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憧れのMPCがミニになって62,800円。伝説のMPC60/3000を継承したMPC Sampleが発売開始!

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本日3月25日、Akai Professionalから、面白そうな新製品が発表・発売されました。その名もMPC Sample。約40年にわたって音楽制作のサウンドを形成してきたMPCシリーズの伝統を受け継ぎつつ、これまで以上に身近で扱いやすい形に落とし込んだポータブルなサンプラー。MPC60やMPC3000にインスパイアされたというこの製品は、往年のレトロカラーを採用した外観となっていおり、リチウムイオンバッテリも内蔵、スピーカーとマイクまで本体に搭載しています。

パソコンやDAWを使うことなく、外出先でもスタンドアロンでビートメイクを完結することができ、スタンドアロン型のMPC史上最も安い62,800円(税込)なのも魅力。これから音楽制作を始める方にとっても手の届きやすい設定となっています。日本時間の3月25日0時に発表と同時に発売が開始されたMPC Sample。Akai Professionalの歴史のなかで携帯性が高くスタンドアロン型となる本製品が、実際どのような機能を備え、どのような使い方ができるのか、またPCとの連携について、その詳細を紹介していきましょう。

レトロカラーを纏った、バッテリー内蔵の完全スタンドアロン機MPC Sample

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往年の名機、MPC60やMPC3000の質感を凝縮したコンパクトなMPC Sample

Akai Professionalが誇るMPCシリーズは、1980年代後半に誕生したMPC60をはじめ、長年にわたり音楽制作の歴史を塗り替え、特にヒップホップやダンスミュージックの文化を築き上げてきた極めて重要な存在。今回登場したMPC Sampleは、その偉大な伝統を継承しながら、サンプリングの技術をこれまで以上に身近で扱いやすい形に落とし込んだスタンドアロンハードウェアとなっています。

伝説のMPC3000などにインスパイアされた、コンパクトながら本格的なワークフローを実現

まず目を惹くのは、往年の名機を彷彿とさせるレトロカラーの筐体デザイン。アイボリーを基調とした落ち着いた色合いに、グレーのパッドやカラーボタンが配されたその姿は、往年のMPCファンにとっても馴染み深い外観に仕上がっています。

本体中央には、MPCの象徴ともいえる16個のRGBバックライト付きパッドが搭載されています。このパッドはベロシティに加え、ポリアフタータッチにも対応しているため、指先の細かなニュアンスをダイナミックなビートに反映させることが可能。ハイハットの繊細な強弱や、キックの力強い連打など、表現したいニュアンスをそのままサウンドに反映させることができますよ。

16個のRGBパッドはポリアフタータッチに対応。指先のニュアンスをビートに反映

また本体の寸法は長さ23.6cm、幅19.4cm、高さ5.0cmとなっており、重量も0.9kgとコンパクトにまとめられています。ヴィンテージMPCのワークフローをこのサイズで実現し、カバンに入れてどこへでも持ち運べる機動性を備えているので、これからビートメイクをしていきたいと思っている方はもちろんのこと、すでに活動している方のサブ機材としても優秀だと思いますよ。

バッテリー駆動と内蔵スピーカーで、場所を選ばずビートメイクが可能に

MPC Sampleの大きな特徴は、完全なスタンドアロン動作を実現するためのハードウェア設計。本体にはUSB-Cポートから充電可能なリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、フル充電の状態で約5時間の連続稼働が可能となっています。

さらに、本体手前側には3Wの内蔵スピーカーが、パネル上には内蔵マイクが搭載されています。これにより、電源ケーブルやオーディオケーブル、外部モニター用のスピーカーなどを接続することなく、本体のみで音を出し、周囲の音をサンプリングし、ビートを構築していくことができます。

USB-C充電式バッテリーと内蔵スピーカーで、どこでもビートメイクできる

ポータブルなサンプラーとしては、Roland SP-404MKIIなどが競合として挙げられます。SP-404MKIIはACアダプターやUSB給電に加えて乾電池駆動にも対応し、DJモードのような機能が搭載されていますが、MPC SampleにそうしたDJ機能はありません。

その代わり、MPC Sampleはリチウムイオンバッテリーとスピーカーを内蔵している点や、視認性の高いフルカラーディスプレイを備えている点に大きな違いがあります。そこに長年の歴史で培われたMPCならではのワークフローが加わることで、いつでもどこでも、インスピレーションが湧いた瞬間に本体を取り出し、内蔵マイクで環境音や手拍子をサンプリングして即座にループを組むといった、自由な音楽制作のスタイルが可能になっています。

MPC3000の質感を再現するシミュレーターも搭載!充実したエフェクトとフルカラーディスプレイによる直感的な操作性

ビートメイクにおいて、サウンドの質感を決定づけるエフェクトの存在は大事ですよね。MPC Sampleには、パッドFX、ノブFX、FLEX BEATといったエフェクトが搭載されています。本体に用意された3つのノブを使ったり、パッドを使って、リアルタイムにエフェクトをコントロールし、ライブパフォーマンスに表情をつけることができます。

2.4インチフルカラーディスプレイと3つのノブで、エフェクトをリアルタイムにコントロール

とくに特徴的なのが、MPC3000に音を通したような質感を再現するシミュレータが搭載されている点。現代にあえて往年のサンプラーの持つ太いサウンドを付加することができるため、オールドスクールなヒップホップサウンドを好むビートメイカーにとっても嬉しい機能が搭載されています。

MPC3000に音を通したような質感を再現するシミュレータも搭載している

また、本体上部には2.4インチの高解像度フルカラーLCDディスプレイを搭載。波形の視認性は高く、サンプリングした音源の確認やチョップのポイント設定、シーケンスのエディット作業が視覚的にわかりやすく行えます。MPCでお馴染みの16 LEVELSボタンやNOTE REPEATボタン、さらにはCHOPボタンやSTEP EDITボタンなどが独立して配置されているので、直感的にサンプラーを切り刻むワークフローも、このディスプレイとシンプルなボタンの組み合わせによって素早く実行可能です。

シンプルなメニュー構成で、サンプリングやエディットも素早く実行可能

プロ仕様の豊富な入出力端子群

また内部の処理能力も充実しており、2GBのRAMを搭載しているだけでなく、ストレージから直接音声を読み込むディスクストリーミングという高速処理技術を採用しています。これにより、最大20分という長時間のオーディオファイルでもスムーズに再生でき、さらに同時に鳴らせる音の数も最大32ステレオボイスと余裕があるため、音を重ねた複雑なトラックを作っても、音が途切れる心配はありません。

1つのプロジェクトにつき、サンプルとシーケンスは、それぞれ最大128個まで保存可能。16個のパッド画面を8ページ切り替えで使うというMPC伝統のスタイルで管理できるため、直感的に扱うことができますよ。ちなみに本体内に保存できるプロジェクトの数には制限なし。サンプリング機能も強力で、前述のように1つのサンプルにつき最大20分という長時間の録音もできます。また、過去25秒間の演奏を常に裏で記録しておく「リコール録音機能」も備わっているので、適当にパッドを叩いていて「今のフレーズよかったな」と思った瞬間に、後からその録音データを呼び出すこともできるようになっています。

コンパクトな筐体ですが、背面に音楽制作に必要な入出力端子群が搭載されているのもポイント。オーディオ入力として6.35mm TRSジャックが2系統用意されており、マイクやラインレベルの楽器を直接接続可能。RECする際のゲインは、同じく背面にある、レコードゲインノブでさっと調整することができます。また出力も同じく6.35mm TRSジャックが2系統装備されており、3.5mmのヘッドホン端子も用意されています。

背面のオーディオ入出力端子群。マイク、ラインレベルの楽器を接続可能

MIDIの機能としては3.5mm TRS端子経由での入出力に対応しており、入力されたMIDI信号をそのまま出力するmidi-through機能も備わっています。さらにSYNC OUT用の3.5mm TRS CV端子も備えており、同期レートを設定してアナログ機器とのクロック同期も行える設計となっています。

オーディオインターフェイスとしても使用することができる

USB-C経由でパソコンやスマートフォンと連携

さて、外部デバイスとの連携機能についても見ていきましょう。背面のUSB-C端子は、電源供給だけでなくデータ転送やオーディオの送受信にも対応しており、パソコンやスマートフォンと直接接続することができます。

単体としてはもちろん、PCと連携することで、さらに可能性を広げることができる

スマートフォンと接続した場合、スマートフォン上で再生している音声を直接MPC Sampleにオーディオとしてサンプリングすることも可能。パソコンと接続した際には、オーディオインターフェースおよびMIDIインターフェースとして認識されるので、DTM用途としても活用することができますよ。

MIDIパッドとしても使用可能

さらに、Akai Professionalが提供するMPCソフトウェアとの連携も強力。MPC Sample本体でスケッチとして作成したプロジェクトデータを、microSDカード経由でパソコンに読み込み、パソコン上のMPCソフトウェアでそのまま続きのアレンジやミキシングを行うことができます。外出先でアイデアを形にし、最終的な楽曲の完成までを自宅のスタジオで進めるワークフローを構築できるようになっているのです。

MPC Sampleのプロジェクトは、MPCソフトウェアへシームレスにエクスポート可能

初心者からプロまで使える豊富なファクトリキットを内蔵

またMPC Sampleには、電源を入れるだけで即座にビートメイクを開始できるよう、100以上のファクトリキットが内蔵されているのも見逃せません。これらにはドラムキットだけでなく、キーボードやシンセサイザの音色などをサンプリングしたメロディのファクトリキットなどのライブラリも含まれています。昔のヒップホップサウンドから新しいサウンドまで幅広く網羅されており、初心者の方でもトラックをすぐに作り出すことができます。

100以上のファクトリキットとプレミアムプラグインインストゥルメントを内蔵

これらの内蔵プリセットキットの音色自体は上書きできない仕様になっていますが、そこに自分でサンプリングした音を追加してオリジナルのキットを構築していくことは可能。ユーザー自身が用意したサンプル音源やプロジェクトデータは、前述の通りmicroSDカードスロットを使用してやりとりすることができます。

側面にmicroSDカードスロットが搭載されている

以上、Akai ProfessionalのMPC Sampleについて紹介しました。MPCの歴史とワークフローをコンパクトなサイズに凝縮し、内蔵バッテリーとスピーカーによってポータブル環境を実現した一台。エフェクト群やフルカラーディスプレイによる操作性、そしてパソコンやスマートフォンとの連携機能は、現代の音楽制作にマッチした仕様となっています。62,800円(税込)という価格設定は、熟練のトラックメイカーはもちろん、これからハードウェアでの音楽制作を始めようと検討している方にとっても嬉しい価格設定だと思います。外出先でのスケッチから自宅でのトラックメイクまで、さまざまなシーンで活用できるMPC Sample。ぜひご自身の環境に導入して、その実力を試してみてはいかがでしょうか?

【関連情報】
MPC Sample製品情報

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