Banner B0
640x200伸縮サイズ
Banner B1
640x200伸縮サイズ
Banner A0(728x90)伸縮サイズ

DAWもブラウザで動く時代に!? Audio Saunaの高機能性にビックリ!

一昨年、ヤマハのY2 PROJECTが開発中のハモラボやスウェーデンのPowerFX(最近だとVOCALOID3のOLIVERを出したところですね)が作ったSoundationなど、ブラウザ上で動作するDAWをDTMステーションで紹介したことがありました。そう、アプリケーションをインストールする必要もなく、ブラウザ上でURLを指定すれば、すぐ使えるというDAWです。

 

先日、TwitterやFacebookでまた1つスゴイものを見つけたので、ちょっと紹介してみたいと思います。これはフィンランドのヘルシンキにある会社、Naive Solutionsが開発したAudio SaunaというFLASHで動作するアプリケーション。2011年6月に誕生し、徐々に進化してきていたようですが、全然知らなくて、今になって知りちょっとショックを受けました。


Banner B2
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner B3
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner A1(728x90)
伸縮サイズ

起動の仕方はいたって簡単。WindowsでもMacでも、FLASHがインストールされているブラウザでAudio Saunaのサイトにアクセスし、「Open Studio!」というボタンを押すだけ。


起動はAudio Saunaのページにアクセスしてボタンを押すだけ

すると、アナログシンセが前面に表示された状態でブラウザ上で動くそのDAW、Audio Saunaが登場するのです。


起動すると前面にアナログシンセが表示される

デフォルトではシンセベースの音色となっているのですが、キーボードをマウスでクリックして弾いてみると、結構太い音が出てきます。「FLASHなんだから大した音が出るはずもない……」と思っていたのにバカになりません。プリセットサウンドもかなりいっぱいあって、音色を選ぶとさまざまなサウンドが楽しめますね。


プリセットもいろいろあり、パラメータも豊富なアナログシンセ

アナログシンセといっているくらいですから、もちろんパラメータもいじれます。2オシレーターの構成でエンベロープジェネレータも各オシレーター用、音量用、フィルター用と独立していたり、フィルターもハイパスと2種類のローパスから選択できるなど、ちゃんとしたアナログシンセであり、ホントにこれだけでも結構遊べてしまいます。

 

Windowsだと500msec程度ですかね、レイテンシーがあるのが辛いところ。ただ、こればかりはどうしようもありませんでした。一方、Macでも使ってみたら、さすがCoreAudioだけに、レイテンシーは100msec以下という感じで、かなりまともに使えます。マウスでポツポツ弾くのもなぁ……と思っていたら、PCのキーボードで弾くこともでき、和音も出すことができました。もしかして、MIDIキーボードもサポートしているのでは……と試してみたものの、さすがにFLASHがMIDIデバイスを掴むことができないのでしょう、それはできませんでした。

 

ここで気になるのはバックグラウンドに表示されているピアノロール。いったん、アナログシンセのウィンドウを閉じて、このピアノロール上でマウスを使って書き込んでみると、簡単にシーケンスパターンが作れ、再生ボタンを押すと2小節をループしながら鳴らすことができます。


ピアノロールで自在にデータ入力が可能

録音ボタンがあるから、アレ?と思ったら、PCのキーボードを弾くと、リアルタイムレコーディングができたり、1ステップずつの入力もできる仕組みになっていました。

 

さて、ここで画面右上の「Show Arrenge」というボタンを押すと、トラックが並ぶアレンジ画面に切り替わります。


アレンジ画面ではトラックを一覧にして曲全体を見渡せる

トラック1には今、入力したデータがあることも確認できます。さらに、トラックの先頭の「2」というボタンを押すと、今度はFM音源シンセサイザが起動してきます。ヤマハのDXっぽい4オペレータのシンセサイザです。こちらも結構いろいろなプリセットが用意されているので、これを選んでいくだけでもかなり楽しめますね。アルゴリズムも8種類から選択できるなど、パラメータも自由に設定することができます。そして、これも先ほどと同じように、ピアノロールでデータ入力をしていくことが可能です。


DX風サウンドが作れるFM音源シンセサイザ 

 

さらに「3」を押すと、今度はサンプラーが起動します。こちらはデフォルトの状態ではドラム音源となっており、パッドをクリックすると、808風な音が出てきます。

またプリセットをクリックすると、ここにもいろいろなものが用意されています。808以外にもJazz KitやTight Kitなど……。これを選択すると、サンプリングデータが読み込まれ、違うドラムマシンへと変身してくれます。

 

またInstrumentのほうを読み込むと、今度はサンプリング音源へと変身し、Banjo、Bass Guitarなどを鳴らすことが可能になるのです。

 

しかも面白いのは手持ちのサンプリングデータをアップロードすると、このサンプラーで使うことができるということ。WAVおよびMP3が使えるので、何でもできちゃいますね。

 

このようにしてトラックを作った結果、画面下のミキサーでミキシングすることが可能で、ここにはシステムエフェクトとしてディレイとリバーブが用意されているため、必要に応じて利用することもできるのです。

このようにして作ったデータをローカルに保存することもできるし、完成した曲を16bit/44.1kHzのWAVファイルで書き出すことまでできるんです。ここまで高機能になってくると、下手なソフトではかなわなくなってきそうですよ。ちょっと末恐ろしい(!?)感じですよね。

 

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • kuro_rr

    こういった物もクラウド技術が浸透していったらDSP無しで膨大なエフェクトやトラックなどが扱えるようになるんでしょうね。
    ただ どうしても付いて回るのはレテンシと感覚のズレはあると思います。

    2012年2月15日 6:04 PM
  • 藤本健

    レイテンシーの問題はアプリ側の問題ではなく、OSとブラウザ、FLASHの問題ですね。そっちが解決してくれないと難しそうです。ただ、もしFLASHがASIOをつかむようになれば、普通のアプリと同じようになるのではないでしょうか。まあFLASHの対応を待つのがいいのか、楽器業界用のFLASHみたいな仕組みを誰かが作るのを待つのがいいか、ということになりそうですね。

    2012年2月15日 9:44 PM

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です