藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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カテゴリ: VOCALOID

先日「DTMがTVアニメに!? 原作者もCubaseユーザーだった!ロリ&ポップ作品『天使の3P!』、ただいま絶賛放映中!」という記事で、テレビアニメでDTMをテーマにした番組が放映中であることを紹介しましたが、ラジオでもDTM番組が現在、放送されているってご存知でしたか? 

7月8日より毎週土曜日の夜21時45分ごろから文化放送で放送している『AVA presents 竹内美宥・石川界人のMusic Creative !』という番組がそれ。パーソナリティーを務めているのはAKB48竹内美宥(@take_miyu112)さんと、声優石川界人さんのお二人で、まさにDTMをテーマにしたラジオ番組になっているんです。時間的には10分程度と短いながらもリスナーが作成したDTM作品を放送するなど、DTMユーザーにとっては、なかなか楽しい構成となっています。先日、その収録現場にお邪魔して、お二人にインタビューしてみたので、紹介してみましょう。


DTM番組『AVA presents 竹内美宥・石川界人のMusic Creative !』の収録現場にお邪魔しました

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2007年8月31日に発売され、DTMの世界というより、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきたVOCALOID初音ミク。当初はWindowsのみの対応だったのが、2013年の初音ミク V3のリリースでMac対応し、最新の初音ミク V4XももちろんWindows/Mac対応のハイブリッド製品となっていますが、初音ミク誕生10周年となる2017年8月31日、ついに初音ミクがiPhone/iPadでも利用可能となり、より手軽に歌わせることが可能になりました。

正確に表現するとiPhone/iPad版の初音ミクが発売されたというよりも、既存のアプリであるMobile VOCALOID Editor(4,800円:9月14日ごろまでセール期間で3,600円)のオプションライブラリに初音ミク(2,400円)が追加されたという形なのですが、いずれにせよこれでより手軽に、また安価に初音ミクに歌わせることが可能になったのです。実際、どんなものであり、PC版とはどう違うのかについて紹介してみましょう。


Mobile VOCALOID Editorのライブラリに初音ミクが加わった
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Cubaseの操作画面がしっかり描画され、オーディオインターフェイスのUR22もテレビで流れる、DTMを1つのテーマにしたアニメが現在、放映されているって知ってましたか?『天使の3P!(スリーピース)』というのがそれ。過去のトラウマからひきこもり気味の高校生、貫井響が、密かに曲制作し、動画サイトに投稿するのを趣味にしていたところ、小学校5年生の少女3人に、とあることをお願いされて……というストーリーの7月にスタートしたアニメです。

その曲制作に使われていたのがCubase Pro 9であり、番組のクレジットを見ると、協力としてSteinbergCubase Pro 9YAMAHAのロゴも並んでいるとともに、「Cubase cooperation青木繁男」と、DTMステーションでもお馴染みのCubaseスペシャリストの青木さんの名前が出てるんですよね。先日、原作者である蒼山サグ(@SagAoyama)さん、レコード会社ランティスの制作部の石原尚亮さん、そして青木(@groundescape)さんに、このアニメの背景や、Cubaseのシーンをどう作っているのかなど伺ってきました。


Cubase Pro 9を使った制作シーンが頻繁に登場する現在オンエア中のアニメ、『天使の3P!』
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昨年YAMAHAが発表した「HEARTalk」(ハートーク)という技術をご存知ですか?これは機械による音声合成において、イントネーションを人に合わせることで、自然で心がこもった感じの応答を実現するユニークな技術です。当時、まだ技術発表という感じではありましたが、私が書いているAV Watchの連載記事でも「機械と心の通った対話が実現? ヤマハの自然応答技術HEARTalkが目指すもの」とレポートしたことがありました。

そのHEARTalkのシステムがついに一般に向けて発売されることになりました。一般ユーザー向けというよりも、いわゆるMake市場向け、つまり自作・工作・開発好きな人に向けての回路基板、HEARTalk UU-001という製品での発売となるのですが、ちょっと衝撃的ともいえるすごいものになっていました。DTMとは若干方向性が違うかもしれませんが、音モノとして非常に面白いものだったので、実演のビデオを見ながら、これがどんなものなのか紹介してみたいと思います。


6月7日より発売されるHEARTalkの基板。左から宇田道信さん、松原弘明さん、浦純也さん
 
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以前にも何度か紹介してきた音声合成システムの、VOICEROID(ボイスロイド)。株式会社エーアイの音声合成エンジンを利用した株式会社AHSが企画・販売するソフトウェアで、とっても人間的で自然な声で簡単にしゃべらせることができる合成を実現することができる製品です。AHSが手がけているため、結月ゆかり東北ずん子など、同じ声で歌うVOCALOID製品があるのも楽しいところです。

そのVOICEROIDはこれまでに少しずつ進化してきていましたが、このたび初のメジャーバージョンアップを果たし、VOICEROID2となって6月9日より2つのキャラクタ製品「琴葉茜・葵(ことのはあかね・あおい)」、「結月ゆかり」が発売されます。今回のVOICEROID2では感情表現ができるパラメータが搭載され、その設定によって、まったく違ったニュアンスでしゃべるようになったのが大きなポイント。実際どんな製品に仕上がったのか、紹介してみましょう。


感情を表現するパラメータも搭載され、大幅に強化された音声合成システム、VOICEROID2

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VOCALOIDというと、やはり初音ミクに代表される、ある意味、人工的な歌声で表現する使い方をイメージする方が多いと思います。ところが最近、それとはまただいぶ異なる使い方に注目が集まっています。それは、実在するアーティストの歌声、さらにはその人そっくりな歌い方を手元のDTM環境で再現するという使い方です。

その背景には、ヤマハのVOCALOIDエンジンの進化とともに、VOCALOIDの歌声ライブラリの作り方の進化があるようなのです。たとえばVOCALOID Fukaseを使うことでSEKAI NO OWARIのボーカリスト、Fukaseさんの声を再現できるし、つい先日発売された夢眠ネム(ゆめみねむ)を使うことで、人気アイドルグループ、でんぱ組.inc夢眠ねむさんの歌声を手元で自在に歌わせることができるのです。また2014年には、亡くなったX JAPANhideさんの歌声をVOCALOIDで再現させて、「子 ギャル」という新曲がリリースされたのを覚えている方も多いでしょう。いずれも、かなりリアルな感じで歌わせることができるのですが、なぜそんなことができるようになったのか、ヤマハで歌声ライブラリの開発を行う新規事業開発部VOCALOIDグループの馬場修三さんに話を伺ってきました。


最近のVOCALOIDの歌声ライブラリに関して、ヤマハの馬場修三さんにお話しを伺った
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2年前に「マスタリングを人工知能が行う時代に!?」という記事で取り上げたLANDR(ランダー)というインターネットを介した自動マスタリングサービス。最近はよくネット広告でも見かけるようになったし、SONARにも実装されているため、「知ってるよ!」、「使ったことある」という方もいると思います。

とはいえ、本来はマスタリングエンジニアと呼ばれる専門職の人が行うマスタリングを人工知能で行うなんて……と疑ってみている人も少なくないでしょう。そのLANDRはカナダのLANDR Audio Inc.という会社が行っているサービスなのですが、先日、正式に日本上陸しサービスを開始しました。また、その日本での正式サービススタートに合わせ、REMIXコンテストを行っているので、どんな内容なのかを少し紹介してみたいと思います。


人口知能で自動マスタリングを実現するネット上のクラウドサービス、LANDR
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もう2年半も前ですが「ボーカルをループさせる新発想の楽器、VOCALOOPとは」という記事を書いたことがあります。これは以前ヤマハ在職時に「VOCALOIDキーボード」を開発していた加々見翔太さんが中心になって開発していた歌う楽器。記事を書いた当時は主要機能はPCのソフトウェアで実現させるというプロトタイプになっていました。それがようやく完成し、ハードウェアの楽器として発売するということで、加々見さんから連絡をいただいたので、見に行ってきました。

コンパクトなガジェット風の機材として仕上がっており、その中には専用に開発した基板が入っていて、ファームウェアも搭載された、大手メーカー製品に負けない電子楽器。でも、主要部品であるeVY1 boardが製造中止となってしまったために、製造できたのはたった15台だけになってしまったのだとか……。それでも「後世語り継がれ、使われていく楽器になるはず」という思いから世界に向けて発売を開始。そのVOCALOOPとはいったいどんな楽器なのか、実際に見せてもらいました。


たった15台しか生産されないVOCALOOPがいよいよ発売開始
 
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音声信号処理により、自分の声をまったく別の人の声に変換するというSFのような技術が登場してきました。東京・世田谷区にあるクリムゾンテクノロジーが開発した「リアチェンvoice」というのがそれ。リアル&リアルタイムに音声を変換する、ということから名付けられているそうですが、すでに8月から販売も開始されているという現実となっている技術なのです。

奈良先端科学技術大学院大学の戸田智基客員教授(名古屋大学教授)戸田智基教授の研究グループとクリムゾンテクノロジーによる共同開発で、製品は標準版プロ版の2種類。実際、どのくらい使えるものになっているのかを見てきましたので、紹介してみたいと思います。


リアルタイムにしゃべる声をキャラクターの声に変換するリアチェンvoice
 
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2007年8月31日、VOCALOID2対応の初代の初音ミクが発売されました。初日は売り切れ店続出で、私も数日後にビックカメラで購入したことを思い出しますが、それから9年経った2016年8月31日の初音ミク誕生日に、3代目(V2 Appendを入れれば4代目!?)となる初音ミクV4Xが発売されました。

数日出遅れましたが、私もさっそく購入して試してみました。が、中身を見てみると、ちょっと異常ともいえる商品構成になっていたんですよね。実際これがどんなものなのか、これまでの初代の初音ミクや2代目のVOCALOID3対応の初音ミクV3とどう違うのかなど、ファーストインプレッションとして簡単に紹介してみたいと思います。


VOCALOID4版の初音ミクV4Xをさっそく使ってみた
 
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