初心者でも簡単にハリウッドサウンドが作れる!?プロ御用達のオーケストラ音源の新タイトルHollywood Orchestra Opus Editionが登場!

EastWestから、プロ御用達のオーケストラ音源の新タイトルHollywood Orchestra Opus Editionがリリースされました。Hollywood Orchestra Opus Editionは、新たにレコーディングされたサンプルが収録されていたり、ソフトのエンジンが刷新されています。また新機能のMOODSでは、従来のHollywood Orchestraのサウンドキャラクターをはじめ、Soft Moodで感情的なサウンドキャラクタ、Epic Moodで猛々しいサウンドキャラクタを簡単に切り替えることが可能。さらにHollywood Orchestratorを使えば、誰でもハリウッドサウンド風のオーケストラアレンジを鳴らすことができてしまいます。

ラインナップは、上位モデルHollywood Orchestra Opus Edition Diamond Edition(106,721円税込)と下位モデルHollywood Orchestra Opus Edition Gold Edition(94,797円税込)があるほか、これらを含め、全EastWest製品を月額3,663円で使えるサブスクリプションのプランも用意されています。先日、DTMステーションPlus!の番組でHollywood Orchestra Opus Editionを特集したので、その内容も振り返りつつ、実際どんな音源なのか紹介してみましょう。

誰でもハリウッドサウンドを作れる、最強オケ音源Hollywood Orchestra Opus Edition

EastWestスタジオというハリウッドにあるレコーディングスタジオを運営しているEastWest社。ここのレコーディングスタジオは、フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリー、コールドプレイ、トラヴィス・スコット……など、世界的なアーティストが利用している歴史ある場所になっています。そのEastWestスタジオでサンプルを収録して、バーチャルインストゥルメントとして販売されているのが、Hollywood Orchestra。EastWestは、サンプルCDの発売を30年前に始め、プラグインの歴史も20年ぐらいある老舗のメーカーなのです。

歴史のあるEastWestスタジオで収録された、オーケストラ音源

またHollywood Orchestraのサウンドエンジニアは、ショーン・マーフィーという人物が務めています。ショーン・マーフィーはハリーポッターやスターウォーズ、インディージョーンズ、タイタニック……など、有名な作品を手掛ける映画音楽の巨匠。実際にハリウッドで流れているようなオーケストラをPCで再現することに注力しているため、Hollywood OrchestraはPCで、本格的なオーケストラサウンドを奏でることが可能なのです。

そして今回新製品として登場したHollywood Orchestra Opus Edition。もともとオリジナルの名前は、Hollywood Orchestra。そこに「Opus」という名前が付いて、リニューアルされてのリリースとなりました。また「Opus」はエンジンの名前であり、以前の「PLAY」エンジンと比べて、起動速度やライブラリの読み込みスピードも上がっています。この新しいエンジンの開発には、Cubase、Nuendo、Studio Oneの開発を手掛けたウォルフガング・クンドルス、Kontaktの主要開発者でもあるウォルフガング・シュナイダー、という2人が加わっているとのこと。

さて、前置きが長くなりましたが、まずはどんな音が鳴るのか、DTMステーションPlus!で簡単に演奏したシーンをご覧ください。

いかがでしょうか?このシーンでの演奏は、新機能のHollywood Orchestratorという簡単にハリウッド風のオーケストラアレンジを演奏できる機能を使っているのですが、映画で使われていてもおかしくないクオリティですよね。

Hollywood Orchestra Opus Editionでは、弦楽器、金管、木管楽器を選べるのですが、それぞれの音色でマイクポジションを変えることで、自然に音の距離感を作ることができます。以下のシーンでは、マイクポジションを変えつつホルンを鳴らしています。

ホルンも抜群にいい音していますよね。マイクポジションは、MAINやCLOSEとパラメータをミックスすることで音の距離感を調節することができ、どこにマイクが置かれているかも表示されるので、かなり扱いやすいです。また、新機能のMOODSを使うと、マイクポジションやリバーブのパラメータを3つのプリセットで切り替えることができます。MOODSの種類は、

SOFT
CLASSIC
EPIC

SOFTはより感情的なサウンドにキャラクタ、CLASSICはHollywood Orchestraのオリジナルサウンド、EPICはアクションやアドベンチャーのスコアにぴったりなサウンドになっています。簡単に切り替えることができるので、まずはMOODSで音の方向性を決め、そこから細かく調節していくことができます。

MOODSを使って音色の大枠をまずは決めることができる

また、リバーブの種類も豊富に揃っています。Hollywood Orchestra Opus Editionに搭載されているコンボリューションリバーブは、EastWestスタジオ以外にも洞窟や駅といったユニークなリバーブが揃っており、シチュエーションによって細かい音作りが可能です。

かなりの数のリバーブが用意されている

そして、エフェクターもかなりの数追加されており、Hollywood Orchestra Opus Edition内だけでも積極的な音作りを行うことができます。

エフェクトも多数搭載しており、ミキサーも使いやすい作りになっている

そして、冒頭の演奏シーンで使っていたHollywood Orchestratorですが、プリセットを選ぶとストリングスやブラス、ティンパニーなどをどう演奏するか設定されているので、適当に鍵盤を押さえただけでも豪華なサウンドを演奏することが可能です。特にSCORESカテゴリに分類されているプリセットを選ぶと、まさしく映画に使われているような演奏を鳴らすことができます。

ハリウッド級のオーケストラアレンジを鳴らすことができる

もちろん自分でHollywood Orchestratorのフレーズをカスタムすることも可能。アルペジエーターに近い作りになっているので、感覚的にカスタマイズすることができるので、自分好みのフレーズをプリセットを元に作っていくことができます。以下のシーンでは、実際にフレーズをカスタムしていっています。

Hollywood Orchestratorのアルペジエーターは、押さえる鍵盤の数によって移動するピッチをしていく作りになっており、最大で14個の鍵盤を同時に押した場合まで対応しています。あくまでも、自分が押さえたコードの中でフレーズが決まるので、慣れると分かりやすく、思い通りのフレーズを作ることができますよ。

Hollywood Orchestratorのアルペジエーターを使って、自分好みのフレーズを作ることも可能

いかがでしょうか?DTMステーションPlus!の番組の内容を改めて振り返ってみたのですが、こんな簡単に豪華なオーケストラアレンジを作れるのは驚くべきですよね。冒頭でお伝えしたように、Hollywood Orchestra Opus Editionは2つのラインナップが存在しており、Diamond版は24bit/44.1kHzによるサンプル、収録マイクポジションをすべて使うことができます。一方、Gold版は16bit/44.1kHzサンプル、マイクポジションは1つのみとなっています。

3種類のサブスクリプションが用意されている

また、買い切りのサブスクリプションが存在しており、自動更新されない安心設計となっています。そんなEastWestのサブスクリプションは、今回紹介したHollywood Orchestra Opus Edition以外にも、EastWestの全製品を使えるようになります。約4TBの大容量となっており、ラインナップは月間プランのComposerCloudと年間プランのComposerCloud PlusまたはComposerCloud Xが用意されています。ComposerCloudとComposerCloud XはGold版相当の内容となっており、ComposerCloud PlusはDiamond版相当の内容になっているので、検討してみてはいかがでしょうか?

【関連情報】
Hollywood Orchestra Opus Edition製品情報
【価格チェック&購入】
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