藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。


カテゴリ: プラグイン(VST RTAS AudioUnits)

DTMステーションで、これまで何度か取り上げてきた魔法のようなことを実現するプラグインメーカーのドイツZynaptiq(ザイナプティク)。人工知能でミックス、マスタリングができるINTENSITYやステレオミックスからドラムを消せる魔法のツールのUNMIX DRUMS、既存曲のコードを自在に変えられる魔法のツールPITCHMAP……などなど。

そのZynaptiqから非常に強力なリバーブプラグイン、SUBSPACEがWindowsおよびMac用に、無料でリリースされました。Zynaptiq製品の国内代理店であるエムアイゼブンジャパンによるとZynaptiq製品の認知度向上のための無料公開とのことですが、これがまた強力で、かなり利用価値が高そうなリバーブなんです。実際自分でも入手し、インストールした上で、試してみたので、どんなエフェクトなのかを紹介してみましょう。


Zynaptiqのリバーブ、SUBSPACEを無料で入手できる

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Ravenscroft(レイブンスクロフト)というアメリカのピアノメーカーをご存知ですか?とても独特な音の響きを持つピアノを作るオーダーメイドのメーカーで、フラグシップであるModel 275は3,000万円もするコンサートグランドであり、国内にもそう多くはありません。そのRavenscroft公認のソフトウェア音源、その名もズバリ、Ravenscroft 275VI Labsというアメリカのメーカーが開発しています。

サンプリング容量35GB(ロスレス圧縮によりファイル容量は5GB強)という膨大なデータで、オリジナルをリアルに再現しており、ほかのピアノ音源とは明らかに異なるサウンドを実現しているので、「ちょっと違ったサウンドに仕立てたい」というときに、大きな威力を発揮してくれそうです。サンプラーとしてのエンジンにはUVI Workstationを使っているのですが、そのRavenscroft 275の輸入販売を行っているFOMIS Soundwares LAB内藤朗さんにいろいろお話を伺ってみました。


3,000万円のピアノを忠実に再現するRavenscroft 275

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エレピサウンドを代表するRhodes Piano(ローズ・ピアノ)。数多くのメーカーが、Rhodes Pianoの物理モデリング音源を出したり、サンプリング音源を出す中、世界的にも非常に高い評価を受けているのが、日本の音源メーカー、PREMIER SOUND FACTORYが出す音源です。これまでMark1 Stage Premier 96kSUITCASE Premierという2つの音源がありましたが、これらの機能を強化するとともに、2つセットにしたMK-1 Collectionという製品がリリースされました。

PREMIER SOUND FACTORYは以前「ビートルズやツェッペリン、モータウンサウンドなどを忠実に再現!?名盤のドラムサウンドをリアルに出せるDrum Treeとは?」や「お箏のほぼ全奏法をカバーする純国産・高音質音源『箏姫かぐや』誕生」といった記事でも紹介したメーカー。高品位なサンプリングに徹底的にこだわる音源メーカーが、「もはや、ここから何かを改善することは不可能」と言い切るMK-1 Collectionとはどんな音源か紹介しましょう。またPREMIER SOUND FACTORYは同じエレピ音源でWurlizerをサンプリングしたWurly Premier Gを無償でリリースすることも発表されたので、併せて紹介しましょう。


Rhodes Pianoをリアルに再現するMK-1 Collection

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以前、何度か紹介し、大きな話題になったヘビメタギターサウンド音源のHeavier7Strings。これは北京にあるThree-Body Technologyというベンチャー企業が生み出した超リアルなソフトウェア音源で、中国の技術のスゴさを思い知らされると同時に、思い切りヘビメタ好きな人たちが4年もかけて作り上げたんだなと、胸が熱くなる思い入れを感じました。

そのThree-Body Technologyが先日、第2弾製品、OwnTHDをリリースしました。今度はソフトウェア音源ではなく、エフェクト。それもサチュレーションにターゲットを絞ったものであり、ギター用にはもちろんのこと、ドラム、ベース、キーボード、ボーカルなど、さまざまな音源を簡単に気持ちいいサウンドに仕上げてくれるというもの。現在において、サチュレーションエフェクトというのは、そう珍しいものではないのですが、このOwnTHDは手軽に自分だけのオリジナル・サチュレーションサウンドを作り出せる、という点を前面に出したユニークなプラグインです。価格はアメリカドルで$129ですが、現在発売記念で$89。日本円で計算すると税抜きで1万円ちょっとです。実際どんなものな試してみたので紹介してみましょう。


簡単に自分だけのサチュレーションサウンドが作れるOwnTHD

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「ビンテージシンセの音質が非常にいい」と評価の高い、フランスの音源メーカー、UVIminimoogOB-Xといったアナログシンセから、Emulator-IIFairlight CMIなどのサンプリング音源、またDX7などのFM音源ほかさまざまなソフトウェアを揃えており、世界中の数多くの楽曲でも活用されています。ユニークなのは物理モデリングではなく、サンプリングを利用しているという点。

UVIはシンセ音源だけでなく、ピアノ音源やオーケストラ音源など、さまざまな音源を揃えているのですが、なぜサンプリングにこだわっているのでしょうか?UVI富田家維さんにいろいろとお話を伺ってみました。


数々のビンテージシンセをサンプリングで復刻するUVI

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最近、人工知能を前面に打ち出したDTMツールがいろいろ登場してきています。以前「マスタリングエンジニアの職が危うい!?人工知能搭載のOzone 8とNeutron 2の登場は革命かも!」といった記事を書いたこともありましたが、iZotopeOzoneNeutronに搭載されているAssistant技術がその代表例ともいえるしょう。まさにそのiZotopeの競合となりそうなツールが、ドイツ・ハノーバーの会社、Zynaptiq(ザイナプティク)から登場してきました。

INTENSITYというWindows/MacのVST、AU、AAX対応のこのプラグインは、DAWのトラックに挿すだけで、いい感じに音を調整してくれるし、マスタートラックに挿せば、マスタリングまでできてしまうというもの。その技術には顔認識アルゴリズムが使われているというのですが、顔認識が音とどう関係あるのか、まったく見当もつかないのも気になるところ。とにかく、これがどんなもので、どんな効果があるのか実際に試してみたので紹介してみましょう。


Zynaptiqがリリースした魔法の音作りツール、INTENSITY


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VOCALOIDが4年ぶりにバージョンアップし、VOCALOID5として本日7月12日よりヤマハから発売されます。このVOCALOID5はダウンロード専用製品となっており、ボーカロイド公式ショップから購入可能。製品としては4つのボイスバンク(従来でいうところの歌声ライブラリ)を持つVOCALOID5 STANDARDが25,000円(税抜)、8つのボイスバンクを持つVOCALOID5 PREMIUMが40,000円(税抜)となっています。

これまでのVOCALOIDと同様にスタンドアロンで動作するほか、VSTiおよびAudio Unitsのプラグインとしても動作するため、WindowsおよびMacにおけるほぼすべてのDAWでVOCALOID5を組み込んで使えるようになります。UIも大きく変わると同時に、より簡単に高いクォリティーでの打ち込みを実現できる新たな制作フローが導入され、VOCALOIDが劇的な進化を遂げています。実際、何がどのように進化したのか、一足早くVOCALOID5に触れてみたので、その内容を紹介してみましょう。


VOCALOIDが4年ぶりのバージョンアップを果たし、VOCALOID5として発売開始


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Audio Unitsといえば、普通はMacのプラグインを思い浮かべますよね。Logic ProGarageBandをはじめ、Mac上のDAWの多くがサポートするプラグインフォーマットであり、エフェクトもインストゥルメントも、数多くのラインナップが揃っています。でも、Audio UnitsはmacOS上のDAW用プラグインとしてだけでなく、iPhone、iPadで利用できるiOS用のプラグインとしても存在していることをご存知ですか?

まあ、iOS上のAudio Units(正確にはAudio Units Extention)という規格は2年ほど前に誕生しているので、いま突然始まったというものではありません。その数は着実に増えてきており、それらを活用できるDAWやユーティリティも増えてきています。将来的にはInter-App AudioAudiobusは廃れて、Audio Unitsが主流になるんだろうな……と想像しているところ。そんな中、とってもシンプルながら軽くて便利なアプリ、AUHostなるものが小久保佳則さんという方によって開発され、たった120円でリリースされました。試してみると、なかなか便利なものだったので、改めてiOS上のAudio Unitsとは何なのかも含めて、紹介してみたいと思います。


iOSのプラグインエフェクト、Audio Unitsを起動できる簡易ホストアプリ、AUHost

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以前に「ギター経験のなくても本気のプレイができるメタル系・超ギター音源、Heavier7Stringsがスゴイ!」、「日本語マニュアルもリリース。まだまだ進化するメタル系・超ギター音源、Heavier7Strings」という記事でも紹介したことのあった、Windows/Mac対応でスタンドアロン、VST、AU、AAXで動作するヘビメタ・ギター音源のHavier7Strings

その後も着実に進化を続けており、現在Heavier7Strings 1.2.1というバージョンになり、エフェクトがさらに増えたり、レイテンシーが改善されたり、エフェクトラックを単独で使用可能になるなど、さまざまな改善が加えられています。また現在セール期間中で通常の$249から20%オフの$199での購入が可能となっているチャンスなので、改めてこの音源について紹介するとともに、最新機能についてもチェックしてみたいと思います。


ヘビメタサウンドの7弦ギター音源、Heavier7Strings

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6月19日、AbilitySinger Song WriterSound it!などで知られる日本のソフトウェアメーカー、インターネット社からMS EQ COMPというVSTプラグインが、Windows、Macに対応する形でリリースされました。Ability Proで使えるのはもちろんのこと、CubaseでもStudio OneでもFL Studioでも使える強力なプラグインでありながら、今回はなんと無料での配布とのこと。

一言でいえば普通のステレオトラック、マスタートラックに刺すことでMS処理が可能となり、Mid、Sideそれぞれ独立してEQ処理、コンプ処理ができるというプラグイン。とくにマスタートラックに刺すことで大きな力を発揮してくれそうです。とはいえ、MS処理って何?という人もいると思うので、MS EQ COMPの使い方について簡単に紹介してみたいと思います。


無料公開されたインターネット社のVSTプラグイン、MS EQ COMP

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