スポンサーリンク

独学の限界を感じた地方在住DTMerへ。上京しなくてもプロレベルを目指せるJBG音楽院オンライン校という選択肢

この記事は約19分で読めます。
この記事にはアフィリエイトなどPRが含まれています

DTMステーションでもこれまで「バークリー音大&プロミュージシャン仕込みのDTM作曲スクール、JGB音楽院とは?」、「独学の限界を感じたDTMerへ。JBG音楽院で身につく「音楽家の基礎体力」」といった記事で紹介してきた、社会人向けの本格DTM・作曲スクール、JBG音楽院。バークリー音楽大学のメソッドをベースにした体系的なカリキュラムで、音楽理論から作曲、DTM、レコーディング、ミックスまでを学べるスクールですが、校舎があるのは東京と大阪の2都市のみ。「本格的に学びたいけれど、通える場所がない」という地方在住の方には、なかなか手の届かない存在でした。

そのJBG音楽院が、2025年10月にオンラインのスクール、JBG音楽院オンラインを開校しました。カリキュラムも講師も課題も通学と一切変えることなく、聴音ソルフェージュやキーボードのレッスンから、DAWの画面共有を使った楽曲フィードバック、さらにはレコーディング実習への遠隔参加まで、すべてをオンラインで成立させているのです。とはいえ、音を扱うレッスンが本当にオンラインで成立するものなのか、疑問に思う方も多いはず。実際どのように実現しているのか、JBG音楽院 学院長の川﨑俊介さんと、DTM担当講師の野口亮さんに伺ったので紹介していきましょう。

バークリー仕込みのJBG音楽院、オンラインコースの実力を学院長に聞いてみた

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「地元では学べない」の声から生まれたオンライン校

ーー東京と大阪の2校体制で順調に見えますが、なぜこのタイミングでオンライン校を始めたのですか?
川﨑:もともと東京で始めたときは、こんなに本格的なことを学びたい方がどれだけいるんだろうと、自分自身の中にも疑問符がある中でスタートした事業だったんです。始めてみたら、大きな志を持った方々がたくさん来てくださることが分かったので、大都市圏の2つ目として大阪にも展開しました。ただ、それでも追いつかないぐらい、ほかの地方の方から「受けたい」という声をいただいていました。

東京校には北海道から参加したいという方がいましたし、大阪校では沖縄の方々が口を揃えて「自分の地元には、ここまで本格的なカリキュラムをやっているところがない。オンラインでもいいから参加したい。たまに東京や大阪に出てくるときには顔を出せればと思っているくらいだ」と、すごい熱量で言ってくださいました。これはオンライン校の存在意義があるんじゃないかと感じたんですね。東京や大阪に住んでいないからといって、本格的な作曲やDTM、楽曲制作が学べない。その壁を壊しに行こうと決めました。とはいえ、教室をすぐに全国へ出せるわけでもないので、オンラインでどれだけそれが実現できるか、チャレンジを始めたというわけです。

JBG音楽院 学院長の川﨑俊介さん

ーー以前から、東京校や大阪校の授業をオンラインで受けること自体はできましたよね?
川﨑:ただ、あくまで教室に来ることがベースで、欠席したときや体調が悪いときに、教室で行われている授業をWebカメラ越しに覗き見できる、というぐらいの環境整備だったんです。オンラインに特化したクオリティの担保は、今考えると全然できていませんでした。

北海道や沖縄からオンラインで受講してくださる方がいても、先生たちが頑張ってフォローすることで成り立っていて、学校としての環境は未整理だったんですね。そういう方たちが少しずつ増えてきて、こちらとしてもちゃんと応えたい。それで今回、オンラインをしっかり整備したんです。

ーーオンラインだと内容を軽くするスクールも多い印象ですが、JBG音楽院は通学と同じ内容にこだわったんですね。
川﨑:僕らの学校のなにをもって本格的かというと、スポーツでいうところの筋トレのような期間が最初にあることなんです。最初の半年間で音楽理論の基礎を学び、キーボードを学び、イヤートレーニングで音感やリズム感を鍛えます。

DTMの操作をちょこちょこ教えるだけであれば、画面共有をしながらオンラインでも成り立ちそうな感じもしますが、僕らが力を入れているのは、どう考えても対面でやるような授業なんですよね。音楽理論は板書をしながら、ときには音を鳴らしながら理解を深めていくものですし、キーボードはその場で手元を見てもらうものです。DTMに入る前のこの基礎の部分こそが、僕らが本格的といっている理由でもあるので、それを教室のクオリティに近い形でオンラインにするにはどうすればいいのか、というのが最初のチャレンジでした。

一番の壁だった聴音・キーボードのレッスンをZoomで成立させる配信環境の工夫

ーー基礎部分で一番ハードルが高そうなのが、聴音ソルフェージュやキーボードのレッスンですよね。Zoomの圧縮された音声で、本当に成立するものなんですか?
川﨑:おっしゃるとおり、基礎の3つ、音楽理論、イヤートレーニング、キーボードが、オンライン化するときに一番ハードルが高かったですね。キーボードでいうと、まず生徒さんがどのように演奏しているかが見えません。そこで三脚付きのWebカメラを用意していただいて、手元を映してもらうようにしています。我々講師側も複数のカメラで手元や鍵盤を映して、お互いの指の動きが見える状態を作るところからでした。

Webカメラを使用して、手元を映しながら授業を行っている

野口:あとは、Zoomそのものの進化が大きいです。音が遅延しまくると、演奏のレッスンなんて絶対にできません。以前はレイテンシがひどかったので、Logic Proの再生用とZoom用とでオーディオインターフェイスを2台使い分ける、というややこしいシステムを作っていました。それが今は遅延も消えて、1台で済むようになったんです。川﨑さんと「Google Meetはどうだろう」と音質をチェックしたこともありますが、安定感も含めて、現状はやはりZoomが一番いいですね。

DTM担当講師の野口亮さん

川﨑:ビデオ会議ツールは、人の声が聞き取りやすいように音を処理してしまうので、実は楽器の音がそのまま相手に届くこと自体、当たり前ではないんですよね。それを解決するのがZoomのミュージシャン向けのオリジナルサウンドという機能で、そこに遅延防止のルーティングなども組み合わせて、設定を一つひとつ検証して今の形に辿り着きました。これによりキーボードレッスンも成り立つようになりましたね。

ーーその検証は、いつごろから重ねてきたんですか?
野口:僕自身、コロナ禍の2020年、2021年ごろに、オンラインでミュージシャン同士がセッションできるツールを使って、その様子をOBSでYouTube配信していたのですが、そのときは正直、全然ダメでした。それが1〜2年ほど前からZoom自体が進化して、検証のたびに「ここも改善されている」と気づくことが増えてきました。今は毎回の授業をZoomで行っているので、常にブラッシュアップしています。

川﨑:ちなみにキーボードのレッスンは、動画教材で済ませるのではなく、リアルタイムのやり取りにこだわっています。指の運び方の癖や、どこでつまずいているかは、あまりにも個別性が高いんです。幼少期にピアノを習っていた方もいれば、曲を作るために初めて鍵盤に触れる方もいますから。イヤートレーニングも同じで、音大の試験にあるような聴音を、リアルタイムに音を鳴らして、歌ってもらいながら鍛えていきます。音感は反復こそが一番大事なので、家での反復練習を支える動画教材も用意しています。

イヤートレーニング用の動画教材。譜面を見ながら歌って音感を鍛える

ーー受講する側は、どんな環境を用意すればいいのか教えてください。
野口:生徒さんはZoomさえ入れておけば、オンラインの環境はおおよそ整います。おすすめは2画面、デュアルモニターにして、Zoom専用の画面と、Logic Proを開く作業用の画面を分けることですね。Zoom側はiPadで入ってもらっても構いません。

川﨑:機材としては、手元に49鍵以上のMIDIキーボードがあって、ヘッドホンなりスピーカーなりで音を出せる環境と、Logic Proが安定して動作するパソコン、これはMacBookを推奨しています。あとは手元を映すWebカメラと、光回線など安定したインターネット環境くらいです。難しい設定は必要ないので、受講のハードル自体は低いと思います。

用意する機材は49鍵以上のMIDIキーボードとパソコン、ヘッドホンなど

講師の自宅スタジオから配信するDTMレッスン、オンラインならではの利点も

ーー基礎が固まった後の、楽曲制作の授業はどう進むのですか?
川﨑:最初の半年の基礎期間であるコアプログラムが終わると、メインプログラムに入ります。その最初のフェーズであるメイン1では、自己表現に入る前に、売れている曲がなぜ売れているのかを分析して、それをどう再現するかを徹底的に突き詰めて、DTM力を上げていきます。前半は実践的な理論の座学、後半は生徒さんの制作物へのフィードバックという構成です。

ちょうど今、このリファレンス分析の期間が一段落したところで、次からは生徒さん同士で曲を作り合うコーライトの授業に入っていきます。ピアノの手元を見せたり、ソルフェージュで歌ったりする基礎の授業と比べると、DAWの画面を共有して音を聴きながら進められるので、むしろオンラインと相性のいい授業ともいえますね。

ーーそのフィードバックは、何人ぐらいのクラスで行うのですか?
野口:昨日のオンラインクラスは4人でしたね。

川﨑:一人ひとりにフィードバックしていって、ほかの人もそれを学び合える形です。講師がAさんに教えているのを見て、BさんもCさんもDさんも学べるというセミマンツーマンの構造を対面でも大事にしてきたのですが、オンラインの画面共有でも、それはまったく同じようにできています。

ーー逆に、対面と比べて劣る点はないですか?
野口:むしろオンラインの方がいいときもあるんですよ。僕自身、教室からオンラインクラスを行うこともあれば、自宅から配信することもあるのですが、自宅は自分のガチの作業空間なので、マイクも機材もプラグインもフルで揃っていますし、資料や過去の仕事のデータもすべて手元にあります。

だから授業中に質問が出たときに、「あの仕事のデータを聴かせてあげよう」とパッと出せるんです。生徒さんからすると、講師の自宅スタジオに来てレッスンを受けているのに近い形ですね。それに生徒さん自身も、普段自分が制作している環境で聴けるのが大きいですね。自分の部屋のスピーカーなりヘッドホンなりで作ったものに、僕が「こうしたらどう」と手を入れたものを同じ環境で聴き比べられるので、変化の違いが分かりやすいんですよ。これはオンラインならではのメリットだと思います。

オンライン授業なら、講師陣が制作で使っているプラグインもそのまま見せられる

ーーSpliceのようなサービスをどう活用しているかも含めて、講師が普段作業している画面をそのまま見られるのも、オンラインだと分かりやすそうですね。
川﨑:そうですね。結局、対面もオンラインも同じ環境を成立させるために、いろいろ工夫を重ねてきたので、遠方の方でもまったく問題なくできますよ、というのが結論です。

ーー実際、半年間オンラインで基礎を固めた生徒さんと、通学の生徒さんとで、身につき方に差はありましたか?
野口:僕の中では、ほぼ一緒という印象です。今回受け持ったオンラインの生徒も、対面で受けている人も、印象も理解度も同じ感じですね。

川﨑:まったく遜色がないように、むしろオンラインのメリットを活かして、本気で取り組んでいますね。実際、対面の生徒さんの残業や体調不良のときに「今日はオンラインで」と切り替えて受けていて、それ自体がオンラインでも遜色ない証拠だと思います。オンライン校を作ったことで、東京校や大阪校の生徒さんのオンライン受講の質も上がりました。

20代女性
・入学のきっかけ
自分の世界観をカバー曲では表現できず、オリジナルを作って表現したいと思ったため。
・オンライン校の感想
どうしても仕事で受講できない時も、あとから動画を見返せるようにシステムになっているため、諦めず、めげずにレッスンを受講継続できています。パソコンが得意ではないため、DTMのレッスンについていけるのか、正直不安ばかりでしたが、先生がいつも丁寧に教えてくださり、授業中、クラスの別の生徒さんからアドバイスをもらうこともあります。雰囲気が良く授業に出るのが毎週の楽しみの一つになりました。
30代男性
・入学のきっかけ
理論をもとに楽曲制作やレビュー、ディレクションを行えるようになりたいと考えたため。
・オンライン校の感想
移動コストがないため、仕事をしながらでも無理なく学習できています。自宅に作業環境があるので、やりづらさを感じる部分は特にありません。

動画教材にAI質問サポート、授業の外側を支える仕組み

ーー授業のない日の、学習サポートはどうなっていますか?
川﨑:音楽理論に関しては、動画教材をがっつり作りました。対面だと1時間半×10回の授業で扱う内容を、学ぶことに特化して収録し直したものです。授業をそのまま録画したアーカイブ動画も残るのですが、そちらは雑談なども入った、いわば授業の垂れ流し。動画教材はその点、内容に特化していて見やすく、予習にも復習にも使えます。

野口:撮影はかなり試行錯誤しました。録画して一人でしゃべるのは初めてだったので、最初に録ったものはテンションが分からなくてボツにしたりして。興味を持って30分、1時間と観続けられるように、というのはかなり悩みながら作りましたね。

動画教材の音楽理論編。インターバルの解説も鍵盤表示付きで分かりやすい

ーーいつでも観られるのは心強いですね。
川﨑:僕自身、音楽理論を学んだときは理論書がベースだったんですが、本を読むだけでは分からなかったことが、動画で観たら分かる、ということがあるんです。対面の授業で分からなかったところを動画教材で理解したり、動画を観た後のフォローアップの時間に別の先生に聞いて理解したりと、いろんな角度から同じことを学べるのもいいところで。

それに、勉強は反復しないと忘れるじゃないですか。いつでもこれを見ればその内容が分かるという補完材料があるのは、だいぶ大きいと思っています。理解度チェックのための中間テストや最終テストも用意していて、みなさんがどれくらい分かっているかを確認しながら進めています。

ーー分からないことが出てきたときはどうするのですか?
川﨑:ChatGPTに僕たちのカリキュラムなどを全部学習させて、生徒さんがアクセスできるようにしています。困ったときはまずこれに聞いて、分からなければ先生に聞く、という流れですね。さらに今、自社開発で始めようとしているのが、音楽理論の問いがランダムに出題されるツールで、答えられなかった問題が生徒ごとに蓄積されて「あなたはこういうのを見てね」と提示されます。

ーーそれはいいですね。自分がなにを分かっていないかが分かる、という。
川﨑:そうなんです。音楽は瞬発力がすごく大事で、「あれなんだったっけ」と調べてやっと出てくるようでは、現場では通用しません。こうした支援ツールをたくさん用意して、オンラインでもクオリティを落とさない工夫をしています。

ーー授業の外側のサポートも手厚いですね。ただ、受講生の中心は社会人とのことなので、急な残業や出張で授業そのものに出られないことも心配する人も多いのではないでしょうか?
川﨑:クラスは各曜日・時間帯にあって、全部同じ内容を同時進行しています。急な用事のときは「水曜夜のクラスが空いているので、そっちに出ていいですか」といってもらえれば、振替出席ができます。

野口:これは逆方向もできて、対面のクラスの人がオンラインに振り替えることも、オンラインの人が教室のクラスに出席することもできます。教室に来る場合は、席さえ空いていれば、ですけどね。振り替えられるコマ数が増えますし、アーカイブも受けられると、対面の人にもメリットがあるんですよ。それに、振り替えたら新しいクラスメートと知り合いになれて、仲間が増えるのもいいですよね。実際、オンラインクラスの一人は東京が実家の子で、帰省したタイミングで、ここの教室の授業に普通に来ていましたよ。

ーークラスメートとの交流の話が出ましたが、一人で受けるオンラインだと、モチベーションの維持も課題になりそうですね。
野口:それが、基本は一緒なんですよ。クラスメートや僕ら講師と顔を合わせるタイミングは対面と同じですし、同じチャットツール、Discordで常につながっているので、実際に始めてみたら対面とオンラインで変わりがないなと感じています。

川﨑:少人数のグループでクラスを組んでいて、仲間と刺激を受け合い、切磋琢磨し合う構造は、同じZoomに入って受ける以上変わらないと思います。僕らは本格を謳っている分、高額でもあえて入ってくる方々なので、モチベーションの土台がそもそも高いです。本気の仲間と本気の内容、という感じです。

授業前後のちょっとした雑談タイムでは、機材選びの相談に乗ることも

ーーJBG音楽院といえば、生のストリングスなどをスタジオでレコーディングする実習も特徴ですよね。オンラインの生徒さんはどう参加するのですか?
川﨑:リモートで参加できます。野口先生は普段、プロの仕事としてリモートでのレコーディングを行われていますから。

野口:僕は大阪出身なので、東京で行われるレコーディングに立ち会えないときは、ZoomやSkypeでの遠隔参加をコロナ禍よりずっと前から行っていました。DAWの音を高音質のままリアルタイムに送れるAudiomoversのLISTENTOで音を聴きながら、別でテレビ電話をつなぐ形です。今はZoomの音質が良くなったので、宅録案件ならZoomだけで済ませることもあります。音声が飛ばせてコミュニケーションができれば、ディレクションはできるんですよ。希望者にはスタジオに来てもらってもよくて、いい記念になると思います。

川﨑:ひとつだけオンラインにないものがあるとしたら、授業が終わった後の交流なんですよ。みんなでご飯に行くとか、そういうことは生徒さんが各地に散らばっている以上、どうしても難しいですね。だからこそ、レコーディング実習のときはもちろん、年に1回ぐらいは集まって交流しよう、という機会をオンラインの方々向けにもどんどん作っていきたいと思っています。

そして、まさに「対面にあってオンラインにないものは何ですか」という質問は、説明会でもたくさんいただくんですよ。どうしてもオンラインというと、おまけ感のある印象を持たれやすいんですよね。でも、実際に蓋を開けてみれば同じですし、だからこそ今回、DTMステーションさんでの発信などを通じて、中身をちゃんと理解していただきたいなと思っていました。

野口:僕自身、実際に教える立場として「オンラインだと教えにくいな」と感じることが、そこまでないんですよね。強いていえば、さっきの、授業が終わってからゆっくり話すとか、ご飯に行くというのがない、それぐらいかなと思います。

ーーちなみに、オンライン校の受講料は通学と同じですか?
川﨑:変わらないです。学ぶ内容も、学び切った後の成長具合も同じです。もちろん、家でも筋トレはできるけどジムに行く、というのと同じで、教室に行くからこそスイッチが入る、場所の価値というのはあると思いますし、差分がゼロとはいいません。

ただ、学べる内容のクオリティだけは、絶対に妥協したくないんです。我々の狙いは、JBGという学校が、地理的に選択肢にすら上がらなかった方々が受けられる状態を作ること。実際、オンライン校には埼玉のちょっと遠方の方もいれば、福岡のように物理的に通うのが難しい方もいますから。

データで見る、どんな人が学んでいるのか

ーー実際のところ、どんな人が入学していますか?
川﨑:今回、入学者60名のデータを分析してみました。まず、以前の記事でもお話ししたとおり受講生の9割は社会人で、楽器経験のある方は8割ほどいる一方、DTM未経験は6〜7割。音楽自体がまったくの未経験という方も10〜20%いらっしゃいますが、そこから1年でものすごいレベルまで上がった方もいますよ。プロ志向の方は経験の有無にかかわらず6〜7割いて、自分の曲を配信したいという方になると9割になります。

入学者60名のデータ。DTM未経験でもプロ志向の人が多い

年齢層は20〜30代がボリュームゾーンですが、50代、60代の方もいらっしゃって、一生の趣味として極めたいと、熱量が高いんですよね。音楽が大好きで、語り出したら止まらない方々です。いろんな年齢層の方を歓迎しています。

入学者の年齢層。20〜30代が中心だが50〜60代も学んでいる

ーージャンルの志向に傾向はありますか?
川﨑:J-POPを作りたいという方はもちろん多いのですが、特徴的なのは、ゲーム音楽、アニソン、劇伴、ボカロが好きという方の多さですね。そういう音楽を教えられる講師がいるところに魅力を感じて来ていただいているのだと思います。野口先生も直近でゲーム音楽や劇伴、アニソン系の楽曲を手がけていますから。

野口:本当にいろいろな方がいますよね。生徒さんの中には、普通にアーティスト活動をしている方もいますし。

ーーDTM未経験が6〜7割というのは意外でした。初心者でもついていけるものですか?
川﨑:まったく問題ありません。むしろ、独学で曲を作ってきて詰まって、ステップアップしたいと入学される方も、結局は音楽理論やイヤートレーニングといった基礎がない方が多いんです。よく10曲の壁といいますが、最初の何曲かは気合でなんとか作れても、だんだん曲が出てこなくなったり、似た曲ばかりになったりします。だから経験の有無にかかわらず、全員がまず基礎からスタートするカリキュラムになっています。ゴールは「本格的なちゃんとしたものを学べる」というところ、そこに尽きます。

ーー今は検索すれば、オンラインのDTMスクールや個人レッスンもたくさん見つかる時代です。その中でJBG音楽院が選ばれている理由は、どこにあると思いますか?
川﨑:DTMのちょっとした操作を教わるようなところが多い中で、基礎から音大レベルの内容までを、音大に行かずに実現するところまで突き詰めているかどうか、だと思います。説明会に来られる方の多くは、我々のYouTubeなども見た上で「この時代に、ここまで本格的に取り組むところがあるんだ」と来てくださっています。そこにオンラインという選択肢が増えた、ということですね。

ーー少し脱線しますが、生成AIで曲が作れるようになった時代については、どう考えていますか?
川﨑:それはぜひ、次回改めてそのテーマで取り上げさせていただきたいですね。ちょうど我々も、AIに楽曲を作らせて、プロがそれをどう解釈し、どう改善していくのか、という取り組みを始めようとしているところなんです。

ーーでは、それは次回のお楽しみに取っておきます。改めて、オンライン校で受講できるコースと条件を整理させてください。
川﨑:対象となるのは、東京校・大阪校に通えない地域にお住まいの方です。開講しているのは、3つあるコースのうち登竜門となるスタンダードコースのみで、履修期間は1年、授業時間は計108時間。音楽理論や聴音ソルフェージュ、キーボードといった基礎教養から、Logic Proを使った楽曲制作、ヒット曲の分析までを学んで、DTMや作曲の経験がない初心者でも、オリジナル曲を1曲仕上げるところまで到達する内容です。受講料は通学のスタンダードコースと同じで、分割カード決済の標準プランで月々57,717円、現金一括納付の場合は708,400円(税込)となっています。授業はZoomによる双方向のライブレッスンで、使用するDAWはLogic Proです。

ーーオンラインで学んでみたいと思った人は、まず何をすればいいでしょうか?
川﨑:現在、2026年10月期の生徒募集を開始していて、無料の学校説明会と体験レッスンを受付中です。説明会はオンラインでも参加できますので、今回お話ししたような内容に興味を持たれた方は、ぜひ一度参加していただければと思います。

ーーありがとうございました。

以上、JBG音楽院のオンライン校について紹介しました。聴音やキーボードのレッスンまで、検証を重ねて通学と同じクオリティで成立させているのが大きなポイントだと思います。2026年10月期の生徒募集中で、無料の説明会と体験レッスンはオンラインでも参加可能。地方在住を理由に作曲を諦めていた方は、まず説明会に参加してみてはいかがでしょうか?

【関連情報】
JBG音楽院公式サイト
JBG音楽院オンライン
【2026年10月期】生徒募集開始&無料の学校説明会・体験レッスン

コメント