カシオの名機を丸ごとサンプリングした音源ライブラリ「VINTAGE CASIO LEGACY」が、UVIから発売されました。CZ、FZ、VZ、HZ、CTK、そしてRZという歴代のビンテージカシオ機6機種を収録し、UVIとして過去最大となる11万を超えるサンプルを誇るこの大作は、カシオ計算機の公式協力を得て制作された、まさに決定版ともいえる内容です。
実はこの公式協力が実現した背景には、ちょっとした偶然とご縁がありました。2023年のNAMM SHOWで、UVIの創業者であるAlain Etchart(アラン・エシャール)さんを、カシオで長年電子楽器の企画開発に携わってきた岩瀬広さんに紹介したのは、ほかならぬ私・藤本健だったのです。そしてその出会いが縁となり、カシオが公式に協力する形でVINTAGE CASIO LEGACYが誕生することになりました。今回は、Alainさんと岩瀬さんのお二人にあらためてお話を伺いながら、この大型音源の全貌を紹介していきたいと思います。なお、岩瀬さんによる約30分に及ぶインタビュービデオも公開されています(記事末尾に掲載)。ぜひこの記事と合わせてご覧ください。
- カシオはUVIにとって、特別な存在だった
- カシオが公認に至った、意外な決断の理由
- 11万サンプルを誇る、UVI史上最大のライブラリ
- 開発者・岩瀬さんが聴いた感想――「懐かしい音が満載でしたね」
- BBDコーラスまで「音のうち」として収録した理由
- 他社のモデリング音源との違い——「中身は一緒、だから一つ覚えれば全部使える」
- 実機にできなかったことが、今ここで実現している
- ビンテージの音が「化粧のりがいい」理由
- 昨年12月の撮影秘話——ムーグ創業者との2ショット写真
- VINTAGE CASIO LEGACYの前身——10年前の「CAMEO」とは
- 音のアーカイブとして——「いつか実機が壊れても、この音は残る」
- VINTAGE CASIO LEGACYの入手方法と価格
カシオはUVIにとって、特別な存在だった
藤本:Alainさんにとって、カシオというメーカーはどういう存在なんでしょうか。
Alain:カシオは、私にとってファーストシンセです。10代のころに手にしたのがカシオのキーボードで、あれがあったから音楽制作の世界に踏み込めた。個人的に非常に強い思い入れがあります。だからこそ、VINTAGE CASIO LEGACYはUVIとして絶対に作らなければいけないと思っていた。構想自体は随分前からありましたが、カシオの公式協力が得られると分かったとき、これは本物を作れると確信しました。
藤本:昨年12月の取材記事(こちら)でもその話がありましたよね。そこから今回の発売に至るわけですが、改めて製品の概要を教えていただけますか。
Alain:VINTAGE CASIO LEGACYは、カシオの歴代ビンテージ機を徹底的にサンプリングした音源スイートです。収録したのはPD音源のCZ、FZサンプラー、iPD音源のVZ、ハイブリッド音源のHZ、そしてCTK、ドラムマシンのRZという6機種。それぞれを個別の音源エンジンとして搭載していますが、最大の特徴はこれらを一つに統合したMultiエンジンです。RZドラムに加えて4つのシンセスロットを自在に組み合わせ、アルペジエーターやバスエフェクト、センドエフェクトを備えた本格的なグルーブワークステーションとして使えます。
藤本:プリセット数も膨大ですよね。
Alain:はい、各音源に数百のプリセットを用意していますし、Multiのプリセットだけでも10カテゴリーにわたる豊富な内容になっています。ただ、私たちはプリセットをたくさん用意することより、ユーザーに音作りを楽しんでもらうことを重視しています。あえて余白を残した設計にしているのは、そのためです。
カシオが公認に至った、意外な決断の理由
藤本:岩瀬さん、今回カシオが公式に協力することになった経緯を改めて教えていただけますか。
岩瀬:私が2023年のNAMM Showで藤本さんから、UVIさんを紹介していただいたのが最初のきっかけでした。カシオにとって、外部の企業とこういった形で協力するのは前例のないことでしたので、社内でどう進めるかずいぶん考えました。
藤本:それはどういう方向で話が進んだんですか。
岩瀬:実はですね、最終的な意思決定の理由というのが少し意外かもしれませんが…。すでに大手メーカーからフリーウェアまで、カシオのクローンを作っている方々が数多くいます。それに対し、権利的な面でどう対応するか苦慮しており、もし警告を出したとしても、きりがない状況だったんです。それならば、ちゃんと名の通ったところを公認して、きちんとしたものを作ってもらうほうがいいのではないかと。そういう考えが最後の決め手となって、協力することになったのです。
藤本:なるほど、いたちごっこを終わらせようという判断だったわけですね。
岩瀬:そうです。加えて、実機がアナログ回路を含んでいる以上、コンデンサーが劣化すれば音が変わってしまう。それまでに当時の音をちゃんとアーカイブしてもらったほうがいいという気持ちもありました。それがもう一つの理由です。
藤本:マニュアルの謝辞のページを見たら、岩瀬さんとカシオ計算機の名前に並んで、私の名前まで入っていてびっくりしました(笑)。
Alain:(笑)もちろんです。藤本さんがNAMMで岩瀬さんを紹介してくれなければ、この製品は生まれませんでした。これは私たち全員の作品だと思っています。そして、そのイタチごっこの終結のパートナーに弊社を選んでいただいて、大変光栄です。新製品のVINTAGE CASIO LEGACYのみならず、過去にサンプルしたものまで承認いただいたので、我々の仕事は間違っていなかったと自信と励みにもなりました。
注: 今回のVintage CASIO Legacy以外にCAMEO、Hybrid 6000、Synth Anthology 4、Toy SuiteなどでたくさんのCASIO製品がサンプルされています。
11万サンプルを誇る、UVI史上最大のライブラリ
藤本:今回の収録規模について教えてください。
Alain:採用したサンプル数は11万を超えています。実際にはそれをはるかに超えるサンプリングをしていますが、採用したものだけで11万以上で、UVIがこれまでに作ってきた中で過去最大のライブラリです。VINTAGE VALUTにはこれまでも大型のライブラリを作ってきましたが、カシオへの愛着もあって、今回は特別に力を入れました。
藤本:それだけの規模を収録するのに、どれくらいかかったんですか。
Alain:岩瀬さんからご連絡をいただいて実際に話が動き始めてから、約2年です。私の頭の中での構想はもっと前からありましたが、正式に動き出してから2年かけて完成させました。
藤本:VINTAGE VAULTにバンドルされているほかの製品と比べても、今回はサンプリングの深さが違うと聞きましたが。
注: VINTAGE VAULT(ビンテージ・ボールド)とは、UVIのビンテージシンセ音源をバンドルした製品です。今回のVINTAGE CASIO LEGACYとともに最新版のVINTAGE VAULT 5が発売され、全43製品をセットにした最大規模のビンテージシンセコレクションです。
Alain:シリーズに入っているものは基本的にすべてフルサンプリングです。ベロシティマルチはもちろん、できる限り多くのレイヤーを収録しています。一方で、Synth Anthologyという、同じようにたくさんの実機シンセの音を扱う音源があります。こちらは、一つのエンジン内に多くのシンセを詰め込んで扱うコンセプトのため、サンプルを間引いています。VINTAGE VAULTの製品は、すべて特定の機種やシリーズなどを深くアーカイブすることもあり、妥協しない方針で作っています。
開発者・岩瀬さんが聴いた感想――「懐かしい音が満載でしたね」
藤本:岩瀬さんは実際にVINTAGE CASIO LEGACYを触ってみて、いかがでしたか。
岩瀬:完成したものをすぐにインストールして1週間ほど触らせていただきました。率直に言うと、懐かしい音が満載でしたね。CZもVZも、耳が覚えている音がちゃんと入っていました。自分が開発に関わった楽器の音がこういう形で残っているというのは、正直なんとも不思議な感覚もありましたが、嬉しかったです。
藤本:開発者の立場から見て、音の再現度はいかがでしたか。
岩瀬:実は細かいことを言うと、当時の記憶の音と必ずしも完全に一致するわけではないんですよ。当時の記憶って美化されているものですから(笑)。実機を今持ってきたら、もっとノイズが多くてひどい音かもしれない。でも今回のサンプリングを聴いて、まったく違和感がなかったのは確かです。当時はキレイな音が出ていたというイメージだけが残っていて、それに近い音が出てきたという感じでしょうか。
藤本:特に気になった点はありましたか。
岩瀬:一つ感心したのは、CZとHZのBBD(バケツリレー回路)コーラスが掛かった音までちゃんとサンプリングしていることです。これが実は非常に大事なポイントだと感じました。
BBDコーラスまで「音のうち」として収録した理由
藤本:BBDのコーラスについて、もう少し詳しく説明していただけますか。
岩瀬:BBDというのはアナログのディレイ素子で、当時のコーラスエフェクトに広く使われていました。このBBDの周辺回路の作り方がメーカーによって違って、同じコーラスでも音のキャラクターに差があったんです。カシオのHZに積んでいたコーラスは、私の当時の上司が設計したもので、彼自身これをスーパーコーラスと自賛していました。実際いいコーラスだったとは思いますが、今回UVIがそこまで再現してくれたことに、正直驚きました。
Alain:アナログのコーラス回路が出す独特の揺らぎがもたらす雰囲気は、ソフトウェアのエフェクターでは再現できないんです。だから、コーラスをかけた状態とバイパスした状態の両方をサンプリングして、その音色として収録しています。これはエフェクターとは別の話です。その楽器がコーラスをかけた状態で持っているサウンド、それ自体がキャラクターだと考えているからです。この手法は、我が社の他のビンテージシンセにも多く取り入れています。コーラスエフェクトだけでなく、オシレーターのユニゾンもサンプルされているものは結構あります。
藤本:HZのコーラスについては、モードが3種類あるとのことでしたが。
岩瀬:HZの場合、BBDを変調するLFOの波形をデジタルで生成していて、そのバイアスや周期を変えることで3種類のモードを作っていました。回路自体は一種類ですが、LFO部分が3パターンある。今回UVIはそれを全部コーラスのオン・オフと合わせて4通りサンプリングしているんですよ。ここまでやってくれるのかと、思わず唸りました。
藤本:それは確かに、エフェクターでは絶対に再現できない部分ですね。
岩瀬:まさに職人技がデジタルの上にそのまま記録されたという感じです。当時の設計者が聴いたら、喜ぶんじゃないかと思いましたね。
他社のモデリング音源との違い——「中身は一緒、だから一つ覚えれば全部使える」
藤本:岩瀬さんは他社のソフト音源もよく使われているとのことでしたが、UVIのアプローチとの違いをどう感じましたか。
岩瀬:現在のプラグインを見ると回路シミュレーションなども利用しながらビンテージシンセを実機通りに上手に再現しているものがいくつかあります。インターフェースも実機に忠実で、当時の機材を使っていた方や手に入れられなかった方にとっては非常にリアルだと思います。一方でUVIの場合は、見た目はそれぞれの機種らしさがあるんですが、操作の構造が全機種で共通になっているんです。
Alain:おっしゃる通りです。CZを覚えれば、VZも同じ感覚で操作できる。フィルターのかけ方も、エンベロープの設定も、基本的な構造が一緒なんです。例えば曲の中でCZの音がしっくりこなかったとき、VZに差し替えてもすぐに作業を続けられます。音の質感をEQで微調整するんじゃなくて、機種そのものをサッと変えられる。それがUVIのコンセプトです。
藤本:音はあくまで実機のサンプリングなので、そのキャラクターはちゃんと残っている。でも操作の共通性によって、使い勝手の敷居が下がっているということですね。
Alain:そうです。しかも私たちは今回のVINTAGE CASIO LEGACYに限らず、VINTAGE VAULT全体でその思想を一貫させています。ですから、例えばEmu系のライブラリを持っている方が、今回このVINTAGE CASIO LEAGCYを買って使っても、すぐ同じ感覚で使える、というのが大きな特徴です。
岩瀬:当時MIDIケーブルをつなぐ最大のメリットは、シンセサイザーのポリ数やティンバー数が乏しかった時代、複数シンセサイザをひとつの鍵盤で鳴らせることでした。 わたしが個人的にやりたかったことは、アコピとエレピや、生の弦とシンセストリングス、減衰系とパッド系のシンセ等の組み合わせを同時に鳴らしたっか、これが今ならすぐに実現できる 複数の音を組み合わせることでアコースティックでもシンセサイザでもない違う表情をもつ楽器音が生み出せると思います。
実機にできなかったことが、今ここで実現している
藤本:岩瀬さんが触っていて「これは実機にはなかった機能だな」と感じた部分はありましたか。
岩瀬:ポルタメントですね。当時はまだポルタメントが実装されていなかったり、実装されていてもモノフォニック限定だったりしたんですよ。当時、本当にやりたかったんですが、処理パワーが足りなくてできなかった。それが今ここで実現していて、しかも自分が作った音源で試せるというのは、なかなか不思議な体験でした。「ああ、この音でポルタメントをかけるとこうなるんだ」と。
藤本:30年越しの夢が叶った感じですね(笑)。
岩瀬:そうですね。ただ、サンプリングベースである以上、ポルタメントに関しては弱点もあることは正直に言わないといけない。音程が変わるときにサンプルが切り替わるので、どうしても質感のつながりに課題が出てきます。
Alain:それは私も承知していて、解決策は考えているところです。すぐに実現できるか、まだわかりませんが、ぜひ楽しみに待っていてください。
ビンテージの音が「化粧のりがいい」理由
藤本:岩瀬さんが「化粧のりがいい」というような表現をされていたのが印象的でした。もう少し詳しく聞かせてもらえますか。
岩瀬:当時のカシオのシンセって、波形自体は今の基準で見ると非常にシンプルなんですよ。デジタルになってからの楽器とはいえ、音源リソース自体は限られていた時代ですから。でもそのシンプルさが、エフェクトをかけたときの変化をすごくダイナミックにするんです。今のシンセは買ってきたらもうプリセットで完成した音がたくさん入っていますよね。お化粧満載というか。それはそれで素晴らしいんですが、シンプルな素材からこそ出てくる個性みたいなものがある。ビンテージの楽器はその素材感が豊かだと思っています。
Alain:おっしゃる通りで、私たちもそれを意識しています。プリセットの量を他社より抑えめにしているのも、ユーザーにそこから自分で音を作り出してほしいからなんです。素材の余白を残しておく、という考え方ですね。
岩瀬:今のDAWを使っているクリエイターの方々、特に若い世代の方は音作り自体をしない方が増えていますよね。プリセットやサンプルを選んで、EQやエフェクトで微調整するだけという方も多い。それ自体を否定するわけではないんですが、素材から自分で音を作っていくという面白さを知ってもらえるきっかけになれば、VINTAGE CASIO LEAGCYというツールが生きてくるんじゃないかと思っています。
昨年12月の撮影秘話——ムーグ創業者との2ショット写真
藤本:今回のインタビュービデオは、昨年12月にAlainさんが来日された際に岩瀬さんと収録されたものですよね。
Alain:はい、樫尾俊雄発明記念館で岩瀬さんのお話を長時間収録しました。50分以上の映像になりましたが、電子楽器の歴史からカシオの音源技術の深い話まで、岩瀬さんがとても丁寧に語ってくれています。ぜひこれは多くの方々に見ていただきたいですね。
岩瀬:実はAlainさんに一枚の写真をお送りしたんです。若い頃、まだカシオの社員だった時に、ムーグ博士——ロバート・モーグさんが日本に来られた際にご一緒する機会があって、ツーショットで撮ったポラロイド写真が手元にあったんですよ。
藤本:ムーグ博士との2ショット!それは貴重すぎますね。
岩瀬:たまたまポラロイドで撮ったものなので、ずっと手元に残っていて。Alainさんにお送りしたら非常に喜んでいただけて。
Alain:私にとってムーグ博士はシンセサイザーの神様みたいな存在ですから、岩瀬さんがそのような方と関わりがあったということに本当に感動しました。日本の電子楽器シーンの厚みというものを感じましたね。
VINTAGE CASIO LEGACYの前身——10年前の「CAMEO」とは
藤本:ところで、今回のCZを見ていると、UVIには10年ほど前にもCZベースの製品があったと聞きましたが。
Alain:「CAMEO」というシリーズで、CZをベースにしていました。ただ、当時はカシオという名前を出せる立場になかったので、製品名にも使っていなかった。また、ウェーブテーブルを組み合わせたりと、異なるアプローチも試みましたが、今回のVINTAGE CASIO LEGACYとは音へのアプローチが根本的に違います。
藤本:どう違うんですか。
Alain:CAMEOをリリースした時代は、クローンではないというコンセプトは今と同じですが、CAMEOはCZの音源を3つのコンセプトで作りました。一つはデュアルレイヤーのウェーブテーブルベースでPDシンセシスを体現するCM、一つはまるごとサンプリングしたCZ、そしてもう一つは、その二層のデュアルレイヤーにしたCXです。今回のVINTAGE CASIO LEGACYはそれとはまったく異なる、圧倒的な深度でのサンプリングを実現しています。ただ、CAMEOはCAMEOで違うコンセプトの製品として今でもラインナップしていて、それはそれで価値があると思っています。
岩瀬:なるほど、そういう積み重ねがあっての今回なんですね。
Alain:その他、弊社にはHT-
岩瀬:ビデオでも喋っていますが、
Alain:そうですか!それは興味深いです。我々のチームにフィルターモデリングに長けているメンバーがいるので、Falconのモジュールとして開発を検討しようかなあ。(笑)
注: Hybrid 6000は、Vintage CASIO Legacy、CAMEOと同様、VINTAGE VAULT 5に含まれていて単品でも購入可能です。これはリズムとベースを含む6パートの音源で、実機のHT-6000のようにバッキングを鳴らしながら演奏できるのが特徴。
音のアーカイブとして——「いつか実機が壊れても、この音は残る」
藤本:VINTAGE CASIO LEGACYを作ることには、音の保存という意味もあるとおっしゃっていましたね。
Alain:はい、それは非常に重要な動機の一つです。今はまだ状態の良い実機が存在しますが、アナログ回路を含む以上、いつかは劣化していく。私たちが今のうちに徹底的にサンプリングしておくことで、将来この音を再現したい人が出てきたとき、VINTAGE CASIO LEGACYがリファレンスになれると考えています。だからこそ、11万を超えるサンプルを妥協なく収録したんです。
岩瀬:それは私も非常にありがたいことだと思っています。先ほど申し上げたコンデンサーの話でもそうですが、アナログ回路は経年変化があります。今の音が永遠に続くわけではない。それが今ここで記録されているという事実は、開発者の立場からも本当に嬉しいことです。
藤本:岩瀬さんから見て、今のご自分から当時の自分に何か伝えたいことはありますか。
岩瀬:まさか当時作っていたものが、40年後にこういう形で蘇るとは夢にも思っていなかった、ということですね。当時はデジタルの限界と戦いながら手探りで作っていたわけですが、制約があったからこそ生まれた発想や技術が、今の音に確かに残っている。あの頃の努力は無駄ではなかったと、改めて感じました。
VINTAGE CASIO LEGACYの入手方法と価格
VINTAGE CASIO LEGACYは単体の音源ライブラリとして、UVIのWebサイトから購入できます。また、UVIの大型コレクションセット「VINTAGE VAULT 5」の一部としても入手可能です。VINTAGE VAULT 5にはほかにも多数のビンテージ音源ライブラリが含まれています。
動作にはUVI WorkstationまたはFalconの最新バージョンが必要で、36.27GB以上のディスク空き容量が必要です。ライセンス管理にはiLokを使用します。
冒頭でも触れた岩瀬さんのインタビュービデオがこちらです。
電子楽器の技術的な歴史から今回の制作秘話まで、約30分にわたって収録されているので、ぜひご覧になってみてください。
なお、4月27日まで利用できるDTMステーション読者専用のクーポンをUVIから発行してもらいました。
VINTAGE CASIO LEAGCYやVITAGE VAULT 5が10%オフで購入できるので、ぜひ活用してみてください。
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