では、別売のVOCALOID3 Editorと比較すると、どんな違いがあるのでしょうか?その違いをまとめたのが以下の表です。
VOCALOID3 Editor | Tiny VOCALOID3 Editor | |
編集・再生可能なトラック数 | 16 | 1 |
最大小節数 | 999 | 17 |
エフェクト | VSTプラグインを利用可能 | リバーブのみ搭載 |
Jobプラグイン機能 | あり | なし |
V2ライブラリのインポート機能 | あり | なし |
Undo/Redo | 制限なし | 1回のみ |
インポート機能 | VSQX、VSQ、SMF、WAV | WAV |
WAVトラック | ステレオとモノラルの2トラック | ステレオ |
要するに、17小節以内でとりあえず歌わせることはできるけれど、真剣に使うとなるとVOCALOID3 Editorが必要と考えればいいと思います。歌わせられるのは1声のみで、VY1とMewを同時にハモらせる、といったことになるとVOCALOID3 Editorが必要となるわけですね。
では、ソフトの起動という点から見て、この2つのエディタはお互いどういう関係になるのでしょうか?ちょっと実験をしてみました。まず、VY1V3をインストールすると、歌声ライブラリとTiny VOCALOID3 Editorがいっしょにインストールされるため、Tiny VOCALOID3 Editorを起動することで、すぐに使うことができます。
機能は少ないけど、声質などはまったく同じTiny版
ここに追加インストールする形でVOCALOID3 Editorをインストールしたところ、Tiny VOCALOID3 Editorが消えてしまうことなく、VOCALOID3 Editorが追加されます。ここで、VOCALOID3 Editorを起動すれば、普通のVY1の声で歌わせることができます。
さらに、このVOCALOID3 Editorが起動している状態で、Tiny VOCALOID3 Editorを起動すると、どうなるでしょうか? 実はお互いは排他的な関係にあるようで、両方同時には起動できないようです。もちろん、両方起動する必要もありませんけどね。
【追記】
VOCALOID2 Editorとの比較も欲しいという要望がありましたので、追記します。
VOCALOID3 Editor | VOCALOID2 Editor | |
編集・再生可能なトラック数 | 16 | 16 |
最大小節数 | 999 | 999 |
エフェクト | VSTプラグインを利用可能 | なし |
Jobプラグイン機能 | あり | なし |
Undo/Redo | 制限なし | 1回のみ |
インポート機能 | VSQX、VSQ、SMF、WAV | VSQ、SMF |
WAVトラック | ステレオとモノラルの2トラック | なし |
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