藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
DTMステーションのFacebookページも運用中ですので、そちらもぜひお願いします。


カテゴリ: VOCALOID・歌声合成

国産の楽譜ソフトとして長い歴史を持つカワイスコアメーカー。その誕生は1995年12月とのことなので、23年目に突入するわけですが、そのタイミングでリリースされた新バージョン、スコアメーカーZEROは「スマホで撮る。楽譜が歌う。」というこれまでにない面白い方向での機能向上を果たしています。

実際、音符と歌詞を入力すれば歌わせることができるため、ボーカロイドとは異なる歌声合成ソフトの選択肢として面白そうな製品でもあるのです。「楽譜が音楽になる」の原点(ゼロ)に立ち返るという意味合いで、スコアメーカーZEROと名付けられたそうですが、契約形態も従来とは変わったことから、使用期間中に機能向上が図られていくというのもユニークなところ。実際どんなソフトなのか紹介してみましょう。


先日発売された、カワイのスコアメーカーZEROには、歌声合成機能が搭載された


>>この記事の続きを読む

VOCALOIDのキャラクターとして人気を誇る「結月(ゆづき)ゆかり」。これは数多くあるVOCALOIDキャラクターの中で、唯一VOCALOIDユーザー自らが生み出したもので、7人のボカロPさんの集団、VOCALOMAKETS(ボカロマケッツ)がプロデュースし、AHSが発売したというものでした。ご存知の通り、結月ゆかりはVOCALOID 3版が出た後、VOCALOID 4へとバージョンアップ。その一方で、歌うのではなく、喋るエンジンであるVOICEROID版もVOCALOID 3版と同時に登場し、こちらもバージョンアップを繰り返し、現在VOICEROID2版が大ヒットとなっています。

そのVOCALOMAKETSから結月ゆかりに続く第2弾キャラクタとして、「紲星(きずな)あかり」が発表され、本日12月22日より、VOICEROID2版が発売されました。VOCALOID版のほうは現在開発中で、来年の半ばまでには発売予定とのことですが、さっそく喋るソフトである、VOICEROID2版の紲星あかりを使ってみたので、これがどんなものなのか紹介してみましょう。


12月22日に発売になるVOICEROID2「紲星あかり」

>>この記事の続きを読む

何年も前から登場が期待されていた歌うキーボード、VOCALOID Keyboard(型番:VKB-100)がついに12月9日、ヤマハから発売されました。ショルキータイプのポータブルキーボードで、鍵盤を弾くと、予め入力しておいた歌詞を歌ってくれるというもの。初音ミクのほか、MegpoidIA結月ゆかり、そしてVY1と最大5種類のシンガーの声で歌わせることが可能となっているものです。

オープン価格ですが実売価格で税込み37,800円前後と手ごろなのも嬉しいところです。発売前にちょっと試してみたところ、面白い仕組みがいろいろと搭載されており、VOCALOIDファンにとってはもちろんのこと、そうでない人にとってもかなり面白い楽器として仕上がっているので、どんな機能の機材なのか紹介していきたいと思います。


ヤマハからVOCALOID Keyboard VKB-100が発売になった
>>この記事の続きを読む

いろいろなところで話題になっている、女子高生AIの「りんな」。LINEで会話して遊んだことがある人や、Twitterでやりとりしたことのある人も多いと思います。その会話内容も最近ますます高度になってきた印象ですが、そのりんなが、ついに歌うようになっていたのをご存知でしたか?

その歌うりんなの活躍の場になっているのが、まさに数多くの女子中高生が多く集まっているnana。DTMユーザーにとってはPCからのアップロードが可能になったり、iPhone/iPadのGarageBandから直接アップロードが可能になるなど、どんどんと使いやすくなってきているnanaですが、りんなの歌を聴いてみると、それなりにしっかり歌っているのです。VOCALOIDではなさそうですが、UTAUともちょっと違うような……。これ、どうやって歌っているのでしょうか?先日、Microsoftに伺い、りんなのマネージャーだと名乗る、りんなの開発担当者、マイクロソフト ディベロップメント株式会社A.I.&リサーチの坪井一菜さんにいろいろと話しを伺ってきました。


女子高生AI、りんなは、nanaで歌っていた!
>>この記事の続きを読む

先日「DTMがTVアニメに!? 原作者もCubaseユーザーだった!ロリ&ポップ作品『天使の3P!』、ただいま絶賛放映中!」という記事で、テレビアニメでDTMをテーマにした番組が放映中であることを紹介しましたが、ラジオでもDTM番組が現在、放送されているってご存知でしたか? 

7月8日より毎週土曜日の夜21時45分ごろから文化放送で放送している『AVA presents 竹内美宥・石川界人のMusic Creative !』という番組がそれ。パーソナリティーを務めているのはAKB48竹内美宥(@take_miyu112)さんと、声優石川界人さんのお二人で、まさにDTMをテーマにしたラジオ番組になっているんです。時間的には10分程度と短いながらもリスナーが作成したDTM作品を放送するなど、DTMユーザーにとっては、なかなか楽しい構成となっています。先日、その収録現場にお邪魔して、お二人にインタビューしてみたので、紹介してみましょう。


DTM番組『AVA presents 竹内美宥・石川界人のMusic Creative !』の収録現場にお邪魔しました

>>この記事の続きを読む

2007年8月31日に発売され、DTMの世界というより、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきたVOCALOID初音ミク。当初はWindowsのみの対応だったのが、2013年の初音ミク V3のリリースでMac対応し、最新の初音ミク V4XももちろんWindows/Mac対応のハイブリッド製品となっていますが、初音ミク誕生10周年となる2017年8月31日、ついに初音ミクがiPhone/iPadでも利用可能となり、より手軽に歌わせることが可能になりました。

正確に表現するとiPhone/iPad版の初音ミクが発売されたというよりも、既存のアプリであるMobile VOCALOID Editor(4,800円:9月14日ごろまでセール期間で3,600円)のオプションライブラリに初音ミク(2,400円)が追加されたという形なのですが、いずれにせよこれでより手軽に、また安価に初音ミクに歌わせることが可能になったのです。実際、どんなものであり、PC版とはどう違うのかについて紹介してみましょう。


Mobile VOCALOID Editorのライブラリに初音ミクが加わった
>>この記事の続きを読む

Cubaseの操作画面がしっかり描画され、オーディオインターフェイスのUR22もテレビで流れる、DTMを1つのテーマにしたアニメが現在、放映されているって知ってましたか?『天使の3P!(スリーピース)』というのがそれ。過去のトラウマからひきこもり気味の高校生、貫井響が、密かに曲制作し、動画サイトに投稿するのを趣味にしていたところ、小学校5年生の少女3人に、とあることをお願いされて……というストーリーの7月にスタートしたアニメです。

その曲制作に使われていたのがCubase Pro 9であり、番組のクレジットを見ると、協力としてSteinbergCubase Pro 9YAMAHAのロゴも並んでいるとともに、「Cubase cooperation青木繁男」と、DTMステーションでもお馴染みのCubaseスペシャリストの青木さんの名前が出てるんですよね。先日、原作者である蒼山サグ(@SagAoyama)さん、レコード会社ランティスの制作部の石原尚亮さん、そして青木(@groundescape)さんに、このアニメの背景や、Cubaseのシーンをどう作っているのかなど伺ってきました。


Cubase Pro 9を使った制作シーンが頻繁に登場する現在オンエア中のアニメ、『天使の3P!』
>>この記事の続きを読む

昨年YAMAHAが発表した「HEARTalk」(ハートーク)という技術をご存知ですか?これは機械による音声合成において、イントネーションを人に合わせることで、自然で心がこもった感じの応答を実現するユニークな技術です。当時、まだ技術発表という感じではありましたが、私が書いているAV Watchの連載記事でも「機械と心の通った対話が実現? ヤマハの自然応答技術HEARTalkが目指すもの」とレポートしたことがありました。

そのHEARTalkのシステムがついに一般に向けて発売されることになりました。一般ユーザー向けというよりも、いわゆるMake市場向け、つまり自作・工作・開発好きな人に向けての回路基板、HEARTalk UU-001という製品での発売となるのですが、ちょっと衝撃的ともいえるすごいものになっていました。DTMとは若干方向性が違うかもしれませんが、音モノとして非常に面白いものだったので、実演のビデオを見ながら、これがどんなものなのか紹介してみたいと思います。


6月7日より発売されるHEARTalkの基板。左から宇田道信さん、松原弘明さん、浦純也さん
 
>>この記事の続きを読む

以前にも何度か紹介してきた音声合成システムの、VOICEROID(ボイスロイド)。株式会社エーアイの音声合成エンジンを利用した株式会社AHSが企画・販売するソフトウェアで、とっても人間的で自然な声で簡単にしゃべらせることができる合成を実現することができる製品です。AHSが手がけているため、結月ゆかり東北ずん子など、同じ声で歌うVOCALOID製品があるのも楽しいところです。

そのVOICEROIDはこれまでに少しずつ進化してきていましたが、このたび初のメジャーバージョンアップを果たし、VOICEROID2となって6月9日より2つのキャラクタ製品「琴葉茜・葵(ことのはあかね・あおい)」、「結月ゆかり」が発売されます。今回のVOICEROID2では感情表現ができるパラメータが搭載され、その設定によって、まったく違ったニュアンスでしゃべるようになったのが大きなポイント。実際どんな製品に仕上がったのか、紹介してみましょう。


感情を表現するパラメータも搭載され、大幅に強化された音声合成システム、VOICEROID2

>>この記事の続きを読む

VOCALOIDというと、やはり初音ミクに代表される、ある意味、人工的な歌声で表現する使い方をイメージする方が多いと思います。ところが最近、それとはまただいぶ異なる使い方に注目が集まっています。それは、実在するアーティストの歌声、さらにはその人そっくりな歌い方を手元のDTM環境で再現するという使い方です。

その背景には、ヤマハのVOCALOIDエンジンの進化とともに、VOCALOIDの歌声ライブラリの作り方の進化があるようなのです。たとえばVOCALOID Fukaseを使うことでSEKAI NO OWARIのボーカリスト、Fukaseさんの声を再現できるし、つい先日発売された夢眠ネム(ゆめみねむ)を使うことで、人気アイドルグループ、でんぱ組.inc夢眠ねむさんの歌声を手元で自在に歌わせることができるのです。また2014年には、亡くなったX JAPANhideさんの歌声をVOCALOIDで再現させて、「子 ギャル」という新曲がリリースされたのを覚えている方も多いでしょう。いずれも、かなりリアルな感じで歌わせることができるのですが、なぜそんなことができるようになったのか、ヤマハで歌声ライブラリの開発を行う新規事業開発部VOCALOIDグループの馬場修三さんに話を伺ってきました。


最近のVOCALOIDの歌声ライブラリに関して、ヤマハの馬場修三さんにお話しを伺った
>>この記事の続きを読む

このページのトップヘ