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  • Clubhouseの影響で日本もiRig Streamが品薄に!? IK Multimediaが進めるスマホによる高音質配信ソリューション

音でつながる招待制のSNS、Clubhouse(クラブハウス)が大きな話題になっていますが、それと連動するように売れて品薄になっているのが、伊IK Multimediaのオーディオインターフェイス、iRigシリーズです。事情通の方には「え? Clubhouseでは iRig 2、iRig Pre、iRig Mic Lavなどアナログ4極端子接続製品しか使えないのでは?」と思う方も多いと思いますが、iRig StreamとiPadを組み合わせることで、より高音質に音の入出力が可能になる……という情報が広がって人気となっているようなのです。

このように、Clubhouseなどの配信系アプリで便利に活用できるiRig Streamですが、冒頭でも紹介したとおり、IK MultimediaのiRig製品に国内で高い注目が集まるようになったのは昨年から。ネット配信用の機材として使いやすい、パソコンでの配信よりiPhoneやiPadから行うほうが手軽で高音質・高画質で便利、ということで人気となっているようなのす。でも、DTM系のメーカーがなぜ、こうした配信機材を手掛けるようになったのか、先日IK Multimediaの担当者にオンラインでインタビューしてみました。

iPadにiRig Streamを接続することで、高音質にClubhouseを利用することができる

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まずは、そのClubhouseについてですが、これが何であるかはいろいろなところで言及されているので、詳細はそちらを見ていただくとして、現時点では「iPhoneで使える音声版のTwitter」などと言われているようです。私もまだそんなに使ってないので、よく分からないこともいっぱいですが、個人的な感覚でいうと、「井戸端会議システム」という感じでしょうか……。

突然のように国内で普及しだしたClubhouse

複数の人が集まってトークをすることができ、それをさらに多くの人が聴くことができるというサービスのようです。いまは物珍しさもあって、多くの人で盛り上げっていますが、これがホントに日本に根付くのか……というと、よく分からない、というのが正直なところ。ただ、なかなか人と会うことができないコロナ禍において、多くの人たちと気軽におしゃべりできる、というのは楽しいサービスだな、と思います。

これを試してみて、すぐに思いつくのは「せっかくなら、できるかぎりいい音質でやりとりしたい」、「できれば音楽を流してみたい」、「だとしたら、オーディオインターフェイスを使ってみたい」ということ。こう考える方もいっぱいるようで、私がClubhouseに参加した時点では、すでに作曲家の田辺恵二@KG_Tanabe)さんがいろいろ実験をされており、ある程度の答えを導き出していました。簡単にいうと、以下の2点です。

●iPhoneにアナログのヘッドセット、イヤホン・マイクや3.5mmの4極端子接続のiRig 2、iRig Pre、iRig Mic Lavを使ってClubhouseを利用することは可能だけど、Lighting、USB接続のオーディオインターフェイスは使えない
●現時点(Clubhouse version 0.1.25)では、iPadなら一部のLightning/USB接続のオーディオインターフェイスを利用することが可能で、中でもiRig Streamは非常に安定して使える

田辺さんのnoteのエントリー「【独自検証】Clubhouseでオーディオ・インターフェースは使えるか?」の中でも詳しくレポートが出ているので、興味のある方は参考にしてみてください。

田辺さんのnoteのエントリーでiRig Streamを中心にオーディオインターフェイスの活用について書かれている

私も試してみたところ、iPhoneにiRig Streamを接続した状態でClubhouseを起動し、ルームに入ってみると音は聴こえます。ところが、実際にスピーカーとして参加し、スピーカーが2名以上いる状態になると、iRig Streamがはじかれてしまい、どうやっても使うことができません。これと同じ現象は、iOSネイティブの電話アプリでも起こるので、おそらく電話の通話時と同じプロトコルに移行してしまうためではないか、と思われます。ちなみに、オーディオエンスとして聴いているときの音と、スピーカーになってしゃべっている際に聴く音では、音質が全然違うんですよね。そうスピーカーとして参加したときのほうが、音がよくなるので、オーディオインターフェイスが使えるとさらに威力を発揮するけれど、iPhoneでは、どうやってもオーディオインターフェイスを使えなかったのです。
なお、このClubhouseでの音はモノラルで、ステレオは流せません。田辺さんと一緒に実験してみたところ、単純にLとRをミックスしているようで、左側と右側の位相を反転させた信号を流してみたところ見事に無音になりました。

iPhoneにiRig Streamを接続すると、とりあえず聴くことはできるのだが……

ところが、USB Type-C接続のiPad ProにiRig Streamを接続すると、なぜかまったく問題なく使うことができ、Lightning接続のiPad Air 2に接続しても使うことができました。またiRig Pro DUO I/Oでも同じように使うことができるのを確認しました。本来iPhone用のアプリをiPadで使うという裏ワザではあるけれど、これにより断然高音質に聴くことができるし、高音質に送信することができるんですよね。

iPadとの接続であれば、バッチリ活用することができる

iRig Streamは常時ダイレクト・モニターが有効になっていますが、iRig Pro DUO I/OはDirect MonitorスイッチをONにすると入力音もモニターすることができます。なお、iRig 2などダイレクト・モニター機能のないインターフェースを使う場合は、同社のiRig Recorder LE(無料)などダイレクト・モニター対応アプリのSettings画面にて「Background Audio」をOnにして裏で起動しておくとうまく行くようです。また、iOSの「設定」にはオーディオ入出力デバイスを選ぶ画面がないので、コントロールセンター > Musicウィジェット右上のAirPlayアイコン「◎」にて利用中のオーディオ・インターフェースが選択されているか確認するといいでしょう。

どのオーディオインターフェイスが接続されているかはコントロールセンターを経由してチェック可能

このiRig Streamの詳細については、以前「YouTube Live、ニコ生、ツイキャス、インスタライブ…高音質ストリーミング配信のためのオーディオインターフェイス、iRig Stream」という記事で紹介していましたが、iOSからの音をヘッドホン、ヘッドセットでモニターでき、このヘッドセットマイクから喋れることができるとともに、RCAのステレオライン入力を装備しているのでミキサーを持っている人であれば、ここにコンデンサマイクを接続したり、シンセサイザなどの楽器を接続して送信することができるんです。

iRig Streamのライン入力に、楽器やミキサー、パソコンのオーディオインターフェイスを接続する

ちなみに、このヘッドセットとして、以前あったiPhone用のApple純正マイク付きイヤホンを使うのも手ですが、ご存知の通りあまり、いいマイク性能ではなく、iPad内蔵マイクよりも音質が劣化してしまう可能性があります。しかし、ここに接続するiRig Mic Lavというラべリアマイク(ピンマイク)がオプションであり、これを使うと断然高音質になります。ここに自分の好きなヘッドホンを接続できるので、使い勝手もいいんですよね。

iRig Mic Lavというラべリアマイクを接続することで高音質に話をすることができる

「でも、それなら他社のオーディオインターフェイスでも使えるのでは?」と思うところで、実際試してみました。結論からいうとiPad Proの場合、FocusriteのScarlett2i2やM-AudioのAir 192|6で使うことができましたが、SteinbergのUR22cやUR22mkIIではうまく使えないなど、不安定な面もありました。またiPad Air 2の場合は、Lightning-USBカメラアダプタを経由させましたが、電源供給の問題でどうもうまく動かなかったのです。

LightningーUSBカメラアダプタを使うことで、クラスコンプライアントUSBオーディオインターフェイスとの接続は可能ではあるが…

その点、単なるUSBクラスコンプライアントではなく、Appleが認証したMFiデバイスであるだけにIK MultimediaのiRig製品は、安定して動いてくれたのは優秀だと感じたところです。さらに、iRig Streamが優秀なのはそこに留まりません。実はiRig StreamにはDC INという端子があって、オプションのACアダプタ、iRig PSU 3Aを接続すると、iPadに電源供給しながら使うことができるのです。これなら長時間の運用であっても、安心して使うことができるわけです。

純正のACアダプタiRig PSU 3Aを接続すれば充電しながらオーディオインターフェイスを使うことが可能になる

IK Multimediaによると、「iRig Stream単体ではなく、iRig PSU 3AもセットでMFi認証をとっているので、安心してお使いいただけます」とのこと。ただし、前出の田辺さんと実験をしてみたところ、このACアダプタで充電しながらだと、ライン入力からの音質が若干劣ることを確認しました。そうした点を考えると実際の運用では、リハーサル時はACアダプタを接続しつつ、ここから音楽を送信する場合は、ACアダプタを外してiPadのバッテリーで動かすというのがいいのかもしれません。

このように、Clubhouseなどの配信系アプリで便利に活用できるiRig Streamですが、冒頭でも紹介したとおり、IK MultimediaのiRig製品に国内で高い注目が集まるようになったのは昨年から。ネット配信用の機材として使いやすい、パソコンでの配信よりiPhoneやiPad、またAndroidから行うほうが手軽で高音質・高画質で便利、ということで人気となっているようなのす。でも、DTM系のメーカーがなぜ、こうした配信機材を手掛けるようになったのか、先日IK Multimediaの担当者にオンラインでインタビューしてみました。

ーーiRigって、もともとはギター用のモノラルのインターフェイスだったし、IK Multimediaはずっとミュージシャン向けのツールを作るメーカーだと思ってましたが、どうして最近、ネット配信用の機材などを作るようになったのですか?
IK:当社としてはミュージシャンのために製品開発をしており、昨今はなるべく手軽に音楽を配信したいという人が増えているのに合わせて、iRig Streamなどを出しています。ミュージシャンであれば音楽制作、ライブ・練習用のミキサー、またMac/Windows用のオーディオインターフェイスなどを使っている人が多いので、そのステレオアウトを簡単に接続可能なライン入力を持たせていて、それに合わせて、簡単にMCなども入れられるようにヘッドセット端子でマイク入力もつけているわけです。

--PC用ではなく、あえてスマホ用ということですか?
IK:iRig Streamには、USB-A、USB-Cケーブルも同梱されているのでMac/PCでも利用可能ですが、やはり多くの方はiPhone、iPadでお使いのようです。カメラ性能などを考えても、下手にPCにカメラを接続するよりスマホのほうがずっと高画質で、設置場所やアングルを狙いやすいというのも事実でしょう。
やはりストリーミングでの配信を行う場合、スマホを使うのが手軽で高品位に行えるので、それをサポートする製品を出しているわけです。Insta LiveやFacebook Live、日本だとLINE LIVEなどでミュージシャンのみなさんに使っていただいています。

ーーコロナ需要に合わせて商品化をスタートしたわけでもなかったですよね?
IK:コロナ前から、いろいろな製品の発売を開始していました。リアルタイムのネット配信の市場は中国や韓国では3、4年前から盛り上がっており、これで若いクリエイターが大金持ちになった……といった話もいろいろあるようです。その後、アメリカでもInsta Liveで火が付き、世界的に需要が高まっている形です。今後、日本でもマネタイズということが重要になってくると思いますが、LINE LIVEなどは比較的マネタイズがしやすいため、ミュージシャン、クリエイターのみなさんにとって便利なツールとして活用されていくだろうと見ています。

ーー使っているのがミュージシャン、クリエイターといっても、必ずしもDTMユーザーというわけではなさそうですよね?
IK:そうですね、音楽制作のためだけではないので、フィンガー・ドラマー、DJなども含めパフォーマーの方々が使っている形だと思います。また、Podcastが再燃してきているのも、大きなポイントだと思います。日本でも昨年くらいから徐々に盛り上がってきており、このあたりでもiRig製品を活用いただいています。

フィンガードラマーのスペカンさんの使用例

ーーRig Mic HD 2やiRig Mic Studioなどマイク系の製品もいろいろ出されてますよね?
IK:やはり製品展開をしていくなか、さまざまな需要が出てきているので、ハンドヘルドマイク、ラべリアマイクなどのタイプの製品も展開してきています。たとえばiRig Video Creator Bundleという製品の中にはスマホを固定できるiKlip Grip Proという機材、リング型のLEDライトのほか、4極端子のラべリアマイクがセットとして入っています。このラべリアマイクは、直接スマホに接続して収録時の部屋鳴りを抑えたクリアな音声収録ができるほか、iRig Streamに接続すれば、より高音質にMCがでいるなど、配信に必要なセットを提供しているわけです。今後、ミュージシャン、クリエイターのみなさんから、こうしたものに対するニーズはまだまだ高まるのではないか、と見ています。

DTMステーションのロゴ/WebデザイナーでミュージシャンでもあるNOROさんがなぜかiRg Video Creator Bundleの紹介ビデオを作っていたのでご参考まで

ーーありがとうございました。

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