藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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カテゴリ: プラグイン(VST RTAS AudioUnits)

日本の原風景を音で奏でる」をテーマに日本音楽を作り続ける和太鼓奏者「達-TATSU」さんと、作詞作曲家「春-HARU-」さんによる夫婦ユニット、まほろば。透き通るような声のボーカルと日本神話が思い浮かぶような旋律でありつつポップスの要素も取り入れたサウンド、ここに和太鼓が融合する独特な世界観を持った音楽を作り出しています。

このまほろばのサウンドにおいては、やはりTATSUさんによる和太鼓が非常に印象的。福井県の伝統を継承する和太鼓一家に生まれ育ち、和太鼓一筋で生きてきたTATSUさんだからこそのものなのですが、制作・レコーディングした和太鼓は、TATSUさんがすべてを叩いているのではなく、TATSUさん自身がソフト音源のBFD3を活用して打ち込んでいるとの話を聞いて驚きました。まほろばは、ちょうど1月11日に配信デビューシングルとなる「大海に光りの舟よ」をリリースしたところなのですが、実際どうやって制作しているのか、まほろばのお二人にお話しを伺いました。


和太鼓奏者のTATSUさんと、作詞作曲家のHARUさんによるユニット、まほろば
 
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DTMの世界で、ギターをどこまでリアルに再現するかというのは、もっとも難しいテーマの一つだろう……、そんな風に長年思っていました。でも技術の進化というのはすごいもので、もはやホンモノとソフトウェア音源での打ち込みの違いが分からないどころか、ソフトウェア音源を使うことで、誰でも簡単にプロギタリストが弾いているような演奏を実現できるようになっているんですね。

アコースティックギター音源だけを見ても、Real GuitarAmpleGuitarなど、複数のものが存在している中、現時点において究極のリアルさを実現していると言っていいのが、札幌のメーカー、Prominyが開発するHummingbird(ハミングバード)という音源です。その名前からも想像できる通り、これは1963年製のGibsonのビンテージギター、Hummingbirdをサンプリングした音源なのですが、その容量は約80GB89,000サンプルという、気が遠くなるほどのもの。先日、自分のPCにインストールして試してみたところ、あまりものリアルさに鳥肌が立つほどでした。どんな音源なのか、紹介してみましょう。


超絶リアルなアコースティックギター音源、ProminyのHummingbirdを使ってみた
 
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DAWが何であれ、音楽制作する上で、まさにデファクトスタンダードとなっているツールといえば、Native InstrumentsKOMPLETEですよね。プロユーザーはもちろん、ハイエンドDTMユーザーなら、ほとんどの人が使っているKOMPLETEですが、標準版のKOMPLETE 11が69,800円、上位版のKOMPLETE 11 ULTIMATEになると139,800円とDAWより遥かに高価になるため、「自分には無縁なもの……」なんて思っている人も少なくないのではないでしょうか?

でも、KOMPLETE 11 SELECTというエントリー版が24,800円で販売されているって知ってましたか?ここにはMASSIVEをはじめとするプロ御用達音源が11種類入っており、全DTMユーザーにとって即役立つセット製品となっています。しかも、Native InstrumentsのハードウェアであるMASCHINEシリーズや、KOMPLETE KONTROL Sシリーズを購入すると、KOMPLETE 11 SELECTが付属してくるという仕組みも用意されているんです。ちょうど私も年末にそのKOMPLETE KONTROL S25を購入して、KOMPLETE 11 SELECTをGETしたところ。まだKOMPLETE 11 SELECTについて知らない人も多いようなので、改めて紹介してみたいと思います。


Native InstrumentsのKOMPLETE 11シリーズのエントリー版、SELECTは手頃な価格ながら非常に強力 
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M-AudioCTRL49AKAI ProfessionalAdvance Keyboardsシリーズ、さらにAlesisVX49といったコントロール機能付きUSB-MIDIキーボードVIP Softwareというユニークなソフトウェアがバンドルされているのをご存じでしょうか?

先日、VIP Software Version 2にアップグレードされたばかりなのですが、これは上記キーボードでVSTプラグインを内蔵音源のように使えるようにするだけでなく、さまざまなVSTインストゥルメントのプラグインを統合した上で、AUAAX環境でも使えるようにできるし、なんとキーボードなしでも使えちゃうという、すごいシステムなんです。ややマニアックなネタかもしれませんが、今回はそのVIPについて紹介してみたいと思います。


VIP Softwareを使うことで、さまざまなVSTインストゥルメントを統合することができる
 
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毎年、年末に近づいてくると、DTM業界は騒がしくなってきます。そう、巷では「お布施」なんても言われているDAWのバージョンアップの時期になってくるわけですが、DTMステーションのアンケート調査で、一番大きいシェアを持つSteinbergCubaseも、この時期が恒例となっています。2012年にCubase 7.0、13年に7.5、14年に8.0、15年に8.5とバージョンアップを繰り返してきたんですから、次は……、というタイミングですよね。

そんな折、Steinbergからイベント開催についての発表がされました。12月17日(土)、18日(日)の2日間、東京渋谷のRed Bull Studios Tokyoで「Steinberg Day 2016」というイベントが行われるというのです。きっとこの日に、アレが登場するんだろうな……と想像するわけですが、このイベントのチラシを見る限りは、「最新のCubaseとVST Plug Inが体験できる、無料のユーザーイベント」とあるだけで、詳細はありません。とはいえ、ここから、読み取れるだけの情報を取り出してみたいと思います。


Cubaseの新バージョンが登場!? 12月17日、18日にSteinberg Day 2016が開催

 
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画期的プラグインを次々と生み出す日本のプラグインメーカー、Dotec-Audio(ドーテック・オーディオ)。最近では海外でも着実に実績を上げてきているようで、あの無敵のマキシマイザー、DeeMaxは国内外問わず大人気となっています。これまでDeeMaxのほか、太い音を作るDeeFat、強力なコンプDeeComp、オートメーションを書かなくて済む魔法のプラグインDeeTrimなど、誰もが驚く強力なエフェクトが生み出されてきたわけですが、ここにきてまた新たなエフェクトが誕生しました。

今回登場したのは、セミ・オートイコライザーのDeeEQというもの。ミックスダウン時やマスタリング時のEQを掛ける際のプロのテクニック・ノウハウを人工知能的に詰め込んだことで、ユーザーは感覚的に操作するだけで、いい具合の音に仕上げることができるという魔法のツールなんです。これが、どんな仕組みなのか、これまでのEQとどう違うのかなど、開発者であるDotec-Audioのフランク重虎さん、飯島進仁さんに話を伺ってみました。


Dotec-Audioの新製品、DeeEQが誕生。 Photo by らいと 
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今年4月にリリースされ、いま世界中のユーザーが驚愕している画期的なまったく新しいシンセ、WIGGLEというものがあるのをご存じですか?2nd Sense Audioという中国の小さな小さなベンチャー企業が生み出したWindows/Macで使えるソフトで、国内ではディリゲントが代理店として扱っている12,500円のソフトなんですが、これがとっても面白く、凄いんです。

そのWIGLEというシンセのアイディアを作り出した2nd Sense Audio代表の汤楠(Nan Tang)さんは、中国最大のDTM情報サイト、Midifan.comの代表・編集長でもある方。先日、来日された際に、お話をしたので、その内容を少し紹介するとともに、WIGGLEがどんなシンセなのか実際に使ってみたので、見ていくことにしましょう。


2nd Sense Audioというベンチャー企業が生み出した画期的シンセサイザー、WIGGLE
 
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フリーウェアソフトシンセといえば、やっぱりDaichiさん開発のSynth1が一番人気であることは間違いないと思います。NordLead2を参考に開発したというSynth1は、2002年誕生のVSTプラグインの老舗中の老舗ですが音のよさ、使いやすさの面から、いまも多くの人に使われる定番シンセですよね。

一方、同時期(2004年ごろ?)に誕生したCrystal Soft Synth(以下Crystal)というアメリカ製のフリーウェアのソフトシンセがあるのをご存じですか?私も存在は何となく知っていたものの、しっかり使ったことがないままだったのですが、試してみたら、ものすごい高機能、高性能な音源だったんですね。また、600円の有料ではあるけれど、iPhone/iPad版として出ているので、これがどんなものなのか紹介してみたいと思います。


誕生から12年以上が経つフリーソフトシンセ、Crystalは今も健在。バックにあるのは14年が経過したSynth1
 
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DAWでソフトシンセはいろいろと使っているけれど、音作りはちょっと苦手でプリセット音色に頼っている」、「フィルターのいじり方程度なら分かるけど、シンセの音色をゼロから作るのは……」なんて思っている人は少なくないと思います。そんな人に、ぜひお勧めしたいのが、VCOVCFVCAEGLFO……といったバラバラのモジュールを組み合わせて音を出すモジュラーシンセの利用です。少し取っつきにくい印象があるかもしれませんが、これを使えば、シンセサイザの構造や音作りを否応なく学べちゃいますからね。

とはいえ、いま流行りのユーロラック・シンセを揃えるとなれば、初期費用だけで10万円、20万円が軽く飛んでいってしまいます。ところが、そのユーロラック・シンセを完全にソフトウェアでエミュレートするソフトウェア、Modularというものが、先日Softubeから発表され、9,900円で発売されたのです。しかも、Softube製品は8月中なら最大40%オフというセールが展開されていて、このModularも今なら7,920円。この価格なら、モノは試しに、ということで購入して試してみたところ、予想以上に面白かったので、紹介してみたいと思います。


Softubeがユーロラックのモジュラーシンセをソフトウェアで実現させたModular
 
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急いで曲を作らなくちゃいけないのに、思いつかない」「気乗りしなくて、どうにも曲が先に進まない……」そんな風に煮詰まってしまうことは、ありますよね。もちろん、運動してみるとか、一度寝るとか、打開する手法は色々あるでしょうが、せっかくコンピュータを使ってDTMで制作してるのなら、コンピュータに手伝ってもらうというのも一つの手です。

適当にマウスでドラッグすると、その軌跡に沿ったフレーズを作ってくれたり、コード進行をサジェストしてくれたり、面白いリズムを生み出してくれたり……。決して自分の代わりに自動で作曲してくれる、すごい召使いというわけではないんだけれど、いろいろなアイディアを与えてくれる、なかなか気の利くツールがあるんです。先日発売されたばかりの18,500円のWin/Macで使えるプラグイン、Liquid Music(リキッド・ミュージック)について紹介してみましょう。


アイディアとして使えそうなフレーズを自動で生み出してくれるLiquid Music
 
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