藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
DTMステーションのFacebookページも運用中ですので、そちらもぜひお願いします。


カテゴリ: テクノロジー

DTMの分野にもAI=人工知能がどんどんとやってきています。DTMステーションでも何度か取り上げたクラウド上のマスタリングサービス、LANDRもその一つだし、先日「人工知能プラグイン、Neutronはホントに使い物になるのか!?」という記事で紹介したiZotopeのNeutronもそうですよね。そんな中、先日、Tech Crunchなどのニュース記事で話題になっていたのが、Amper Musicという人工知能作曲によるシステムです。

TwitterやFacebook上では「ついに、競合は人工知能になるのか!」なんていう作曲家の発言も数多くあり、DTMユーザーの間でも関心は高いようです。チェックしてみると、このAmper Music、現時点においてベータ版という扱いのクラウド上のサービスであり、登録したユーザーであれば誰でも無料で使うことができるようです。またこのシステムで作曲された曲は誰でも自由に使うことができようなのです。そこで、どのような手順を踏めば作曲できるのか、実際どんな曲ができるのかを試してみたので、紹介してみましょう。


人工知能が音楽を制作するというAmper Musicはホンモノなのか?

 
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昨年末に第2期が終了したアニメ作品『響け!ユーフォニアム2』。いまだに喪失感を引きずっている人も少なくないようですが、その『響け!ユーフォニアム2』がiPhoneアプリになって帰ってきました!そう、以前にも記事で紹介した『ふこうよアンサンブル ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』がVer 2.0へとアップデートし、『響け!ユーフォニアム2』対応となったのです。もちろん、アプリは従来どおり無料です。

このアプリは、ヤマハ開発した楽器演奏評価技術、「virtana(ヴィルターナ)」というものを用いて、管楽器演奏支援アプリケーションとして誕生したもの。ユーフォニアムはもちろんのこと、フルートやアルトサックス、B♭トランペットなど対象とした練習用のアプリではあるけれど、小学校で習ったソプラノリコーダーにも対応しているし、まったく管楽器が吹けない人でも、アニメの世界に没入できるアプリとして十分楽しめるものとなっています。以前にも記事にしているので、ここではアップデートポイントを中心に簡単に紹介してみたいと思います。


『ふこうよアンサンブル ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』Ver.2のオープニング画面
 
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先日「大きく進化した国産譜面ソフト、カワイのスコアメーカーをちょっとだけ試してみた」という記事でも紹介したカワイスコアメーカー。最初のバージョンが誕生してから今年で21年目という老舗ソフトですが、FinaleSibeliusなど海外の楽譜ソフトとはだいぶ違う路線のソフトへと進化してきたようです。

先日、このスコアメーカーの一般ユーザー向けの新製品発表会に行ってみたところ、別室でこれまであまり表に出ていなかったさまざまな情報を聞くことができました。驚いたのはその楽譜認識技術において、Finaleが出力したPDFなら、ほぼ100%の認識率を実現できているということです。この楽譜ソフトの世界で、海外メーカーのソフトと何が違うのか、カワイの持つ技術力とはどんなものなのかなど、株式会社河合楽器製作所 電子楽器事業部コンピュータミュージック室 室長の岡雅章さんに話を伺ったので紹介してみましょう。


世界に類を見ない非常に高度な譜面認識エンジンを搭載したカワイのスコアメーカー 

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これまで何度か取り上げてきたUniversal Audioapollo twin。これは小さな機材でありながら24bit/192kHzのオーディオインターフェイスを備えるとともに強力なDSPが内蔵されていることで、実質的に大型コンソールを内蔵しているようなシステムになっており、しかも数多くのビンテージエフェクトを再現できるようになっていることから、プロユーザーを中心に大きな広がりを見せているユニークな機材です。

そのapollo twinを動作させるためのシステムウェアであるUAD-2の新バージョンUADソフトウェア v9.0の登場によって、これまでMac専用だったapollo twinがWindowsでも使えるようになったのです。まあ、すでにWindows専用のapollo twin USBという製品があったので、大した話ではないように感じるかもしれません。ところが、今回の対応はDTMの世界のみならず、ThunderboltUSBに関わるコンピュータ界全体における大革命ともいえる意味を持った動きなんです。それがどういうことなのか、先日の楽器フェア2016に合わせて来日していたUniversal Audioのインターナショナル・セールスマネジャーであるユウイチロウ“ICHI”ナガイさんに話を伺ってみました。


ICHIさんにapollo twinがWindowsで使えるようになったことの意味を聞いてみました
 
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音声信号処理により、自分の声をまったく別の人の声に変換するというSFのような技術が登場してきました。東京・世田谷区にあるクリムゾンテクノロジーが開発した「リアチェンvoice」というのがそれ。リアル&リアルタイムに音声を変換する、ということから名付けられているそうですが、すでに8月から販売も開始されているという現実となっている技術なのです。

奈良先端科学技術大学院大学の戸田智基客員教授(名古屋大学教授)戸田智基教授の研究グループとクリムゾンテクノロジーによる共同開発で、製品は標準版プロ版の2種類。実際、どのくらい使えるものになっているのかを見てきましたので、紹介してみたいと思います。


リアルタイムにしゃべる声をキャラクターの声に変換するリアチェンvoice
 
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オーディオインターフェイスといえば、USB接続が常識の現在。中にはThunderbolt接続があったり、古いものにはFireWire接続やPCIバス接続なんてものもあるわけですが、それらとはまったく異なるLAN接続のオーディオインターフェイスがあるって、ご存じですか?しかも、超低レイテンシーで、ものすごくフレキシブルな拡張性を持っているというのです。

プラグインで有名なWavesと、業務用のデジタルコンソールで有名なDiGiCoが組んで開発したDiGiGridというのがそれ。2年前から業務用製品は出ていたのですが、先日、DTM用途でも使える手頃な製品群、DiGiGrid Desktopシリーズなるものが発売され、今ちょっとした話題になっているんです。従来のオーディオインターフェイスの常識を覆す、なかなか斬新な製品なので、これがどんなものなのか紹介したいと思います。


LANで接続するオーディオインターフェイス、DiGiGridを試してみた

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これまでの常識を大きく変える、まさに楽器の革命ともいうべき新発想の楽器、KAGURAなるものが誕生しました。これはWindowsまたはMacを使って動作する楽器なのですが、別に新しいソフト音源が誕生した、とかいう話ではないんです。

PCに取り付けたビデオと画面を利用して人がリアルタイムに演奏する、まったく新しいスタイルの楽器であり、ステージ映えもするとってもユニークな楽器。音楽理論も楽器演奏経験がなくても即演奏できてしまうハードルの低さが嬉しい一方、練習を重ねることでより高度なプレイが可能になる奥深さを持った、プロミュージシャンも利用可能な楽器でもあるのです。そのKAGURAが8月25日までという期間限定でKICKSTARTERを使ったクラウドファンディングを実施しています。いま注文すれば、約3,000円~という安価で購入できるようなので、これがどんなものなのか紹介してみたいと思います。
 

これまでにない、新しい発想の楽器、KAGURA
 
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国内でMIDI規格に関しての管理を行うとともに、MIDIの新仕様・新規格の検討・制定などを行っているの機関がAMEI(一般社団法人音楽電子事業協会)です。AMEIはMIDI検定を実施する機関としても知られていますが、そのAMEIがこのたび新たな試みを2つ同時にスタートさせました。

ひとつはMIDI規格そのもののオープン化であり、これまで30年余り積み重ねてきた全仕様書を無償公開し、AMEIのWebサイトからダウンロード可能となりました。もう一つはソフトウェア開発プロジェクトのための共有ウェブサービスGitHubに、アカウント(amei-music)の運用を開始したということです。一般ユーザーの方にはピンと来ないかもしれませんが、実例なども示しながら、この2つの試みについて考えてみたいと思います


AMEIが公開したCreators' HubによってドローンとMIDIの融合も可能になる!?
 
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6月23~25日、アメリカのNashvilleで行われる楽器の展示会、Summer NAMM 2016において日本のベンチャー企業である株式会社ユードーが出展し、800万円以上の価格になるという究極のシンセサイザー、NEUMAN KEYBOARDを発表することが明らかになりました。最近のシンセサイザー業界は、アナログ復古・アナログ回帰という流れが大きくなっている中、今回ユードーが発表するのは完全なデジタル・シンセサイザ

世界初の超大型タッチスクリーンパネル搭載したシンセサイザであり、世界中のトップ・ミュージシャンのニーズに応える、使いやすさと弾きやすさを徹底的にこだわった、という機材。76鍵盤を搭載する近未来的デザインの機材ですが、なんとオーディオ出力端子もなければ、MIDI入出力、ペダル端子もなく、すべてワイヤレス。できれば電源ケーブルさえなくそうという、まったく普通ではない機材のようです。オーダーメイドの開発となるため、年間6台の生産を目指す、とのことですが、そもそも800万円以上するシンセサイザーが世の中に受け入れられるものなのか、それに応えられるキータッチの鍵盤をベンチャー企業で作ることができるのか、開発者であるユードーの社長、南雲玲生(なぐも・れお)さんに話を伺ってみました。


6月23日から始まる米Summer NAMMでの発表が予定されているNEUMAN KEYBOARDのデザイン

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縦横20cmの四角いパッドは、スポンジのようなふわふわ素材。ここを「指でなぞる」、「押す」、「叩く」、「手の平で全面を押す」といった操作をすることで、演奏したり、ステップシーケンサのパターンを作り出したり、リズムを鳴らしたり、エフェクト操作をしたり……そんな新感覚のまったく新しい楽器、「CMG」=THE CELL MUSIC GEARが発表され、現在日本のクラウドファンディングサイト、Makuakeで購入者を募っています。CMGの販売予定価格は37,800円(税込)ですが、Makuakeで早めに申し込むと25%OFFの28,000円(税込)で入手できるようになっています(Makuake購入サイトはこちら)。

CMG自体から直接音が出るわけではなく、MacやWindowsなどと接続して使うものなのでコントローラーといったほうが正確かもしれません。でも、いわゆるUSB-MIDIコントローラーに留まらないもっと多様なコントロール、操作ができるのが大きな特徴となってるんです。実際、そのプロトタイプを触ってみたので、やわらか楽器「CMG」とは何なのかを紹介してみましょう。


やわらか楽器、CMGを手にする楽器デザイナーの中西宣人さん(左)と、タッチエンスの木鋪大樹さん(右)
 
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