FL STUDIOのSpeech Synthsizerで日本語を歌わせることに挑戦!
そのSpeech Synthsizer、私自身もだいぶ以前から何度か触ったことはあったので、もちろん知ってはいました。これは、TTS=Text to Speechというタイプのシステムであり、文字を入力すると言葉をしゃべってくれるというもの。そのため、VOCALOIDというよりもVOICEROIDに近いシステムですね。
しかもVOICEROIDと違って日本語対応ではなく、完全に英語のシステムだから、ひらがなを受け付けてくれず、英語入力なんです。また10年近く前からある古いシステムだけに、声はVOCALOIDやVOICEROIDのように、滑らかな人間の声ではなく、かなり機械的、ロボット的な音声。そのため、わざとこうした歌声の楽曲を作るのに利用するというのも面白そうに思います。一応、声質は男性、女性、ロボット、子供、虫?……といろいろな種類が用意されています。
ただ、これだけだと、ずっと一定の音程となってしまいます。そこで調べてみると単語の後ろにカッコ書きで数字を指定すると、音程が付いてくれることが判明。(1)なら半音上がり、(-2)なら1音下がるといった具合です。そこで、これを振り、
hah(4) ah(7) ru(9) no(7) oh(4) gah(7) wah(12) wah(12)
さて、ここでピアノロールを開くと、入力した文字が順番に鍵盤に割り振られており、順に鳴らすことで歌っています。そう音程で並んでいるわけではないのがミソ。しかし、よく見ると、発音のタイミングが音符のタイミングとズレています。
そこで、改めて1音ずつ入力しなおすと、今度はテンポピッタリで歌ってくれるようになりました。ただ「が」=「gae」など頭が「g」だと発音が遅れるようなので、ちょっと突っ込み気味に音符を置くと多少まともになるなど、やはり試行錯誤ではありましたが。
このようにして、なんとか冒頭8小節分を作った結果が以下のビデオです。明らかに外人が日本語を歌ってるという感じなのが面白いところですが、いかがでしょうか?
今更ながらFL STUDIOにハマってしまった感じですが、また何か面白いネタがあったら、紹介してみようと思っています。
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