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Androidをコアにした楽器デバイス、Miselu neiroとは

楽器デバイスとして見た時、iPhone/iPadと比較すると明らかに出遅れているAndroid。そもそも、楽器にするためのリアルタイム処理機能などがシステムに組み込まれていなかったため、アプリがあまり出ていなかったのですが、今後状況は変わってくるかもしれません。

 

アメリカ・シリコンバレーにあるMiselu(ミセル)という会社が、Android OSを搭載した楽器デバイス、「Miselu neiro(ミセル・ネイロ)」というものを発表したのです。発売は2013年になるようなので、まだしばらく先ですが、かなり気になる存在。私自身、まだ実物は見ていないのですが、Miseluの開発者にSkypeインタビューすることができたので、どんなものなのかを聞いてみました。


Androidを搭載した音楽マシン、Miselu neiro


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実は、このMiselu、アメリカの会社ではありますが、CEOはシリコンバレーで幅広く活躍されている吉川欣也さんという日本人。社員の多くも日本人のようで、今回取材したのは、以前から私も面識があった九頭龍雄一郎(くずりゅう・ゆういちろう)さん(以下敬称略)。MiseluではDirector of Engineeringという肩書きで、技術開発に携わっているとのことです。


Skypeでの取材に応じていただいたMiseluのエンジニア、九頭龍さん 

 

--先日発表されたMiselu neiro、ちょっと日本語っぽい名前ですが、どんな意味なんですか?また、まだ写真やビデオでしか見たことがないのですが、どのくらいの大きさのものなのでしょうか?
九頭龍:Miseluは会社名でして、日本語の「魅せる」と「U smile」のアナグラムというダブルミーニングになっています。魅力的な商品を作り、そして皆さんを笑顔にする。そんなメッセージが込められています。neiroはまさに「音色」でして英語圏では「ニーロ」と発音されると思います。音楽、楽器に相応しくかつ和の響きがする言葉を選びました。「ミセルが作り出す、これが新しい音色だ」ということですね。大きさ的には横が約34cm、奥行きが20cmのデバイスで、ここにある鍵盤がミニ鍵盤になっています。


横34cm、縦20cmという大きさのMiselu neiro

--実際、このMiselu neiroでは、どんなことができるのですか?
九頭龍:Androidと聞いた時点でみなさんが想像することは、すべてできると思っていただいて構いません。ネットサーフィン、音楽や動画の視聴、ゲーム、なんでも可能です。さらにそれに加えて音楽に特化したインターフェイスと機能を持ち合わせているので、DTMやライブ演奏、それをネットにアップロードしての共有、ネット上でのセッションなど可能性は大きく広がっていきます。


SWSWで展示されたラーニングアプリ

--DTM、楽器としてみたときに、具体的にどんなアプリケーションが考えられるのでしょうか?実際、プロトタイプとしてでも作っているアプリがあれば教えてください。

九頭龍:今後、さまざまなものが出てくると思いますが、たとえばラーニングアプリ。曲を選択すると、画面に楽譜が表示されて伴奏が流れる。画面上でリアルタイムに音符が示されるので、それを弾いていくといったもの。またそのバリエーションとしてFinger Pianoも使えるようにできればと思っています。


Miselu neiroの試作機には黒いモデルも

--Finger Pianoって、和田純平さんのiPhone、iPad用のアプリですよね?
九頭龍:そのとおりです。現在、テスト版としてMiseluが作ったFinger Pianoっぽいものが搭載されていますが、製品版では和田さんにお願いして、Finger Pianoを搭載する方向で検討しています。今後、このようなコラボが増えていくと嬉しいですね。一方、楽器としてのよさも訴えていきたいので、単純に鍵盤を弾けば、高品位なシンセサイザー音源として使えるようにもしていきます。ここにはヤマハが開発中のNSXという音源チップを搭載しているので、これの威力を存分に発揮させたいと考えています。またせっかく鍵盤とディスプレイがいっしょになっているので、鍵盤を弾くと画面が反応するようなアプリも考えています。鍵盤を弾くと、ベロシティや音階によってバブルがホワホワと出てくるような……。そのほかにもドラムマシンのアプリやWiFi/OSC/MIDIを使ってneiroをコントローラー・デバイスとして外部のDAWを操作するためのアプリなど、いろいろなものを検討中です。



Miselu nairoのプロトタイプを見るとUSBやHDMIの端子が搭載されている
 

 

--ヤマハのNSXという名前が出てきましたが、これは何ですか?以前、「Y2 AUTUMN 2011」というヤマハの発表会でVOCALOIDチップとしてその名前を聞いたことはありましたが……。
九頭龍:NSXはヤマハが開発中の音源チップで、小型で低消費電力を売りにしているものです。VOCALOIDとして機能を持つ一方、リアルアコースティックサウンドの機能を持っているもの。非常に高音質なサンプリングデータをもとに演奏ができるようになっているのが特徴です。スマホでも使える音源チップとして今後、広く普及していくと思いますが、そのNSXを我々のMiseru neiroに搭載しようと考えているのです。

 

--Retronymsって、確かiPadの人気アプリTabletopを開発している会社ですよね?
九頭龍:そうですね。Propellerheadのパートナー企業としても活躍している会社です。そのRetronyms、場所がサンフランシスコにあるため、すぐ近所なのです。実機を見せたら、「これは面白そう」と興味を持ってくれ、さっそくソフト開発に取り組んでくれたんですよ。

Retronyms’ のDrum Deranger for Miselu のアルファ版のデモ from Miselu

--最後に発売時期や価格などについて教えてください。
九頭龍:2013年の第一四半期でアメリカでの発売を、その後、日本、ヨーロッパでの発売を考えているところですが、まだ詳細までは決まっていません。また価格も現時点では決まっていないのでお伝えできない状況です。もう少し、ハッキリしてきたところで、ぜひまたご紹介させてください。

 

--ありがとうございました。

【関連サイト】
Miseluのホームページ

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