Avidの楽譜作成ソフト、Sibeliusの永続版を最安値で購入する方法

楽譜作成ソフトというと、Finale、Sibelius、Doricoが定番3大ソフトとなっていますが、今回ピックアップするのはAvid TechnologySibeliusについてです。1993年誕生のソフトなので、もう30年近い歴史があるだけに、プロ、アマチュア含め、世界中に数多くのユーザーがおり、たとえば服部克久さん、山本恭司さん、伊藤たけしさん、金子隆博さん、小六禮次郎さん……などなどが使っていることが知られています。

そのSibeliusは有償版においては通常版のSibeliusと上位版のSibelius Ultimateがあり、購入の方法としてサブスクリプション、買い切り型の永続ライセンス、さらには永続ライセンスのアップデートを継続させるアップグレード・サポートプランなど複数のものがあり、どれを選べばいいかが、複雑でわかりにくいのも事実。が、シンプルで分かりやすいのは永続ライセンスであり、一度購入すればずっと使い続けることが可能です。そのSebeliusの永続版ライセンスをソースネクストがDTMステーションユーザー向けに、1月23日(日)~31日(月)の1週間限定で15,900円(税込み)で販売をしています。これは私が確認できる範囲において国内最安値。持っておいて損はないと思うので、簡単に紹介してみましょう。

Avid Technologyの楽譜作成ソフト、Sibeliusの永続版が最安値でセール中

改めて説明するまでもありませんが、Sibelius(シベリウス)は楽譜作成ソフトの定番中の定番。1993年イギリスのSibelius Softwareによって開発され、その後バージョンアップを繰り返す中、2006年にAvidに買収され、現在はPro Toolsと並んでAvidのソフトとして販売されています。

そのPro Toolsがサブスクリプション制度をスタートさせたのに合わせ、SibeliusもSibelius 8のタイミングからサブスクリプション制度をとっています。現在そのバージョンの呼び方はPro Toolsと同じく年・月と変わり、最新版でいうとSibelius 2021.12となっていますが、実際、いまAvidからSibeliusを1年間分サブスクリプション購入すると1年の前払いの形で11,700円という価格。

Avidからの購入は、サブスクリプションが基本となっているが、実は買い切りの永続版が存在している

もちろんサブスクリプションなので、1年を経過したら使えなくなってしまうのですが、実は従来と同様の永続版というものも販売されているんです。ただAvidのWebページを見ても、その辺がわかりづらく、Avidサイトから「今すぐ購入」というボタンをクリックしても、サブスクリプションしか選択することができないので、永続版が存在することを知らない方も少なくないと思います。

Sibelliusのスコアスターター画面。テンプレートが用意されていて、初心者でも使いやすい

永続版であれば、その名の通り、永続して使えるので、1年経過しても使えるし、5年経過しても使うことが可能。1年間のみの使用で11,700円か、ずっと使い続けることができて15,900円か、であれば、後者を選ぶ人が多いのではないでしょうか?

また、この永続版は1年間分の「アップグレード・サポートプラン」なるものが付属しているのも重要なポイントです。実はSibeliusの場合、比較的ソフトウェアのアップデートを頻繁に行っており、たとえば2021年には2021.2、2021.9、2021.12と3回の更新をしていたのです。更新のたびに少しずつ新機能などを追加していたのですが、その最新版を1年間は入手できるという権利になっています。

非常に高度な音符入力、記譜機能を備えるSibelius

それ以降は、新バージョンが出てもそれを入手できなくなってしまうのですが、アップグレード・サポートプランの失効から1か月以内であれば、1年間の更新ができるというのも一つのポイント。これはソースネクストで扱ってはいないので、別途購入の必要があるのですが、価格的に6,380円(税込み)となっています。

Sibliusにはさまざまなツールや変換機能なども備わっている

もっとも30年の歴史を持つSibeliusですから、もはや抜本的な機能向上というのがあるわけではなく、ちょっとした機能追加にとどまっているというのが実際のところ。それよりWindowsやmacOSのアップデートに伴う仕様変更のほうが大きいかもしれません。そうしたアップデートを続けるのであれば、アップグレード・サポートプランを継続する必要がありますが、基本的にいまのバージョンでOKというのであれば、あまり気にしなくてもいいとは思います。

一方、冒頭でも触れたとおり、Sibeliusの有償版には今回のターゲットである通常版のSibeliusのほか、上位版のSibelius Ultimateというラインナップがあり、その違いは以下の表のようになっています。

Sibelius Sibelius | Ultimate
用途… 最大で 16 までの譜表を使った、シンプル/中程度の複雑性を持つ作曲向け あらゆる規模や複雑性を持つ楽譜やパート譜の作曲、編曲、出版、教育向け楽譜ワークシートやエクササイズの作成
入手形態 デスクトップ: サブスクリプション・ライセンス(月額/年額)または永続ライセンスを購入
モバイル: デスクトップ版に含まれています。あるいは、アプリだけを毎月サブスクリプション可能です
デスクトップ: サブスクリプション登録 (月額または年額) 、永続ライセンスの購入 (教育機関向け特別価格あり)、他の記譜ソフトウェアからの乗り換え、またはネットワーク・ライセンスの入手

モバイル: デスクトップ版に含まれています。あるいは、アプリだけを毎月サブスクリプション可能です

ソフトウェアのアップデーとサポート デスクトップ: サブスクリプションに登録で、すべての新規リリースと標準サポートをご利用可能。または更新可能な 1 年間のソフトウェア・アップデート + サポート・プラン (新規永続ライセンスに付属)
モバイル: 最新のアップデートを随時ダウンロードできます
同梱サンプル・サウンド デスクトップ: 10 GB
モバイル: 900 MB
デスクトップ: 36 GB
モバイル: 900 MB
インストゥルメント デスクトップ: 一般、ジャズ、民族楽器、譜表数の制限あり
モバイル: 一般的な楽器のみ
Desktop: 完全にカスタマイズ可能

モバイル: 一般的な楽器のみ

音価 512 分音符 (7 連桁)~倍全音符
追加の記譜 デスクトップ: 小節番号の制限、固定された連桁/休符グループ、固定されたブラケットとブレース、コード記号プリセットの制限、基本的なギター・タブ
モバイル: 基本的な記譜のみ
デスクトップ: フルレンジの小節フォーマット、カスタマイズ可能な連桁/休符グループ、カスタマイズ可能なブラケットとブレース、完全にカスタマイズ可能なコード記号、高度なギター・タブ

モバイル: すべて

ライン・ギャラリー(トリル、スラー、クレッシェンド、デクレッシェンドなど) すべて
譜表ごとの声部 4 声部
キーボード・ショートカット デスクトップ: カスタマイズ可能
モバイル: 固定
プラグイン デスクトップ : 38 種類付属
モバイル: 無し
デスクトップ: 140 種類以上付属
モバイル: 無し
五線紙 (楽譜レイアウトのプリセット) デスクトップ: 独自の譜面作成を含む、多くの機能が付属
モバイル: 制限あり (独自の譜面用紙は作成不可)
最小要件 デスクトップ: Avid が認証したコンピューター (詳細情報); サウンド・ライブラリのインストールはオプションです
モバイル: iPad (iPadOS 13.4 以降)

ここからもわかるとおり、最大の違いは16パート以内でいいのか、それ以上の大編成が必要なのかという点。もちろん、大は小を兼ねるので、Sibelius Ultimateを持っているに越したことはないのですが、Sibelius Ultimateの永続版の実売価格は82,000円程度と、結構価格差はあります。そのためまずは、今回のSibeliusを使ってみて、もし物足りなければ、あとで必要なときだけ、Sibelus Ulimateのサブスクリプションをしてみる……というのも手ではないでしょうか?

なお、今回の特別価格販売においてはSibelus単体のほかに

Sibelius + PhotoScore Ultimate
Sibelius + AudioScore Ultimate

というセットも特価販売されています。いずれも、Sibeliusに付属しているPhotoScore LiteおよびAudioScore Liteのフル機能版となっています。

機能 Ultimate Lite (Sibelius 標準付属)
OmniScore (2重楽譜認識システム)
NotateMe 手書き音符入力 機能制限バージョン
手書き楽譜の認識 ×
PDFファイルの認識
再生
Sibelius への送信
MusicXML、MIDI、NIFF、PhotoScore 形式での保存
WAV/AIFFなどのオーディオデータでのエクスポート ×
印刷 ×
スラーとタイの認識 タイのみ
ダイナミクスやヘアピンの認識 ×
テキスト(文字)の認識 ○ (日本語は認識できません) ×
アーティキュレーションマークの認識 ×
3連符、装飾音符の認識 ×
認識可能な音部記号の種類 8 2
認識可能な最小音価 128分音符 16分音符
1ページの譜表数 64段 12段
1スコアあたりの最大ページ数 400 20
移調 ×

これらについても少しだけ触れておくと、PhotoScoreは楽譜スキャニング・ソフトウェアです。印刷された楽譜、手書きの楽譜、PDFをスキャンすることができ、音符だけではなく、スラーや強弱記号、ギター・タブなども読み取ることが可能というもの。

印刷された楽譜やPDFなどを画像として取り込んだ上で楽譜として起こしていくことができるPhotoScore

もちろん読み込んだ楽譜データはSibeliusに転送できるほか、PhotoScore上での再生や印刷、MIDI形式やMusicXML形式でエクスポートするといった使い方が可能です。付属のPhotoScore Liteは手書きの楽譜を認識することができなかったり、印刷ができなかったり、WAV/AIFFなどでのオーディオデータとしてエクスポートすることができないなど、さまざまな制限がありますが、PhotoScore Ultimateはそれらがすべて制限なく使えるようになっています。

CDなどオーディオを読み込むと楽譜に起こしてくれるAudioScore

一方、AudioScoreは音声認識ソフトウェアとなっています。つまりCDのトラックやMP3、さらにはオーディオインターフェイスから取り込んだ音などを認識して、そのまま楽譜にしていくというツールです。

機能 Ultimate Lite (Sibelius 標準付属)
OmniScore (2重楽譜認識システム)
NotateMe 手書き音符入力 機能制限バージョン
手書き楽譜の認識 ×
PDFファイルの認識
再生
Sibelius への送信
MusicXML、MIDI、NIFF、PhotoScore 形式での保存
WAV/AIFFなどのオーディオデータでのエクスポート ×
印刷 ×
スラーとタイの認識 タイのみ
ダイナミクスやヘアピンの認識 ×
テキスト(文字)の認識 ○ (日本語は認識できません) ×
アーティキュレーションマークの認識 ×
3連符、装飾音符の認識 ×
認識可能な音部記号の種類 8 2
認識可能な最小音価 128分音符 16分音符
1ページの譜表数 64段 12段
1スコアあたりの最大ページ数 400 20
移調 ×

こちらも付属のLite版とはさまざまな違いがあります。詳細は表をご覧いただきたいのですが、最大の違いは同時に認識できる楽器または音符の最大数でしょう。Lite版では2つまでしか認識できないのに対し、AudioScore Ultimateでは16まで認識することが可能になっています。

PhotoScoreもAudioScoreもSibeliusと連携して使うことができる

これらセット版も、1週間限定でかなり安く購入できるので、せっかくのタイミングなので、こちらを選ぶというのもよさそうですね。

【関連情報】
Sibelius製品情報(ソースネクスト)
Sibelius製品情報(Avid Techonlogy)

【価格チェック&購入】
ソースネクスト ⇒ Sibelius(永続版)

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