• 2つの入力・出力をスマートに切り替え、手元でボリューム調整も。モニターコントローラ、Baby RAMでDTM環境を快適に

レコーディングスタジオで、ラージモニターとスモールモニターを切り替えるようなシステムを簡単に導入できる機材、Baby RAMをご存知ですか?自宅環境でも、メインのモニタースピーカ―とは別に小さめのスピーカ―を導入している方は多いと思います。そんな環境で、スピーカーをスイッチ1つで切り替えることが可能なBaby RAM。価格は22,000円(税込)で、機能なシンプルなものの、デスクの上にこれがあるだけでスマートなモニタリング環境を構築可能です。

スピーカーを切り替える以外にも、入力ソースの切り替えができるので、2台のオーディオインターフェイスを使い分けたり、オーディオインターフェイスとシンセサイザを切り替える…といった使い方も可能。またモノラル再生するMONOボタン、一瞬で音量を下げるDIMボタン、ミュートボタンが搭載。中央に配置された大きな赤いノブが印象的で、カチカチと切り替わる24ステップのロータリースイッチで、手元での音量調節ができます。また電源の要らないパッシブ設計となっており、良質な部品を使って作られているため音質のロスもありません。シンプルながらも使い勝手がいいBaby RAMを試してみたので、紹介してみましょう。

2台のスピーカーを切り替えるモニターコントローラBaby RAM


Baby RAMの開発元は、Heritage Audio(ヘリテージオーディオ)というスペインの会社。2011年に設立し、主力製品はNeveのクローンに新しいアイディアを入れた本格的なアウトボード。マイクプリにEQをプラスしたHA73EQ EliteやステレオバスコンプレッサのSuccessorといった製品を発売しているわけですが、それと共にBaby RAMのようなモニターコントローラも展開しています。

Neveのクローンに新しいアイディアを入れた本格的なアウトボードを開発している

もともと発売されていたモニターコントローラは、RAM System 2000というBluetooth入力まで持ち合わせている多機能な製品。ステレオ3系統の+4dBuバランスアナログ入力、ステレオ3系統のアナログ出力、ステレオCUE入出力、S/PDIFコアキシャル入力……と、レコーディングスタジオ向けに作られた製品であり、価格も110,000円(税込)とそれなり。

多機能なモニターコントローラRAM System 2000

そんなRAM System 2000をホームスタジオ向けに小型化したのがBaby RAM。廉価版というわけではなく、良質な部品を使って製造されていて、中国の最高品質の工場のロンジョンで生産とのこと。そのため、入力された音質は正確に保たれたまま。ミキサーなどを挟んで信号を分岐したりすると、音質劣化が気になることがありますが、Baby RAMは安心して使えそうです。

DTMユーザー向けに作られたBaby RAM

さて、実際にBaby RAMを見てみると、作りは非常にシンプルなのが分かると思います。中央に配置された赤いノブが印象的で、Neve感の強い作りになっていますね。見た目はかなりスタイリッシュで、デスクの上にあったらテンションの上がるデザイン。このノブを回して、ボリュームコントロールを行うことができ、これはカチカチと回る24ステップのロータリースイッチとなっています。実際に回してみた動画が以下のものになります。

ボタンを押してみたりしているのですが、堅牢な作りをしているなといった印象。業務用的な無骨な感じが好みの方にとってはグッとくる操作性だと思います。

ボタンやノブはしっかりした作りになっていた

接続方法としては、オーディオインターフェイスの出力を最大にして、そのアウトからBaby RAMの入力に繋ぎます。その後Baby RAMの出力をスピーカーに繋ぐだけ。手元でボリューム操作できて、冒頭でも書いているようにスピーカー2台まで切り替えることができます。スピーカーの切り替えは、OUTPUTと書いてある白い1ボタンと赤い2ボタンで行います。また、右側にINPUTと書いてある1と2のボタンがあるので、ここでリアに接続した信号を切り替えることも可能。

1、2のインプット・アウトプットをボタン1つで切り替え可能

単純にインプットとなっているので、別々のPCに繋がれたオーディオインターフェイスを接続するのみならず、シンセサイザを繋ぐことも可能。また手前にミキサーを挟むといった使い方もできそうですね。1ch、2chの入出力は、同時にミックスされることはなく、片方の入力、片方の出力だけ通す作りとなっています。

シンプルな機材なので、工夫次第でさまざまな使い方ができる

リアを見てみると、INPUTとOUTPUTの接続が装備されています。また、中央にはバランスとアンバランスの切り替えスイッチが搭載。1ch、2chの入出力端子が用意されていますが、片チャンネルのみ使うこともでき、オーディオインターフェイスとスピーカーの間にBaby RAMを挟んで、単純なボリュームコントローラとしてしても使用可能です。

ケーブルはリアに接続して使用する

ほかにも、Baby RAMにはMONO、DIM、MUTEスイッチが搭載されています。位相がずれていないか、ユーザーがモノラルに近い状態で音楽を聴くときにバランスがおかしくなっていないかなど、ミックスする際にモノラルで確認したいときにMONOスイッチが付いているのは便利ですよね。また、1人で作業する際に歌入れを行うときは、スピーカーからの音を消すと思います。そんなときにMUTEスイッチは重宝しますし、小さい音で確認したいときに一瞬で音量を下げるDIMスイッチがあるので、効率的に作業を行えると思います。

MONO、DIM、MUTEスイッチが搭載されている

以上、Baby RAMの概要を紹介しました。メインのモニターと小型のモニターの切り替えとして便利に使えるし、手元でボリュームがコントロールできると便利ですよね。デスクに置いておけばテンションの上がるBaby RAMをぜひ試してみてはいかがでしょうか?

【関連情報】
Baby RAM製品情報

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