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  • iOS、Androidで使えるCubasisが3.2に進化。Wavesプラグインがさらに充実し、ピッチ補正のTune Real-Timeも利用可能に!

Cubaseのポータブル版ともいえるスマホ/タブレットで使えるDAW、SteinbergのCubasisが先日3.2にアップデートされ、よりパワフルなツールに進化しました。昨年6月に「iPhoneでも使えるCubasisが3.1にVerUP。ようやくまとも使えるようになったCubaseライクなDAWはLEがお勧め」という記事で3.1になったことを紹介したCubasis 3。半年で3.2へと0.1だけバージョンアップした格好ではありますが、これが結構な機能・性能アップになっているのです。

iPhone、iPadに加え、Androidでもまったく同じよう使えるCubasisは、単独で使うDAWとして見ても十分な機能を持ったツールであると同時に、Cubaseと連携させるツールとしても大きな威力は発揮するアプリです。まだ「スマホで音楽制作なんて……」と敬遠している方も多いと思いますが、実際に使ってみるとかなり便利に使えるので、改めてCubasisがどんなアプリなのかを紹介するとともに、今回のCubasis 3.2で何が変わったのかなどを見てみましょう。

iPadに加え、iPhone、Androidでも使えるDAW、SteinbergのCubasis 3.2

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CubasisはSteinbergが2012年12月にiPad用のDAWとしてリリースしたDAWであり、8年以上の歴史を持つアプリです。実はこのCubasisという名前自体は、iPhoneやiPadが登場する遥か以前、もう20年近く前に登場していました。当時はCubaseのエントリー版としてWindows/Mac用のソフトとして存在していたのですが、長い時を経て、iPad用として大きく姿を変えて登場したのです。

20年ほど前、CubaisはCubaseのエントリー版の製品名だった

その後、iOS側もいろいろとDTM的機能を拡充させてきたのに合わせて、Cubasis 2、さらにはCubasis 3と進化してきました。当初は標準搭載のエフェクト、音源しか使えなかったものが、Inter-App AudioやAudio Busに対応したり、AudioUnis v3に対応して、さまざまな音源やエフェクトをプラグインとして使えるようになると同時に、内部課金で追加可能なSteinberg純正のオプション音源、エフェクトなども増えていきました。

最新版はCubasis 3.2

Cubasis 2の時代にCubasis LEなるものが並行してリリースされました。これはそのままだとデモ版という扱いなのですが、Steinbergのオーディオインターフェイスなどに接続すると制限が解除され、DAWとしてしっかり使えるようになります。さらにアプリ内課金でアップグレードすると、完全に制限が解除されてCubasis 2と同様のものになるというユニークなシステムとなっていました。

Cubasis 3 LEから内部課金でCubasis Full Feature Setを買って制限解除するとCubasis 3と同じになる

さらに、Cubasis 3になるタイミングでiPhoneで使えるようになると同時に、Android版のCubasisもリリースされ、さまざまなデバイスで同じように使えるようになったのです。ただ、Cubasis 3リリース当初は結構バグがあって、問題になっていましたが、Cubasis 3.1になるタイミングでその問題もほぼ解消。そして今回さらに機能強化される形でCubasis 3.2となったのです。

iPhoneのCubasis 3.2(上)とAndroidのCubasis 3.2(下)

でも、普段パソコンでDTMをしている人にとって、「どうして、わざわざ小さいデバイスでDTMをする必要があるの?」と疑問に思う方もいると思います。確かに、機能の面ではWindows/macOSで使うCubaseのほうが圧倒的に高機能であるわけですが、iPhoneやAndroidスマホで使えるようになることで、機動性が高まるという面はあります。

スマホだと画面は小さいけれど、電車内など移動中でも打ち込みが可能

たとえば電車で通勤中に曲を制作することができるし、散歩中にふと思い浮かんだメロディーをiPhoneのCubasisに入力する……なんてことも可能です。さらにはリハスタでギターやドラムをレコーディングするとか、ボーカルを録ることも簡単にできるからわざわざパソコンを持ち込まなくても、手軽にiPhoneやAndroidスマホでできてしまうというのは大きなメリット。

無料でダウンロードできるCubasis Project Importerをインストールする

もちろん、Cubasisだけで曲を作り上げることは可能ではあるけれど、普段WindowsやmacOSのCubaseで音楽制作をしている人であれば、無理にCubasisで全部を行う必要はありません。無料で入手できるCubasis Project Importerというツールを利用することで、Cubasisで作ったプロジェクトをCubaseに取り込むことが可能で、続きの作業をCubaseで行うことができるのです。

CubaseでCubasisのプロジェクトを読み込めるようになる

そんなCubasisが今回3.2へとバージョンアップしたわけですが、今回の新機能の目玉の一つがマウス、キーボードに対応したという点。基本的にCubaseのショートカットを踏襲しているので、キーボードがあれば、よりスピーティーな操作が可能となります。

iPadにキーボードやマウスを接続すると、Cubaseと同様のショートカットを使って操作ができる

そして、これまでもWavesのお馴染みマキシマイザーのL1 Ultramaxmizerやコンプ/EQのWaves AudioTrack、パラメトリックEQのWaves Q1 Equalizerがありました。これらは、いずれも980円の内部課金で購入できるものであり、基本的にはWindows/macOSのプラグインと同等のものなので、それと同じものがこの値段で利用できてしまうのは大きなメリットでした。

お馴染みWavesのマキシマイザー、L1がCubasis上で使える

また、この3つをセットでより安く購入できるWaves Plug-in Bundleというものが2,440円で販売されていましたが、今回の3.2へのバージョンアップに合わせて、Waves H-Delayが追加され、計4本がセットとなったのです。もちろん、すでに購入していた方はアップデートすることで無料でH-Delayが入手できるので心配はいらないですよ。

2,440円という割安価格でWaves Plug-in Bundleを買うと4つのプラグインを入手できる

このH-Delayはアナログディレイとデジタルディレイの両方のいいところを組み合わせたハイブリッド・ディレイで、フィルター処理、フランジャー/フェイザー効果といった、伝統的なPCM42スタイルのエフェクトからスラップバックエコー、ピンポンディレイ、モジュレーションのかかったテンポ同期までを可能にするもの。やはりWindows/macOS版から移植したものであり、21,000円で発売されているものが、Waves Plug-in Bundleに入ってきてしまうのですから、かなりのお得感があります。

Waves Plug-in Bundleに入っているH-Delay

さらに、このバンドルセットとは別にリアルタイムピッチ補正ができるWaves Tune Real-Timeが610円で登場。そう、Auto-Tune的なピッチ補正ツールですね。ケロった歌声を作るといったことが簡単にできるのが特徴のプラグインです。そもそもTune Real-TimeはWindows/macOS用としては24,000円で販売されているプラグインであり、基本的には同性能のものがたった610円で使えてしまうのですから、もうこれだけでも十分に元はとれそうですね。

ピッチ補正ツールのWaves Tune Real-Timeは610円

ところで、Cubasis 2のときに、Waves Plug-in Bundleを買った方や、以前にも紹介したClassic MachinesやFX Pack 1、FX Pack 2といった内部課金のオプションを購入した方であれば、Cubasis 3にも引き継ぐことが可能になっています。

ただ、以前Cubasis 3.1を紹介した際、「うまく引き継げない」という声が複数に人から上がっていたとともに、私自身もうまく引き継ぐことができず、おかしい……と思っていました。が、その原因が判明。Cubasis 2やCubasis 2 LEからCubasis 3へ引き継ぐことができるし、Cubasis LE 2からCubasis LE 3へ引き継ぐことも可能なのですが、Cubasis 2で購入したものをCubasis LE 3へ引き継ぐことはできないようなのです。

Cubasis 2で購入したオプションはCubasis 3に引き継ぐことが可能

前述の通り、Steinbergのオーディオインターフェイスなどを持っていればCubasis LEを内部課金でCubasis相当に引き上げることができるわけですが、Cubasisが誕生した当初はLEがなかったので、アーリーアダプターの方はLEではないCubasis 2を持っている人は多いはず。そのCubasis 2に内部課金でプラグインを追加していった人も多いと思いますが、Cubasis 3は別アプリ扱いとなったので、Cubasis 3を入手するには別途6,100円が必要となります。一方で、Cubasis LE 3からの内部課金であれば、半額程度の3,680円で入手できるので、これが安く入手できるのですごくいいのですが、プラグインを引き継げないというデメリットがあるのです。

ここは何とかならないのだろうか……と思っているところですが、今のところ解決手段はなさそうなので、すでにCubasis 2を持っていてプラグインを買っている人は、要注意。プラグインを維持するためにCubasis 3を購入するか、プラグインをあきらめてCubasis LEからの内部課金で制限解除するかを選択する必要があるようです。

一方、AndroidにもCubasis LEが存在していますが、こちらはSteinbergオーディオインターフェイスに接続しても制限解除させるといった仕掛けはありません。また、iOS用に購入したプラグインを引き継ぐこともできないので、これはあくまでも別製品ということのようです。この辺がうまく統合されると、より使いやすい世界になるとは思うのですが、この低価格なので、割り切って使うしかないのかもしれませんね。

【関連情報】
Cubasis 3製品情報
Cubasisシリーズ 機能比較
Cubasis Project Importerダウンロード

【ダウンロード】
◎App Store ⇒ Cubasis 3
◎App Store ⇒ Cubasis 3 LE
◎Google Play ⇒ Cubasis 3
◎Google Play ⇒ Cubasis 3 LE

Commentsこの記事についたコメント

1件のコメント
  • Showen

    藤本様、いつもお世話になり、ありがとうございます。
    (私の所有するDTM機材は、DTMステーション様の記事を見て買わせていただいた製品がほとんどです。)
    今回のCubasis3も持っておりますが、iPadで使っております。が、
    Android11 ではまだ使えない、未対応みたいでございますね….
    Android8では使えました、がテンポが不安定でしたので、新しいAndroidスマホに変えたんですが、
    Android11においてのGoogle PlayストアにはCubasis3はありません。
    Fl studio mobile や、Zenbeats、Music Studio2等はAndroid11でも使えるのに、大変残念で
    ございます。
    Fl studio mobile や、Zenbeats、Music Studio2等は、たとえAndroid11で使えても、MIDI接続が弱く、
    ハード音源を使用する際に不自由なので、物足りません。
    Steinbergさんの技術的な問題で未対応なんでしょうか、大変残念です。

    2021年3月22日 12:32 PM

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