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音像を超広げる新しいステレオイメージャー、DeeWider誕生!

音圧爆上げプラグイン、DeeMaxで一世風靡した日本のプラグインメーカー、Dotec-Audioが、またすごいモノを開発してくれました。今回新たに発売されたDeeWider(ディーワイダー)は、音像を思い切り広げるタイプのプラグインで、ジャンルとしてはステレオイメージャー(ステレオエンハンサーともいう)の一つ。でも、従来のステレオイメージャーと異なり、極端なまでにステレオ感を広げることが可能で、しかも元の雰囲気を壊すことなく破綻しないのが最大の特徴。

 

従来のDotec-Audio製品であるDeeMaxDeeFatDeeEQなどと同様、レバーをグイッと持ち上げるだけの単純操作で難しさは皆無。それなのに、いい感じに音が広がっていくのです。最大まで持ち上げると、「ちょっとやりすぎでしょ!」と思うほどに、音像が広がるのです。もちろんWindows、Macどちらでも使え、VSTAUAAXと全環境に対応しながら価格は2,500円と激安。いったい、これがどんなものなのか、なぜここまで不思議なことが実現できているのか、探ってみました。

Dotec-Audioがリリースしたステレオイメージャー、DeeWiderを使ってみた


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今回リリースされたDeeWiderは音のステレオ感を調整するステレオイメージャーとして登場したもの。ステレオイメージャー自体はさまざまなメーカーから出ているし、DAWの付属プラグインとして収録されているものも多いので、別に珍しいものではありません。一般に「なんとなく、音が閉じこもっちゃってるな……」といったときに使うと、音が広がってくれるというものです。

 

ところが、このDeeWiderは、その広がり方がハンパないのです!まずはどんな雰囲気なのか、ドラムループ素材にDeeWiderを掛けるデモビデオがあるので、ヘッドホンやステレオのスピーカー環境でちょっと聴いてみてください。

 

どうですか?なかなか派手に広がってくれますよね。このビデオの中で「LRをLCRに分離してセンターを保ちながら音を広げます」とありますが、これはどういうことを意味しているのでしょうか?開発者であるDotec-Audioのフランク重虎さんに聞いてみました。

 

いま世の中にあるほとんどのステレオイメージャー、ステレオエンハンサーはM/S(Mid/Side)処理というものを用いています。単純な演算で、音像を広げることができるという点ではいいのですが、ここにはちょっと問題もあるのです。それはもともとLチャンネルだけとか、Rチャンネルだけに入った音に対してこの処理を掛けると、その音が反対側にも影響してしまうということ。つまり意図通りの音の広がりにならないことがあるんです」(重虎さん)


DeeWiderの開発者であるフランク重虎さん

ちょっと話がややこしくなりますが、M/S処理とはステレオのLRのサウンドをいったんMid=中央とSide=左右の音に構成し直した上で処理すること。でも最終的には普通のステレオLRに戻さなくてはならないわけですが、この戻す過程でおかしなことがおきてしまう。そう、これが音のにじみとなって出てくるのです。そこでM/S処理ではなく、LCR、つまり左と中央と右の3チャンネルに分解した上で処理を行っているのがDeeWiderというわけですね。


オリジナルの波形。Lチャンネルのみに音が入っている

 

これを波形で見ると、分かりやすくなります。上にある紫の波形がオリジナルのものでLチャンネルにのみ音が入っていて、Rチャンネルは無音というものです。これをDeeWiderで処理したものがオレンジの波形、一般のステレオイメージャーで処理したのが緑色の波形です。


DeeWiderで処理した結果(上)と一般のステレオイメージャーで処理した結果

これを見るとわかる通り、DeeWiderの場合、Rチャンネルの場合は無音のままであり、もともとのステレオ感は崩れていないけれど、一般的なステレオイメージャーで処理すると、Rチャンネルに大きく影響が出てしまい、その結果、音が濁ってくるのです。DeeWiderの処理をした結果、波形が細くなっているのは低域をタイトに補正しているから。まあ、無理に仕組みを理解する必要はないですが、とにかく普通のステレオイメージャーとはちょっと違うわけですね。

 

FFT解析を利用してLCRに分離することで、もともとステレオ成分を持っていない音、つまりLだけ、Rだけが持っている成分は、そのままの定位を保つことができるのです。そのためセンターの位相を壊さずに純粋にサイドであるLRを広げることができるんです。だからこそ、音がクリアであり、PANに影響を与えたり破綻してしまうことを気にすることなく、ここまで強烈に広げることが可能なのです」(重虎さん)

 

実際試してみると、レバーを持ち上げて100.0にまですると、「やりすぎ!」と感じてしまうほどですが、この辺は設計者としてどうなのでしょう?


DeeWiderで処理することで、4倍でステレオ感が広がる

 

半分の50.0でちょうど倍に広がるような設定になっているんです。当初は他社製品と同様に最大の100.0で倍になるように……とも思ったのですが、やはりDotec-Audioですから既存のステレオイメージャーより過度にしてしまったほうが良いかな…と思って全開で4倍に広がるようにしました(汗)。他社製品を見ると、たいてい最大で6dB増し、つまり倍になるもの多いのですが、そこは思いきってチャレンジしました」(重虎さん)

 

このようにLCRの3チャンネルに分離して処理するステレオイメージャーって、ほかにあってもよさそうですが、その辺も伺ってみました。

 

著名どころのステレオイメージャーを、一通り調べてみたのです。その結果、WavesのCenterだけは同じようにLCRの処理をしていましたが、それ以外はM/S処理のようでした。ただ、Centerとそっくりなものを作っても面白くないので、Dotec-Audioとしては、1つのパラメーターだけで簡単に誰でも処理でき、しかも思い切り大きな効果がでるものを作ってみたのです」(重虎さん)

 

このLCR処理をすることで、処理は重くなるとのことで、敬遠されるということなのかもしれません。とはいえDeeWider自体、それほど重たいプラグインというわけではないので、嬉しいところです。


上のカラーボタンを押すと色が変化!

ちなみにもともとステレオ感がほぼゼロな音源だと、いくらDeeWiderを使っても、それほど音は広がりません。そんなときは前段に少しコーラスを入れたり薄っすらリバーブをかけてからDeeWiderに送ることで気持ちよく広がってくれます。ステレオイメージャーなので、マスターにかけるのが一般的ではあるけれど、トラックに使う場合などは左右独立して設定できるステレオのショートディレイを掛けてから処理するのも面白いかもしれませんね。

 

ところで、この画面のほうも結構凝ったデザインになっており、これまでのDotec-Audio製品同様、出雲重機さんによるデザインで、70~80年代のスーパーカー自転車のギアがモチーフになっているのだとか…。この辺については、Dotec-Audioの飯島進仁さんに聞いてみました。

出典: www.nanamiya-aidma.jp

 

「描画面では、DeeMaxのレバーのノウハウに加え、さらにグラデーションの背景が入ってますから割と凝ったことやってます(笑)。今回もDeeMaxと同じくレバーは取っ手とバーの2層構造になっているのです。そしてレバーに追従するグラデの模様があるわけですが、その手前に黒い枠が重なってるんですよね。さらに下で光るライトもあるので、レイヤー構造がかなり複雑なんですよ!それらをレバーの動きに合わせて連動して動かしたり透明度を変えたりしているので、DeeMaxの時と比較するとかなり高度な処理をしているんです」と飯島さん。


グラフィックス系の処理を担当している飯島進仁さん

 

ん~、何やらかなり複雑な処理をしているようですが、1つの画面作るのに、アニメのセル画のように何枚も重ねて作っていて、そのセル画の枚数がやたら多くて大変、ということのようです。この妙なこだわりがDotec-Audio製品の面白いところでもあるわけですね。

 


用意されているのは計3色

 

先ほどのビデオにもあったように、上のボタンをクリックすることで3色に切り替わる遊び心も面白いところです。


グラフ1:オリジナルのサイド成分

実は、この色は、見た目だけではなく、低域のキャラクタも変わるようになっているんです。

周波数分析をかけた波形を見ていただけると分かりやすいのですが、グラフ1はオリジナルの音のサイド成分です。それに対し、DeeWiderが赤色の状態で広げていったものがグラフ2です。これはサイド成分の音量が増加し、通常のマスタリングでカットする極低音もカットしてます。それに対し、グラフ3はDeeWiderのデフォルトの青の状態で広げた成分です。一般的な曲でマスタリング時に良くカットされるサイド成分をカットしてます」(重虎さん)


グラフ2:赤色の状態で広げていったもの

なるほど、かなり色だけでなく音も変わるようになっていたんですね。どう違うかは実際に音を聴いてみると分かりやすいので、ぜひ試してみてくださいね。

グラフ3:青で広げていったときの分析結果

以上、Dotec-Audioの新製品、DeeWiderについて紹介してみました。冒頭でも紹介したとおり、これだけのパワーを持ったプラグインだけど、価格は2,500円。しかもDeeMaxなどほかのDotec-Audio製品を持っているユーザーなら1,500円引きの1,000円と激安なので、試してみて絶対損はないと思います。過去にDotec-Audioサイトで購入した方ならDotec-Audioサイトで、SONICWIREサイトで購入した方はSONICWIREサイトで今回も購入することで、1,500円の割引が受けられます。

それでも、ホントに効果があるプラグインなのか心配という方は、とりあえず無料でダウンロードして試用することは可能なので、この音像を超広げるエフェクトがどんな効果を持つのか試してみてはいかがですか?

【ダウンロード】
◎Dotec-Audio ⇒ DeeWider
◎SONICWIRE ⇒ DeeWider


【関連情報】

DeeWider製品情報
Dotec-Audioサイト

 

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • セミドロップ

    CDを聴いていると、ステレオの広がりどうしてるのかなーと疑問に思っていました、こちらを使えば疑問も解消しそうな気がします、私はリトラクタブルライトのスーパーカーチャリンコに乗ってました(笑)。

    2018年3月3日 2:54 AM
  • FUNKY

    「Dotec-Audio」は直感で使えていいですよ!
    自分は70年代80年代の
    「Earth Wind Fire」「KC & The Sunshine Band」「Kool & The Gang」
    「Stylistics」「Miracles」「Heatwave」「The Whispers」「Boney M.」
    「SOS Band」「The B B & Q Band」「Wild Cherry」「CHIC」
    「Commodores」「Rick James」「Jackson Sisters」
    とか「グルービン」な曲が好きなんですが、
    それらの古いMUSIC・VIDEOをPCでリペアする時に「Dotec-Audio」が大活躍しています。
    動画は「CyberLink」ソフトのUltimate・suiteの「PowerDirector」で、
    音は「PowerDirector」にリンクした「AudioDirector」で修正・補正していますが、
    それにプラグインして「Dotec-AudioのDee軍団」を使っています。
    「AudioDirector」のイコライザーやステレオ拡張やノイズ除去などのエフェクトもそこそこに使えますが、さらに「Dotec-AudioのDee軍団」を使うと「ムキムキ」なグルーブになるので、どうしても体を揺らしながらの作業となります。素敵だ!
    元音が大きいものは「DeeGain」でボリュームを落としてから「DeeMax」をかけたほうがいいです。→なぜなら「Dee軍団」は効きすぎて音がボコボコになるからですwww
    DJさんも「Dee軍団」をプラグインできるソフト使って、あらかじめ音ネタを「ムキムキ」にしておいてもいいかも。
    →現場でイコライザーいじっても、音がコモルか歪むかになること多いし。
    野外のLIVEで音がスカスカになる人も、元オケの「音圧」を上げとけば、ノリが絶対に変わると思いますよ。

    2018年3月24日 4:09 AM

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