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コンプレッサの常識が変わる?Playfair Audio Dynamic Grading 2.0でダイナミクス処理の新体験!5/30まで約40%OFFのイントロセール実施中

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音量のバラつきを整えたり、パンチを加えたりするために欠かせないコンプレッサ。しかし、アタックやリリースの調整に頭を悩ませたり、「これで本当に正解なのか?」と迷った経験がある人は少なくないはずです。そんなコンプレッサの世界に、まったく新しい視点からアプローチしたのが、ドイツの新進気鋭メーカーPlayfair AudioによるDynamic Grading 2.0。このプラグインは、オーディオのダイナミックレンジをダイナミック・ヒストグラムという視覚的なグラフでリアルタイムに可視化し、音の主要成分であるBody、アタック感を担うPunch、そして空間やノイズ成分を含むFloorという3つの領域で、ダイナミクスを直感的に調整できるというもの。複雑な数値に頼ることなく、いま音がどうなっているのかを視覚的に把握しながら操作できるため、従来のコンプレッサとは異なるアプローチで、よりスピーディかつ創造的にサウンドを仕上げていくことが可能です。

開発元のPlayfair Audioは、Kemper AmpsやSennheiserといった名門ブランドのDSP開発に長年携わってきたクリスチャン・ルーサーが設立したメーカー。アーティストが技術的な制約から解放され、創造性に集中できるツールを届けたいという理念のもと、技術と芸術の架け橋を目指したプロダクトを展開しています。そんなPlayfair Audioが開発したDynamic Grading 2.0は、現在イントロセール中で、5月30日まで通常21,600円(税込)のところ13,410円(税込)で販売中。実際にどのようなプラグインなのか、試してみたので紹介していきましょう。

Playfair Audioの革新的なダイナミクス・プロセッサ、Dynamic Grading 2.0

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新発想のダイナミクス処理!Dynamic Grading 2.0の概要

さて、冒頭でも紹介したように、Playfair AudioのDynamic Grading 2.0は、従来のダイナミクス系プラグインとは一線を画す、非常にユニークなアプローチを持つ製品。ではさっそく、このDynamic Grading 2.0がどのように動作し、どんなことができるのか、その主要な機能と操作のポイントを具体的に見ていきましょう。

プラグインを立ち上げると、まず目に飛び込んでくるのが、中央に大きく表示されるグラフと、その左右に配置されたいくつかのシンプルなコントローラです。ぱっと見は従来のコンプレッサとは全く異なるインターフェイスですが、その合理性と直感的な操作性にすぐに気づくはず。

Dynamic Grading 2.0のメイン画面。中央のグラフが特徴的

Dynamic Grading 2.0のもっとも特徴的なのが、画面中央に表示されるダイナミック・ヒストグラム。これは入力信号のダイナミックレンジ、つまり音量の分布状況をリアルタイムにグラフで表示するもの。縦軸が音量レベルで上に行くほど大きい音、横軸がその音量が発生する頻度やエネルギー量を表示しています。一般的なレベルメータが瞬間的な音量を表示するのに対し、このヒストグラムは一定時間内の音量分布を統計的に示してくれます。

これにより、楽曲やオーディオ素材が持つ全体的なダイナミクスの傾向を一目で把握可能。たとえば、グラフの山が全体的に高い位置にあれば、音量が大きい状態が続いていることを示し、逆に低い位置に集中していれば、全体的に静かな素材であると判断できます。

入力信号SOURCEと処理後の信号TARGETのダイナミック・ヒストグラムが並んで表示される

ヒストグラムの形状も重要な情報です。たとえば、グラフの山が鋭く尖っていれば、その音量レベルにエネルギーが集中していることを意味し、持続音やリミッティングされてダイナミックレンジが狭くなった音などがこのような形になりやすいです。

逆に、山がなだらかで幅広ければ、様々な音量レベルがバランス良く含まれている、ダイナミックレンジの広い音と言えます。また、複数の山が見られる場合は、音量の異なる複数の要素が混在しているか、あるいは曲のセクションによってダイナミクスが大きく変化している可能性を表しています。

このヒストグラムは入力信号SOURCEと処理後の信号TARGETが左右に並んで表示されます。そのため、自分がどのようなダイナミクス処理を行っているのか、そしてその結果どう変化したのかを視覚的に比較しながら作業を進めることができるのは、大きな利点といえますね。

マスタリング作業などで、曲全体のダイナミクスを客観的に把握したい場合や、全体の音量バランスを整えたい場合に役立ち、たとえば、SOURCE側のヒストグラムのピークが高い位置にあるのに、TARGET側ではそのピークが抑えられ、代わりに中腹が持ち上がっていれば、うまくピークをコントロールしつつ音圧を稼げている、といった判断ができます。

ちなみにヒストグラムの表示時間は、画面左下にあるTime Windowスライダで調整可能。このTime Windowは、指定した時間で観測される瞬間的なラウドネスの頻度分布を表示するためのもの。曲のテンポや拍子に合わせて小節単位で指定すると、ミキシング作業に適したパラメータ設定が得られます。Time Windowを短くするとヒストグラムの反応が速くなり、瞬間的な変化を捉えやすくなりますが、表示がやや不安定になる傾向があります。

Time Windowスライダとヒストグラムリセットボタン

逆に長くすると、より平均化された滑らかな表示になりますが、変化への追従は緩やかになります。このあたりは、扱う素材や目的によって調整していくとよさそうです。たとえば、キックやスネアといった短いアタック音のダイナミクスを詳細に見たい場合は短めに、曲全体のダイナミクスの流れを見たい場合は長めに設定する、といった使い分けができます。また、ヒストグラムの表示が前の素材の影響を受けていると感じた場合は、リセットボタンをクリックすることで、現在の入力信号に合わせてヒストグラムの計算をリセットし、新しい素材に素早く適応させることができます。

音のキャラクタを直感的に彫刻!主要コントロールをチェック

ダイナミック・ヒストグラムで音の全体像を掴んだら、核心機能である3つのレンジ、Punch、Body、Floorを使ったダイナミクス調整に入ります。

Punch、Body、Floorの各レンジを調整するハンドルと、中央のRatio/Gainノブ

これらのレンジは、音のキャラクタを構成する主要な要素を直感的にコントロールするために定義されています。Punchはアタックや瞬間的なピーク、Bodyは音の核となる持続部分、Floorは残響成分や低レベルな要素を指します。プラグイン画面では、ダイナミック・ヒストグラムの左右に、これらのレンジの境界線を調整するハンドルが表示されます。まずは左側のSOURCEヒストグラムのハンドルを操作し、各レンジが入力信号のどの音量範囲に対応するかを決定します。

境界設定は、音を聴きながら行うのが基本ですが、画面下部のSource Learnボタンも便利です。これをクリックすると、信号を分析し、各レンジの境界値を自動設定してくれます。

Source Learnボタン。クリックすると各レンジの境界が自動設定される

境界が決まったら、画面中央のRatioとGainのノブ、またはTARGET側のハンドルを使って、各レンジごとに個別の圧縮、伸張、ゲイン調整を行います。操作は非常に直感的で、視覚的に確認しながらきめ細やかな音作りが可能です。たとえばドラムバスでは、Bodyレンジで全体の密度を上げつつ、Punchレンジでアタック感を際立たせ、Floorレンジで余計な響きを抑える、といった使い方ができます。ボーカルトラックなら、子音はPunchで明瞭に、声の芯はBodyでしっかり聴かせ、ブレスはFloorでコントロールする、といった繊細な処理も行いやすいでしょう。

また右サイドバーには、より詳細な調整パラメータがあります。中でもユニークなのがSpectrumパラメータとMagic Eye Displayです。

SpectrumパラメータとMagic Eye Display

Spectrumパラメータは、入力素材のスペクトルバランスに応じて、プラグイン内部のラウドネス検出を補正します。デフォルトではピンクノイズに近い特性を基準としていますが、これを調整することで、より素材に合ったラウドネス検出が可能になります。調整の目安となるのがSpectrumパラメータの上にあるMagic Eye Displayで、これがフラットに近づくようにSpectrumパラメータを調整することで、より自然で音楽的なダイナミクス処理のための最適なラウドネス検出が期待できます。

さらに、タイミングパラメータとしてResponseとReleaseの2つのスライダがあります。これらは処理の応答速度や余韻の長さをコントロールするもので、従来のコンプレッサのアタックタイムやリリースタイムに近い役割を果たします。

タイミングパラメータのResponseとRelease

Responseでは、ラウドネスを平均化する時間を調整します。この値を短く設定すると、プラグインは入力信号の急激な音量変化に対してより素早く反応し、トランジェントが強調されたり、ダイナミクスがよりアグレッシブに変化したりする傾向があります。たとえば、スネアのアタックを際立たせたい場合や、歯切れの良いサウンドを目指す際に有効です。逆に値を長くすると、反応はより滑らかになり、音量の変化が緩やかになります。ボーカルやストリングスといった持続的なサウンドのダイナミクスを自然に整えたい場合に適していますね。

Releaseは、大きな音の後にゲインが元の状態に復帰するまでの時間を調整します。短いResponse設定と組み合わせて、Releaseを適切に設定することで、トランジェントを効果的に処理しつつも、音の自然な余韻や響きを保つことができます。Releaseが短すぎると音が不自然に途切れたり、ポンピングと呼ばれる音量の揺らぎが発生したりすることがあります。逆に長すぎると、次の音のアタックがマスクされてしまったり、全体的にダイナミクスが抑えられたフラットな印象になったりする可能性があります。素材のテンポやリズム、求める効果に応じて、Responseとのバランスを取りながら調整していくのがポイント。

制作をサポートする便利な追加機能

ほかにもDynamic Grading 2.0には、核心機能に加え、制作をサポートする便利な機能がいくつか搭載されています。

Variable Channel Link : ステレオ処理時、左右チャンネルの連動具合を0~100%で調整でき、ステレオイメージの維持から独立処理による広がりまで柔軟に対応。
Amount パラメータ : プラグイン処理全体の効果量を0~100%で調整する、いわゆるドライ/ウェットバランス。パラレル処理的な効果も手軽に得られる。
レイテンシー・オプション : Live(遅延なし)、Auto(自動最適化)、Maximum(固定最大遅延)の3モードから選択可能。
Safety Limiter機能 : 出力ピークが過大になった場合に自動で作動し、最大0dBFSに制限。耳と機材を保護。
プリセットと設定共有機能 : ファクトリー/ユーザープリセットの保存・読み込み、設定のコピー&ペーストが可能。

そして、Dynamic Grading 2.0はステレオに加え、5.1ch、7.1.4chなど多数のサラウンドフォーマットにも対応。イマーシブオーディオ制作にも活用できます。

Format AU VST3 AAX
Mono
Stereo
LCR  
LCRS
5
5.1
6
6.1
DTS 6.0  
DTS 6.1  
7
7.1
SDDS 7.0
SDDS 7.1
5.1.4    
7.0.2    
7.1.2
7.0.4    
7.1.4
7.0.6    
7.1.6
Quadrophonic    
Pentagonal    
Hexagonal    
Octagonal  

セール情報

そんな魅力的なDynamic Grading 2.0ですが、冒頭でもお伝えしたように、現在お得なイントロセールが実施されています。通常価格21,600円(税込)のところ、2025年5月30日までの期間限定で、13,410円(税込)という、約40%OFFの特別価格で購入可能です。なお、Playfair Audioの公式サイト (https://playfair-audio.com/) からは、14日間試用できるフル機能のトライアル版もダウンロードできるので、まずは実際にその実力を体験してみてください。ライセンス管理にはiLokアカウントが必要となりますので、その点は事前にご確認ください。

beatcloudでのDynamic Grading 2.0の製品ページ。イントロセール価格が表示されている

以上Playfair AudioのDynamic Grading 2.0を紹介しました。そのユニークなアプローチと直感的な操作性で、ダイナミクス処理の新しい可能性を提示してくれるプラグインでしたね。視覚的なフィードバックと音楽的なコントロールを両立させたこのツールは、多くのDTMユーザーにとって強力な味方となると思いますよ。ぜひ、新しい時代のダイナミクス処理を、このDynamic Grading 2.0で体験してみてはいかがでしょうか。

5月27日、DTMステーションPlus!でbeatcloud特集を配信

2025年5月27日DTMステーションPlus!でbeatcloud特集の番組を配信

DTMステーションのYouTube Live/ニコニコ生放送の生番組、DTMステーションPlus!の第252回においてbeatcloudを特集します。この中で、Dynamic Granding 2.0についても実演を交えて紹介していくので、ぜひご覧ください。

【日時】2025年5月27日 20:00~22:00
【YouTube Live】https://youtube.com/live/Dz6jDJC93XA
【ニコニコ生放送】https://live.nicovideo.jp/watch/lv347821709

【関連情報】
Dynamic Grading 2.0
【価格チェック&購入】
◎beatcloud ⇒ Dynamic Grading 2.0

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