参入のDoricoは、初期バージョンの1.0ということもあって、機能がすべて揃っていないという状況だったのも事実です。

番組中でも「今後、随時バージョンアップして機能向上を図っていく」と宣言していましたが、つい先日、無償のアップデータが登場してDorico 1.1になるとともに、さまざまな機能が追加され、強力なソフトへと進化しています。実際に見てみても、非常にサクサクと動くのも気持ちいい感じは、過去のしがらみがなく、現在の技術でゼロから作り上げたソフトの特徴なんでしょう。実際、どんな機能が追加されたのか、DTMステーションPlus!でも出演いただいた、ヤマハの専属インストラクター、徳生楓(とくしょうかえで)さんにデモをしてもらったので、ビデオを交えながら紹介してみたいと思います。


楽譜作成ソフトのDoricoが無償アップデートでより機能強化
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