AI自動作曲機能搭載のDAW最新版、Music Maker 2024 Premiumが登場。9月24日まで激安の4,980円

ドイツMAGIXの音楽制作用ソフトの定番、Music Maker。DTMステーションでもこれまで新バージョンが出るたびに、記事で紹介してきましたが、今年もまた新しいバージョンが登場しました。まだ2023年9月ながら、数あるソフトウェア製品の中でも年を先取りしたMusic Maker 2024 Premiumというネーミングです。ご存じの方も多いと思いますが、Music MakerはWindows専用のソフトでMacで使うことができないのが、初心者用DAWという面ではAppleのGarageBandのWindows版のような位置づけです。

ただ毎年機能強化をしているソフトだけに、GarageBandはもちろん、ほかのDAWにもないユニークな機能がいっぱい。中でもボタン数回クリックするだけでAIが自動作曲してくれるSong Maker AIは秀逸。これだけのためにMusic Makerを購入しても十分過ぎる価値を持つソフトでもあります。そのMusic Maker 2024 Premiumは税込み9,350円と誰でも気軽に購入できる価格設定になっています。が、本日9月12日~24日限定で4,980円というトンでもない価格で購入可能となっています。そのMusic Maker 2024 Premiumをソースネクストから提供してもらったので、実際どんなソフトなのか、紹介してみましょう。

歴史ある初心者用DAW、Music Makerの最新版

Music Makerについてご存じない方もいると思うので、まず最初に簡単な概要を紹介しておきましょう。これはドイツの老舗DAWメーカー、MAGIXが開発している初心者用のソフト。MAGIXはプロのマスアリングの世界で広く使われているSEQUOIA(セコイア)を開発しているメーカーであり、おそらくDAWとしてもっとも長い歴史を誇るSamplitude(サンプリチュード)を開発しているメーカーでもあります。また、買収という形ではありましたが、老舗波形編集ソフトであるSOUND FOREGE、元祖ループシーケンサであるACIDの開発元でもあり、DTMの世界では非常に存在感のあるメーカーなのです。

そのMAGIXがMusic Makerを最初に出したのは、1994年。ですから、Music Makerは今年で29年目を迎える超老舗ソフトなんです。製品名的にはMusic Maker 2024 Premiumとはなっていますが、実はヘルプメニューの「Music Makerについて」を見ると、これがバージョン32であることが明記されています。毎年1回のバージョンアップなら、今回バージョン29だと思いますが、1年に2回バージョンアップしたことが数回あった……ということなんですかね。

DTMステーションでも、新バージョンが出るたびにずっと記事で紹介してきましたが、バージョンアップするたびに新機能が搭載されてきただけに、現時点においては、まさに機能てんこ盛り状態。初心者用DAWとはいえ、無い機能がない、といっても過言ではないほどの多機能DAWとなっています。

目玉はAI自動作曲機能のSong Maker AI

中でも、一番の目玉であり、ほかのDAWにないユニークな機能がSong Maker AIというAI作曲機能です。そのAI作曲機能は性能強化されたようではありますが、基本的な使い方自体は以前のバージョンと大きくは変わっていないようですが、実際にMusic Maker 2024 Premiumを用いて、AIによる自動作曲を行ってみたので、以下のビデオをご覧ください。

いかがですか?まずジャンルを選んだ上で、サウンドプールと呼ばれる素材集をいくつか選択し、必要に応じてパートを選んで作曲ボタンを押せばいいだけです。物の数秒で作曲は完了し、再生するとAIによる作品が流れるわけです。これで気に入らなければ、なんどか「曲を作成」ボタンを押せば、まったく違う曲が出来上がる、というわけなのです。

ちなみにこのビデオでは途中で入ってくるギターの音量が妙に大きかったので、演奏途中に少し下げてみましたが、音量に限らず、使う素材を手動で差し替えたり、一部を自分でレコーディングしたり打ち込みしたり…といったことも可能なので、とっても便利に使えますよ。

打ち込みからレコーディング、エディット、ミックス、マスタリングまで

Music Maker 2024 Premiumには本当に膨大な機能が搭載されているので、一つ一つを紹介していたら本当にキリがないほど。前述の素材集であるサウンドプールも膨大にありますが、音源やエフェクトなどのライブラリも数多く入っています。実際にはMAGIXが販売している膨大なライブラリから、サウンドプル、ソフトウェア音源、エフェクトなど気に入ったものをいくつか選択してダウンロードする形で、規定数をダウンロードしたら、追加は別途購入、という形になっています。

また、以前のMusic Makerをお持ちの方であれば、以前入手したライブラリはもちろん、そのまま使えるので、今回さらに新たなものをダウンロードできる、というわけなのです。

MIDIでの打ち込みや、キーボードを使って演奏したりレコーディングする…といった機能はもちろん、オーディオインターフェイスやマイクを接続してのレコーディング、そしてその音をエディットしたり、ミックスしたり、マスタリングしたり……とDTMで必要な機能は一通り備わっているので、このソフト1本あればオールラウンドでカバーしてくれます。

また、VST2およびVST3のプラグイン規格にももちろん対応しているので、各メーカーから出されているインストゥルメントやエフェクトも利用することが可能となっています。

Music Maker 2024 Premiumでの新機能

そんな機能満載のMusic Maker 2024 Premiumですが、今回もまたいろいろな機能が強化されています。その新機能のいくつかをピックアップしてみましょう。

まずはSpectrum Visualizer 2の搭載です。これは名前の通り、スペクトラムをリアルタイム表示するための機能です。まあ、DAWとしては珍しい機能ではなく、リアルタイムな周波数特性を表示できるので、EQなどと組み合わせながら使用することで、重宝しそうです。

一方、これは便利、と思ったのがMIDIマルチオブジェクト編集機能です。一般的にMIDIのピアノロール編集は、一つのトラックを選択し、そのトラックに入力されたデータをエディットするものですが、今回のMusic Maker 2024 Premiumでは、複数のトラックを1つのピアノロール画面上で編集できる、というもの。

たとえばピアノトラックとベーストラックとギタートラックをまとめて1つのピアノロール画面に表示させて、エディットできるのです。これが、なかなか便利で、各トラックでの位置づけがハッキリわかって使いやすい。トラックごとにノートの色が違うというのがミソ。また各ノートをマウスでクリックすると、それぞれの音色で鳴るというのも、よくできている、と感心するところです。

NIのHybrid KeysやiZotopeのOzone 10 Elementsもバンドル

Music Maker 2024 Premiumにはスペクトラムを見ながら編集できるmodernEQやリズミカルなボリュームのパルスを作ることができるcoreFX Volume Former、さらには11種類のエフェクトをひとまとめにしたwizardFX Suite、チャンネルストリップで使う強力なツール、coreFX Utilityなど、便利な機能がいっぱい搭載されています。

さらにこれら標準搭載の機能とは別に、サードパーティーによる強力なプラグインも2つ付属してきます。そのひとつがNative Instrumentsのソフトウェア音源、Hybrid Keysです。Hybrid Keysは、サンプリングされたピアノ、シンセサイザー、マレットなどに高性能なエフェクトを組み合わせ、まったく新しいサウンドを作り出す、というユニークな音源。パッと見はシンプルですが、かなり複雑に面白いサウンドを作っていくことができます。

一方、iZotpeのマスタリングソフト、Ozone 10 Elementsもバンドルされています。ちょうど、、先日Ozone 11の記事「最新技術てんこ盛りのOzone 11が新登場!すべての音源をマスタリングする最強ツールへと進化」という記事を掲載したばかりですが、ここにバンドルされているのは一つの前のバージョンのようですね。

9月12日~24日限定で特別価格4,980円で購入可能

そんなMusic Maker 2024 Premiumですが、発売記念ということで、DTMステーション読者限定のクーポンが発行されており、激安価格で購入可能となっています。

具体的なクーポンコードは以下のとおり。

DTMステーション特別割引情報
クーポンコード: DTM-230901
割引後価格:9,350円→4,980円
有効期限 : 2023年9月12日(火)~9月24日(日)まで
利用方法 : 以下のページから商品をカートに入れた後に、クーポンコードを入力してください。
販売ページ : ソースネクストMusic Maker 2024 Premium

DTMをこれから始めるという初心者ユーザーにはもちろろんのこと、AI自動作曲を試してみたい方、パソコンを楽器にして楽しみたい方……などなど、幅広く使っていただくことが可能です。ぜひ、この9月24日までに購入してみてはいかがでしょうか?

【関連情報】
Music Maker 2024 Premium製品情報

【価格チェック&購入】
◎ソースネクスト ⇒ Music Maker 2024 Premium

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