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過去5000時間の講義項目を参照。AIが生成する個別カリキュラム。Sleepfreaksが提供する新しいDTMオンラインレッスンの全貌

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DTMユーザーであれば、SleepfreaksのYouTube動画を見たことがない人はいないでしょう。CubaseやStudio OneなどのDAWの操作方法から、各種プラグインの使い方まで、分かりやすいチュートリアル動画を多数公開しているDTM情報チャンネルで、「いつもお世話になってる!」という人も多いと思います。でも、Sleepfreaksは、このYouTube動画が本業というわけではないのをご存じですか?彼らの事業の根幹は動画メディアではなく、1対1の完全オンラインDTMレッスンなのです。

2009年の設立以来、オンラインに特化して受講者を指導してきたSleepfreaks。いわゆる学校とは異なり、個人レッスン形式となっているため、その人のレベルや目的に応じて柔軟にカリキュラムを作って運用してきたというのも大きな特徴。しかし、今回、過去5000時間にも及ぶレッスン項目をAIに知識として参照させ、受講生一人ひとりに最適なカリキュラムを自動生成するシステムを新たに導入し、より、精度の高いカリキュラムを短時間で作成することが可能になった、というのです。料金は従来通り1コマ約1万円となっており、それに見合う学習効率と個別サポートが提供されています。今回は、株式会社スリープフリークスの代表取締役である金谷樹さんと、DTMインストラクター 統括 サウンドクリエイタの宮川智希さんにお話を伺い、進化したオンラインレッスンとAI活用の詳細について伺ったので紹介していきましょう。

DTMインストラクタ統括兼サウンドクリエイタの宮川智希さん(左)と、代表取締役の金谷樹さん(右)

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DTMオンラインレッスンの先駆者、Sleepfreaksの成り立ち

ーーSleepfreaksといえばYouTubeの印象が強いですが、メイン事業はオンラインのDTMレッスンですよね。改めて、どのような会社なのか教えてください。
金谷:弊社は2009年に設立し、そこからDTMレッスンをメインとして始めています。最初期は対面レッスンしていたこともありましたが、長年ずっとオンラインのみでのレッスンという形で運営しており、対面でのレッスンは行っていません。

ーー2009年というと、コロナ禍の10年以上前。まだWeb会議なども一般的ではない時代ですよね。そもそも、どのような経緯でレッスン事業をスタートしたのでしょうか?
金谷:最初は純粋に、アルバイトをするよりもお金を稼ぎたいという思いがありました(笑)。DTMソフトには詳しかったので、それを教えれば喜ばれるのではないかと考えたのです。周りに少しお金持ちの方がいて、教えてほしいといわれたのがきっかけで、そのとき初めて対価をいただき、これはビジネスになるのでは、と感じました。最初は自分でホームページを作成して受講者を募集し、相手の自宅に出向いてサポートするというサービスを個人で行っていました。

スリープフリークス設立の経緯や、オンライン専業レッスンのコンセプトについて語る金谷さん

ーー最初は出張サポートだったのですね。そこからどうしてオンライン専業の会社になったのですか?
金谷:現在一緒に経営している株主に、「面白いことをしているから資本金を出す。一緒に会社にしよう」と誘われたのが、Sleepfreaks設立の経緯です。会社にした時点から、全国の受講者に教えられるよう、オンライン専業でいくという方針を固めました。その後、設立から2年後の2011年ごろに、みなさんご存じのYouTubeをスタートさせました。

情報発信から見えてきた、本当に求められるレッスンの形

ーーYouTubeのスタートには、どのような目的があったのでしょうか?
金谷:当時はDTMレッスンの需要もあり、順調に受講者も集まっていたのですが、私自身が有名な作曲家というわけでもなく目立った実績がなかったため、もっと広く知ってもらう必要性を感じていました。そこで、当時受講者としてレッスンを受講していた新倉が、YouTubeでの動画制作に協力してくれることになりました。

ーープロモーションの一環としてスタートしたわけですね。
金谷:当時はチュートリアル動画というものが無料で公開されていることはなく、有償のDVD教材などが主流でした。たとえばMelodyneの使い方を解説したDVDが割と高額で販売されていた記憶があります。日本で購入したソフトにも関わらず英語のマニュアルが中心ということに疑問を抱いていました。そこでもっと分かりやすい動画を作れるのではないかと考え、Melodyneの解説動画をYouTubeで公開したところ、大きな反響を得ることができました。

多彩なチュートリアル動画を公開しているSleepfreaksのYouTubeチャンネルのスタジオ

ーー一般のDTMユーザからすると、Sleepfreaksは情報を無料で提供してくれる動画メディアという認識が強いと思いますが、現在の事業のメインはどうなっているのですか?
金谷:我々の事業のメインはあくまでオンラインでの個人レッスンです。動画チャンネルとしての収益もあるものの、当社の売上全体における割合は2割程度であり、大半はレッスン事業によるものなのです。YouTubeに関しては、始めるのが早かったというアドバンテージが大きいと考えています。実際、現在では以前のように単にソフトウェアの使い方を解説するだけの動画では、視聴者に受け入れられなくなってきました。AIを活用すれば操作方法などはすぐに調べられる時代になったため、情報の網羅性だけでは差別化ができないのです。

ーーなるほど。動画の作り方も変わってきているのですね。
金谷:そのため、最近は私と宮川が出演し、宮川が詳しい専門家として解説し、私が何も知らない受講者側の視点で質問をする企画など、明確なキャラクタと役割を持たせた動画を制作するようにしています。

過去5000時間の講義項目を活用。AIが生成する個別カリキュラム

--もともとSleepfreaksではいきなり契約というわけではなく、まず無料体験レッスンを受けた上で、スタートする形になっているんですよね?

金谷:はい、まずは事前にどんなことを学びたいのかなど、目的についてかなりしっかり記載いただいた上で、必ず無料体験レッスンを受けていただく形にしています。最近はネット環境も向上しましたが、当初はネットの速度が遅くて、うまくレッスンできないといったこともありましたし、各種ツールの使い方などもこの無料レッスンでしっかり習得していただいていました。またこの無料レッスンにおいて、より細かなヒアリングを行った上で、方向性・カリキュラムを決めたうえでスタートするようにしていました。

ーー最近はオンラインのDTMスクールが増えていますが、今回AIを使ったカリキュラム作成を新たに導入されたのは、そうした中で明確な差別化を図る狙いがあったのでしょうか?
金谷:そうですね。無料体験レッスンを通じて受講者一人ひとりの目標やスキルに合わせたカリキュラムにレッスンをカスタマイズするわけですが、最低でも11回からという長期のレッスンを進める中で、受講者の要望が途中で変化したり、当初の目標から軸がブレてしまったりすることがあったのです。要望が変化するのはある意味当然のことではあるのですが、ここがあいまいになると、受講者が不安を感じてしまいます。

DAW 音楽ジャンル
Ableton Live Afro House
Cubase J-Pop
Logic 作家系J-POP
Studio Pro ボカロ(J -Pop)

宮川:そこで、自社で開発したシステムを導入し、裏側でAPIを使ってAIと連携させる仕組みを作りました。無料体験レッスンに申し込んでいただいた段階で、20項目ほどある詳細なヒアリングシートを入力してもらい、その内容をAIに読み込ませて、その方に最適なカリキュラムを自動生成するシステムを構築したのです。これにより、第1回目でのレッスン内容、2回目でのレッスン内容というように、全レッスンの具体的なカリキュラムが事前に提示されるようになりました。もちろん、ただ AIが出力したカリキュラムを使用するのではなく、必ず社内で内容を確認、精査して受講者へ渡しています。無料体験レッスンの終了後はその中でヒアリングした項目を汲んだカリキュラムを再作成して、本レッスンに進んでいただけるようにしています。

約2年前からAIの活用をテストし、高精度なカリキュラム自動生成システムの構築を推進した宮川さん

ーーそのAIには、どのようなデータを与えているのですか?
金谷:以前から、YouTube動画制作やレッスンの質を高めるために、レッスンでの解説内容をテキストで細かく記録していました。初心者の方がどこで躓くのか、受講生がどういったことに興味があるのかなど、合計すると約15000コマ分の記録を行っていました。これら項目を約5000コマほどに厳選してAI用のナレッジを構築しています。併せて社内の研修資料やYouTubeのチュートリアル動画のスクリプトなど、Sleepfreaksが蓄積してきたあらゆる知識を読み込ませています。 我々の教え方のメソッドをAIのプロンプトに言語化して組み込むことで、精度の高い出力を可能にしています。

カリキュラム自動生成の仕組み

ーーシステムの導入で、インストラクタ側や受講生側にはどのようなメリットがありましたか?
宮川:以前は経験豊富なインストラクタでも、一人ひとりの個別のカリキュラムを作成するのに2時間から3時間を要していましたが、今では数十秒で素案を作成できます。私は普段からインストラクタとしてレッスンを行っていますが、2年ほど前からAIの活用をテストしてきました。情報が蓄積されるにつれてAIが賢くなり、実用に耐えうる精度のカリキュラムを作成できるようになったため、本格的にシステムを構築した形です。将来的には、受講者の理解度に合わせてAIがレッスンごとにカリキュラムを修正していく機能も検討しています。
金谷:受講生にとっても、体験レッスンの前にAIが作成したカリキュラムの素案を提示できるようになり、レッスン内でさらに要望を組み込んで最終的なカリキュラムを完成させることが可能です。全12回などのレッスンで何を学び、どこまで到達できるのかが事前に明確に示されるため、受講者はより安心してレッスンを開始できるようになりました。

過去5000時間のレッスン記録を学習したAIが提案する、受講生ごとの個別カリキュラム

10名の現役クリエイタが指導する、自分だけのDTM学習

ーー改めてレッスンのコースや料金体系について教えてください。
金谷:ビギナーコースが11コマ、シンセコースが11コマ、マスターコースなどがあり、それぞれ半年間などの有効期限内で受講する仕組みです。1コマは50分で、価格は現在1コマあたりで計算すると1万円から1万4,000円前後の設定になっています。

ーー以前と比べると、価格設定も変わってきているのでしょうか。
金谷:そうですね。本当に初期の個人のときは、1コマ2,800円だったんですよ。そこから、より専門性の高い講師を揃え、受講者の時間を無駄にしない濃密なカリキュラムを提供するための適正な価格設定として、現在の形になりました。また、オンラインレッスンの環境自体も大きく進化しています。ネット回線速度も向上し、よりレッスンしやすくなっているのとともに、ツール類も進化してきているので、それに合わせて進化させています。

ーー現在はインフラも整い、かなり快適にレッスンができそうですね。以前はSkypeやNetduettoを使っていましたよね?
金谷:はい、その辺も大きく変えています。そもそもSkypeはサービス停止してしまっているので、現在通話にはMicrosoftのTeamsなどを利用し、画面共有にはSplashtopというソフトウェアを使っています。そして、DAWの音声を高品質で送受信するためには、AudiomoversのLISTENTOというプラグインを活用しています。これらをパソコンが苦手な方でもセットアップできるように事前の解説動画を用意し、事務スタッフがサポートする体制を整えています。

DAWの音声を高品質で共有しながら進められる1対1のオンラインレッスン

ーー本格的に学びたい人にはとても良い環境ですね。具体的に、どのような方がSleepfreaksのレッスンに向いているのでしょうか?
金谷:多人数で行う音楽専門学校などとは異なり、弊社のレッスンは1対1の完全個別指導です。そのため、学校の課題曲のような作りたくないジャンルを強制されることはなく、自分の作りたい楽曲の制作に特化して学ぶことができます。講師に質問し放題であり、理解が早ければどんどん先に進むことができるため、専門学校で2年かけて学ぶような内容を、半年程度に凝縮して習得することも可能です。時間を効率的に使い、確実に目標を達成したい方に向いています。

ーー逆に、レッスンに向いていない方はいますか?
金谷:手元を見ながらハードウェアのシンセサイザの操作を学びたい方や、同じ目標を持つ音楽仲間を作りたい方、あるいは専門学校の卒業認定のような資格が欲しい方には不向きなのも事実です。そのため、無料体験レッスンの段階で受講者の目的と弊社が提供できるサービスに乖離がないかを確認し、合わないと判断した場合は正直に受講をお断りすることもあります。無理に勧誘をして不満を持たれるよりも、本当に自社のサービスが必要な人にのみ価値を提供したいと考えています。

ーーそうした本当にサービスを必要としている方に対して、具体的にはどのような講師が指導にあたるのでしょうか。
金谷:現在弊社には10名の講師がいます。AKB48などの楽曲を手掛ける現役のプロ作家から、劇伴作曲家、スタジオミュージシャン、クラブ系のDJ、同人系の音楽ゲームクリエイタまで多彩な専門家が揃っています。

Sleepfreaksの講師陣

ーーさまざまなジャンルのプロが揃っているのですね。受講者はどのようにして自分に合った講師に出会えるのでしょうか?
金谷:無料体験レッスンの申し込みをいただいた段階で、事前に入力されたヒアリングシートの内容を私と宮川が確認し、その受講者が作りたいジャンルや抱えている課題から判断して、もっとも得意とする講師をアサインします。
宮川:実際に体験レッスンを受講してみて相性が合わないと感じた場合は、最大3回まで無料で別の講師を交えた体験レッスンをやり直すことが可能です。ちなみに、オンラインレッスンの場合、講師側も自宅の使い慣れた制作環境で教えることができるため、高いモチベーションと自由度を維持したまま指導にあたれるという利点もあり、これが結果的に、質の高いレッスンの提供につながっていると感じています。

ーーありがとうございました。

以上、Sleepfreaksが提供する進化したDTMオンラインレッスンと、AIを活用したカリキュラム自動生成システムについて紹介しました。設立から15年以上にわたり蓄積されたノウハウをAIに学習させることで、受講生一人ひとりにパーソナライズされた学習計画を提示できるようになった点は、DTM教育において新しい取り組みです。1コマの単価は安くはありませんが、無駄な回り道をせずに確実なスキルアップを望む方にとっては、それ以上の価値をもたらしてくれるサービスだと思いますよ。自分の制作スタイルに行き詰まりを感じている方や、これから本格的にDTMを学びたいと考えている方は、一度Sleepfreaksの無料体験レッスンに申し込み、AIが導き出すあなただけのカリキュラムを体験してみてはいかがでしょうか?

【関連情報】
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