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nanoKEY2は大正琴にソックリ!? 山崎バニラさんインタビュー

テレビでもよく見かけるヘリウムボイスの活弁士、山崎バニラさん。私も以前から週刊アスキーでPCを自作する記事を見ていて、興味を持っていました。ところが昨年の週アスで、そのバニラさんがDTMを始めたというのを見てビックリ。しかも、私の書いた書籍「ACID MUSIC STUDIO 8 Starter Manual」を持ってニッコリしている写真が出ていたんですから本当に驚きでした。即、Twitterでバニラさんをフォローするとともに、連絡をし、「ぜひ、お会いしてお礼したい!」と伝えいたのです。

 

OKのお返事はいただいていたものの、なかなか都合があわず1年以上経過してしまいましたが、先日、念願かなってお話をすることができました。せっかくなので、改めてDTMをはじめた経緯や、どんな使い方をしているのかなどについて、インタビューしてみました。

 


念願かなってインタビューすることができた山崎バニラさん
持っているのは大正琴 


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--昨年、週アスでACIDUA-4FXを購入したという記事を読んで驚きましたが、バニラさんのDTMはそれがスタートになるのですか?
バニラさん(以下敬称略):はい、そうです。でも、以前から譜面作成ソフトは使っていましたよ。本業の活弁で、どうしても譜面が必要になるから、その清書用に使っていました。以前はMusic Score Proというものを使っていましたが、今はカワイのスコアメーカーFX6 Liteを活用しています。これで入力すると、しっかり演奏もできるので、便利に使えるんですよね。

--私自身、あまり譜面作成ソフトって使うことがないのですが、確かにMIDI音源、鳴らすことができますよね。

バニラ:譜面作成ソフトって、あまり打ち込みという感じではなく、普通に譜面を書いていく要領でデータ入力できるため、かなり女子向きなDTM操作だと思うんですよ。DTMに苦手意識を持っている女子にもお勧めです。


バニラさん愛用のnanoKEY2は電気大正琴ソックリ!?

--データ入力はマウスで?

バニラ:以前は、マウスというかトラックボール操作でした。PCのとなりにCASIOの電子ピアノがあるので、そのMIDI出力をUA-4FXに接続して使ったりもしたのですが、なぜかレイテンイシーが大きすぎて使い物にならず…。その後、KORGのnanoKEY2を購入したので、いまはこれを使っています。


テレビで見るのとはだいぶ雰囲気の違う普段姿のバニラさん! 

 

--レイテンシーは何か原因がありそうですが…。でもピアノが弾ける人だと、いかにも電卓のスイッチのようなnanoKEY2では、使いにくくないですか?
バニラ:実はnanoKEY2って電気大正琴とソックリなんですよ!電気大正琴の場合、左手で鍵盤を押さえ、右でピックを使って弾くのですが、その鍵盤とnanoKEY2って大きさも形もとてもよく似ています。そして右手にトラックボールを置くと、まさにソックリで、私にとってはとても使いやすいのです。

※大正琴、電気大正琴については、バニラさんのサイトで詳しく紹介されているので、興味のある方は参照してみてください!

--さすがにまったく知らない世界でしたが、面白いですね。ところで譜面作成ソフトとACIDって、だいぶ違うソフトだと思いますが、なぜACIDを?
バニラ:最初、Cubaseを勧められてちょっと検討したのですが、別のお店に行ったらもっと安いACIDを見つけて…。また私、これまでビデオ編集用にVegasを使っていたのですが、店員さんにACIDならVegasと操作方法がよく似ていると勧められたので、これにしたんです。

--私が週アスのACIDの記事を読んだ後、比較的すぐに「白石よござりす」を発表されていたと思います。DTM初心者とは思えないスピード、クオリティーだと感心したのですが、苦労はなかったのですか?
バニラ:実は、DTM機材を購入したのが震災の前日だったんです。震災が起こって、本当に心配で、何か自分にできることはないだろうか…って考えました。私、生まれが宮城県白石市で今も祖母が住んでいます。祖母は無事ではあったのですが、ちょうど震災で予定していた仕事もなくなってしまったこともあり、白石の曲を作ってみようかな、と。こんなに白石について考えたのは初めてでしたよ。情熱に突き動かされたというか……。でも、実は一番苦労したのは配線。どこをどう接続すればいいのか分からず、1日がかりでした(笑)。

 

--PC自作してしまうバニラさんがですか??
バニラ:当初、オーディオインターフェイスが何のためにあるものなのかも分からなくて……。でも、何とか音が出るようになってからは、メロディーと歌詞を考える一方、ACIDのループ素材を片っ端から全部聞いて、自分が好きな感じの素材と、そうでないものを整理したりしていました。また、これを公開するとなると、著作権がどうなのかとっても気になるので、発売元に問い合わせてみたり……。ACIDの素材ってすべて公開自由ということで、安心して使えました。また白石の方言をいろいろと盛り込んだのですが、それを調べるために、祖母に直接電話をして聞いてみたりもしました。本当は祖母も震災でそれどころではなかったと思うのですが。


ACIDを使い29トラックで構成された「白石よござりす

--かなりトラック数も使っているんじゃないですか?
バニラ:そうですね、結局29トラックになりましたよ。

 

--29トラックって……。それはDTM初心者がはじめて作る曲のトラック数ではないと思うのですが……。
バニラ:そうなんですか??私、中学校のときにブラスバンド部にいたこともあり、トラック数が多いのには抵抗がないというか、自然な感じで(笑)。もっとも、すべてのトラックをACIDで作りこんだというより、譜面ソフトでMIDIデータを作って、ACIDのトラックに流し込みつつ、ボーカルをレコーディングしたり、電子大正琴を録音したり、ループ素材を重ねて作っていきました。このようにしてミックスダウンすることで一旦完成したのですが、改めて聴いてみるとダメダメで……。


私の著書、「
ACID MUSIC STUDIO 8 Starter Manual 」を活用いただいたようです!

--何がダメだったんですか?
バニラ:マスタリングという工程を行っていなかったため、インパクトが弱いというか……。それで藤本さんの本を参考にしながら、コンプレッサEQをいじったら、ずいぶん印象の違うものに仕上がりました。そして完成させたのが、あの曲だったのです。

--お役に立ててよかったです(笑)
バニラ:その後も、「アサガオ少女(ガール)」というアニメを作ったりもしているので、よかったらぜひ見てみてください。

 

--今日はありがとうございました。

 

 【山崎バニラの活弁大絵巻】
7月28日18:30~ 富山県滑川市 滑川西地区コミュニティホール
7月29日14:30~ 富山県南砺市 じょうはな座ホール
詳細は山崎バニラ公式サイト・ニュースページ http://vanillaquest.com/news.html

【関連サイト】
山崎バニラ公式サイト

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • mag

    この曲、最近、YouTubeで知りました。 すごく完成度高いと思ったのに、初心者だったとは…..
    それに、29トラック、確かに多いかも。 私のように8bitや16bit PCで育っていると、CPU負荷がどうのって、最初に考えてしまいますが。
    いや、その前に、ああいう雰囲気の出せるループ素材、付属してた記憶が無い。 やはり、センスなのでしょうか。

    2012年7月22日 9:57 PM
  • 藤本健

    magさん、コメントありがとうございます。
    そうですよね。センスなんでしょうねw

    2012年7月22日 11:05 PM

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