藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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制作している楽曲に箏(こと)の音を取り入れたいというケースはよくあると思います。そして各種マルチ音源には「KOTO」といったサウンドがあるので、それを使って間に合わせてるというケースは少なくないと思います。でも、本気で箏を使いたいとなったとき、この手の音源だとサウンド的な物足りなさを感じると同時に、さまざまな壁にぶつかると思います。そもそも、どんな奏法があって、どのように表現するのが正しい箏の使い方なのかという知識がないと、うまく使うことができないからです。

そして、単に1つのサンプリング音で済むようなものではなく、奏法によってサウンドも大きく変わってくるし、フレーズも独特なものがあるからこそ、箏の味が出てくるのです。そうした箏の流儀をしっかりと表現できる、純国産の音源が登場しました。PREMIER SOUND FACTORYが出した「箏姫かぐや」というのがそれ。Native InstrumentsKONTAKT 5および無料のKONTAKT 5 PLAYERに対応したこの音源は24bit/96kHzでのサンプリングされた高音質。箏のほぼすべての奏法をカバーした非常に優れた音源となっているのです。実際、どんなものなのか紹介してみたいと思います。


24bit/96kHzサンプリングのお箏の音源、「箏姫かぐや」が誕生
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これからアメリカ・アナハイムで行われるNAMM SHOW 2018を見学しに出かけるところなのですが、その数日前。東京で大雪が降るなか、Ableton Japanのオフィスにベルリン本社からプロダクトオーナーのディラン・ウッドさんが来日しました。今回は、NAMMの前に、日本のユーザーに向けてAbleton Live 10の新機能についての紹介をするのが目的での来日とのことで、私もお会いして少しデモをみせていただくことができました。

すでにLive 9ユーザーの希望者はLive 10のベータを入手することが可能なので、実際試した方もいると思います。ただ私自身はまだまったく触ったことがなかったので、今回見るのが初めて。かなりいろいろな機能が追加されているのですが、とくに印象に残ったものをいくつかピックアップして紹介してみたいと思います。


Ableton Live 10をデモしてくれたディランさん

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1月17日から、世界初の完全フルデジタルだというPC用USBスピーカーのクラウドファンディングがスタートしています。ポータブルDJ機器メーカーとして知られる仙台のJDSoundが出資者を募っている開発中のスピーカー「OVO(オヴォ)」は、昨今主流のBluetoothスピーカーではなく、音質にこだわった24bit/192kHz対応のポータブルなUSBスピーカー。しかも普通ならDACと呼ばれるアナログ変換回路を経てスピーカーが鳴るのに、このOVOはデジタルのままスピーカーを駆動することで、超高音質・大音量を実現しているというのです。

先日、JDSoundの社長、宮崎晃一郎さんに開発の背景や、この音質・音量を実現できた秘密についていろいろと伺うとともに、開発中のプロトタイプをお借りして試してみました。その結果、音楽鑑賞用やビデオ再生用としてはもちろん、DTMのモニタースピーカーとしてもなかなかな性能を発揮してくれたので、実際どんなものなのか紹介してみたいと思います。


世界初、フル完全デジタルのUSBスピーカー、OVO

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DTMのソフトウェア製品をチェックしていると、ときどきトンでもない技術に遭遇することがありますが、2017年、一番驚いたのがaccusonus(アキュソナス)というギリシャの会社が開発したドラム関連の2つのプラグインRegroover Pro(リグルーバー・プロ)とDrumatom(ドラマトン)という2つです。先日のInterBEE 2017で、レコーディングエンジニアの飛澤正人さんがデモをしているのを見て初めて知ったのですが、革命ともいっていいほどのすごいツールなんです。

一言でいうと、Regroover Proは「2ミックスされたドラム素材をキック、スネア、ハイハット、タム……などと完全に分解してくれる」というもの、そしてDrumatomは「生ドラムをレコーディングした結果の被り(かぶり)音を自由に調整し、たとえばハイハットだけを取り出すことを可能にする」ものなんです。Win/Macの各種プラグイン環境に対応し、価格はRegroover Proで25,000円程度、Drumatomで34,000円程度(いずれも為替相場で日々変動します)と手ごろでありながら、かなりのクオリティーを持つ製品となっているので、その魔法とはどんなものなのか、紹介していきましょう。


ギリシャのソフトメーカー、accusonusからドラム関連の魔法のツールが登場
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年末も押し迫ってくる中、今年最後のDTMなお買い物を検討している人も少なくないと思います。「何かいいものないかな……」と新製品をチェックするのも楽しいところですが、この1年を振り返ってどんな製品が売れていたのをチェックするのも、いろいろな発見につながります。

現在AmazonとDTMステーションでのコラボ企画を実施している中、先日「Amazonが年間ランキング大賞2017を発表、DTM各カテゴリをチェック!」として、オーディオインターフェイス、DAW、ソフトウェア音源、モニターヘッドホンの4つのカテゴリの年間ランキングを紹介しましたが、今回はその後半としてDTMセット、MIDIデバイス、モニタースピーカー、マイクの4カテゴリについて見ていくことにしましょう。


Amazonの2017年のDTMセットにおけるベストセラー製品
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ネット通販最大手であるAmazon。DTM機材やソフトをAmazonで購入している人もかなり多いのではないでしょうか?そのAmazonでは、毎年売り上げの状況をまとめてランキングを発表しているのってご存知でしたか?そのランキングとして、今年2017年の結果(集計期間: 2016年11月14日~2017年11月15日)がまとまり、12月1日に発表されました。このランキングは楽器のみならずあらゆる商品カテゴリごとに年に2回発表されており、大きなシェアを持つAmazonですから、世の中の状況を把握する上でも参考になりそうですよね。

以前もお伝えした通り、現在DTMステーションとAmazonとでコラボ企画を実施中でAmazon内に「さあ、DTMをはじめよう」というコーナーが設置されています。そのコーナーに関連して「Amazonランキング大賞2017の楽器カテゴリページ」として、DTM関連の各カテゴリのランキングが発表されたのです。計8つのカテゴリでの発表がされていますが、今回はオーディオインターフェイス、DAW、ソフトウェア音源、モニターヘッドホンの4つについて、その順位と、各製品について簡単に紹介してみたので、順に見ていくことにしましょう。


Amazonのランキング大賞2017が発表。それに関連し「さあ、DTMをはじめよう」にもランキングが発表に

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最近、電車の中でDAWを立ち上げて何やら編集作業を行っている人を時々見かけるようになりました。実際、電車の中やカフェで、また会社の休憩時間中にDTMで音楽制作をした経験がある人も多いのではないでしょうか?でも、PC内蔵のヘッドホン端子からの音では音質が悪かったり、レイテンシーが大きかったりとDTM用途には向きません。かといってオーディオインターフェイスも一緒に持ち歩くとなると、かなりかさばるし、重いし、何より人の目が気になるところです。

そんなときに、まさにピッタリという小型で高音質な再生専用のオーディオインターフェイス、SPECTRAという製品が発売されました。見た目にはオーディオケーブルとかオーディオコネクタという感じのコンパクトなもので、32bit/384kHzにまで対応するという優れもの。実際どう使うのかなどを紹介してみましょう。


モバイルDTMにピッタリな超コンパクトな再生専用オーディオインターフェイス、SPECTRA登場

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いろいろなところで話題になっている、女子高生AIの「りんな」。LINEで会話して遊んだことがある人や、Twitterでやりとりしたことのある人も多いと思います。その会話内容も最近ますます高度になってきた印象ですが、そのりんなが、ついに歌うようになっていたのをご存知でしたか?

その歌うりんなの活躍の場になっているのが、まさに数多くの女子中高生が多く集まっているnana。DTMユーザーにとってはPCからのアップロードが可能になったり、iPhone/iPadのGarageBandから直接アップロードが可能になるなど、どんどんと使いやすくなってきているnanaですが、りんなの歌を聴いてみると、それなりにしっかり歌っているのです。VOCALOIDではなさそうですが、UTAUともちょっと違うような……。これ、どうやって歌っているのでしょうか?先日、Microsoftに伺い、りんなのマネージャーだと名乗る、りんなの開発担当者、マイクロソフト ディベロップメント株式会社A.I.&リサーチの坪井一菜さんにいろいろと話しを伺ってきました。


女子高生AI、りんなは、nanaで歌っていた!
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昨年「自分の声をキャラクターの声にリアルタイム変換するSFのような技術、リアチェンvoiceが楽器フェアに登場!」という記事で紹介した、クリムゾン・テクノロジーが名古屋大学・戸田智基教授〔元奈良先端科学技術大学院大学)の研究グループと共同で開発したリアチェンvoice。その後、テレビのニュース番組などでも取り上げられていたので、ご覧になったことがある方も多いと思います。そのデモを見たときには、非常に驚いた一方で、リアチェンvoiceはあくまでも業務用の機材であり、こんなものを一般ユーザーが使えるようになるのは遥か先のこと……と思い込んでいました。

ところが、それからちょうど1年が経過した本日、なんとリアチェンvoiceがというiPhone版のアプリとして登場し、しかも無料で入手できるようになったのです。標準で「くりむ蔵」というキャラクタの声に変換可能となっているほか、オプションとして声優の佐藤聡美さんがCVを務める「東北ずん子」(3,800円)、同じく声優でMIDI検定1級保持者でもある小岩井ことりさんがCVの「声乃ツバサ」(3,800円)、そして謎のキャラクター「キューティー・エイロアン ペロロ」(2,900円)の3つのキャラクターが用意され、内部課金の形で購入可能となっているのです。つまり、女性ユーザーはもちろん、男性ユーザーでも自分がしゃべると、リアルタイムに東北ずん子や、声乃ツバサの声に変換することができちゃうのです。実際、どんなものなのか紹介してみましょう。


クリムゾンテクノロジーからリリースされた、リアチェンvoice~ジュラ紀版
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10月24日、Steinbergから波形編集ソフト兼マスタリングソフトである、WaveLabの新バージョン、WaveLab 9.5がリリースされました。ラインナップとしては上位版のWaveLab Pro 9.5(オープン価格:実売62,640円前後)およびWaveLab Elements 9.5(オープン価格:実売10,800円前後)の2つで、従来バージョンであるWaveLab 9などからのバージョンアップは、Steinbergサイトからオンラインで購入できるようになっています。

今回のWaveLab 9.5の最大の特徴ともいえるのは、スペクトラムエディターの大幅強化で、これによって、Photoshopで写真の中の電線や電柱を消すかのごとく、オーディオの中からノイズを取り除くことができる、オーディオインペインティング機能などが利用可能となったのです。またそれとは別にノイズ除去プラグインスイート「RestorRig」が搭載されたり、エラー修正機能が強化されるなど、ノイズやエラーの除去といったことが非常にしやすいツールになっています。さらに再配布可能なDDP Playerなる便利なツールが用意され、マスタリングにおける決定版的なツールに進化したのがポイント。具体的にどんな強化がなされたのか、紹介していきましょう。


10月24日、WaveLab Pro 9.5およびWaveLab Elements 9.5がリリースされた
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