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あの曲のサウンドに近づけたい…をリアルに実現できる魔法のプラグイン、MMatcher誕生。5月31日まで15,340円が2,940円のイントロセール実施中

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あの曲に近いサウンドでミックスをしたい。でも、自分の耳を頼りにEQをいじってみても、さっぱり近づけることができなくて……」といったこともあると思います。そんなリファレンス音源に近づけたいという要望に対し魔法のような威力を発揮してくれるプラグインがあります。それがMeldaProductionMMatcher(エムマッチャー)というソフト。リファレンスと自分のトラックをそれぞれ分析し、EQカーブを自動で生成。しかもラウドネスやステレオイメージまで考慮されるので、音の質感そのものを視覚的に揃えることができるのです。

さらにギター音色のマッチング、ヘッドホン補正、スタジオモニターの環境補正など、応用範囲の広さも、MMatcherの魅力。そんなMMatcherは5月31日まで発売記念イントロセールを開催中。通常15,340円(税込)のところ2,940円(税込)と、とりあえずゲットしておいて絶対に損のないタイミングとなっています。実際にMMatcher試してみたので、セール情報とともに紹介していきましょう。

ギターやベース音色のマッチング、、ヘッドホンやスタジオモニター補正が可能なMMatcher

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スペクトル、ラウドネス、ステレオ感まで一括マッチングするMMatcher

MMatcherを開発したMeldaProductionは、チェコ・プラハを拠点とするオーディオプラグインメーカー。創業者Vojtech Meluzinが率いる少数精鋭のチームは、自由度の高いGUIと独自エンジンによる高度な処理を武器に、数多くの先進的なプラグインを展開しています。全製品共通のモジュール設計、永久無料アップデート、そして多機能ながらも安定動作する堅牢な設計思想が特徴で、欧米を中心に根強い支持を集めているのです。ちなみにMeldaProductionのプラグインは、プラグインマネージャのMPluginManagerというソフトを起動してダウンロードしていくのですが、ここにはMeldaProductionの無料プラグインも並んでいるので、一度チェックしてみると面白いですよ。

MeldaProductionは、無料のプラグインを多数リリースしている

ではさっそく、MMatcherについて詳しく見ていきましょう。通常のEQマッチングとは違い、MMatcherには補正カーブの滑らかさや分析時にどの特性を基準にするかを調整する「AVERAGE VS MAX」、「SMOOTHNESS」といったパラメータも用意されており、細かいチューニングが自在。これにより、単に音を似せるだけではなく、自然に似せることができるのです。EDMのようにローとハイが強調されたリファレンスに、自分のポップス系のトラックを寄せるといったことも可能となっています。MMatcherなら過度に補正されることなく、全体の質感バランスを保ったまま音を近づけることができますよ。

また補正されたカーブは視覚的に表示されるため、どの帯域が足りなかったのか、どこをブーストし過ぎていたのか、が明確にわかり、初心者がどのようにEQを掛けていくか把握するためにも非常に優秀。一見シンプルな設計ながらも、多機能で柔軟性の高いプラグインとなっています。初めての方でも迷わず操作できる構成になっている一方で、詳細な設定を活用することで、プロフェッショナルなトーン補正や環境チューニングまで行うことが可能となっています。

さて実際にMMatcherをどのように使うのか、基本的な操作を紹介していきましょう。

リファレンス音源にマッチさせる方法

まずは、自分のトラックや素材に対して「ANALYSE Input」ボタンを使って分析を行います。ここでは、できる限りリファレンスと似たセクションを使うことで、マッチング結果の精度を上げることができます。たとえば楽曲全体ではなく、もっとも音が厚いセクション。サビやクライマックス部分といった箇所ですね。分析に必要な時間は数秒〜十数秒程度。グラフ上では緑色のカーブとして表示されます。

まずは自分のトラックにMMatcherをインサートして、「ANALYSE Input」ボタンをクリック

次にリファレンス音源の解析を行っていきます。目指す音に近いリファレンストラックをソロで再生し、「ANALYSE Reference」ボタンをクリックして解析をスタートします。赤いラインが安定したら、もう一度ボタンを押して分析を完了させます。再生中のトラックをリアルタイムに読み込むこともできるし、WAVやMP3などのファイルを直接ドラッグ&ドロップして解析することも可能です。

次にリファレンス音源の解析を行う。リアルタイムでも、ファイルでも読み込むことが可能

また日本の楽曲も含め、世界中の楽曲を解析したプロファイルデータも用意されているので、これ使ってもOK。

たくさんのプロファイルデータが用意されているので、これを切り替えるといろいろな雰囲気を試すこともできる

リファレンス分析と入力分析の両方が完了すると、自動的にカーブが生成され、リアルタイムで音に適用されます。このカーブはリファレンスとの差異を補うためのもので、画面上に明確に表示され、すぐに音の変化を確認することができるのです。この帯域が足りていないとか、出過ぎているというのを簡単に把握することができますね。

たった数ステップの手順で、簡単にリファレンス音源に自分のトラックを近づけることができた

さらに、「SMOOTHNESS」パラメータで補正カーブの滑らかさを調整可能です。数値を上げれば自然な補正になり、下げればより正確にリファレンスへ近づける方向になります。もうひとつ重要なのが「AVERAGE VS MAX」で、これは分析の際に、全体の平均的な音の傾向を基準にするか、最大音量にフォーカスするかを決める設定。ジャンルによっては、EDMのようにピークに合わせた方がいい場合もあれば、ジャズやバラードのように平均にした方が自然なケースもあります。補正カーブを見ながら、調整すると判断しやすいですよ。

寄せ具合を調整することもできる

ギターの音作りに応用できる

MMatcherの魅力は、マスタリングに限らず、より広い制作シーンに活用できることです。たとえば、ジャズベースをスティングレイのような音に即変換したりなど、サウンドを別の機種や収録環境に近づけることができるのです。

まずMMatcherをギタートラックにインサートし、ギターアイコンをクリックします。その後、ドライ信号を「ANALYSE Input」で解析し、目指すギターサウンドを「REFERENCE ANALYSES」から選択します。すると、即座に別の特徴を持ったサウンドに変換することができるのです。

ギターを解析し、「REFERENCE ANALYSES」から好きなサウンドを選ぶと、瞬時にサウンドを変えることができる

ヘッドホンやモニタースピーカーの個体差を補正し、ミックス判断を正確に

またMMatcherではヘッドホン補正を行うことができます。MMatcherには数百種類のヘッドホンプロファイルが用意されており、ヘッドホンアイコンをクリックして、「INPUT ANALYSES」の中から自分が使っているヘッドホン、「REFERENCE ANALYSES」から目的のサウンドを選択することで、それぞれの特性に応じた補正EQが適用されます。また今回は試していませんが、プリセットにない機種でも、測定用マイクとピンクノイズを使えば、独自のプロファイルを作成することも可能とのこと。有名な音響ターゲットカーブもリファレンスとして内蔵されており、機種に依存せず万人向けの聴こえ方基準でミックスをチェックしたい場合にも活用できます。

ヘッドホンをよりフラットな特性に変えていくこともできる

またモニタースピーカー環境を簡易補正してリスニング精度を向上させることもできます。まず、比較的フラットな特性を持つマイクを耳の高さの位置、リスニングポジションに設置し、DAWで同社の無料プラグインMNoiseGeneratorなどのピンクノイズ発生プラグインを用いて、モニタースピーカーからピンクノイズを再生します。このとき、通常のリスニングレベルで行うことが重要。反射音や共鳴が正しく記録されるように、できる限り静かな環境で測定していきます。

ピンクノイズを再生して、今の環境を解析させる

その状態で、MMatcherの「ANALYSE Input」機能を使用し、マイクで収録されたピンクノイズを分析。続いて「Headphone targets」から理想的なフラットレスポンスのスペクトルを読み込むことで、部屋の響きやスピーカーのクセを補正するためのEQカーブが生成されます。なお、フォルダの名前がHeadphone targetsとなっていますが、スピーカーと共通みたいですね。

理想的な空間の測定データがあれば、それを使うこともできる

EQカーブは、補正用としてマスター出力の後段に挿入しても良いですし、測定用として一時的に使うだけでも十分に価値がありますね。Sonarworksのような専用ルーム補正ソフトほどの精密性はないものの、別の環境など慣れない場所でモニターのバランスを整えたいとき、キャリブレーションとはどういうものなのか体験してみたいとき、といった簡易的なルームキャリブレーションツールとして使うことができるのです。このように、MMatcherはリファレンスEQマッチングにとどまらず、楽器単体の音作りから、モニタリング環境の整備まで幅広く対応できるツールとなっています。

iZotope OzoneやFabFilter Pro-QのEQマッチングとの違い

MMatcherと似た機能を持つプラグインには、iZotopeのOzoneやFabFilterのPro-Qなどがありますが、実際に使ってみるとMMatcherならではの利点が数多くあることが分かります。まずEQマッチングの精度において、MMatcherは非常に細かいスペクトル解析を行い、滑らかかつ正確な補正カーブを生成することができます。Ozoneは、マスタリング工程での全体的な音質調整に向いているものの、トラック単位の細やかな補正にはやや向かない印象があります。一方でPro-Qはマッチング機能を搭載しているものの、分析・補正処理は比較的シンプルで、ラウドネスやステレオイメージの補正までは行うことができません。

MMatcherには、EQマッチング専用プラグインならではの強みがある

また、MMatcherはギターやベース音源の音作り、ヘッドホンやスピーカーの補正、さらにはリファレンスのフォルダ分析など、制作からリスニング環境の改善まで網羅的に対応しています。OzoneやPro-Qは、EQマッチングを一部の機能として搭載していますが、MMatcherはEQマッチング専用プラグインですからね。全体として、MMatcherは耳の代わりとして分析と補正を行いながらも、ユーザーが最終判断を下す余地をしっかり残した、非常にバランスの取れたツールだと思いますよ。

以上、MMatcherについて紹介しました。目的の音源に近づける以外にも、別の環境で収録したマイクの音質を揃えたいときなどにも使えるMMatcher。今なら通常15,340円(税込)のところ2,940円(税込)なので、とりあえず持っていて損のないプラグインですね。

【関連情報】
MMatcher製品ページ

【価格チェック&購入】
◎beatcloud ⇒ MMatcher

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