8小節だけのトラックコンテスト!?グランプリには賞金10万円の『8小節トラックアワード』開催中!

10月30日~11月28日の期間、8小節にフォーカスしたトラックメイカー向けのコンテスト、『8小節トラックアワード』が開催されています。これまで楽曲制作に踏み切れなかった人や作品の発表の場がなかった人にも交流と発表の機会を設け、次世代トラックメイカー・アーティストの活動を応援しようという作品応募形式のイベントです。このコンテストに向けて新たな作品を作るのはもちろん、サビだけ作ってみたけど最後まで完成しなかった曲、モチーフをカッコよく作れたけどその続きが作れなかった曲など、過去に作った曲から8小節を切り出して応募するのもあり。これならハードルも低そうで、楽しく参加できそうな気がしませんか?

プロ、アマ問わず、誰でも応募可能というこのコンテスト、グランプリは賞金10万円。また入賞者3名にはArturiaaudio-technicaTASCAMYAMAHA(※abc順・mikigakkidjsより)のプレゼントも用意されているとのこと。さらに動画&音楽編集アプリ「ムビート」内にて全世界に配信(前回実績100曲)、公式サイトにアーティストページ作成(前回実績20名)、コンピレーションアルバムリリース(88曲を予定)、メジャーアーティストによる音楽制作講座の提供、入賞者コミュニティにご招待の特典となっているようです。実際にこれがどんなイベントなのか、参加方法なども含め紹介していきましょう。

8小節トラックアワード開催中


今回で第2回目の開催となる8小節トラックアワード。前回の応募総数は、531曲とかなり大好評に終わり、2021年11月5日(金)には、第1回8小節トラックアワードのコンピレーションアルバムのリリースも決まっているそうです。ちなみにこのアルバムは、8小節にちなんで88曲の構成

第1回目8小節トラックアワードのコンピレーションアルバムのリリースも決定している

前回の応募作品は、みんなの8小節トラック(https://8bars-music.com/tracks/001-100)から聴くことが可能で、上位20名の作品もこちら(https://8bar-music.com/artists/)のページから閲覧できます。

iPhone/iPadアプリのムビート

また、入賞したトラックは『10秒で高品質なMVが作れるアプリ【ムビート】』(https://apps.apple.com/jp/app/id1435761492)にて配信が決定し、実際の作品や審査員のコメントが掛かれたページ(https://8bars-music.com/)もあるのでぜひご覧になってみてください。

さて、第2回8小節トラックアワードですが、応募する楽曲の構成は8小節の音楽で、曲の長さは10秒~30秒までとなっています。音楽のジャンルは自由で、ひとり5曲まで応募可能。8小節を作れば参加可能なので、冒頭でも書いたように過去に作った楽曲などを発掘すれば、簡単に参加することができますし、これまであまり作品を作ったことがない人でも気軽に応募できそうですよね。実際に前回のトップ10には、高校生会社員映像クリエイターと、音楽が本業でない人も入賞していたりと、発想次第で上位にランクインも夢ではなさそうです。前述した上位20名の作品ページで楽曲を聴くことができるので、参考にしてみてもいいかもしれませんね。

ちなみに審査員は以下の方々となっています。

8小節トラックアワード・審査員

クボタマサヒコ @KUBOTA_MASAHIKO

ミュージシャン、DJ、作詞・作曲・編曲、サウンドプロデューサー。ロックバンド、BEAT CRUSADERSの元ベーシスト。現在はkuhのVo&G、メインコンポーザーとして活動中。主宰レーベルCAPTAIN HAUS RECORDINGSと並行し、フリーのディレクターとして主にSony Musicの様々なアーティストのサウンド・メイキングを手掛けている。

OMKT @DJ_OMKT

YMOとクラフトワークに出会い電子音の魅力に取り憑かれ1998年に訪れたイビザでハウスミュージックの洗礼を受けその虜となる。NEW WAVE、ROCKをルーツとした選曲とトラックメーカーとしてのスキルを活かしたセルフエディット曲を織り交ぜるDJスタイルを得意としており、自身の制作したCOLDPLAY「VivaLa Vida」のハウスカバーは全国のクラブでスマッシュヒット。2011年6月に発表された「REZ (Pray For JAPAN Mix)」はクラブミュージック専門の有料配信サイト【Wasabeat】にて長期に渡り1位を獲得した。また、コンピレーションCD「House Nation」や、東京ガールズコレクション、TVドラマCMへの楽曲提供、プログラマー、アレンジャー、エンジニアとして、そして先日オープンさせた楽曲制作専用スタジオ「STUDIO ATARI(スタジオ アタリ)」ではAbleton社のLiveを使用したトラック制作の講習会を開催している。

吉川本舗 @fullkawa_ryo

エレクトロニカ、チルポップ、アコースティック、オルタナティブロック等多岐にわたる音楽性で楽曲制作、MV制作、ジャケット制作など多岐にわたる創作活動をするマルチクリエイターフルカワリョウによる、曲ごとにフィーチャリングするボーカリストを変え、様々な世界観を表現する音楽プロジェクト。1980年生まれ。2009年頃からボーカロイドを使用した楽曲制作で活動を開始 2010年にインターネットカルチャーを中心とした音楽活動をしていたアーティストを集めたレーベル「BALLOOM」の設立に参加。1stAL[Alice in Wonderward]をDME/BALLOOMレーベルより発表。カヒミカリィ、野宮真貴など渋谷系を代表するアーティストとコラボレーションを実現する。翌11年にはスペースシャワーミュージックから、Spangle Call LiliLine、空気公団、yeye、advantage Lucyらとコラボレーションを実現した2ndアルバム「ガールフレンド・フロム・キョウト」を発表。翌12年にシンガーソングライターのキクチリョウタをメインボーカルに迎えたコンセプトアルバム「SOUP」を発表。収録曲のMV「HOME」では映画監督の岩井俊二を迎えた。 翌13年、1次キャリアラストアルバムとなるアルバム「Hail against the Burn door」を発表後、活動を終了する。 自身の音楽制作だけでなく、声優の花澤香菜、シンガーのMEG等への楽曲提供や、ファッションブランド「フラボア」との コラボレーション、岩井俊二監督とのコラボレーションによるMV監督(森七菜「返事はいらない」)等様々な活動を行った。2020年、個人事務所「DONAI paris」を設立。5年の沈黙を破り活動再開。

廣山哲史 @TetsushiDisko

沖縄発ダンスミュージックレーベル「RAKUEN RECORDS」主催。「RYUKYUDISKO」「NEENEE」、「ORIONBEATS」のメンバー。オリジナル以外にも、楽曲提供やプロデュース、リミックスやコラボレーションなど、あらゆるジャンルで多数の楽曲を発表。DJ・LIVE活動では、FUJI ROCK FESTIVAL、WIRE、ULTRA JAPANなど、多数のフェスや海外のイベントに出演。第6回世界のウチナーンチュ大会ではDJとしては初めてグランドフィナーレの舞台に立つ。

ノボイスキ @Novoiski

「マッシュアップ」という表現を日本に知らしめたサウンドユニットMoonbugのメイントラックメーカー。代表作BeastieBoys x DaftPunk x capsule「StarrySkyYEAH! Remix」が各動画サイトにてのべ1000万再生を記録。東京ガールズコレクションのオープニングソング、 世界最大のゲームイベントE3におけるスクウェアエニックスのオフィシャルトレーラー、大型フェス、TV、ラジオ等 で楽曲が使用される。また、iTunesストアダンスミュージック部門1位、YOUTUBE にて期間閲覧ランキング世界1位を獲得。SONY MUSICからメジャーデビュー後、ユニコーン、チャットモンチー、the hiatus、木村カエラ、MUCC、栗山千明等数多くのメジャーアーティストのRemixを制作。さらにゲームミュージックにおいては、 Final Fantasyシリーズ、ペルソナシリーズなど多くのRemixアレンジを担当。

三木楽器株式会社 @MIKIDJS

1999年オープンの関西随一のDJ/CLUB機材専門店、mikigakki djsの高原店長が審査員を担当。

Webページ(https://www.miki.co.jp/djs/)

この8小節トラックアワードを開催しているのは、どんな会社なのか?企画した株式会社クロスフェーダーの代表取締役CEOの名波俊兵さんにオンラインミーティングの形で話を伺ってみました。
当社は、インターネットを用いた音楽や動画によるエンターテイメントサービスの企画、運営や、Web・スマホアプリの企画、開発、運用・保守、またソーシャルメディアプラットフォームの企画、開発、運営。音楽と動画などデジタルコンテンツの企画、制作、販売などを行っている会社です。今回、第2回目として開催する8小節トラックアワードは、当社の事業というよりも、ショートミュージックカルチャーを広めてみたい、という思いから、企画・開催したものです。動画を音楽に合わせて、自動で編集し、動画と音楽を選んでタップすると、わずか10秒で、まるでミュージックビデオのような動画が完成するムビートというアプリを運営しており、そのプロモーションという位置づけでもあるんです。TikTokの音楽バージョンというような感じで、国内外で流行らせることができれば…という思いもあって、企画しました」とのこと。

実際前回の入賞作品を聴いても、8小節で結構インパクトのある曲がいろいろあるし、これが流行るとDTMユーザーにとっても、面白い世界が広がることになりそうなので、DTMステーションとしても今後バックアップできたらな…と思っているところでもあります。

応募要項などは以下の通り。またこちらのサイト(https://8bar-music.com/)からもご確認することもできます。また名波さんによると、「応募曲はすべて8小節トラックアワードサイトにおいて、公開します」とのこと。これなら、多くの人に聴いてもらえる機会が得られる、という点でも、よさそうですね。ゼロから打ち込んでいくのもいいし、ループ素材などを組み合わせて作っていくのもあり。ぜひ、チャレンジしてみてはいかがですか?

8小節トラックアワード応募要項

応募期間

・11月28日(日)23時59分

賞金、賞品

・グランプリ 1名 賞金10万円
・入賞 3名 有名メーカー音楽機材

応募者特典

・当社アプリ「ムビート」内にてあなたの楽曲を全世界に配信!(前回実績100曲)
・本サイト内にてアーティストページの作成(前回実績20名)
・入賞曲のコンピレーションアルバムリリース(88曲を予定)
・メジャーアーティストによる音楽制作講座の提供
・入賞者アーティストによるコミュニティにご招待

応募要項

・8小節の音楽であること
・曲の長さは10秒〜30秒まで
・ジャンルは問いません
・ひとりにつき5曲まで応募可
・応募に関してはプロ、アマ問いません
・ファイル形式:wav、aiff、mp3など
・サンプリングはパブリックドメインのみ可
・著作権フリーの楽曲を応募してください
(本アワード関連イベントに転載させていただくことがあります)

応募方法

応募フォーム(https://forms.gle/ZWRAPehuMokkgSEH8)
フォームに以下情報記載の上、ご応募ください。
・SNSのアカウント(Twitter・Instagram・Facebook等)
・氏名、メールアドレス、年齢、好きなジャンル
・アーティスト名
・応募曲のタイトル、BPM、ジャンル
・ファイルアップロード先のURL

音源添付について

・曲のファイル名は、曲名_アーティスト名としてください。
・複数曲の応募の際は、Zipで圧縮し1つのファイルとしてください。
・曲のアップロードは「GigaFile(ギガファイル)便」などを使用し、フォームにURLを添付してください。

【関連情報】
第2回8小節トラックアワード情報
【ダウンロード】
◎App Store ⇒ ムビート

Commentsこの記事についたコメント

4件のコメント
  • JR9_ODA

    8小節くらいなら気楽に作れそうですね

    2021年11月3日 5:46 PM
  • unknownk

    裾野を広げる、とても良い企画。
    審査員がヒィヒィ言うくらい、応募がたくさん来て欲しいですね。

    2021年11月3日 7:01 PM
  • ビギナー

    普段、こういうコンテストにあまり参加していないので教えてほしいのですが、今回のこのコンテストで応募するには、曲をSNSでアップした後、更にギガファイル便で送る、という事でしょうか?
    どちらか片方だけでいいのですか?

    2021年11月14日 1:38 PM
    • 藤本 健

      ビギナーさん

      こんにちは。このコンテスト、ギガファイル便などで送る形であり、曲自体をSNSにアップする必要はありません!

      2021年11月14日 10:57 PM

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