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「プロ専用」から「誰でも気軽に」へ。生まれ変わったRecording Proshop Miyajiを各コーナー担当者が紹介!

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DTMerにとって憧れの場所といえば、国内最大級のレコーディング機器専門店Recording Proshop MiyajiRPM)でしょう。東京・神田淡路町に店舗を構えるRPMは、多くの人からは「宮地楽器」と親しまれており、プロの作編曲家やエンジニアも足を運ぶ場所となっています。これまでRPMといえば「プロが行くお店」というイメージが強く、初心者には敷居が高いと感じられがちでした。しかし、2025年にリニューアルを果たしたRPMは、「初心者コーナー」をはじめとした複数のコーナーを新設。これまで以上に幅広いユーザーのニーズに応えられる体制を整えました。歌ってみたを始めたばかりの人から、アーティストや配信者、そしてプロのエンジニアまで、誰でも気軽に相談できる環境となっているのです。

店舗には、膨大なアウトボードをはじめ、マイク、ヘッドホン、オーディオインターフェイス、シンセサイザーなど、DTMerにとってはまさに夢のような機材が揃っています。そんなRPMでは、さらにステップアップするための相談を無料で行っており、「とにかく音をよくしたいけど、なにをすればいいか分からない」「アウトボードに興味があるけど、触ったこともない…」「歌ってみたを始めたいけど、どのマイクを選べばいいの?」「宅録環境を整えたいけど、予算はそんなにないんです…」などなど、初心者の悩みから、プロレベルの高度な相談まで、各分野の専門スタッフが丁寧に対応してくれます。実際にその場で機材を試すことのできる環境も整っているので、納得するまで比較検討することができるのです。そのリニューアルしたRPMがどういった場所なのか、各コーナーの専門スタッフにインタビューしたので紹介していきましょう。

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リニューアルで生まれ変わった国内最大級の専門店

宮地楽器は、1917年にヴァイオリン弓の製造を開始したことからスタートした創業100年以上の歴史を持つ会社です。全国で音楽教室を展開する一方で、楽器店も運営しているわけですが、DTMerや音楽制作をしている人からすると、東京の神田小川町にある宮地楽器や、ネット上で展開している宮地楽器オンラインショップは、よく知っている人も多いと思います。

2022年4月に本社ビルを神田淡路町に新築

その宮地楽器が2018年にレコーディング機器専門店のRecording Proshop Miyajiを開設し、2022年4月には本社ビルを神田淡路町に新築したのに合わせ、RPMもそちらのビルの5階に移転。その後も継続的に店舗内の調整・整備を行い、2025年には大幅なリニューアルを実施。各分野の専門スタッフが配置され、より専門性の高いサービスを提供できる体制が整いました。

1階の音楽教室のフロントを直進して、エレベーターで5階に上がると、RPMに着く

この新しいRPMは、「東京都千代田区神田淡路町1-7」にあり、丸ノ内線・淡路町駅/都営新宿線・小川町駅から徒歩2分、千代田線・新お茶の水駅からなら徒歩1分、JR・御茶の水駅からなら徒歩6分という位置です。ビルについて1階にある音楽教室のフロントまたは右側の出入り口を直進して、エレベータで5階に上がると、RPMに到着します。

建物右側を直進した先にあるエレベータからでも入れる

各コーナーに専門スタッフがいる

RPMの魅力は、各コーナーに専門スタッフが在籍していることです。もちろん、どのスタッフも幅広い知識を持っているので、担当コーナー以外のことも理解していますが、さらに専門的な知識を持った各分野のエキスパートが配置されています。今回インタビューに答えてくれたのは、あくまで各コーナーの代表的なスタッフで、ほかにも多くのスタッフが在籍し、それぞれの専門性を活かしてサポートしています。

初心者コーナー(担当:I・Yさん)

初心者コーナー担当のI・Yさん

RPMはこれまで、機材に詳しい中級~上級者のお客様が中心でしたが、近年は宅録需要の高まりもあり、入門者のお客様にも多くご来店頂いております。そこで、より多くの方に音楽制作を楽しんでもらいたい!」という想いから、初心者コーナーを新設いたしました。

かくいう私も学生時代から試行錯誤で作曲活動をしてきたため、初心者の方がぶつかる悩みに深く共感できます。「誰でも最初は初心者」をモットーに、皆様が音楽制作を気持ちよくスタートできるようサポートできればと思います。

初心者コーナーの展示内容としましては、DAWソフトウェア、Vocaloidをはじめとした音源ソフトウェア、オーディオインターフェイス、マイク、MIDIキーボードなど、音楽制作を始めるために必要な商品を全般的に取り揃えております。

実際に見て、触って、聴いて商品をお選び頂ければと思います。また、機材の他にも悩みの種となりがちなのがデスクやチェア。初心者コーナーの展示にはBauhutteというブランドのデスクやチェアなどを利用していますが、Bauhutteの商品も当店経由でご販売が可能です。ぜひ店頭でご覧になってください。

なお、この初心者コーナーはお店の入り口付近にございますが、奥に進むにつれて上級者向けの機材が並ぶという、ダンジョン的な構造になっています(笑)。いつか皆様がステップアップして、上級者向けの機材も手にとって頂くことができるよう、末長くサポートします!(I・Yさん)

初心者向け機材が展示されているコーナー

ヘッドホンコーナー(担当:I・Yさん)

音楽制作を目的としたモニターヘッドホンを20種類以上展示しております。基本となるレコーディング用途の密閉型ヘッドホンから、より良い音質を求められるミックス・マスタリング用途に適う開放型ヘッドホンまで、幅広くご用意しています。

展示されているヘッドホンはもちろん全てご試聴可能ですので、お気軽にお声がけください。「選び方が分からない」という方も大歓迎です!(I・Yさん)

さまざまなヘッドホンが試聴できる

オーディオインターフェイスコーナー(担当:A・Tさん)

オーディオインターフェイスコーナー担当のA・Tさん

音楽制作の中心となるオーディオインターフェイスを展示しているコーナーです。右側には19インチラック型、左側にはデスクトップ型のオーディオインターフェイスが並びます。オーディオインターフェイスを選ぶ基準は様々ですが、やはり気になるのは音質ですよね。

当コーナーではスイッチャーを用いて、複数のオーディオインターフェイスからの出力を手早く切り替え、スピーカーで試聴できるようにセッティングしております。また、多機能なオーディオインターフェイスでは「使いこなせるか不安…」といったご相談を頂くことも多いです。

常設のMacには各オーディオインターフェイスのミキサーソフトウェアなどもインストールしていますので、ご購入前につまずきやすい機能の解説なども承ることができます。(A・Tさん)

オーディオインターフェイスを切り替えて試聴できる

左側には、デスクトップタイプのオーディオインターフェイスも置かれていた

シンセサイザーコーナー(担当:O・Nさん)

シンセサイザーコーナー担当のO・Nさん

今回のリニューアルに伴い、大きく増床した新設コーナーです。当コーナーでは一般的な鍵盤型のシンセサイザーにはじまり、リズムマシンのようなボックス型のシンセサイザーやモジュラーシンセサイザー等、様々なシンセサイザーを取り扱っています。

「個性的で、音楽制作やライブで使いやすいもの」をコンセプトとしており、具体的には私が愛用している Elektron ブランドと、当店でのみお買い求め頂くことが可能な輸入ブランドとを、ふたつの柱として注力しています。

その他、レコーディング機器専門店にある強みを活かし、防音室内のハイエンドモニター環境でシンセサイザーを試すことができる「ガチ試奏」、難解なElektron製品の機能習得をサポートするマンツーマンレッスン「Elektron入門道場」といった、当店ならではのサービスも展開しております。

クラブでのライブ経験豊富な専門スタッフがご対応致しますので、お気軽にご来店ください!(O・Nさん)

ここにしかないユニークなシンセやモジュラーがいろいろ販売されている

ベースコーナー(担当:L・Cさん)

ベースコーナー担当のL・Cさん

次のエフェクターペダルコーナーと合わせて、ベーシストの方に必要とされる機材を取り揃えた新設コーナーです。ベーシストの方はライン音が基本になってきますので、機材にこだわる方がすごく多いんです。

世の中にはベース本体やベースアンプを売っているお店は多いのですが、D.I.や高機能なペダルとなると、インピーダンスなどの専門的な知識も必要になってきますので、それらを中心に置いているお店は少ないんですよね。

当店はレコーディング機器専門店ですから、音質面のご相談はもちろんのこと、知識面のフォローアップもさせて頂きます。お気軽にご相談ください。(L・Cさん)

ベース用DI機材やエフェクターが多数展示されている

エフェクターペダルコーナー(担当:K・Kさん)

エフェクターペダルコーナー担当のK・Kさん

今回のリニューアルに伴い、大きく増床した新設コーナーです。「レコーディング機器専門店になぜエフェクター?」と思われる方も多いのではないでしょうか(笑)。

意図としましては、「レコーディング時により良い音で録りませんか?」「こういうエフェクターがあると制作時にインスピレーションが湧くよね!」といったところでして、近年ますます高機能化が進んでいるエフェクターペダルを、制作に積極的に導入してもらいたいという気持ちがあります。

展示の中心は、ライン録音なのにまるでマイク録音したようなクオリティを誇るアンプシミュレーター・IRローダー、前述のシミュレーターにさらにアナログ感を加えることができる真空管バッファー・プリアンプ、制作のマンネリを打開する空間系・飛び道具といった商品達です。

一貫して、スタッフが実際に試したうえで厳選した商品が並んでいます。私自身ギタリストですので、ほかにも「アンプをマイク録音するためにはどんな機材やマイクが最適なの?」「ケーブルや電源もこだわったほうが良いの?」といったご質問に対応可能です。ギターに関わることであれば、なんでもご相談ください。(K・Kさん)

レコーディング向けに厳選されたエフェクターペダル

マニピュレーターコーナー(担当:Y・Mさん)

マニピュレーターコーナー担当のY・Mさん

近年は一般ユーザーの方でも、ライブ時にいわゆる「同期出し」をするためにDAWを再生することが増えてきましたので、そこにフォーカスした新設コーナーです。アマチュアからプロユースまで、どんな方へも対応できるよう展示セットを組んでいます。

ここにある展示セットはあくでもモデルケースです。マニピュレーターさんそれぞれにスタイルがありますので、ご希望を伺いながらセットのご提案から、ラックへの組み込みまで、全てをコンサルタントしています。(Y・Mさん)

マニピュレーター用機材のモデルセット

マイクコーナー(担当:K・Rさん)

マイクコーナー担当のK・Rさん

数あるRPMのコーナーの中でも、マイクは最も多くのお問い合わせを頂いております。ご相談内容は多岐に渡り、ボーカル収録に使うものから、楽器収録用、ナレーション収録用、ライブ用、配信用、ASMR用など、本当に幅が広いです。

音楽を生業としている方もいらっしゃいますし、趣味で楽しんでおられる方もいらっしゃいます。そのため、どなた様がいらっしゃってもご提案できる商品があるように、幅広く取り揃えるようにしております。取り扱いに注意が必要な真空管マイクやリボンマイクなどは、取り扱い方から丁寧にご説明致しますので、どうぞ臆せずお気軽にご相談ください。

マイク棚の隣には、宮地楽器のオリジナルブランドである「Very-Q 防音ブース」が設置されており、この中で試聴をして頂くことが出来ます。2本まで同時にセッティングできますので、A/B比較をしながらご用途にあったマイクを見つけて頂くような流れとなります。

この2本のマイクはPro Toolsで録音もすることが出来ますので、ご持参された伴奏データに合わせて録音し、ミックスしてどうなるか、といったところまで追求して頂くことが出来ます。(K・Rさん)

幅広い価格帯のマイクがショーケースに展示されている

スピーカーコーナー(担当:K・Rさん)

スピーカーコーナーでは、スタジオ内でじっくり試聴することができる

スピーカーコーナーは防音室の中にございますので、他のお客様を気にすることなく好みの音量で試聴することが可能です。モニターコントローラーを活用して最大3ペアまでのスピーカーを切り替え、比較試聴できるようにしておりますので、気になるモデルが複数ある方も候補を絞りやすいかと思います。

また近年では、GENELECをはじめとしたDSP補正に対応したモデルについて多くのお問合せを頂いております。単純な出音のチェック以外にも、DSP補正や吸音材、スピーカースタンド、インシュレーターまでトータルでモニター環境が整うようご相談可能ですので、ぜひお気軽にお問合せください。

実はスピーカーについても独自輸入のブランド「Barefoot Sound」を取り扱っており、大変好評を頂いております。(K・Rさん)

余裕のあるスタジオでモニターを切り替えながら試すことが可能

アウトボードコーナー(担当:K・Rさん)

お店の最奥に位置するのが、アウトボードコーナーです。マイクプリアンプ、コンプレッサー、イコライザーなど、一般的な楽器店では見ることができないスタジオクオリティの機材が所狭しと並んでおります。

かくいう私が宮地楽器へ入社しようと心に決めたのが、このアウトボード達を見た時で、いまでもRPMの象徴として思い入れのあるコーナーです。定番のNEVE、SSL、APIといったブランドはもちろんのこと、宮地楽器には輸入事業部と呼ばれる部署があり、彼らが取引をしているブランドを中心とした展示を行なっています。

お店全体のコンセプトが「体験型」レコーディング機器専門店ですので、ほとんどのアウトボードが即お試し頂けるようにセッティングしてあります。背後は配線の山です(笑)。昨今の物価高でなかなか手が届きにくいかもしれませんが、一念発起された方はぜひRPMまでご相談ください。納得のいくまで一緒に試しましょう。(K・Rさん)

大量のアウトボードが壁一面に展示されている圧巻の光景

Dolby Atmosコーナー(担当:K・Rさん)

ビル移転時に設置されたDolby Atmosコーナーです。当初は映画やゲームなどのエンターテインメント業界での需要が中心でしたが、Apple MusicがDolby Atmosに対応した後、音楽制作現場にも普及が加速しています。

いままでのステレオフォーマットとは違い、Dolby Atmosの制作環境構築には専用の機器が必要となりますので、実際にシステムを組むイメージを持って頂きやすいよう、当コーナーを設けています。

またDolby Atmos 制作環境構築には、ステジオの施工が伴うことも多いです。RPMにはお店常駐のスタッフの他、お客様のスタジオまで赴いて設置を行う法人対応スタッフも居りますので、法人の皆様からのお問合せもお待ちしております。(K・Rさん)

7.1.4chのDolby Atmos環境が整っている

充実した無料相談サービス

RPMでは、各コーナーの専門スタッフが丁寧にサポートしてくれるため、初めての方でも安心して機材選びができます。初心者の悩みから、プロレベルの高度な相談まで、各分野の専門スタッフが丁寧に対応してくれます。

また新品だけでなく中古品の取り扱いもあるため、予算を抑えて良い機材を手に入れたいという方にも幅広い選択肢を提案してもらえます。データの持ち込みもOKですし、機材の貸し出しも無料で行っているので、納得のいくところまで試すことができます。

またRecording Proshop Miyajiは、初めて来店するのに心配な方へ、来店予約を推奨しています。その際に入力するご相談内容は、具体的な機器名ではなく「やりたいこと」「目指したい音質」など抽象的な内容でも構いませんとのこと。まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

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