藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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タグ:ミュージ郎

その昔、DTMの代名詞的存在だったRolandのミュージ郎。これは、以前「DTMのルーツ、1988年に登場したミュージくんの衝撃」という記事でも紹介したミュージくんの上位版として1989年に発売された製品。まさに「これさえあれば、すぐにパソコンを使って音楽制作がはじめられる」というハードとソフトを組み合わせたセット商品であり、当時としては革命的ともいえる高品位なサウンドを作り出せる製品だったのです。

ときは、まさにバブル経済真っ只中。定価158,000円(税別)という高価な製品ながら飛ぶように売れていったんですよね。当時、まだ社会人1年目だった私も、普通に買った記憶があるので、その価格を考えると、やっぱりデフレが進んだんだな……としみじみと感じてしまいます。今回は、そのミュージ郎とはどんな製品だったのか、振り返ってみたいと思います。


PC-9801用のDTMシステムとして1989年に発売されたミュージ郎
 
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RolandSC-88Proという名前を見て、懐かしい、という思いの人も多いのではないでしょうか? SC-88Proは1996年10月に発売になったMIDI音源モジュール。それまで同社の最上位機種であったSC-88の上位モデルとして登場したもので、定価89,800円(税別)という製品でした。先日、大掃除で棚の整理をしていたら出てきたので、懐かしいネタシリーズということで、ちょっと取り上げてみたいと思います。

1996年当時、Rolandの規格であるGS音源とYAMAHAの規格であるXG音源が真っ向勝負で戦っていたのですが、GS音源よりかなり後から登場してきたXG音源にはエフェクトが充実していたため、機能面ではやや劣勢になっていたのです。そこに打ち出したSC-88Proは、エフェクトにおいても、かなり強力な機能を搭載し、音色数も1,117音と圧倒的なもので、「勝負あった!」と感じさせた製品で、大ヒットとなったのです。


1996年に発売されたRolandのMIDI音源モジュール、SC-88Pro 

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今では、広く使われているDTMという言葉が誕生したのは1988年のことでした。この年、ローランドが発売した「ミュージくん」という製品においてDTMDESK TOP MUSIC SYSTEMという副題が付けられたのがスタートだったのです。

ミュージくんは、次の製品名からミュージ郎と改められ、大ヒット製品へと成長していったのですが、ミュージくんを持っていたという人は少ないかもしれません。そこで、DTMの原点を振り返るという意味で、このミュージくんとが、どんな製品だったのか、当時のパンフレットなども見ながら紹介してみましょう。


1988年にローランドから98,000円で発売されたDTM丸ごとセット、ミュージくん
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多くのDTMユーザーがお世話になっているのでは…と思うフリーのソフトシンセ、Synth1。2002年と非常に早い時期に登場した国産のアナログシミュレーションのシンセですが、廃れるどころか、人気はますます高まっており、2011年にはMac版もフリーソフトとしてリリースされました。さらに2013年春にはiPad版やAudioUnit版もリリースされるとのことで、さらに盛り上がって行きそうな雰囲気です。

そのSynth1の開発者であるDaichiさんに連絡してみたところ、直接お会いして話をすることができました。本名は戸田一郎(TodaIchirou)さんで、名前の真ん中からDaichiってとっていたんですね(笑)。また、Mac版やiOS版への移植をしているのは、戸田さんの友人である辻正典さん。その辻さんにも同席をしてもらいました。が、話を聞くと、このお二人、DTM黎明期からDTM界に大きな影響を与えてきたすごい人たちだったんです。ちょっとマニアックな内容になりましたが、いろいろとインタビューしてみました。


フリーソフトのSynth1。画面は最新版をSSW 10で動かしたもの
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