藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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タグ:GS

ときどき、昔のDTMについて振り返る「DTM温故知新」シリーズ。今回、振り返ってみるのは20年前、1997年にYAMAHAが出したプラグインボードについてです。いまプラグインといえば、VSTやAudio Units、AAXなど、DAWをソフトウェアで拡張するものを意味しますが、まだPCのスペックが低かった20年前は、ハードウェアのプラグインで音源を拡張するというコンセプトの製品が存在していたんですよね。

当初、XG音源を拡張するXGプラグインシステムとして3製品がリリースされたプラグインボードは、その後DTM音源のみならず、YAMAHAのシンセサイザ、MOTIFシリーズなどの拡張できるModular Synthesis Plug-in Systemへと進化し、計12製品が発売されてきました。これらプラグインボードとは何だったのか、私の手元にある当時のカタログなどを見ながら、振り返っていきましょう。


YAMAHAが出したハードウェアのプラグイン、PLG100シリーズ
 
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普段、カラオケボックスを利用しているという人も多いと思います。中にはボーカル練習のため、楽器練習のために一人で通っているという方もいるようですが、ここにあるカラオケマシンはMIDI音源でできているというのは有名な話ですよね。いわゆる通信カラオケと呼ばれるもので、ネットワークを通じてMIDIデータと歌詞を受信し、それを再生するわけですが、最近はMIDIだけでなく、オーディオレコーディングも利用したリッチなカラオケデータも出てきているようです。

その通信カラオケ、エクシングのJOYSOUND系とUGA系、また第一興商のDAM系などといくつかの機種に分類することができますが、その系列によってRolandのGS音源やYAMAHAのXG音源、さらにはその互換音源などが用いられているんですよね。GS音源やXG音源というと、懐かしく思われる方もいると思いますが、カラオケの世界ではまだ第一線で活躍している機材でもあるんです。そして、そのカラオケマシンで、最新のヒット曲が歌えるということは、そうしたデータが日々入力されているというわけですよね。先日、そんなカラオケデータの入力を行っている都内の会社、株式会社シーミュージックの社長、三木康司さんにお話しを伺う機会があったので、カラオケデータ入力とはどんなお仕事なのか、いろいろと聞いてみました(以下、敬称略)。


カラオケデータの制作会社、シーミュージックでお話しを伺った
 
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先日も「SC-88Pro復刻版がVST/AUで登場だ!SOUND Canvas VAがお披露目」という記事でお伝えしたRoland謹製のプラグイン版SOUND Canvasが、本日12月24日のクリスマスイブに発売されました。価格は14,000円(税抜)で、RolandのオンラインショップであるRoland Content Storeからのダウンロード販売という形でのリリースです。

すでにiPhone/iPad版は今年1月に発売されていたわけですが、プラグイン版が登場したことで、より自由度高くPCのDAW環境で昔懐かしいサウンドを思う存分使えるようになったわけです。動作環境としてはWindowsのVSTおよびMacのVSTAudioUnitsとなっていますから、ほとんどのDAWで利用できるわけですが、昔のMIDIファイルを鳴らすには多少のコツが必要となってくるようです。そのSOUND Canvas VAを数日早く入手して、いろいろと試してみたので、そのコツとノウハウを少し紹介してみたいと思います。


プラグイン版としてRolandが復刻させたSOUND Canvas VAがついに発売

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XG音源と聞いて「懐かしい!」、「持ってたよ!」という人も多いのではないでしょうか?ちょっと部屋の片づけをしていたら、昔の資料が山ほど出てきたので、DTMステーションの懐かしいネタシリーズとして、ヤマハのXG音源MU80そしてDTMパッケージであるHELLOMUSICについて振り返ってみようと思います。

突然のようにヤマハからXGという規格が発表されたのは1994年9月のことでした。プレスリリース(報道発表資料)を見て「ついにヤマハが本気でDTMの世界に入ってきたんだ…」と、すごい意気込みを感じたのを今でも覚えています。もう20年も前のことになりますが、当時の時代背景も含めて、少し掘り起こしてみましょう。


1994年9月に発表され、同年12月発売となったヤマハのXG音源の第1弾、MU80(当時のパンフレットより)
 
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1月末にRolandからリリースされて大ヒットとなったiPad用、iPhone用のアプリ、Sound Canvas for iOS。「すでに購入して使ってるよ!」という人も多いと思うし、「昔のままだ、懐かしい!」といった声も多数聞こえてきます。そのSound Canvas for iOSで要望の多かった機能が、演奏したデータのオーディオ化です。リリース当初の1.0というバージョンではオーディオ化に関する機能を装備していなかったため、演奏した音をWAVなどのデータにするには、出力される音を外部のレコーダーで録音するなど、面倒なことをするしかありませんでした。

しかし、間もなくリリースされる1.1というバージョンはInter-App Audio、またAudiobusという機能に対応したため、これに対応したアプリと組み合わせることでオーディオ化した上でPCに取り込むといったことが可能になったのです。そのVer1.1を一足早く入手することができたので、どうやって使えばいいのか、その手順を紹介してみたいと思います。


Sound Canvas for iOSがVer 1.1になりInter-App Audio、Audiobusに対応
 
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SC-88ProSC-55などのサウンドを再現するiPad/iPhoneアプリとしてRoland自らがリリースしたSound Canvas for iOS。前回の記事では、基本編ということでiPad単体、iPhone単体での使い方について見てきましたが、今回はこれをWindowsやMacと接続してコントロールするという方法について紹介していきます。

その昔、カモンミュージックレコンポーザで打ち込みをしていた、っという人も少なくないと思いますが、まさにそんな数値入力をSound Canvas for iOSとフリーウェアを組み合わせて行うこともできるんです。20年くらいタイムスリップしたような感覚でもありますが、外部音源としてSound Canvas for iOSを使う手順について紹介してみたいと思います。


今回は応用編として、Sound Canvas for iOSを昔のSC-88Proそのもののように外部MIDI音源として使う方法を紹介します
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40代前後の方だと、90年代「ハチプロ」とも呼ばれたRolandのMIDI音源モジュールの最高峰、SC-88Proに青春を捧げた……なんていう方も少なくないのではないでしょうか?そのSC-88Proを代表とするSound CanvasをRoland自らの手によって復刻されることになりました。

実際の発売時期や価格についてはまだ未定とのことではありますが11月21日~23日の3日間、東京ビックサイトで行われる楽器フェアのRolandブースで参考出品されます。そうした情報を事前に入手したので、急きょRolandに実物を見せてもらいに行ってきました。その復刻されるSound Canvasとはどんなものなのか、紹介してみましょう。


RolandがSound Canvas for iOSという名称で往年の名機、SC-88Proそくりなものをリリースする 

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RolandSC-88Proという名前を見て、懐かしい、という思いの人も多いのではないでしょうか? SC-88Proは1996年10月に発売になったMIDI音源モジュール。それまで同社の最上位機種であったSC-88の上位モデルとして登場したもので、定価89,800円(税別)という製品でした。先日、大掃除で棚の整理をしていたら出てきたので、懐かしいネタシリーズということで、ちょっと取り上げてみたいと思います。

1996年当時、Rolandの規格であるGS音源とYAMAHAの規格であるXG音源が真っ向勝負で戦っていたのですが、GS音源よりかなり後から登場してきたXG音源にはエフェクトが充実していたため、機能面ではやや劣勢になっていたのです。そこに打ち出したSC-88Proは、エフェクトにおいても、かなり強力な機能を搭載し、音色数も1,117音と圧倒的なもので、「勝負あった!」と感じさせた製品で、大ヒットとなったのです。


1996年に発売されたRolandのMIDI音源モジュール、SC-88Pro 

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