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光でエフェクトを組む新感覚マルチFXプラグイン、Lunacy AudioのBEAMがスゴい!6月1日まで40%OFFの4周年記念セール実施中

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以前DTMステーションでも紹介したことのある、独特なインターフェイスを持つシンセ「CUBE」を開発したLunacy Audio。同社からリリースされていたマルチFXプラグイン「BEAM」が、このたび大幅アップデートされ、BEAM 2.0として生まれ変わりました。このBEAMは、音の流れを光のビームとして見える化し、ノードと呼ばれるユニークなエフェクトを好きな順番で並べたり、分岐させたりと、自由自在に操作できる新感覚のマルチFXプラグイン。単なるエフェクトチェインではなく、サウンドのルーティングそのものを直感的かつ視覚的に構築できるため、従来のプラグインにはなかった創作アプローチが可能になります。

現在持っている音源の表現の幅を広げてくれるし、単調なサウンドやループでも個性的な音色に生まれ変わらせてくれるのがBEAMの魅力。エフェクトを個別プラグインとしても使うことができるのですが、それでいて価格は99ドルと手に入れやすいのもポイントです。BEAM 2.0では新たにHazeといったエフェクトが追加され、ノード用の60以上の新しいプリセット、モジュレーション系も大幅に強化されました。そんなBEAMは6月1日まで、全製品40%OFFセールも実施中。実際に試してみたので、どんなプラグインとなっているのか、紹介していきましょう。

光でエフェクトを組む新感覚マルチFXプラグインLunacy AudioのBEAM

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革新的なマルチFXプラグインBEAM

まずは、BEAMの動画があるので、こちらをご覧ください。

いかがでしょうか?サウンドを一気にきらびやかにしたり、単調なループに複雑性を持たせたり、グッと雰囲気を変えてくれるプラグインだということが伝わったと思います。UIも独特で、まるで最新ゲームのようにビームが流れ、その上にノードをポンポンと配置していくだけ。見た目の気持ちよさと操作性が両立しているのもBEAMの魅力となっています。

しかも、ただ派手なだけでなく、グラニュラやタイムストレッチ、コンボリューションリバーブといった高機能なエフェクトが詰め込まれており、ルーティングも自在。視覚的に音を操れるBEAMは、まさに音を触って組み立てるという新しいサウンドデザインのスタイルですよね。

このインターフェースによって、従来の直列や並列処理のような抽象的なルーティング概念を、直感的に見て触れる体験にしてくれているので、初心者でも使いやすいのもポイント。ビーム上には複数のノードを配置できるだけでなく、スプリットやマージを自由に設定することができ、複雑なFXチェインを柔軟かつリアルタイムに構築することが可能です。ちなみに最大6本のパラレルパスを構築でき、これにより空間を多層的に作り出すことが可能。各パスごとに独立したエフェクト処理を行い、全体をミックスパネルでバランスさせる仕組みになっており、さまざまな表現ができるようになっています。

最大6本のパラレルパスを構築でき、複雑なルーティングも視覚的に把握しやすい

ちなみにBEAMを開発したLunacy Audioは、以前「怪しいオーブが縦横無尽に移動する、3Dインターフェイス搭載シンセLunacy Audio CUBE」という記事でも紹介したCUBEもリリースしています。こちらもユニークで、ほかにはないシンセとなっているので、ぜひお時間ある方はチェックしてみてください。

Lunacy Audioが開発したユニークなシンセCUBE

6つのノードを使って、サウンドメイクを行う

さてここからは、BEAMに搭載されているノードについて簡単に見ていきましょう。BEAM 2.0では、ノードは「Space」「Grains」「Time」「Volt」「Filter」の5つに加え、新ノード「Haze」が登場しました。

6つのノードが搭載されている

また、各ノードはBEAM本体とは別に、個別のエフェクトプラグインとしても使用可能になりました。なおBEAMを持っていないユーザーでも、単体での購入することもできるようになっています。BEAM 2.0では、待望の新ノードの追加をはじめ、プリセットやブラウザ機能の強化、ユーザーインターフェースの改善など、幅広いアップデートが実施されています。さらにプリセットの収録数も倍増。サウンドデザイナ陣による個性豊かなチェインが導入されています。

Spaceノード

Spaceノードは、BEAMに搭載されたコンボリューションリバーブエンジン。150種類以上のインパルスレスポンスを内蔵し、アップデートでさらに80以上の新しいインパルスを持つ4つのカテゴリが追加されました。現実の空間から幻想的な音響まで、多彩なリバーブ効果を実現。IRの選択やリバーブタイム、プリディレイ、ミックス量などを直感的に調整でき、サウンドに深みと広がりを加えることが可能です。

Spaceノード

また、SpaceノードにはMix Motionという機能が付いており、これを使うことでエフェクトのミックス量を時間的に変化させることが可能。シェイプのプリセットは70個用意されており、自分で好きに描くこともできます。このMix Motionを使うことで、BEAMならではの揺れ感を演出することができるようになっています。

SpaceノードのMix Motion機能

Grainsノード

Grainsノードは、音声素材を細かな粒(グレイン)単位に分解し、それらをリアルタイムに再構築することで、ユニークで動的なテクスチャを生み出すことができるエフェクト。BEAMの中でも特に創造的なサウンド加工を担う中核的な存在であり、単調なループを空間的で生きたサウンドへと昇華させる役割を果たしています。また、Grainsノードはモジュレーションとの親和性も非常に高く、LFOやマクロを使って各パラメーターを動かすことで、絶えず変化する進化的なサウンドスケープを作り出すことが可能。アンビエント、グリッチ、映画音楽、エレクトロニカなど、ジャンルを問わず幅広い場面で活用できるノードとなっています。

Grainsノード

Timeノード

Timeノードは、オーディオの再生速度やピッチを操作するエフェクト。タイムストレッチやバッファシャッフルなどの機能を備え、リズミカルな変化やユニークな時間的効果を加えることができます。また、Timeノードはほかのノードと組み合わせることで、複雑な音響効果や演出的な変化を作り出すことが可能です。

Timeノード

Voltノード

Voltノードは、サチュレーション/ディストーション系のエフェクトで、音に厚み、歪み、質感のバリエーションを加えることが可能。3つのセクションHeat、Crush、Chargeを軸に、アナログ風の暖かさから、デジタル感のある荒々しさまで、幅広いディストーション表現をカバーしています。Heatではチューブスタイルの非対称サチュレーションが得られ、Crushではサンプルレートとビット深度を下げることでLo-Fiテイストを加えられます。Chargeはマルチバンドコンプレッションを備え、音を持ち上げつつもパンチ感や輝きのあるトーンに調整可能。

Voltノード

Filterノード

Filterノードは、音の帯域構造を整理しながら、動的なトーン変化を加えるエフェクト。スロープの切り替え、ステレオ幅の調整、ピッチにチューニングされた周波数指定、フィルタタイプの追加など、BEAM 2.0で柔軟性が大きく向上しました。ローパス、ハイパス、バンドパスといった一般的なフィルタタイプに対応し、エッジの効いた音作りからマイルドなトーン調整まで柔軟に対応可能。

Filterノード

Hazeノード

Hazeノードは、コーラス、リバーブ、ディスパージョンを組み合わせた新しいエフェクト。サウンドに広がりや深みを加え、幻想的で空間的な効果を演出可能になりました。Hazeノードは、BEAM 2.0で新たに追加されたノードであり、これまでのBEAMではできなかった表現が行えるようになっています。

Hazeノード

3基のLFO、マクロ、充実したプリセットを搭載

BEAMには、LFOが3基搭載されており、Mix Motionのシェイプと同様のものがここでも使えます。また自分でシェイプを描くことができ、ドラッグ&ドロップすることで、さまざまなパラメータに適用することが可能。たとえば、Timeノードのピッチをサイン波で揺らすことでビブラート効果を与えたり、Filterノードのカットオフに矩形波を割り当ててトレモロのような効果を生み出すこともできます。

3基のLFOとエンベロープが搭載されている

また右下にマクロが1つ用意されていて、これを使えば複数のパラメーターを一括で制御することができます。プリセットごとに効果的なマクロも組まれているので、プリセットを選んで、このマクロを動かすだけでもサウンドに変化を付けることができますよ。

マクロを組むこともできる

BEAMは、プリセットも充実しており、Venus Theory、J.Views、Databroth、Alckemy Neuroなど、世界的に著名なサウンドデザイナによって制作されています。また各ノードに特化した100以上のノードプリセットも用意されており、即座に多彩なサウンドを試すことが可能。プリセットは、ジャンルや用途に応じてカテゴライズされており、単なるサウンドのテンプレートではなく、音作りのスタート地点として活用することができます。プリセットを適用した後、各ノードのパラメーターを調整したり、モジュレーションを追加したりすることで、自分だけのオリジナルサウンドを作り上げることができるのです。

500以上のグローバルプリセットを収録している

ラインナップについて

6月1日まで全製品40%OFFのセールを行っているLunacy Audioですが、最後にBEAMのラインナップをまとめておきましょう。BEAMは、通常版、追加コンテンツ、バンドル版、Rent-To-Own版、ノードの個別購入、といくつかの購入方法が存在しています。

通常版、追加コンテンツも収録したBEAMバンドルが用意されている

通常版は99ドルで、この中にはSpaceノード、Grainsノード、Filterノード、Hazeノードが収録されており、VoltノードとTimeノードは追加コンテンツとなっています。追加コンテンツの価格はそれぞれ49ドル。さらに追加コンテンツには、29ドルのプリセットパックが2種類あるのですが、それらもすべて収録したのが149ドルのバンドル版。現在リリースしているBEAMの全機能を体験するには、このバンドル版を購入する必要があるというわけですね。

BEAMの追加コンテンツ

ちなみにRent-To-Own版は、簡単にいうとサブスクで12ヶ月間8.25ドルを支払い続けると、BEAM通常版の永続ライセンスをもらえるというもの。分割払いに近いものですかね。通常版と違う点でいうと、12ヶ月の間にBEAMを使うには、インターネット接続が必要というところですね。そして、ノードを個別に購入できるという選択肢が存在しています。

以上、Lunacy AudioのBEAMについて紹介しました。視覚的なインターフェースと柔軟なルーティング機能を備えたマルチFXプラグインとなっていましたね。初心者でも使いやすいプラグインなので、ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか?現在40%OFF中なので、興味のある方は追加コンテンツなども収録されているバンドル版を検討するのもアリだと思いますよ。

【関連情報】
BEAM製品情報
CUBE製品情報

 

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