自宅でDTMや宅録をしていて、「近所への音漏れが気になって思い切り歌えない」「部屋の反響でうまく録音できない」「近所迷惑になるからスピーカーでモニターできない」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。またモニタースピーカーでミックスやマスタリングをする際に、音量だけでなく部屋の音響特性も大きな影響を及ぼします。フラットに聴こえているつもりでも、部屋の反射音や定在波が邪魔をして、正確な判断ができていないケースが少なくありません。かといって、本格的な防音・音響工事は数百万円単位の費用がかかるし、賃貸だとそうした工事は不可で手の施しようがないという人が多いと思います。そんな状況を打開する選択肢として、いま注目を集めているのが、防音ブースブランド「MUSICUS(ミュージクス)」のDIY防音ブース「B-Free 2.0」です。
B-Free 2.0は、工事不要・賃貸対応・ドライバー1本で組み立てられる本格派の防音ブース。遮音性能-26dB、吸音率NRC 0.89という高いスペックを実現しながら、壁厚はわずか約8cmというスリムな設計が特徴です。大きさは小型、中型、大型の3種類で、標準価格はそれぞれ199,000円、349,000円、419,000円。現在、国内クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake(マクアケ)」にてプロジェクトを展開中で、早期割りでかなり安く購入することが可能です。5月13日現在、すでに2,329万円の支援が集まるなど、大きな反響を呼んでいます。そこで、B-Free 2.0の防音・吸音性能の詳細や設計のこだわり、組み立て方法、ラインナップなど、DTM・ホームレコーディングを行う方が気になるポイントを紹介してみましょう。クラウドファンディングの終了は5月19日までと残りわずかとなっていますので、気になる方はぜひ最後までご一読ください。
自宅制作を悩ませる「音の問題」はふたつある
DTMやホームレコーディングをしていると、音に関する悩みはほぼ必ずと言っていいほど出てきます。その悩みは、大きく分けてふたつあります。
ひとつは「外に漏れる音」の問題です。ボーカル録音でしっかり声を張りたい、ギターアンプをある程度の音量で鳴らしたい——でも、マンションや集合住宅では近隣への影響が気になって、どうしても遠慮しながら作業することになります。夜間の録音ともなればなおさらで、本来の実力が発揮できないまま妥協した音源になってしまうことも少なくありません。
もうひとつは「部屋の音響特性」の問題です。これは録音時だけでなく、モニタースピーカーでミックスやマスタリングをする際にも深刻に影響します。
録音という観点では、一般的な部屋でマイクを立てると、音が壁・天井・床に反射してマイクに戻ってきてしまいます。これがいわゆる「部屋鳴り」で、ミックスで取り除くのが難しい帯域の濁りとなって録り音に混入します。REVERBプラグインで後から空間を足すことはできても、録り音に混入してしまった反射音を取り除くのは至難の業です。
モニタリングという観点でも、問題の構造は同じです。一般的な部屋でモニタースピーカーを鳴らすと、スピーカーから出た音が壁に反射して耳に届くため、直接音と反射音が混ざった状態で聴くことになります。その結果、特定の周波数が強調されたり打ち消されたりして、フラットに聴こえているつもりでも実際の音とは異なる判断をしてしまいがちです。「自宅で作ったミックスが他の環境で聴くと低音が出すぎていた」「別のスピーカーで聴くとまったく印象が変わってしまった」という経験は、多くのDTMerが持っているのではないでしょうか。適切に吸音・遮音された環境は、录音の質を高めるだけでなく、ミックスやマスタリングの精度を上げる上でも欠かせない要素なのです。
この「遮音(外への音漏れ防止)」と「吸音(部屋の音響コントロール)」、ふたつの問題を同時に解決しようとすると、従来は本格的な防音施工が必要でした。しかしB-Free 2.0は、この両方の問題にしっかり向き合った設計で、しかも賃貸OKのDIYで実現しているのです。
ミュージシャンが設立した防音ブースブランド「MUSICUS」
B-Free 2.0を手がけるMUSICUS(ミュージクス)は、創業者自身が音楽制作を行うミュージシャンであり、自宅で音楽を作る人たちが抱える悩みを解決しようと生まれたブランドです。そしてチームメンバー全員がミュージシャンとしての経験を持つ防音ブースブランドでもあるのです。「プロのスタジオに限らず、日常の空間で音楽制作に取り組むすべてのクリエイターに、より身近で現実的な音響コントロールを実現したい」という思いからブランドが立ち上げらたそうです。
従来の防音ソリューションが抱えていた課題——重い素材、専門的な施工、高額なコスト——を見直し、組み立て式(RTA:Ready To Assemble)の防音ブースとして開発されたのがB-Freeシリーズです。初代B-Free 1.0の経験をもとに、構造の見直しと軽量化を図りながら遮音・吸音性能をさらに高めたのが、今回のB-Free 2.0となります。
国内でも昨年11月に開催された東京楽器博覧会に出展しており、それについては、「東京楽器博2025、過去最大の盛り上がり!海外勢も多数参加で国際色豊かに――注目の20ブースを一気紹介」という記事でも紹介したことがありました。
日本国内ではまだ知らない方も多いとは思いますが、同社はこれまで約10年で、25,000台以上の販売実績があり、多くのユーザーの声や意見をもとに製品を継続的に改善してきたそうです。また国際的展開という意味では、今回のB-Free 2.0に関して、昨年アメリカのKickstarterで食らうウドファンディングを行っており、成功した実績もあります。
-26dBの遮音性能が意味すること
B-Free 2.0のスペックで最も注目したいのが、遮音性能-26dBという数値です。これは具体的にどういう意味なのか、整理してみましょう。
人の歌声の音量は、しっかり発声したときに90dB前後と言われています。B-Free 2.0はこれを-26dB減衰させるため、ブース外には約64dBまで音が小さくなって伝わる計算になります。64dBというのは、日常会話をしているくらいの音量です。
深夜の住宅地では40〜50dBを超えると騒音として感じられはじめるため、-26dBだけで完全な防音というわけにはいきませんが、ボーカル収録や楽器演奏のための実用レベルとしては十分に機能するレベルです。「深夜は無理でも、夜間や週末の録音なら近隣への影響をぐっと抑えられる」という点で、多くのホームレコーダーにとって大きな意味を持ちます。
この遮音性能を実現しているのが、B-Free 2.0独自の「4層ファブリックウォール」構造です。音は各層を通過するたびに異なる素材に移行し、4段階でエネルギーが徐々に減衰する仕組みになっています。壁や窓、床へ届くころには十分に弱まり、外部への音漏れが効果的に抑えられます。しかもこの4層構造の壁厚は、フレーム3cm+ファブリック5cmで合計約8cmというスリムさです。省スペース設計でありながら高い遮音性を実現している点は、設置場所が限られる日本の住環境において特に大きなメリットと言えます。
NRC 0.89——スタジオレベルの吸音性能を自宅に
遮音と並んでDTM・宅録ユーザーにとって重要なのが、吸音性能です。B-Free 2.0の吸音率はNRC 0.89を達成しています。
NRC(Noise Reduction Coefficient)とは、素材が音をどれだけ吸収できるかを示す指標で、0〜1.0の値で表されます。一般的な家庭用吸音パネルの吸音率はNRC 0.60〜0.75程度とされていますが、B-Free 2.0はNRC 0.89と、それを大きく上回っています。中高音域の音を約89%吸収するため、ブース内でマイクに反射音が戻ってくることを大幅に抑制できます。
この吸音性能の高さは、録音クオリティに直結します。一般的な部屋で録音した音には、部屋の固有の残響や反射音が混入しており、ミックスでのEQ処理やリバーブの乗りを悪くする原因となります。しかしB-Free 2.0の内部で録音すると、声や楽器の直接音だけをクリアに捉えることができ、ドライな音源としての録音が可能になります。後からプラグインで好みの空間を付加できる「ドライ素材」を手に入れられるのは、DTMをやる上で非常に大きなメリットです。
さらに、モニタースピーカーを使ったミックスやマスタリング作業においても、この吸音性能が効いてきます。ブース内でモニタリングを行えば、壁からの反射音が大幅に抑えられ、スピーカーからの直接音をより正確に聴き取れるようになります。「自宅で仕上げたミックスが外で聴くと別物に聞こえる」という悩みも、適切な吸音環境を整えることで改善が期待できます。
この吸音性能を支えているのが、独自開発の素材と構造設計です。4層ファブリックウォールに加え、天井・床には高品質な木材と高密度ポリエステル圧縮の吸音材を組み合わせたパネルを採用。軽量素材を戦略的に重ねることで、無駄な厚みを増やさずに強力な吸音性能を実現しています。
ドライバー1本・約60分で完成するDIY設計
高い防音・吸音性能を持つ防音ブースというと、施工業者に頼むイメージが強いかもしれません。しかしB-Free 2.0は完全なDIY設計で、工具はドライバー1本あれば事足ります。
組み立ては「床→フレーム→ファブリック→天井」の4ステップ。Smallサイズ(920×1200mm)であれば、約60分で完成します。業者との日程調整も不要、重労働もなし。しかも全パーツがモジュール化されているため、引越しの際もバラして持ち運ぶことができます。賃貸住宅でもまったく問題なく設置できる点は、多くのDTMerにとって大きなポイントでしょう。
製品は玄関先まで配送されるため、大型の荷物を自分で運び込む必要はありません(ただし室内への搬入は購入者側で行う必要があります)。搬入前にエレベーターの有無や廊下の幅など、搬入経路の確認は事前にしっかり行っておきましょう。
Small / Medium / Large の3サイズ、2カラー展開
B-Free 2.0は、用途や設置スペースに合わせて3つのサイズから選ぶことができます。
Smallサイズ(920×1200mm)は、ボーカル録音を中心とした用途に最適です。コンパクトなサイズ感で、一人暮らしの部屋にも置きやすいサイズ感となっています。Mediumサイズはよりゆとりのある空間で、コンパクトにまとめたい方向け。Largeサイズは楽器や機材も収めたい方に適しており、ギタリストやシンセサイザーを多数使う方にも対応できます。
カラーはBlack(ブラック)とIvory(アイボリー)の2色展開です。スタイリッシュに空間に馴染むBlack、部屋を明るく見せるIvory、どちらもインテリアとしての違和感が少ないデザインが意識されています。直感的なミニマルデザインで、くつろぎのある雰囲気にも、プロフェッショナルな作業空間にも自然に溶け込みます。
ビルトイン換気システムで長時間の使用も快適に
防音ブースに閉じこもって長時間作業をすると心配なのが、密閉による空気のこもりや熱です。B-Free 2.0にはビルトイン換気システムが搭載されており、季節を問わず快適な環境を保てるよう設計されています。
前モデルのB-Free 1.0では別パーツのプラスチック製換気口が採用されていましたが、B-Free 2.0ではブース一体型の換気口に変更。共振を抑え、見た目もすっきりし、日常のメンテナンスも簡単になりました。細部の改善がしっかり反映されているあたりに、ミュージシャンたちが使いながら感じた不満点をきちんとフィードバックしているブランドの姿勢が見えます。
二子玉川 蔦屋家電+で実物体験が可能
「スペックや写真だけではなく、実際に防音性能を体験してから購入を検討したい」という方には朗報です。現在、東京・二子玉川の蔦屋家電+(ニコタマ蔦屋家電)にてB-Free 2.0の展示が行われており、実際にブース内に入って防音性能や組み立ての手軽さを確認することができます。
購入前に実際の質感や内部の広さ、防音効果を体験できる機会はなかなかないものですので、関東近郊にお住まいの方はぜひ足を運んでみてください。
Makuakeクラウドファンディングの締切が迫っています
B-Free 2.0は現在、Makuake(マクアケ)にてクラウドファンディング中です。目標金額20万円に対し、5月13日現在すでに2,329万円という圧倒的な支援が集まっており、DTM・ホームレコーディングユーザーの潜在需要の高さを改めて実感させる結果となっています。
ただし、プロジェクトの終了まで残りわずかとなっています。 通常販売に比べてお得な支援価格でのご購入チャンスは、このMakuakeキャンペーン中が最後になる可能性があります。「気になっていたけれど後回しにしていた」という方は、ぜひ今すぐプロジェクトページをチェックしてみてください。
サイズ・カラー・価格の詳細については、下記のMakuakeプロジェクトページにてご確認いただけます。
【関連情報】
MUSICUS B-Free 2.0 Makuakeプロジェクトページ
【価格チェック&購入】
◎Makuake ⇒ B-Free 2.0














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