藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
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タグ:キッコサウンド

以前「元ヤマハ技術者達が開発する世界初の電源不要ワイヤレスMIDI、mi.1」といった記事で紹介したQuicco Sound(キッコ サウンド株式会社)という、小さなメーカー。ここからBluetooth MIDIの世界が始まったといって間違いないと思うのですが、そのQuicco Soundの社長、廣井真さんから「今度はBluetoothで飛ばす、これまでにないユニークなオーディオ機材を作ったのでぜひ見てほしい」との連絡があったので、先日、浜松まで見に行ってきました。

DTMというジャンルからは若干外れて、オーディオ寄りのネタにはなるのですが、電子ピアノやキーボードなどと一緒に使っても便利で欲しい機材であったこと、「OKARA」というユニークなコンセプトを打ち出していること、そして個人的にもぜひ応援していきたいメーカーでもあるので、クラウドファンディングをスタートさせたばかりのoc.1oh.1という2製品について紹介してみたいと思います。


QUICCO SOUNDが独自開発したBluetoothオーディオデバイスoh.1(左)とoc.1(右)、奥は以前発売したmi.1
 
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Bluetooth MIDIってご存知ですか?その名前からも想像できる通り、ワイヤレス接続できるBluetooth(正確にはBluetooth Low Energy)でMIDIを飛ばすという技術です。現在これに対応しているデバイスとしては、以前にもDTMステーションの記事で紹介したQUICCO SOUND(キッコ サウンド)のmi.1MiseluC.24くらいしかないのが実情ですが、MIDIの正式な規格として採用されることがカウントダウンに入っている中、使えるものへと急速に進化してきています。

元ヤマハ技術者達が開発する世界初の電源不要ワイヤレスMIDI、mi.1」という記事で、mi.1のプロトタイプを紹介したのはちょうど1年前のことでした。この時点でも十分しっかり動いていたのですが、レイテンシーに難があったことは事実。iOS上の音源と接続した場合、鍵盤を弾いてから音が鳴るのに30~40msec程度の遅れがあったのです。これはmi.1が正式発売された後も、解決されていなかったのですが、先月mi.1のファームウェアがv2.0.0になったことで、レイテンシーを感じないレベルまでに進化しているのです。ここにはmi.1単体の技術だけでなく、Bluetooth MIDIという規格自体の進化や、iOS側の進化など、複合的に向上しているようなんですよね。ここに何が起きているのか、mi.1の開発者であるQUICCO SOUNDの代表取締役 CEOの廣井真さんに話を伺ってみました。


QUICCO SOUNDの代表取締役 CEOの廣井真さんにBluetooth MIDIについて聞いてみた
 
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浜松にできたばかりの小さなベンチャー企業、QUICCO SOUND(キッコ サウンド株式会社)。創業メンバー2人がヤマハ出身のエンジニアで、ここに地元楽器系エンジニアなどが集うシリコンバレー風な会社です。今年1月にアメリカで開催されたNAMM Show 2014に「G.16」というワイヤレス型のMIDIコントローラーを参考出品したことで話題になっていましたが、そのQUICCO SOUNDが小さくて非常に便利なワイヤレス型のMIDIデバイスを発表しました。

技術的にも、会社的にも非常に興味があったので、浜松駅の北15kmにある浜松都田インキュベートセンター内で開発を行っている同社を訪ね、製品内容やどんな技術を持っているのかなど伺ってきました。


新製品mi.1を手にするQUICCO SOUNDの廣井真さん(手前)と安渡武志さん(右) 

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