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SoundMakerに新製品。組み立て不要で使えるスタジオラック10Uが登場

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DTM環境を整えていくうえで、機材の収納や整理は意外と頭を悩ませる問題です。オーディオインターフェイスやパッチベイ、アウトボードエフェクター、電源タップといった19インチラック対応機材が増えてくると、デスクの上があっという間に手狭になってしまいます。かといって、本格的なラックキャビネットを導入しようとすると、価格や設置スペースの問題が立ちはだかります。ラック機材をすっきりと収納できる環境を、手頃に、かつ品質の高い形で実現したいというのは、多くのDTMユーザーの共通した悩みといえるでしょう。

そんな中、昨年12月にDTM専用デスクを発売して話題を集めたSoundMakerから、新たなプロダクトが登場しました。「スタジオラック 10U」と名付けられたこの製品は、19インチ規格の機材を10U収納できる独立型ラックです。高級スチールを採用した堅牢なつくりながら、届いたその日から組み立て不要で使い始められるのが大きな特徴となっています。DTMデスクに続く新展開として、機材環境の整備に役立つアイテムとして期待が高まります。そのスタジオラック 10Uについて、紹介していきましょう。

SoundMakerからDTMデスク(左)に加えて、スタジオラック 10U(右)が登場

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DTMデスクで注目を集めるSoundMakerとは

SoundMakerは、日本で展開するベンチャーメーカーです。以前、DTMステーションではギター保管庫を紹介したこともありましたが、そのときから日本の住宅事情に寄り添った製品づくりを心がけているのが特徴です。6畳程度の部屋にも設置できるコンパクトなモデルから、プロスタジオ仕様の大型モデルまで幅広いラインナップを用意することで、ホームユーザーからプロフェッショナルまでを同時にターゲットとしています。

10U分を収納できるスタジオラック 10U

昨年12月に発売したDTMデスク(PF-140/160/180/220)は、横幅140cmから220cmまでの4サイズ展開で、19インチラックマウントを最大32U内蔵し、88鍵対応のキーボード専用引き出しやモニタースピーカー専用スペースを備えたプロ仕様の製品です。天板にはクルマのダッシュボードを思わせる合皮素材(塩ビシート)を採用し、スタイリッシュな外観も話題となりました。DTMステーションでの紹介記事公開後、プロの現場でも導入が進んでいるとのことで、DTMユーザーの間で着実に認知が広がっています。

スタジオラック 10Uのリア

その流れを受けて今回発売されたのが、スタジオラック 10Uです。DTMデスクシリーズとは異なり、単体で設置できるラックキャビネット型の製品となっており、機材環境の拡張や新規構築に役立つアイテムとして展開されています。

スタジオラック 10Uの概要と特徴

スタジオラック 10Uの基本スペックは以下のとおりです。

仕様 詳細
ラック容量 10U
奥行き 500mm
646mm
高さ 800mm
重量 45kg
組み立て 不要(完成品出荷)

サイズ感としては、幅646mm×奥行き500mmという設置面積はそれほど大きくなく、一般的なデスクの脇に置いても圧迫感が少ない設計といえます。高さ800mmはちょうど一般的な作業デスクとほぼ同じ高さで、デスクと並べたときに天面を追加の作業スペースや機材置き場として活用できる点も実用的です。

重量は45kgとそれなりのボリュームがありますが、これは高級スチールをふんだんに使用しているためです。ラックキャビネットにおいて構造の剛性は非常に重要で、重い機材を複数搭載しても歪みや変形が起きにくい設計になっています。スチール製であることで長期間使用してもへたりが出にくく、プロの現場での使用にも十分に耐えられる品質を目指してつくられています。

組み立て不要で届いてすぐ使えるのが最大のポイント

スタジオラック 10Uの最も大きな特徴が、「組み立て不要」という点です。SoundMakerのDTMデスクシリーズは天板が複数枚に分割された状態で届き、組み立て作業が必要でした(それでも2人で1時間程度で完成します)。一方、このスタジオラックは完成品の状態で出荷されるため、開梱して設置場所に置けばすぐに機材をマウントして使い始めることができます。

上の5Uと下の5Uで角度が異なっているのが分かる

自宅でのDTM環境構築においては、開封→組み立て→設置という手間はなかなかの負担です。とくに大型・重量の製品になるほど、組み立てに時間と労力がかかります。完成品でそのまま使えるという手軽さは、導入のハードルを大きく下げてくれる要素といえます。ラック機材の収納・整理を早急に解決したいというユーザーにとっては、特に嬉しいポイントでしょう。

10Uというラック容量で何ができるか

10Uというラック容量がどれくらいのものか、具体的なイメージを持ちにくい方もいるかもしれません。19インチラック機材の多くは1U〜2Uが主流で、代表的な機材の搭載例を挙げると以下のようになります。

オーディオインターフェイスは製品によって1Uのものが多く、パッチベイは通常1U。ハードウェアコンプレッサーやEQ、プリアンプなどのアウトボード機材も1U〜2Uが一般的です。つまり10Uあれば、オーディオインターフェイス(2U)、パッチベイ(1U)×2段、コンプレッサー(1U)×2台、EQ(1U)×1台、プリアンプ(1U)×1台、電源ディストリビューター(1U)というように、スタジオクオリティの機材をひととおり収納するのに十分なスペースが確保できます。ラック機材を複数所有しているものの、これまで床置きや棚置きで雑然とした状態になっていたという方にとっては、環境を一気に整理できる容量といえるでしょう。

DTMデスクとスタジオラック、セットで使うとどうなるか

今回のスタジオラック 10Uは、SoundMakerのDTMデスクシリーズと合わせて使ったときに真価を発揮します。

かなりガッチリした安定した作りになっている

DTMデスクの140cm・160cmモデルはデスク内部に合計24Uのラックスペースを内蔵しており、180cm・220cmモデルは合計32Uを確保しています。これだけのスペースがあれば、一般的なホームスタジオで使う機材量はほぼカバーできます。しかし、ハードウェアシンセサイザーやドラムマシン、追加のアウトボード機材など、さらに多くの機材を導入したいというユーザーや、本格的なプロスタジオ環境を構築したいというユーザーにとっては、デスク内のラックスペースだけでは足りなくなるケースもあります。

パネルはプラスドライバで簡単に外せる

そういったシーンでスタジオラック 10Uをデスクの横に追加配置することで、トータルのラック収納量を一気に拡大できます。DTMデスク220cmモデル(32U)+スタジオラック 10Uで合計42U、デスク180cmモデル(32U)+スタジオラック 10Uでも42Uというラックスペースが確保でき、プロフェッショナルなスタジオ環境に引けを取らない充実したセットアップが可能になります。

リアパネルを外したところ。電源ケーブルなどは下の穴を通すことにできる

また、デスクとスタジオラックが同じSoundMakerブランドで統一されるため、見た目のコーディネートがしやすいのも利点です。高級スチール素材と統一されたデザインのもとで機材を並べると、スタジオ全体の雰囲気が引き締まります。

DTMデスクをまだ導入していない方への入口としても

DTMデスクの導入を検討しているものの、198,000円〜298,000円という価格設定に踏み出せていないという方には、このスタジオラック 10Uを先に導入して、SoundMaker製品の品質や使い勝手を体感するというアプローチもあります。ラックを実際に使ってみることで「やはりデスクも欲しい」という気持ちが高まれば、DTMデスク購入への自然な流れができます。

DTMデスクと横に並べると、こんな感じになる

あるいは、まず手持ちのデスクにスタジオラックを組み合わせて使い始め、将来的にSoundMaker DTMデスクへの移行を計画するという段階的な環境構築もできます。DTMデスクのラックスペースとこのスタジオラックの素材や雰囲気が揃っているため、将来セットにしたときに見た目の統一感が保てるのが嬉しいところです。

SoundMakerの今後に期待

SoundMakerはギター保管庫、DTMデスク、そして今回のスタジオラックと、DTMユーザーの「環境づくり」にフォーカスした製品を着実に拡充してきています。音を作る機材ではなく、音を作る空間を整えるための製品群というユニークなカテゴリーで、日本のユーザーが求めるものに応えようとしているのが同社の姿勢です。

今後さらにラインナップが広がっていくことで、DTMデスクを軸にしたスタジオ環境構築のワンストップソリューションとして成長していく可能性を感じさせてくれます。機材は増えていく一方なのに環境が追いついていない、そんな悩みを持っているDTMユーザーは、ぜひSoundMakerの製品ラインナップを一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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