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国内最大級の歌モノ楽曲コンテスト「ソニコン」がスタート!

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DTMステーションでもこれまで紹介してきた、SONICWIREが主催する楽曲コンテスト、SONICWIRE CONTEST略して「ソニコン」がスタートしました。今回で6回目を迎えるソニコンは、本日3月17日(火)から募集を開始しており、終了日程は5月17日(日)23:59までとなっています。正式タイトルは、「ソニコン SONICWIRE CONTEST 2026 – 歌モノ編 –。参加費は無料でありながら、最優秀賞にはSONICWIREポイント20万円分が贈られるほか、多数の協賛企業から提供される豪華な副賞が用意されている魅力的なコンテストとなっています。

今回のソニコンも、これまでと同様に5分以内の歌モノ楽曲を募集していますが、生成AIの取り扱いに関するルールの明確化や、段階的なポイント付与システムの導入など、いくつか新しい試みが盛り込まれています。さらに、審査員には新たに2022年開催のソニコンで特別賞を受賞し、現在プロの作曲家としても活動するハマダコウキさんが加わり、昨年に引き続きClariSの「コネクト」やLiSAの「crossing field」の作詞作曲を手掛けた渡辺 翔さんをはじめ、yamazoさん谷 正太さん、といったトッププロも勢揃いしています。

新ルール「生成AI」はどうなる?審査基準まで完全公開された「SONICWIRE CONTEST 2026」

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段階的なポイント付与も導入!ソニコン2026の概要と各賞について

ソニコンは、初音ミクの発売元でもあるクリプトン・フューチャー・メディアが運営する、音楽制作に関するソフトウェア製品などをダウンロード販売する世界最大規模のストアであるSONICWIREが主催のクリエイタ応援施策の一環として開催される楽曲コンテスト。今回は5分以内の歌モノ楽曲が募集の対象となっており、プロやアマチュアといった制限はなく、オリジナル楽曲であれば誰でも参加することが可能です。

まずは、コンテストの全体スケジュールについて見ていきましょう。楽曲の募集期間は2026年3月17日から5月17日の23時59分まで。その後5月下旬にかけてSONICWIREチームによるレギュレーションチェックを主体とした一次選考が行われ、5月下旬から6月中旬にかけて二次選考および三次選考が実施されます。そして7月中旬の最終審査を経て、8月中に結果発表が行われる予定です。

最優秀賞に選ばれると、SONICWIREポイント20万円分が贈呈されるほか、SONICWIREでのインタビュー記事公開やDTM制作システムの無料相談特典が用意されています。優秀賞の3名にはポイント5万円分、特別賞の5名にはポイント1万円分がそれぞれ付与される仕組みです。

また今回のソニコンでは、これらに加えて応募者のモチベーションを継続的に高めるための新しい仕組みとして、段階的なポイント付与制度が導入されています。今年は新たに「三次選考」を新設したことにより、特典枠を大幅に拡大し、二次選考に進出した約300名にはSONICWIREポイント100円分が、三次選考に進出した約70名には500円分が付与されます。少しでも上の段階へ進むことが具体的な報酬として還元されるため、参加する楽しみがより大きくなる仕組みになっています。自分の楽曲がどこまで通用したのかを確認する指標としても役立つはずです。

また、入賞者の楽曲は後日音楽配信が予定されているコンピレーションアルバム「SONICON PowerPush Vol.3 」(仮)へ収録されるほか、スマートフォンなどで楽曲をダウンロードできるカード型の音楽メディアである記念SONOCAが10枚プレゼントされるという、クリエイタの今後の活動を強力に後押しする特典も用意されています。(イラスト:田中 寛崇さん)

受賞作品のコンピレーションアルバム「SONICON PowerPush Vol.3」(仮)のジャケット(イラスト:田中寛崇さん)

ソニコンの特徴は、審査員の感覚に頼らない厳正な審査基準

ソニコンの特徴はいろいろなものがあるのですが、1つの特徴として、審査基準がしっかりしているという点が挙げられます。具体的には、メロディが10点、コード、展開、サウンド、楽曲アイデアがそれぞれ5点という、合計30点満点の評価軸が設定されているのです。メロディの配点が最も高いのは、5分以内の歌モノ楽曲を対象としたコンテストであるためですね。個別の点数が公開されるわけではありませんが、こうした揺るぎない評価軸が存在することで、一般的なコンテストよりも公平かつクリーンな審査が実現しているというわけです。

メロディー 10点
コード 5点
展開 5点
サウンド 5点
楽曲アイデア 5点

制作環境を格段に引き上げる、協賛企業各社からの超豪華な副賞一覧

そして、最終選考に残った方には、豪華な副賞が用意されているのも大きなポイントです。具体的な製品ラインナップは以下の表の通りとなっており、ハードウェアからソフトウェア、音源ライブラリ、さらにはスキルアップのための特典まで、制作環境を一段と引き上げる実践的なアイテムが揃えられています。また最終選考者に選ばれた時点で、審査員によるよかったポイントやおしかったポイントなど楽曲講評コメントを受けることができます。

メーカー 製品
ヤマハ URX22
Novation Launchkey Mini 37
ADAM Audio D3V White
Engineering Lab EL4P – All Black
Platane UP2 & Magic Faderセット
SAUCE AUDIO AirLift
On-Stage MBS5000
Avid
Pro Tools Studio※年間サブスクリプション
Spectrasonics Omnisphere 3
iZotope Mix & Master Bundle Advanced
IK Multimedia ReSing
OVERLOUD BREVERB 2
IK Multimedia Pianoverse Royal Upright Y5
EVERTONE PROJECT EVERTONE BUNDLE
VoosteQ Material Comp
VoosteQ Model N Channel
Sleepfreaks
Cradle The God Particle
sonible smart:essentials bundle
Toontrack Superior Drummer 3
Ample Sound AMPLE GUITAR SC 4
CRYPTON
CRYPTON ピアプロキャラクターズ・スーパーパック

ハードウェア製品としては、ヤマハのオーディオインタフェースであるURX22をはじめ、Novationのキーボードコントローラ、ADAM Audioのモニタスピーカなどが揃っています。ソフトウェア製品も非常に充実しており、AvidのPro Tools StudioやSpectrasonicsの強力なシンセサイザOmnisphere 3など、即戦力となるプラグインが入手可能です。また、株式会社スリープフリークスによるスペシャルカリキュラムの作成とカスタムコース受講権といった、技術向上を直接的にサポートするユニークな副賞も選択できるようになっています。

改めてまとめると、最優秀賞1名は

・SONICWIREポイント20万円分
・SONICWIREにてインタビュー記事を公開
・DTM/制作システムの無料相談(2時間)

優秀賞3名には

・SONICWIREポイント5万円分

特別賞5名(渡辺 翔 賞、yamazo 賞、谷 正太 賞、ハマダコウキ 賞、SONICWIREスタッフ賞)には、

・SONICWIREポイント1万円分

が贈られます。三次選考を通過した約18名が最終選考に残り、副賞から1製品をゲットするとともに、さらに以下の特典が贈られます。

・コンピレーションアルバム「SONICON PowerPush Vol.3(仮)」への収録
・記念SONOCAプレゼント(10枚)
・YouTubeにてクロスフェード動画を公開(SONICWIRE公式チャンネル)
・SONICWIREにて受賞楽曲紹介記事を公開

そして前述の通り今回からは、段階的なポイント付与制度が始まり、三次選考に進んだ約70名には、

SONICWIREポイント 500円分

二次選考に進んだ約300名には、

SONICWIREポイント 100円分

が付与されるという形になっています。

過去の特別賞受賞者も参画、主観を排除して多角的に評価する審査体制

続いて、審査員についてです。審査員は、渡辺 翔さん、yamazoさん、谷 正太さん、SONICWIREスタッフ、そして今回は、前回ゲスト審査員として参加された作曲家のハマダコウキさんがメイン審査員として加わりました。実はハマダコウキさんは、2022年に開催された過去のソニコンにおいて、特別賞を受賞したクリエイタなのです。

その後、めざましい活躍を見せ、前回はゲスト審査員、そして今回は審査員としてコンテストに戻ってくることになりました。過去の参加者が実績を積み重ねて審査員として迎えられるというストーリーは、これから応募するクリエイタにとって、コンテストが単なる腕試しの場ではなく、その後のキャリアを切り拓く大きなチャンスであることを示していますね。

渡辺 翔


ROCK やR&B、アイドル向けなどジャンルにとらわれないメロディーセンスは各方面で評価される、アニソン界では誰もが知るヒットクリエイター。sajou no hanaやCYNHNのメインコンポーザーとしても活躍している。

yamazo

専門学校卒業後、女性Vo.の二人組ユニットを結成し活動開始。
2009年解散後に作家活動に専念。
王道Jpopからロック、R&Bなどの楽曲も手がけ幅広くこなし、現在は劇伴のシーンに活動の場を移している。

谷 正太

株式会社PleasureCreation 代表取締役
2003年からDAWに触れ、高校在学中からマニピュレーターとして様々なバンド・アーティストをサポート。2011年「太鼓の達人」ナムコオリジナル”蒼の旋律”で作曲家として活動開始。(AILE名義)
作家業と並行して約9年Rock oN Companyに勤め、楽曲制作システムの構築・保守サポートを行う機材コンサルタントとして独立。
現在は”角松敏生” “森俊之” “三宅純” “渡辺翔” などのプロクリエイターを中心に制作環境をサポート。特にトラブルシューティングの分野に関しては各方面から高い評価を得る。
Berklee Onlineにて学んだ作・編曲の技術を生かし、作家目線でのシステム提案・構築だけで無く音楽教育の分野へも活動の幅を広げている。

ハマダコウキ


高校時代からVOCALOIDを使用したオリジナル楽曲を動画投稿サイトにて公開し始め、2018年から3ピースバンドLemontic(レモンチック)のギター・ボーカルとして活動。
作詞作曲、編曲、プロデュースのほか、映像制作なども担当。
キャッチーなメロディラインとキラキラしたサウンド、バンド編成のアレンジを得意とする。
また音楽制作の傍らITベンチャー企業の役員も務めるなど、異色のキャリアを積み上げている。

0から1を生み出す生成AIは禁止。時代の変化に合わせた新ルール

今回のソニコンでは、応募規約や審査のレギュレーションに関して、時代の変化に合わせた重要な変更がいくつか加えられています。具体的にどのような背景からルールが変更されたのか、SONICWIREの担当者に質問したところ、以下のような回答を得ました。

ーー 今回のソニコンではAIの利用について新たな規約が設けられたとのことですが、具体的にどのような内容なのでしょうか。
担当者:プロンプトを入力して楽曲を丸ごと生成するようなAIツールの使用を禁止としました。また、AIで生成した楽曲をベースにして加工したものも応募不可としています。

ーー AIツールの使用をすべて禁止するということなのでしょうか。
担当者:いえ、そのようなことはありません。たとえばiZotopeのOzoneのように、AIの技術を使ってミキシングやマスタリングの操作をサポートするプラグインを使用することはまったく問題ありません。また、Synthesizer VといったAI歌声合成も使用可能です。あくまで、0から1を生み出す部分をAIに任せてしまうことを禁止しているという形です。DTMで楽曲を作るプロセスそのものを評価する方針であるため、このような規約を新設したのです。

ーーそのほかに、制作手法に関するルールの変更などはありますか?
担当者:昨年のコンテストでは、生演奏のドラムを録音してミックスした作品の完成度が非常に高く、評価が難しくなる場面がありました。ソニコンはあくまでDTMを中心としたコンテストであるため、DAWでの打ち込みや編集技術をしっかりと評価することを目指しています。そのため、生演奏を効果的に取り入れることは可能ですが、DAWを単なるレコーダとして使い、すべて生演奏で構築したような楽曲は評価の対象外となる可能性があります。これに伴い、応募の際には使用機材の申告に加え、生演奏パートがある場合は誰が演奏したかというクレジットの明記を必須としたのです。

ーーそうしたルールを確実に守ってもらうための工夫もされていますか?
担当者:最終選考に進んだ方には、ステムデータとDAWのプロジェクトファイルの提出をお願いすることにしました。これにより、実際にどのようなプラグインやソフトウェア音源を使って制作されたのかを確認し、AIで生成されたものではないことや、申告通りの制作手法であることを担保する仕組みになっています。

オフラインでクリエイタ同士が交流、リアルな繋がりを生むミートアップ

また、オンラインでのコンテストにとどまらず、クリエイタ同士の交流を深めるためのオフラインイベントも開催されています。2026年2月7日には、過去のソニコン受賞者を招いたソニコンミートアップイベントが東京で開催されました。

2月7日にソニコン受賞者を招いたソニコンミートアップイベントが行われた

イベントでは、審査員や参加者同士が活発に意見交換を行い、有意義な時間が共有されたとのことです。地方にお住まいで周囲にDTMのコミュニティがない方にとっても、こうした場に参加することで新たなつながりが生まれる大きなきっかけになりますね。なお、このイベントの様子は後日、写真を交えたコラム記事として公開される予定となっています。次回のソニコンで受賞を果たし、こうしたコミュニティの輪に加わっていくことも、コンテストに参加する大きなモチベーションになりますよね。

過去の受賞者のなかには、ソニコンでの実績をきっかけに、今まで一人のファンとしてフォローしていた憧れのアーティストからSNSでフォローバックをもらい、同じクリエイタとしてのラインに立てたという方がいますし、さらに音楽事務所から直接声がかかったり、DTMスクールから講師として迎え入れられたりといった事例も実際に起きているそう。

このように、ソニコンは年々規模が大きくなり、業界内での注目度や影響力も格段に高まっています。自分の持てる実力をすべて注ぎ込んだ楽曲で挑戦し、見事に受賞を果たすことができれば、そこから新しいキャリアの扉が開く可能性が十分に用意されているのです。

以上、SONICWIRE CONTEST 2026について紹介しました。生成AIへの対応など時代に合わせたルールの整備を行いながら、より多くのクリエイタが参加しやすく、そして楽しめる工夫が随所に盛り込まれたコンテストへと進化しています。自分の制作環境で生み出したオリジナル楽曲を多くの人に聴いてもらい、専門家から客観的な評価を受けることができる絶好の機会。応募要項をしっかりと確認し、自身の持てる技術とアイデアを詰め込んだ楽曲で、ぜひコンテストに挑戦してみてください。

【関連情報】
SONICWIRE CONTEST 2026

コメント

  1. ・・・ より:

    せっかく2025の受賞作が聞けるサイトがあるのに2026公式にもこの記事にもリンク貼りがないのは独特の感性だなと思いました。大変失礼しました。