藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。




すでにご存知の方も多いと思いますが、米PreSonusからStudio One 4の無料バージョン、Studio One 4 Primeがリリースされました。これはCubase AILive Liteのように何かの製品を購入するとオマケについてくるというものではなく、何を購入する必要もなく、誰でも無料で入手可能なWindows、Mac対応の強力なDAWです。

先日の「コード機能が画期的なStudio One 4をちょっとだけ使ってみた」という記事で上位版であるStudio One 4 ProfessionalStudio One 4 Artistについて紹介しましたが、このStudio One 4 Primeはその下位バージョンとして位置づけられるもの。無料とはいえ、MIDIもオーディオもレコーディングから編集、ミックスまで対応しており、普通の使い方であればこれで十分といっても過言ではない機能、性能を備えているのです。そのStudio One 4 Primeを確実に、間違いなく入手する方法を順を追って紹介してみたいと思います。


誰もが無料で入手可能なDAW、Studio One 4 Prime
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すでにご存知の方も多いと思いますが、AHSが7月26日に声優の井上喜久子さんをCVに起用したVOCALOID5対応ボイスバンクVOCALOID 桜乃そら ナチュラル」および「VOCALOID 桜乃そら クール」の2種類、さらに言葉をしゃべる音声合成ソフトVOICEROID2製品「VOICEROID2 桜乃そら」を発売すると発表しました。製品としてはそれぞれのパッケージ版、ダウンロード版があり、またボイスバンク2つをセットにしたパッケージ版「VOCALOID 桜乃そらコンプリートナチュラル・クール」のそれぞれが発売されます。
※「桜乃そら」の発音は「ハルノソラ」

7月12日にヤマハから発売になったVOCALOID5の対応のサードパーティー製ボイスバンクとして初の製品となる「桜乃そら」。一足早く、サンプル版を入手することができたので、これがどんなソフトなのか、やっぱり17歳の歌声なのか(おいおい)、ちょっと試してみました。


「VOCALOID 桜乃そら」、「VOICEROID 桜乃そら」はともに7月26日発売


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KAGURAという、これまでにないユニークな日本発のAR楽器が世界中で使われだしているのをご存知ですか?これはカメラ付きのPCを利用し、ユーザーが手を動かしたり、体を動かすだけで誰でも簡単に音楽を演奏できるというもの。子どもから大人まで、楽器経験のない人、音楽知識がない人でもすぐに演奏ができるというのが大きな特徴となっていますが、昨年の相対性理論のライブ『証明III』で、KAGURAが使われたということでも、大きな話題になりました。

DTMステーションでも「楽器の革命だ!日本発の新発想楽器KAGURAがクラウドファンディング中」という記事で取り上げたことがありましたが、クラウドファンディング終了後、2017年3月に正式に発売となり、世界中に広がっているようです。そのKAGURAがこの度、初の大型バージョンアップをし(クラウドファンディング購入の人も含め、無償アップデート)、DAWともより連携しやすくなっています。また、このバージョンアップのタイミングで、キャンペーンとして通常価格の半額で販売されているので、改めて紹介してみたいと思います。


楽器経験のない人でもすぐに演奏できるAR楽器、KAGURAがバージョンアップ

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VOCALOIDが4年ぶりにバージョンアップし、VOCALOID5として本日7月12日よりヤマハから発売されます。このVOCALOID5はダウンロード専用製品となっており、ボーカロイド公式ショップから購入可能。製品としては4つのボイスバンク(従来でいうところの歌声ライブラリ)を持つVOCALOID5 STANDARDが25,000円(税抜)、8つのボイスバンクを持つVOCALOID5 PREMIUMが40,000円(税抜)となっています。

これまでのVOCALOIDと同様にスタンドアロンで動作するほか、VSTiおよびAudio Unitsのプラグインとしても動作するため、WindowsおよびMacにおけるほぼすべてのDAWでVOCALOID5を組み込んで使えるようになります。UIも大きく変わると同時に、より簡単に高いクォリティーでの打ち込みを実現できる新たな制作フローが導入され、VOCALOIDが劇的な進化を遂げています。実際、何がどのように進化したのか、一足早くVOCALOID5に触れてみたので、その内容を紹介してみましょう。


VOCALOIDが4年ぶりのバージョンアップを果たし、VOCALOID5として発売開始


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たまには自分の昔のことを振り返る記事でも……と思い、まだあまり詳しく書いたことのなかった1986年にHAL研究所から発売した「(ひびき)」というFM音源MIDIインターフェイスボードおよび、その付属ソフトであったシンセサイザソフトシーケンサソフトについて語ってみようと思います。ふと、入浴中にこのネタを思いついたのですが、「あれ?」っと調べてみたらちょうど2日後の7月11日が、これを一緒に開発した元任天堂の代表取締役、岩田聡さんの命日。

偶然ではあると思うのですが、記事を書くにはちょうどいいタイミング。何年か前に実家から持ってきた書類を開いてみたら、開発当時の資料やメモ書きが山ほど出てきたので、これらも交えつつ、どんな製品だったのか、どうやって開発したのかなど、30年近く前の記憶をたぐり寄せつつ、振り返ってみたいと思います。


1986年に発売したHAL研究所のFM音源&MIDIボード、“響”

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Audio Unitsといえば、普通はMacのプラグインを思い浮かべますよね。Logic ProGarageBandをはじめ、Mac上のDAWの多くがサポートするプラグインフォーマットであり、エフェクトもインストゥルメントも、数多くのラインナップが揃っています。でも、Audio UnitsはmacOS上のDAW用プラグインとしてだけでなく、iPhone、iPadで利用できるiOS用のプラグインとしても存在していることをご存知ですか?

まあ、iOS上のAudio Units(正確にはAudio Units Extention)という規格は2年ほど前に誕生しているので、いま突然始まったというものではありません。その数は着実に増えてきており、それらを活用できるDAWやユーティリティも増えてきています。将来的にはInter-App AudioAudiobusは廃れて、Audio Unitsが主流になるんだろうな……と想像しているところ。そんな中、とってもシンプルながら軽くて便利なアプリ、AUHostなるものが小久保佳則さんという方によって開発され、たった120円でリリースされました。試してみると、なかなか便利なものだったので、改めてiOS上のAudio Unitsとは何なのかも含めて、紹介してみたいと思います。


iOSのプラグインエフェクト、Audio Unitsを起動できる簡易ホストアプリ、AUHost

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先日、少し時間的余裕があったときに書いた「いまさら聞けない、DSPって何!?」という記事が予想外に反響がありました。ここで書いた「DSP vs FPGA」というテーマに多くの方の関心をもってくださったようです。SNSでの反応やコメント欄の書き込みを見ると「エフェクトにFPGAを使うAntelope(アンテロープ)に関する情報がもっと欲しい」という要望が非常に多くみられました。

確かにユニークな製品をいろいろ出している一方で国内にはまだ情報が少ないのも事実。Antelope Audioの本社は東欧にあり、開発・製造は本国で行っています。日本にAntelopeのサポート拠点はあるけれど、マーケティング活動は本国側でおこなっていることも情報が少ない要因かもしれません。とはいえ、Antelopeが打ち出すオーディオインターフェイスは、ビンテージ機材を忠実に再現するエフェクトを中心に現在70種類以上のエフェクトが無料で使えると同時に、レイテンシーを限りなくゼロに近いレベルで実現できるなど、ほかにない魅力を持った製品を出しています。そこで、先日、Antelope Audioのセールスディベロップメント担当のラドスラフ・ミラノフ(Radoslav Milanov)さんに、Skypeでインタビューしてみました。


FPGAで動く数多くのビンテージエフェクトをユーザーに無料提供するAntelopeに話を聞いてみた


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