本日SteinbergのたCubase AIキャンペーンがスタートしました。これは、Cubase AI 12からCubase Pro 12またはCubase Artist 12へのアップグレードが通常よりも安くなるというもので、限定本数での開催となるため、なくなり次第終了となる、とのこと。過去バージョンのCubase AIを含め、現在Cubase AIを持っている方はもちろんのこと、この期間中にCubase AIをゲットした方も対象で、お得により本格的にDAWを入手することが可能です。このキャンペーンの市場価格は、Cubase Proが通常アップグレード52,800円(税込)のところ実売価格で32,670円(税込)、Cubase Artistが30,800円(税込)のところ17,600円(税込)と、約4割引きになっています。
Cubase AIは、オーディオインターフェイスのURシリーズ、ミキサーのAGシリーズ、ギターアンプのTHRシリーズ、ほかシンセサイザやステージピアノに付属しているDAW。これでも音楽制作を行うことはできるのですが、より上のグレードにすることで、音源数が増えたり、ピッチ補正機能VariAudioが使用可能になったり、扱えるトラック数が増えたりと、さらに自由度高く、幅広い作曲が可能になるのです。実際にどんなキャンペーンになっているのか、各グレードの違いなども含め紹介していきましょう。
冒頭でも書きましたが改めて今回のCubase AIキャンペーンは以下のようになっています。
通常価格 | キャンペーン価格 (実売価格) |
|
Cubase Pro 12 UG from AI | 52,800円 | 32,670円 |
Cubase Artist 12 UG from AI | 30,800円 | 17,600円 |
約40%オフという値段で、Cubase AI 12をCubase Pro 12またはCubase Artist 12へアップグレードできる機会となっていますね。なおこのキャンペーンは、Cubase AI 12のみが対象となっていますが、Cubase AI 11以下のバージョンを使っている方でも無料でCubase AI 12へアップデートすることができるので、まずはアップデートしておきましょう。
Cubase AI 12へは無料でアップデートすることが可能
MySteinbergに登録しているユーザーは、メールにてCubase AI 12へのアップデートコードが届いているはずなので、そこからアップデートすることができるので、そのメールを探してみてください。
※2022.7.26追記
以前のバージョンのCubase AIを持っている人の元には下記のようなメールが2022年3月末あたりに届いているはずです。複数のCubase AIのライセンスを登録している人の場合、1つだけ届くようです。このメールにCubase AI 12にアップデートするための情報が記載されており、それがないとアップデートできません。改めてメールを探してみて、どうしても届いていない場合、Steinbergのサポートへ問い合わせてみてください。明らかにCubase AIを持っている証拠などを提示できれば、改めてCubase AI 12のライセンスを発行してもらえるようです。
2022年3月末ごろに、Steinbergから「Cubase AI 12に無償アップデート」というメールが届いているはず
また、Steinberg Download Assistantを起動して、ダウンロードアクセスコードを入力することでもCubase AI 12のライセンスが手に入るので、こちらの方法でもOK。Cubase 12からは、ドングルも必要なくなったため、簡単にアップデートを行うことができます。より詳しい内容は、「【2022年版】Cubase Pro/Artist 12 UG from AI パッケージを購入しました。どのようにすればCubase Pro/Artistを使用できるようになりますか?」からもご確認いただけます。
Cubase AI 12からCubase Pro 12やCubase Artist 12にアップグレードするチャンス
さて、Cubase AIはオーディオインターフェイスなどにバンドルされているのですが、これについても整理しておきましょう。Cubase AIをバンドルしている製品は以下の通りです。
AXR4 | CC121 | THR10X | MX88 |
UR-RT2 | THR10C | MX61BK | |
UR-RT4 | Digital Mixing Console | THR10 | MX49BK |
UR12 | 01V96i | THR5A | Montage8 |
UR12B | THR5 | Montage7 | |
UR22mkII | Electric Drum Kits | THR30II | Montage6 |
UR22mkII Recording Pack | DTX-MULTI12 | THR10II | MODX8 |
UR242 | DTX700 , DTX 900 | MODX7 | |
UR44 | DTX10K-X , DTX10K-M | Mixing Consoles | MODX6 |
UR28M | DTX8K-X , DTX8K-M | MG20XU | MOXF8 |
UR824 | DTX6K3 ,DTX6K2 , DTX6K | MG16XU | MOXF6 |
UR22C | MG12XU | ||
UR24C | Live Streaming Mixers | MG12XUK | Stage Pianos |
UR22C Recording Pack | AG06MK2 | MG10XU | CP300 |
UR44C | AG03MK2 | MG10XUF | CP1 |
UR816C | AG06 | ||
AG03 |
Steinbergオーディオインターフェイスをはじめ、YAMAHAのステージピアノやシンセサイザにもCubase AIは付属しているので、この機会に製品を購入してCubase AIをゲットし、キャンペーン価格でアップグレードするのも手段ですね。
オーディオインターフェイスに関しては、これまでオープンプライスだったのが、最近希望小売価格という形に改定され、以下のようになりました。
商品名 | 品 番 | メーカー希望小売価格 |
USBオーディオインターフェース | UR12 | 12,100円 (税抜11,000円) |
USBオーディオインターフェース | UR22C | 22,000円 (税抜20,000円) |
USBオーディオインターフェース | UR22C レコーディングパック |
36,300円 (税抜33,000円) |
USBオーディオインターフェース | UR44C | 39,600円 (税抜36,000円) |
USBオーディオインターフェース | UR816C | 72,600円 (税抜66,000円) |
USBオーディオインターフェース | AXR4U | 297,000円 (税抜270,000円) |
たとえば、UR12であれば、12,100円(税込)となっており、ここにはCubase AIが付属しています。今回のCubase AIキャンペーンでは、Cubase Proへアップグレードが32,670円(税込)なので、合計44,770円。通常版でCubase Proを購入すると、62,700円(税込)なので、キャンペーンを利用することで、通常よりもかなり安く音楽制作の環境を整えることも可能なのです。これから音楽制作を始めようと思っているユーザーにもCubase AIキャンペーンを利用する価値があるというわけですね。
最上位版のCubase Proへアップグレードは32,670円(税込)
さて各グレードの大きな違いについても紹介しておきましょう。主な違いは、トラック数、音源やエフェクトの数、ピッチ補正機能(VariAudio)の有無です。
Cubase Artistへアップグレードは17,600円(税込)
トラック数に関しては、Cubase AIがオーディオトラック数32、インストゥルメントトラック数24なのに対し、Cubase Pro/Artistは無制限となっています。
また、音源数など、エフェクトの数がグレードごとに差があります。
Cubase Pro 12 | Cubase Artist 12 | Cubase AI 12 | |
音源数 | 8 | 8 | 2 |
音色数 | 3000 | 2600 | 185 |
オーディオエフェクト数 | 79 | 60 | 28 |
MIDIエフェクト数 | 18 | 18 | 0 |
1トラックに使用できるエフェクト数 | 16 | 16 | 4 |
そしてピッチ補正機能は、Cubase ProとArtistにはついているので、ボーカルレコーディングを行う方であれば、この機会にアップグレードするのがいいと思いますよ。
さて、問題はCubase ProにするのかCubase Artistにするかという点。さまざまな意見があると思いますが、予算があるのであればこの機会にCubase Proにしてしまうのが、個人的にはおすすめ。Cubase ProとArtistの違いは、比較ページ(https://www.steinberg.net/ja/cubase/compare-editions/)から詳しく確認できるので、ぜひご覧いただきたいのですが、最上位版だと最新バージョンの新機能を思う存分使えるのです。
以前「ついにUSBドングル廃止されたCubase 12が登場!より便利になったアップデートも見逃せない!」という記事で、新機能について紹介しているのですが、機能制限を気にせずに快適に作業できるし、音色数が多かったり、エフェクト数が多いのも選択肢が広がるので、Proを選ぶポイントといえます。
もちろんまずは、Cubase Artistにアップグレードして、機能制限が気になるようであれば、Cubase Proにするという判断もありますが、本数限定のキャンペーンであるため、決断は急いだほうがよさそう。また次いつセールが来るか分からないですからね。通常Cubase AIからCubase Artistにアップグレードするのに近い価格で、Cubase Proにできるので、この機会に最上位版をゲットしてみてはいかがでしょうか?
【関連情報】
Cubase 12製品情報
【2022年版】Cubase Pro/Artist 12 UG from AI パッケージを購入しました。どのようにすればCubase Pro/Artistを使用できるようになりますか?