藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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DTM(デスクトップ・ミュージック)における重要なキーワードに「MIDI(ミディ)」があります。でも、古くからのDTMユーザーならともかく、最近DTMを始めた人にとっては馴染みが薄いかもしれません。また「あぁ、MIDIって昔のヤツね。今は断然DAWだね」なんて、ちょっと勘違いしたような声を聞くこともしばしばだし、「今はUSBが主流で、MIDIなんて使う人いないよ」と微妙に間違った捉え方をしている人も少なくないようです。

そうした誤解が起きる背景には「MIDI」という言葉には複数の意味が含まれており、シチュエーションによって違った意味で用いられているからかもしれません。そこで、改めてMIDIって何なのか?MIDIは古くないのか?具体的にはどんな意味が含まれていて、現在のDAWにとってMIDIはどんな位置づけなのかを、できるだけ優しく整理しながら、解説してみたいと思います。


DTMの重要キーワード、MIDIって何だ??
 
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先日、東京大学のキャンパス内のホールで自作の電子楽器を持ち寄って発表するという、ちょっと変わったイベントが行われました。どれも完全オリジナルの楽器を個人(またはグループ)で開発し、ここでお披露目したり、それを使った演奏を行ったり……というユニークなイベントだったのです。

ソフトウェアならまだしも、ハードウェアとなれば、大手楽器メーカーが作るものと思っていたら大間違い!「量産すれば、そのまま世界中でヒット製品になるかも?」、「ちょっと高めな値段だって、買う人は多いはず!」というような機材も数多くあり、誰もがみんな驚くと思います。個人だからこそできる、逆にいえば大手楽器メーカーにはなかなか作れない電子楽器とはどんなものなのか、実演ビデオなども交えながら、その一部を紹介してみたいと思います。


会社の同僚4人が趣味で開発したという、トンでもない、MIDIコントローラー、CC-1
 
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高品位なサンプラーエンジンで定評のあるフランスのUVI。MOTUのMach Five3の開発元としても知られるUVIがiPad用に非常に強力な音楽制作ツール、BeatHawk(ビートホーク)をリリースしました。AKAIのiMPCやNative InstrumentsのiMaschineなどと近いコンセプトのアプリですが、「WindowsやMacで動くUVIエンジンと同等のものを搭載しているので、非常に高音質」だとアピールしている、なかなか気になるアプリです。

このBeatHawkには膨大なサンプリングデータが用意されているので、4×4のパッドを使ったMPCライクな操作でのトラックメイキングができるのはもちろん、iPadのマイクなどを通じてサンプリングした音を加工したり、MIDIキーボードで演奏することも可能なフレキシブルなシステムです。機能、性能から言えば5,000円でも高くないアプリだと思うのですが、1,000円という価格設定であり、しかも現在オープニングキャンペーンで500円。とりあえず入手しておいて損のないアプリだと思いますが、どんなことができるのか紹介してみましょう。


フランスのUVIがリリースした高品位なサウンドのサンプラー、BeatHawk
 
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先日「思い浮かんだ鼻歌を一瞬で曲に仕上げるChordana Composerがスゴイ!」という記事で取り上げたカシオの自動作曲アプリChordana Composer(コーダナ・コンポーザ)。iPhoneアプリのベストセラーとしてランキングされるとともに、地上波テレビの番組でも紹介されるなど、DTM界隈での大ニュースともなったので、すでに入手した人も少なくないでしょう。

頭に浮かんだ2小節、4小節程度の短いフレーズをモチーフに作曲してくれるというのは、魔法のようで驚くし、使えば誰もが感激すると思います。たった500円のアプリですが、なぜこんなことが実現できるのか、とっても不思議です。そこでカシオに伺い、Chordana Composerの企画担当者である阪下彰さん、開発者である南高純一さんに、自動作曲の秘密を聞いてみました(以下、敬称略)。


Chordana Composerの企画担当者である阪下彰さん(左)と開発担当者である南高純一さん(右)


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先日の記事「SONARの新製品が発表に。国内もサブスクリプション制に移行する!?」で大きな話題となったSONARの新バージョン。DSDの対応といった機能もさることながら、年間でのライセンス契約という販売方法に多くの関心が集まったようです。すでにAdobeがサブスクリプション制度を導入しているほか、DAWの世界でもPro Toolsがサブスクリプション制度の導入を発表している中、SONARもサブスクリプション制度に移行するとしたら、どうするべきか……といった議論がユーザーの間でなされていたわけです。

そのSONARの新バージョンが2月19日、国内でもTASCAMから正式に発表されました。発表内容によれば、「サブスクリプションではなく、メンバーシップ制という大きく異なるもので、価格的にみてもユーザーメリットがあるものだ」というのです。でも、それって単なる名前のすり替えではないのか、結局毎年お金を払い続けなければならないのではないのか、ライセンスが切れたら使えなくなるのではないか……など疑問もいっぱい。そこで国内におけるCakewalk製品の発売元、TASCAMの小泉貴裕さん(ティアック株式会社 音響機器事業部 ミュージックインダストリービジネスユニット 事業企画部 企画販売促進課 課長)に気になる疑問を片っ端からぶつけてみました(以下、敬称略)。


国内でも、3月上旬よりSONAR新バージョンの発売が開始される
 
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先日の記事「約30年ぶりのRolandのアナログシンセ、JD-Xiが5万円台で登場」でも紹介したRoland初のミニ鍵盤搭載のシンセサイザ、JD-Xi。2月5日の製品内覧会で行われたテクノポップなデモ演奏はとってもよかったし、ここで公表された国内での市場想定価格は税抜きで5万円前後とのことですから、本気で欲しくなってしまいました!

アナログシンセ1系統+デジタルシンセ2系統+ドラムマシンという構成で、ボコーダー機能を装備し、シーケンサも内蔵してこの価格ですから、発売当初は予約殺到でなかなか入手しづらそうですね。製品内覧会を受けてのJD-Xi記事は他メディアでもいろいろと取り上げているようですが、DTMステーションとして気になるのは、これをPCと接続するとどのように見えて、どう活用できるのか、という点。そこでちょっとマニアックではありますが、DTM的視点から見てJD-Xiはどんな機材なのか見ていくことにしましょう。


JD-XiにPCをUSB接続して、どう使えるのかをチェックしてみた
 
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マイクメーカーというと、AKG、Neumann、Sennheiser、SHURE……といった伝統的な歴史あるメーカーが中心です。そして多くのスタジオ、そしてミュージシャンもこれら伝統あるマイク製品を選ぶ傾向にあると思いますが、その中で最近、世界的にも注目されているLEWITT(ルウィット)という新進気鋭なマイクメーカーがあるのをご存じですか?

2009年に設立されたばかりのオーストリア・ウィーンにあるメーカーですが、真空管とFETを同時に使ったマイクを作ったり、特殊性能を持つドラム専用のマイクキットを作るなど、斬新な製品を開発して話題になると同時に、高い評価を受けているのです。そのLEWITTが、今度はUSB接続の本気のステレオ・マイク、DGT650を開発。国内でも間もなくリリースされることが発表されました。Windows、Macで利用できるのはもちろんのこと、iPhoneと組み合わせて24bit/96kHzでのレコーディングも可能という仕様になっています。そのDGT650の発売を前に、LEWITTのCEO、Roman Perschon(ローマン・パーション)さんが来日し、インタビューすることができたので、紹介してみたいと思います(以下、敬称略)。


多機能・高性能なUSBマイク、DGT650を持つLEWITTのCEO、Roman Perschonさん
 
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