でも、市販のループ素材を使えばもっと手軽に作れてしまいますよね。最終的にその音を使わないにしてもループ素材の利用は曲を組み立てていく上でとっても便利に使うことができます。ただ、自分の作りたい曲にマッチしたループ素材が見つからないという人も多いでしょう。今回はちょっと変り種の多いループ素材のシリーズ、SoundPoolについて紹介してみましょう。
AHS製の国産ループ素材、SoundPool Vol.10のパッケージ
先日、AHSの尾形社長とお会いしたときに、たまたま話題になって聞いたのですが、「確かに当初はMAGIX製品だったけれど、だいぶ以前からAHSで自ら作っているんですよ」とのこと。また、同社のMusicMaker専用の素材集なのかなと思っていたら、「これは普通のWAVファイルによるループ素材集だから、WAVファイルが読み込めるDAWであれば何でも使えます」ということです。
確かに普通の素材集とちょっと雰囲気が違いますよね。これらの素材を組み合わせると、どんな雰囲気になるのでしょうか?ACIDやSONARなどのDAWで組み合わせていってもいいのですが、MusicMaker MXには「ソングメーカー」というちょっと便利な機能があるので、これを使ってみました。
MusicMaker MXに搭載されている自動作曲機能、ソングメーカー
まあ、インスタント作曲機能といってもいいものなのですが、使う楽器や「イントロ」、「サビ1」、「Aメロ」などと選んでいくだけで簡単にループ素材を組み合わせてくれるお手軽機能なのです。ときどきコードが外れて妙になることもありますが、そこはご愛嬌。ボタン一発ですぐに作曲してくれるので、いろいろと試してみればいいのです。実際、試してみたのでちょっと聴いてみてください。
「なんかあの曲に似てる!」なんて思ってしまうものもありそうですが、これが素材集になっていると思うと、やっぱり楽しいですよね。
もちろん、SoundPoolにはほかにもいろいろなテーマのものがあります。具体的にいくつかをピックアップしてみると、
などなど。たとえばVol.8に収録されているサンプル曲「翼」はボーカロイドを使った曲でAHSにも結構問い合わせがあるのだとか……。
気になる素材集がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
【関連サイト】
AH-Software
SoundPool製品紹介ページ
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