藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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先日、軽井沢にある軽井沢大賀ホールで、サラウンドに対応したハイレゾ作品のレコーディングがあるというので見学に行ってきました。サラウンドの世界で著名なエンジニア、沢口真生(Mick沢口)さんんが企画し、プロデューサー兼エンジニアとして、バッハの「フーガの技法」をレコーディングするというもので、平面での5chに加え、高い位置からも4chのマイクを立てるなど、かなり実験的な面白い試みがされていました。

この作品は沢口さんのレーベルであるUNAMASから夏にリリースされ、e-onkyo musicなどからダウンロード販売される予定になっているのですが、そのレコーディングの隣でYAMAHAの研究所の人たちが、まったく別の面白い試験(?)を行っていたんですよね。それが、なかなか興味深い内容だったので、ここでは、YAMAHAが試験の内容にスポットを当てて少しレポートしてみたいと思います。


軽井沢大賀ホールで、24bit/192kHzによるサラウンドレコーディングが行われた
 
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昨今のアナログシンセブームは、すごい勢いですよね。KORGARP ODYSSEYをリリースしたり、MOOGからはMoog SUB 37 Tribute Editionなんていうのが発表されたり、AKAIからはRythm Wolfが発売され、Dave Smith InstrumentsからはProphet-6なんてシンセが発表されるなど、1970年代にタイムトリップしたのでは……と錯覚するほどです。昔の機材を持っていれば、これらとアナログ接続できてしまうのも楽しいところでもあります。

とはいえ、今は21世紀。やはり単にアナログシンセで遊ぶだけではなくDAWからコントロールすることで、その面白さをさらに深めていくことができます。そんな架け橋となる便利なシステムをKORGが作ってくれました。それがSQ-1という約1万円のアナログシーケンサです。本来、これはアナログシンセを自動演奏するための機材なのですが、USBでPCと接続することで、PCからアナログシンセをコントロールすることを可能にしてくれるのです。アナログシンセに詳しくない人にとっては、さっぱり意味が分からないかもしれませんが、簡単な用語解説も含め、DAWとアナログシンセの関係について考えてみたいと思います。


アナログシンセとPCとの間を取り持ってくれるKORGのSQ-1
 
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Roland自らがTR-808TR-909を忠実に復刻させたTR-8TB-303を現代に蘇らせたTB-3など、1年前にセンセーショナルに登場したAIRA。そのキーボード型シンセサイザであるSYSTEM-1ではPLUG-OUTというユニークな仕組みを搭載するとともに、これまでSH-101、そしてSH-2というアナログシンセを復刻させてきました。

そして、そのPLUG-OUT製品の第3弾として、先日PROMARSがリリースされたのです。パっと見から、「あれ、これってJUPITERシリーズ?」なんて思う方も少なくないと思いますが、これはJUPITER-8が出る直前の1979年にリリースされたシンセサイザであり、JUPITERの系譜を引くアナログシンセサイザなんです。実際、そのサウンドはJUPITERシリーズに近いもので、SH-101やSH-2の図太いサウンドとはちょっと違うもの。そこでPROMARSとはどんなアナログシンセだったのか、どうしてPROMARSを復刻させたのかについて考えてみたいと思います。


AIRA SYSTEM-1のPLUG-OUTのシンセサイザとして、PROMARSがリリースされた 

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国内のDAWで圧倒的なシェアを誇るSteinbergCubase。現在、DTMステーションで実施中の4月のアンケートであるDAWシェア調査においても、1位となっており、3年連続の1位がほぼ確実となってきています。そのCubaseの最新バージョンは昨年末にリリースされたCubase 8シリーズで、これまで最上位のCubase Pro 8(店頭税抜価格55,000円前後)、スタンダード版のCubase Artist 8(店頭税抜価格30,000円前後)の2種類がありましたが、このたび、エントリー版であるCubase Elements 8((店頭税抜価格10,000円前後)がラインナップに加わりました。

このCubase Elements 8もCubase Pro 8などと同様に32bit/192kHzが扱えるDAWであり、ユーザーインターフェイスも同様のものを備えています。トラック数や同時に使えるプラグインの数などに制限があるものの、エントリーユーザーにとっては十分過ぎる内容になっているので、このCubase Elements 8とはどんなもので、上位版と何が違うのかなどについて簡単に整理し、紹介してみたいと思います。


Cubase 8シリーズに、エントリー版のCubase Elements 8が誕生
 
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4月3日、ヤマハからiPad/iPhone版のVOCALOID、「Mobile VOCALOID Editor」が4,800円で発売され(4月13日までは、発売記念価格の3,600円)、App Storeでのダウンロード購入が可能になりました。これまでもVOCALOIDの簡易版的な位置づけのiVOCALOIDシリーズがありましたが、今回登場したものは、PC版のV3版のVOCALOID Editorとほぼ同等の機能を持つだけでなく、MIDIキーボードを使ったステップ入力や、リアルタイム入力など、PC版を上回る便利な機能まで備えたものとなっています。

歌声ライブラリも、VY1VY2蒼姫ラピスメルリはもちろん、ZOLAの3兄弟、ギャラ子Mewなどが一気に勢ぞろい。さらに、今後はサードパーティー各社のVOCALOID歌声ライブラリも順次登場してくる模様です。このiOS上に登場したMobile VOCALOID Editorとはどんなもので、何ができるのか? またiVOCALOIDと何が違い、PC版のVOCALOID3やVOCALOID4との関係がどうなっているのか、などを整理しながら紹介してみたいと思います。


ヤマハからiOS版のVOCALOIDであるMobile VOCALOID Editorがリリースされた
 
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今やiPad用の音源アプリって、膨大な数があるので、何を選べばいいのか困ってしまうほどですよね。もちろん、数多くあるだけに、いいものもあれば、ダメダメなアプリもあるわけですが、最近入手したアプリの中で、これは結構よくできている!と思ったのがFM4というシンセサイザです。

その名前からも想像できるとおり、FM音源シンセサイザで4オペレータタイプのもの。App Storeでの宣伝文句を見ると「あらゆる面でヤマハのTX81Zよりいい(米Keyboard Magazine)」なんてことが書いてありましたが、確かに使いやすく、よくできているんですよね。どんな音源なのか簡単に紹介してみたいと思います。


4オペレータのFM音源シンセサイザ・アプリ、FM4

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先日の記事「オーディオインターフェイスを大規模コンソール化する画期的技術がapolloに誕生」において、DTM革命だ!として紹介したUNIVERSAL AUDIOapolloの新バージョン、UAD v8.0がリリースされました。DTMステーションでも何度か取り上げてきたapolloはThunderbolt対応のオーディオインターフェイスではありますが、普通のオーディオインターフェイスとは一線を画す別次元の製品。プロのミュージシャンのプライベートスタジオや、プロのレコーディング現場においても急速に普及していっている新世代機材の代表といっても過言ではありません。

今回のシステムソフトウェのバージョンアップでは、最大4台までのapolloを1つのMacに接続することが可能となり、それらを1台の巨大チャンネルのオーディオインターフェイスとして扱うことができるようになります。というよりも、システム全体が大型ミキシングコンソールのように返信すると同時に、各apolloに搭載されているDSPパワーを結集することも可能になるのです。とはいえ、あまりにも強力なシステムすぎて、なかなか全体像が想像できないのも事実。ちょうど、このUAD v8.0のリリースに合わせ、米UNIVERSAL AUDIOからインターナショナル・セールスマネジャーであるユウイチロウ“ICHI”ナガイさんが来日されていたの、少し話を伺ってみました。


apolloの最新技術について、UNIVERSAL AUDIOのユウイチロウ“ICHI”ナガイさんに伺ってみた
 
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