藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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自宅のモニター環境をどう作るかは、すべてのDTMユーザーにとっての重要なテーマですよね。とくにモニタースピーカーに何を選ぶかは最大のポイント。そんな中、1500万円もするモニタースピーカーを導入して活用している方がいます。現在作詞家としてSPIN、音楽プロデューサーとしてSilky Voice名義で数多くのアーティストの制作に関わる株式会社Tokyo Tunes代表取締役の井上純さん。

都内の自宅の1階をスタジオにし、その一番奥にそびえ立つように構えているのが1500万円するイギリスPMCのモニタースピーカー、PMC BB5 XBD-A。世界最高峰と言われるこのモニターを井上さんが導入したのは「PMCでしか出せない音域があるから」なんだとか。ほかにも以前「JBLの新型モニター、LSR305は魔法のスピーカー!?」という記事で紹介し、私自身も事務所で使っているLSR305とそっくりなモニタースピーカー、LSR708iも置かれていました。先日、その井上さんのスタジオを見学させていただくとともに、どうしてここまで高価なモニタースピーカーを導入したのかなど、お話を伺ってみました。


1500万円のスピーカー、PMC BB5 XBD-Aがある自宅スタジオで、音楽プロデューサーの井上純さんにお話しを伺った


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オーディオインターフェイスといえば、USB接続が常識の現在。中にはThunderbolt接続があったり、古いものにはFireWire接続やPCIバス接続なんてものもあるわけですが、それらとはまったく異なるLAN接続のオーディオインターフェイスがあるって、ご存じですか?しかも、超低レイテンシーで、ものすごくフレキシブルな拡張性を持っているというのです。

プラグインで有名なWavesと、業務用のデジタルコンソールで有名なDiGiCoが組んで開発したDiGiGridというのがそれ。2年前から業務用製品は出ていたのですが、先日、DTM用途でも使える手頃な製品群、DiGiGrid Desktopシリーズなるものが発売され、今ちょっとした話題になっているんです。従来のオーディオインターフェイスの常識を覆す、なかなか斬新な製品なので、これがどんなものなのか紹介したいと思います。


LANで接続するオーディオインターフェイス、DiGiGridを試してみた

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フリーウェアソフトシンセといえば、やっぱりDaichiさん開発のSynth1が一番人気であることは間違いないと思います。NordLead2を参考に開発したというSynth1は、2002年誕生のVSTプラグインの老舗中の老舗ですが音のよさ、使いやすさの面から、いまも多くの人に使われる定番シンセですよね。

一方、同時期(2004年ごろ?)に誕生したCrystal Soft Synth(以下Crystal)というアメリカ製のフリーウェアのソフトシンセがあるのをご存じですか?私も存在は何となく知っていたものの、しっかり使ったことがないままだったのですが、試してみたら、ものすごい高機能、高性能な音源だったんですね。また、600円の有料ではあるけれど、iPhone/iPad版として出ているので、これがどんなものなのか紹介してみたいと思います。


誕生から12年以上が経つフリーソフトシンセ、Crystalは今も健在。バックにあるのは14年が経過したSynth1
 
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iPhone7を買うべきか、見送るか、しばらく考えていました。手持ちのiPhone6sから乗り換える価値があるのか、と考えたとき、個人的にはほとんど魅力を感じなかったんですよね。これといって大きな進化を感じられなかったし、やっぱりイヤホンジャックが無くなるというのは、すごく不便じゃないかな、と。

また慣れ親しんだホームボタンが感知式になるというのも気に入らないし、そもそもApple信者でもないのに、毎年10万円近くのお布施をするのはどうなんだろう……と。とはいえ、Androidがまったく楽器になってこない状況を考えれば、やはりiPhoneを離れることはできないし、一応DTMステーションを運営する上において、最新機材を持っておかないと恰好もつかないしな……ということで、今年も買っちゃいました。まだ、入手したばかりで、あまりチェックし切れていませんが、実際、これをDTM用途で使って問題がないのか、試してみたので簡単に紹介していきましょう。


iPhone7を買ってみたので、さっそくDTM系のアプリ、周辺機器をいろいろ試してみた
 
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Antelope Audio(アンテロープ・オーディオ)というメーカーをご存じですか?東欧ブルガリアの首都・ソフィアにあるメーカーなのですが、同社のマスタークロックは日本はもちろん、世界中のマスタリングスタジオで使われている一方、AntelopeのD/Aコンバータは高級オーディオとして幅広いオーディオ愛好家に受け入れられているので、オーディオ雑誌などでも頻繁に取り上げられているメーカーですね。

そのAntelopeではこれまでもいくつかのオーディオインターフェイスを出していましたが、先日その最新モデルとしてUSBおよびThunderboltで接続できるZen Tour(ゼン・ツアー)という製品を発売しました。実売価格20万円弱と、そこそこのお値段の製品ではあるのですが、24in/24outを装備した、まさにプロ仕様の強力な製品。その形状からも価格帯からみてUniversal Audioapollo twinAPOGEEQuartetあたりが競合になると思いますが、試してみたところ、なかなか強力な製品だったので、その概要について紹介してみたいと思います。


Antelope Audioの24in/24outのオーディオインターフェイス、Zen Tour
 

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9月9日=909の日(実際には米国時間が設定されたようですが)、Rolandは数多くのビンテージ機材の復刻版を製品発表しました。先週からすでにリーク情報がネットで出回っていたので、すでにご存じの方も多いとは思いますが、やはり909の日だけに、その1つはTR-909。新製品の名前としてはTR-09(9月23日発売、実売価格50,000円前後[税別])というもので、Roland Boutique(ローランド・ブティーク)シリーズ第2弾の一つとなっています。

また、同じRoland Boutiqueシリーズとして、TB-303を復刻したTB-03(9月23日発売、実売価格45,000円前後[税別])、さらにはボコーダーのVP-330を復刻したVP-03(9月23日発売、実売価格45,000円前後[税別])も登場し、昨年発売されたJP-08(Jupiter-8の復刻版)、JU-06(JUNO-106の復刻版)、JX-03(JX-3Pの復刻版)にシリーズ追加された格好です。さらに、AIRAシリーズとしてはSYSTEM-8(9月23日発売、実売価格148,000円前後[税別])という新兵器を投入。こ名前や見た目からSYSTEM-1の上位版と思ったら、実はまったく新たに設計し直したニューモデルとのこと。PLUG-OUTの仕組みを利用することでJUPITER-8JUNO-106(出荷当初は入っておらず、年明けに無償ダウンロードで対応する予定)を再現しているのもポイントのようです。いずれも発売は9月末を予定しているとのことですが、先日、実物を見てきたので、これらがどんなものなのか、DTM視点を交えつつ紹介してみたいと思います。


Rolandが9月9日に、さまざまなビンテージ機材を復刻した新製品を発表

 
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DAWユーザーにとって、外部ミキサーは重要なアイテムではあるけど、なかなかうまい組み合わせ方が見つからない……という人も少なくないと思います。そんな中、先日イギリス発祥のSoundcraft社が発売した12chのミキサー、Signature 12 MTKは、USB接続可能なアナログミキサーであり、DAW側からは14IN/12OUTのオーディオインターフェイスとして見える強力なアイテムなんです。

Lexiconのリバーブなど、高性能なエフェクト22種類を搭載するとともに、アナログ・ミキサーの名機、Ghostのマイクプリを採用したり、各チャンネルには3バンドのSapphyre Asymmetric EQを搭載など、ミキサーとしての性能もかなりグッとくる内容であり、USB接続においてはMac、Windowsはもちろんのこと、iPadでも14IN/12OUTで利用できるのも大きな特徴です。実際試してみたので、これがどんなものなのか紹介してみましょう。


Windows/Macとの連携はもちろん、iPadとも14IN/12OUTで連携可能なアナログミキサー、Soundcraft Signature 12MTK
 
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