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DAWのノウハウビデオを大量に無料公開しているSleepfreaksって何だ?

Sleepfreaks(スリープフリークス)の記事やビデオにはいつもお世話になってる!」という人は結構いっぱいいると思います。Sleepfreaksの名前を知らなくても、各種DAWの使い方を検索すると、必ずといっていいほどSleepfreaksの使い方解説ページに行き着くし、そこにビデオ解説まで載っているから、これでだいたい解決できちゃうんですよね。

 

私自身も、たびたび活用させていただいている、ありがたいページ、ありがたいビデオですが、「なんで、ここまで丁寧な解説記事、ビデオを無料公開してるの?」、「普通ビジネスだったら、『その先は有料』とかにするのでは?」と不思議に思いますよね。先日、Sleepfreaksの講師の一人、大鶴暢彦(おおつるのぶひこ)さんに、そのカラクリを教えてもらうとともに、とっても面白い体験をさせてもらったので、ちょっとレポートしてみたいと思います。


いつもお世話になっているSleepfreaksのDAW使い方解説記事&ビデオ

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テンポがバラバラな素材をCubase上でそろえて使うにはどうすればいい?」「StudioOneで1つのソフトシンセで複数の音色を同時にするには、どう操作するんだっけ?」など、DAWの使い方に困って検索すると、いつものあのページにたどり着きます。そうSleepfreaksの解説ページです。

 

このページを見ると、「DTMレッスン・教室ならSleepfreaks DTMスクール」なんて書いてあるから、まあ、DTM教室を開いている学校なんだろうな……となんとなくは思うものの、とりあえず記事とビデオで目的は達成できちゃうので、あんまりしっかりチェックしていなかった、というのが正直なところ。


6月に行われたAvidのPro Toolsセミナーで講演していたSleepfreaksの大鶴暢彦さん

でも、最近はネットだけでなく、DTM関連のイベントなどでも、Sleepfreaksの講師の方がDAWの活用法のセミナーをしているのをよく見かけるので、ますます気になっていたのです。先日もPro Toolsのセミナーに行った際、Sleepfreaksの大鶴さんが「KOMPLETE音源活用術」という講演をしていたので、「ぜひ、今度じっくりお話しを伺いたい」と約束をしていたところ、ようやくお会いすることができたんです。

 

最初から、単刀直入に、「何であれだけたくさんのノウハウ記事、ビデオを無料公開しているの?」という質問から切り出しました。


改めて先日お話しを伺った大鶴さん

 

「Sleepfreaksはオンラインレッスンをしている会社なので、あの記事やビデオはもちろん営業の一環ですよ」と笑いながら話す大鶴さん。とはいえ、あれだけしっかりした回答にたどり着けるのなら、オンラインレッスンなんて受けなくてもよさそうだし、事実私もお世話になるばかりで、ちょっと恐縮しちゃうくらい。

 

DAWの使い方情報ってなかなかないし、マニュアルも英語だったりするケースも多いので困っている人は多いと思うんです。せっかくなら僕らの知識を多くの人に役立てられたらいいなと思うし、喜んでもらっている声を聞けると嬉しいんですよね」と大鶴さん。

こんな感じのビデオが700本以上も無料で公開されている

聞くところによると、Sleepfreaksという会社を2009年に設立して以来、こうしたノウハウ記事、ビデオを制作し続けており、これまで作った記事の数は2,000本を超え、ビデオ数も700を超えたのだとか……。「ちょっと過剰に出している気もしますが、まあ単純にこういうコンテンツを作って、出していくのが好きなんですよ。またウチのレッスン自体、マンツーマンの個人レッスンということもあり、ある程度のお値段になることも事実。だからレッスンを受けたくても受けられない人もいます。だから、そうした人に役立ってくれたらな、という思いもあるわけで、とくに出し惜しみをしようという考えはまったくないんです」と嬉しいことを言ってくれます。

 

これらの膨大な記事、ビデオを作っているのはSleepfreaksに所属している大鶴さんを含む9人の講師の方々。「それぞれ得意分野も違うので、自分の得意なジャンル、ネタで作っているんですよ」とのこと。そうなると、やはり気になってくるのは、Sleepfreaksのオンラインレッスンとはどんなものなのか、というところですが、ちょっと聞いてみたら、メチャメチャ最先端な技術を駆使しており、ほかにないユニークなレッスンになっていました。

 

オンラインレッスンなので、リアルな教室は存在せず、自宅でレッスンを受けられるようになっています。基本的に1コマ50分というレッスンなのですが、生徒の方と講師とはオンライン接続した上で、その人向けの完全な個人レッスンをしています」と大鶴さん。ここでは会話はSkypeを使うほか、TeamVeiwerというソフトを使って、PC上の画面を共有可能にします。さらに、DTMステーションでも何度も紹介してきたNETDUETTOβを用いているため、DAWから出る音を講師側がリアルタイムに聴いたり、反対に講師側のDAWが出す音を生徒側がキレイな音で確実に聴くことが可能になっているんです。


こんな環境で、自宅にいながらレッスンを受けることができる

なんか、いろいろとすごそうですが、やっぱり一番気になるのは、何を教えてもらえるのかという点です。これについて大鶴さんは「DAWを使うのはまったく初めてというビギナーコースがあるほか、多少DAWで曲作りをしたことがある人向けのアドバンスコースという大きく2種類があり、前者は全11回のレッスンで108,000円、後者は全11回のレッスンで136,500円という設定にしています。ただ、内容については完全な個人レッスンだから、人によってみんなバラバラなんですよ。まったく経験のない人の場合、本当にゼロからDAWの使い方を教えますし、DAWの操作は分かるけど思い通りの曲が作れないという場合は、そのコツなどを教えていきます。ビギナーでも音楽が分かる人、反対にコンピュータは強いけど音楽的基礎が分かってない人など、いろいろですから、それぞれに応じたレッスンをしていきます


ビギナーコース、アドバンスコースほか、シンセサイザーコース、ミキシング/マスタリングコース、音楽理論コースなどがある

 

だから、レッスンを受けてみて「難しくてついていけない」「簡単すぎた」といったことはないのだとか。そうした話を聞いていて、私自身がとっても興味を持ったのはNETDUETTOやTeamViewerを使ったコミュニケーションって、どんなものなのか、という点。NETDUETTOを使ったオンライン・セッションは何度もしたことがあるので、よくわかっているつもりではあるけれど、DTM環境同士を繋ぐとどんなことになるんだろう……とすぐにピンときません。

 

実際に受講いただく前に、全員の方に25分間の無料の体験レッスンというものを受けていただくことになっています。ここで、どんなものなのかを感触を掴むことができるし、この25分で、どんな内容でのレッスンにするかを相談し、その内容を組み立てていくことができるんです。藤本さんも一度体験してみませんか?」と提案されたので、面白半分に乗ってみることにしました。

事前にSleepfreaksの事務局からメールが届き、TeamViewerやNETDUETTOのダウンロード、インストールが案内されるので、それに従って準備をしておき、約束の時間になるとSkypeで大鶴さんからの着信があります。これに出ると、ビデオカメラは一切使わないので、音声だけだとのこと。「女性の方などは、『お化粧しないでいいから楽』、『部屋を片付ける必要もないし、パジャマのままでいいから嬉しい』なんて言われますよ」と大鶴さん。

大鶴さんからSkypeに着信があったので、まずは「Sleepfreaks」と書かれたTeamViewerの情報を伝えた

TeamViewerを起動すると、画面にIDとパスワードが表示されるので、これを伝えたところ、なんとも不思議なことが起こりだしました。そう、大鶴さんが私のPCの操作をし出したんです。こちらも普通に操作できるので、「乗っ取られた」という感覚とはちょっと違うのですが、勝手にマウスが動き出し、操作されていくのは、やっぱり妙な感じです。最初に行ったのはインストールしたNETDUETTOをお互いのDAWで使えるようにするための設定作業。フォルダ操作などがあって、多少ややこしいので、それを大鶴さんが操作してくれるんですね。


NETDUETTOの各種設定を行う 

 

ここではCubaseを使いましたが、生徒のニーズに応じてProToolsStudio OneFL STUDIOAbleton LiveLogicなど各種DAWに対応できるとのことです。実際、この設定でどんなことができるのか見せてほしいと、Skypeで話をしながら大鶴さんにお願いしてみたところ。


大鶴さんによって、こちらのCubaseがリモートで操作されていく 

「じゃあ、Cubaseで曲を作っていく手順を簡単にお見せしましょう」と、自分の目の前のCubaseが操作されていきます。そう、大鶴さんの操作により、新しいプロジェクトが作成され、トラックが作られ、そこにループ素材が張られていきます。そして、プレイボタンがクリックされると、確かに音が鳴ります。


NETDUETTOによる接続も良好

さらに、大鶴さん側でもその音が聴けるように、とCubaseのMixConsoleにNETDUETTOのプラグインを挿すと、「はい、こちらでも藤本さん側で鳴っている音をキレイにモニターできますよ」とのこと。


大鶴さんによる操作で私のCubaseの出力段にNETDUETTOが組み込まれると…

今度は、私のほうの画面をお見せしますね」と大鶴さんが言うと、私のPC上には大鶴さんのMacの画面が表示され、こちらのマウスで操作ができるようになりました。こちらはWindowsで大鶴さん側はMac。それが共存して、双方から操作できてしまうというのは、やっぱり不思議ですよね。


大鶴さん側のMacの画面が、こちらWindows上に表示され、こちらでも操作でき、音も確認できる!

ここで大鶴さんのMac上のCubaseのプレイボタンを私がクリックしてみると……、その音がすごくキレイな音で聴こえてきます。ここでは、NETDUETTOの最新版であるNETDUETTO 2.0βを使っているから16bit/44.1kHzの非圧縮で、ステレオの音が届くんですよね。顔は見えないけれど、まさに大鶴さんが横にいて手取り足取り教えてくれる、という感じはなかなか新鮮です。


PCの画面上には黒板的に、大鶴さんが用意した画像なども表示でき、これについて解説してくれる

こうした体験をしながら、どんなレッスンにしていくかを話し合っていくそうです。現在Sleepfreaksの講師は9人いて、みんな音楽制作などを本業としているプロとのこと。ただ、人によって使うDAWや、得意とする曲ジャンルが違ったりするので、生徒さんの要望にあった講師をそこで決めていくそうです。

 

こうした体験レッスンを終えた後に届いたメールを見て、さらにビックリ。その25分間の体験レッスンでのすべてを録画したビデオが届いたのです。大鶴さんによると普通、体験レッスンはビデオ化しないけれど、有料のレッスンにおいては50分の授業はすべて録画した上で生徒に届けるとのこと。


レッスン受講後、こんなビデオが届く(別の生徒さんでの例)

マンツーマンとはいえ、やはり限られた時間で、いろいろなことを伝えていくので、すべてを覚えきれない、消化しきれないことはあると思います。また、メモなどをしているのも時間の無駄なので、後でそのレッスン内容を再体験できるように、ビデオ化しているんですよ」と大鶴さん。このビデオにはSkypeでやりとりした自分の声も入っているので、まさにそのレッスンを再現できるんですね。

 

以上、Sleepfreaksの本業部分をチラッとだけ体験させてもらいましたが、いまのテクノロジーってここまですごいことができるのか、とちょっと感激してしまいました。このシステムを利用すれば、DTMスクールだけじゃなく、Excel講座でも、Photoshop講座でもできそうですが、やはりSkype音声での会話だけでなく、NETDUETTOを使ってリアルな音をやりとりできる世界というのは、すごいな、思ったところです。

 

もちろん、NETDUETTOをしっかり使うためには、光回線などを使い、それなりの通信速度が要求されるわけですが、ちゃんと使える環境なのかどうかも無料の体験レッスンで試すことができ、ダメなら断ることもできるようですから、その点でも安心ですよね。

 

今後もSleepfreaksのDAWのノウハウ記事やビデオにはいっぱいお世話になりそうですが、テクノロジーを駆使したオンラインレッスンの凄さには驚いたところです。


【関連情報】

 

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Commentsこの記事についたコメント

3件のコメント
  • アブソリュートビギナー

    とてもとてもお世話になっております、ありがとうございます、知りたいことをわかりやすく学ぶことができます、これからもソフトの使い方からマスタリングまでご教授いただけたらうれしいです。

    2016年8月21日 8:20 PM
  • ねむねむ☆

    当初、DTMステーションPlus!はDTMエントリーユーザーを対象にしているとのことだったので
    こういうことを放送しているのかなぁと思っていました。

    2016年8月22日 12:54 PM
  • toki

    こういう情報は大変嬉しいです。ありがとうございます!

    2016年8月22日 6:15 PM

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