いつもお世話になっているSleepfreaksのDAW使い方解説記事&ビデオ
6月に行われたAvidのPro Toolsセミナーで講演していたSleepfreaksの大鶴暢彦さん
でも、最近はネットだけでなく、DTM関連のイベントなどでも、Sleepfreaksの講師の方がDAWの活用法のセミナーをしているのをよく見かけるので、ますます気になっていたのです。先日もPro Toolsのセミナーに行った際、Sleepfreaksの大鶴さんが「KOMPLETE音源活用術」という講演をしていたので、「ぜひ、今度じっくりお話しを伺いたい」と約束をしていたところ、ようやくお会いすることができたんです。
「DAWの使い方情報ってなかなかないし、マニュアルも英語だったりするケースも多いので困っている人は多いと思うんです。せっかくなら僕らの知識を多くの人に役立てられたらいいなと思うし、喜んでもらっている声を聞けると嬉しいんですよね」と大鶴さん。
こんな感じのビデオが700本以上も無料で公開されている
「オンラインレッスンなので、リアルな教室は存在せず、自宅でレッスンを受けられるようになっています。基本的に1コマ50分というレッスンなのですが、生徒の方と講師とはオンライン接続した上で、その人向けの完全な個人レッスンをしています」と大鶴さん。ここでは会話はSkypeを使うほか、TeamVeiwerというソフトを使って、PC上の画面を共有可能にします。さらに、DTMステーションでも何度も紹介してきたNETDUETTOβを用いているため、DAWから出る音を講師側がリアルタイムに聴いたり、反対に講師側のDAWが出す音を生徒側がキレイな音で確実に聴くことが可能になっているんです。
なんか、いろいろとすごそうですが、やっぱり一番気になるのは、何を教えてもらえるのかという点です。これについて大鶴さんは「DAWを使うのはまったく初めてというビギナーコースがあるほか、多少DAWで曲作りをしたことがある人向けのアドバンスコースという大きく2種類があり、前者は全11回のレッスンで108,000円、後者は全11回のレッスンで136,500円という設定にしています。ただ、内容については完全な個人レッスンだから、人によってみんなバラバラなんですよ。まったく経験のない人の場合、本当にゼロからDAWの使い方を教えますし、DAWの操作は分かるけど思い通りの曲が作れないという場合は、そのコツなどを教えていきます。ビギナーでも音楽が分かる人、反対にコンピュータは強いけど音楽的基礎が分かってない人など、いろいろですから、それぞれに応じたレッスンをしていきます」
「実際に受講いただく前に、全員の方に25分間の無料の体験レッスンというものを受けていただくことになっています。ここで、どんなものなのかを感触を掴むことができるし、この25分で、どんな内容でのレッスンにするかを相談し、その内容を組み立てていくことができるんです。藤本さんも一度体験してみませんか?」と提案されたので、面白半分に乗ってみることにしました。
事前にSleepfreaksの事務局からメールが届き、TeamViewerやNETDUETTOのダウンロード、インストールが案内されるので、それに従って準備をしておき、約束の時間になるとSkypeで大鶴さんからの着信があります。これに出ると、ビデオカメラは一切使わないので、音声だけだとのこと。「女性の方などは、『お化粧しないでいいから楽』、『部屋を片付ける必要もないし、パジャマのままでいいから嬉しい』なんて言われますよ」と大鶴さん。
大鶴さんからSkypeに着信があったので、まずは「Sleepfreaks」と書かれたTeamViewerの情報を伝えた
TeamViewerを起動すると、画面にIDとパスワードが表示されるので、これを伝えたところ、なんとも不思議なことが起こりだしました。そう、大鶴さんが私のPCの操作をし出したんです。こちらも普通に操作できるので、「乗っ取られた」という感覚とはちょっと違うのですが、勝手にマウスが動き出し、操作されていくのは、やっぱり妙な感じです。最初に行ったのはインストールしたNETDUETTOをお互いのDAWで使えるようにするための設定作業。フォルダ操作などがあって、多少ややこしいので、それを大鶴さんが操作してくれるんですね。
ここではCubaseを使いましたが、生徒のニーズに応じてProTools、Studio One、FL STUDIO、Ableton Live、Logicなど各種DAWに対応できるとのことです。実際、この設定でどんなことができるのか見せてほしいと、Skypeで話をしながら大鶴さんにお願いしてみたところ。
「じゃあ、Cubaseで曲を作っていく手順を簡単にお見せしましょう」と、自分の目の前のCubaseが操作されていきます。そう、大鶴さんの操作により、新しいプロジェクトが作成され、トラックが作られ、そこにループ素材が張られていきます。そして、プレイボタンがクリックされると、確かに音が鳴ります。
大鶴さんによる操作で私のCubaseの出力段にNETDUETTOが組み込まれると…
大鶴さん側のMacの画面が、こちらWindows上に表示され、こちらでも操作でき、音も確認できる!
PCの画面上には黒板的に、大鶴さんが用意した画像なども表示でき、これについて解説してくれる
レッスン受講後、こんなビデオが届く(別の生徒さんでの例)
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