Line 6サイトから無料で入手できるギターアンプシミュレータ、POD Farm 2.5
ギター弾きでもない自分が、アンプシミュレータでばかり遊んでいるのもどうか……とは思うものの、やっぱり面白いんですよね。無料で使えるならということで、Line 6のサイトからダウンロードしてみました。ダウンロードするためにはLine 6のユーザーアカウントが必要になりますが、とくにLine 6製品を持っていなくても、オンラン上で簡単に登録して作成することが可能です。
Windows版、Mac版のそれぞれがありますが、ここではWindows版を入手し、さっそく起動してみました。いきなりグッとくる画面が出てくるのですが、まずはあせらずにオーディオインターフェイスの設定です。
FenderやMarshallのアンプモデリングを選択できる
しかも画面下を見ると、上下(AルートとBルート)の2系統で信号を流すことができるようになっており、いろいろと組み合わせることもできるし、AとBそれぞれのレベルやパンでのバランス設定もできるようになっています。無料のソフトでこれだけ遊べればかなりいいんじゃないでしょうか……。
というわけで、買っちゃいました、POD Studio GX。詳細はまたどこかのタイミングでレポートしてみたいと思いますが、使ってみてわかったのは、このオーディオインターフェイス自身がドングルになっているようで、ドライバを入れると、無料版だったPOD Farmが有料版のものにアップグレードするとともに、モデリングするアンプやキャビネット、エフェクトの数もグッと増えているんです。
一つ一つ紹介しているとキリがなくなるので、ここでは割愛しますが、ギターアンプのモデルだけで19種類、キャビネットで29種類など、やっぱり数の面で無料版と比較すると圧倒的に多く、これを組み合わせていくことを考えるだけでも楽しくなります。Windowsの場合、RTASとVSTのプラグインとしてもインストールされるので、CubaseなどのDAWで使えるのも嬉しいところです(無料版でもある程度使えます)。
個人的に一番の関心事であったTONE DIRECTは、専用の設定画面で行うのですが、デフォルトの状態でも明らかにレイテンシーが小さいというか、まったく感じないです。ハッキリわからないですが、私の持っているハードウェアのPOD 2.0よりもレイテンシーがないのではないかと思います。
この技術がどうなっているのか、ASIOやCoreAudioと何が違うのかなど、触っただけではよくわからなかったので、今度改めて詳しく聞いてみたいと思っているところです。
なお、POD Studio GXを含め、POD Studioシリーズの概要はLine 6のページにまとまっています。また、ここには各製品の特徴がまとめられているほか、POD Farm 2.5といっしょに使った際のビデオも用意されているので、チェックしておくとよさそうですよ。
【関連サイト】
Line 6のホームページ
POD Farm 2.5の製品紹介ページ
POD Studioシリーズ紹介ページ
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