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MASSIVEの進化系、MASSIVE Xがアップデートし、完成形に!圧倒的な機能と自由度でソフトシンセの次のスタンダードに

世界中に数多くあるソフトシンセの中で、その代表の1つともいえるのがNative InstrumentsMASSIVE(マッシブ)でしょう。パワフルなベースサウンド、エッジの効いたリードサウンドなど、EDM系で好まれるサウンドが出せるというだけでなく、シンプルな構成でありながら、非常に自由度が高く、分かりやすことから、シンセ入門者からプロミュージシャンまで幅広く使われているのが人気の理由です。

そのMASSIVEの進化系として、今年6月にリリースされたのがMASSIVE X(マッシブ・エックス)です。KOMPLETE 12以上のユーザーなら無償で入手できることもあり、すでに使っている人も多いと思いますが、そのMASSIVE Xが先日1.1へとアップデートし、さらに使いやすい音源へと進化しました。ある意味、これでMASSIVE Xとして完成したともいえるバージョンなのですが、MASSIVE Xを使ったことがないという方のためにも、これがどんな音源なのか少し紹介してみましょう。

Native InstrumentsのMASSIVE Xが1.1.0へとアップデート

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MASSIVE Xについては、以前にDTMステーションでも少し紹介していましたが、これはNative InstrumentsのMASSIVE開発陣営が、「MASSIVEのDNAを基本に、次の10年を見据えて設計・開発した」という新しいソフトシンセです。Native InstrumentsがMASSIVE Xの紹介のために、最初に公開していたオーディオデモが以下のもの。

もちろん、これはMASSIVE Xが表現できるサウンドの一例に過ぎませんが、MASSIVE Xの面白さの一端はここからも感じ取れるのではないでしょうか?

ソフトシンセの代名詞的な音源ともいえるNative InstrumentsのMASSIVE

このMASSIVE XはMASSIVEの進化系でありつつも、別製品という扱いであり、MASSIVEも引き続き販売されています。また、初期起動時のデフォルトサウンドは、MASSIVEのものとほぼ同じ音色ではありますが、MASSIVEとMASSIVE Xに互換性はなく、MASSIVEのプリセットを読み込めるわけでもありません。またプリセット音色として用意されているのも別モノなので、ユーザーとしても別の新しい音源と捉えるのが正しいようです。

MASSIVE Xとはどんな音源なのか、Native InstrumentsがMASSIVE Xの全体像を紹介する10分のビデオを作っているので、MASSIVE Xを把握するには、これを見るのが一番早いと思います。

がそのMASSIVE Xの特徴を箇条書きでごく簡単に紹介しておくと、

・2基のウェーブテーブルオシレーター
・170種類のウェーブテーブルを装備
・10種類のオシレーターモードに対応
・9種類のフィルターから選択可能
・3種類のエフェクトを装備
・シンセエンジンにアクセス可能なVoiceセクション
・各モジュール間の自由なルーティングが可能
・9つのスロットにEG、LFOなどを自由に設定可能
・最大8小節分のモジュレーションを描けるPerformer
・自由にパラメータを変化させあれるTracker

などなど。

この箇条書きだけでは、なかなか面白さが伝わりにくいとは思いますが、実際に触ってみると、そのサウンドの面白さ、音作りの幅の広さをすぐに実感できると思います。たとえばウェーブテーブルオシレータの1つをとってみても、MASSIVEから大きく進化しています。確かにMASSIVEにも数多くのオシレータが用意されていますが、MASSIVE Xで1つのウェーブテーブルを選ぶと、その波形がグラフで表示されます。

2つあるオシレータ、それぞれにウェーブテーブルを選択できる

そして、そのグラフを囲むパラメータを回すと波形が変化していき、それに伴って音色はドラスティックに変化していくのです。

波形表示部分を囲むパラメータをうごかすことで波形が変化していく

どこかで固定して鳴らすのもいいですし、このパラメータをLFOで揺らしていけば、いわゆるウォブルサウンドになっていくわけですね。

Performer画面の設定で各パラメータのオートメーションの実現や簡易的なシーケンサとしても利用可能

またRoutingの画面を見てみると、各モジュールがどのように接続されているかが表示されるのですが、この配線を自由に変更することも可能になっています。もちろん、MASSIVEと同様、EGやLFOなどをオシレーターやフィルターにドラッグ&ドロップすることで、どのようにモジュレーションをかけるかを設定していくこともできますが、より根本的な信号の流れをRouting画面で組み替えてしまうことができるから、シンセサイザを自由に設計できるといっても過言ではないほどです。

Routing画面で自由にモジュール間をルーティングさせることが可能

自由度が高すぎて、初心者だと最初は難しく感じられる面もあるとは思います。でも、数多くのプリセットが用意されているので、まずはそれを選ぶところから始め、その上で、少しずつパラメータをいじってみても十分面白いと思いますよ。

そのMASSIVE Xが11月に入って1.0.1から1.1.0というバージョンにアップデートされたのですが、ここでいくつかのバグフィックスが行われ、安定して使えるようになったのと同時に、さまざまな機能強化が図られています。

これまでのMASSIVE X 1.0.1では上記のようにエンベロープのグラフは固定されていて変化しなかった

まず第一に挙げられるのがエンベロープジェネレータをグラフィカルに表示可能になったこと。そう、これまでのバージョンではエンベロープジェネレータの各パラメータの下にGateというエリアにDelay、A、H、D、S、Rと書かれたグラフがありましたが、これはあくまでもどこがAで、どこがDなのかなどを説明するための図にすぎませんでした。しかし、1.1.0では、パラメータを動かすとこのグラフ表示が変化するようになったのです。まあ、そうであって当たり前の機能ではあるのですが、これでグッと分かりやすくなりました。

1.1.0になり、エンベロープジェネレーターのパラメータを動かすとグラフもリアルタイムに変化するようになった

見た目の変化という意味では、スキンが変更できるようになったのも大きなポイントです。従来のスキンであるDefaultのほかに、暗く落ち着いた色のDarkが用意されると同時に、明るく白っぽいLightも用意され、いずれにするかを選択できるようになっています。

スキンとして暗い色調のDark、明るい画面のLightを選択可能になった

さらに、そのスキンの選択肢として、同じ3色ながら、Flat Dafualt、Flat Dark、Flat Lightという3つも追加されています。これは、最近のUIとして流行りのフラット画面なのですが、実はこれ、単に好みの問題というのではなく、PCのパフォーマンスとも大きく関係してくるのです。

グラフィック処理が軽いFlat Light

そう、従来のスキンも同様ですが、MASSIVE Xの各ツマミやボタン、グラフ表示など、非常にキレイな描写となっていてカッコイイのですが、これを動かすためにかなりのグラフィック処理能力を必要とするのです。GPUを搭載したPCであれば、難なくこなしてくれますが、そうでない一般のPCの場合、このグラフィック表示にCPUパワーを取られてしまい、PC負荷が跳ね上がったり、下手すると音が途切れたりノイズが乗ってしまう可能性があるのです。そこで、負荷の少ないフラット画面にすることで、シンセサイザ処理自体にCPUパワーを専念させることができ、マシンパワーが低いマシンでも安心して使えるようになるのです。

処理が軽いFlat Dark

またこのアップデートのタイミングで、MASSIVE Xのプリセットが追加されたのも見逃せないポイントです。もちろん自分で音作りをするのも楽しいところですが、1.1.0用に計160種類のプリセットが追加されています。「New in 1.1」という音色フォルダを見ると、これまであった約100種類とは別に160種類があるので、これらを選んだ上でエディットしていくというのもよさそうです。

「New in 1.1」に160種類の新規プリセットが追加された

なお、冒頭でも紹介した通り、MASSIVE XはKOMPLETE 12以上、つまりKOMPLETE 12、KOMPLETE 12 ULTIMATE、KOMPLETE 12 ULTIMATE COLLECTOR’S EDITONのユーザーであれば、Native Accessを利用することで無償でインストールできるので、ぜひ試してみただください。もちろん、このタイミングでKOMPLETE 12を購入するのもあり、だと思います。

このMASSIVE Xのみ欲しい、という方は26,800円で購入可能です。またこれまでMASSIVEを使ってきた方であれば20,100円で購入可能なクロスグレード版があるので、これを買うのがよさそうです。もし、どちらも持っていないという方は、デモ版が用意されているので、まずはこれをダウンロードして試してみるのがいいと思います。いずれもWindowsおよびMac版があり、それぞれVST、AAX、AudioUnit(Macのみ)で動作するプラグインとなっています。ぜひ、このMASSIVE Xの世界にどっぷりとハマってみてはいかがですか?

【関連情報】
MASSIVE X製品情報
MASSIVE Xデモ版ダウンロード

【価格チェック】
◎Native Instruments ⇒ MASSIVE X
◎Native Instruments ⇒ MASSIVE X クロスグレード版
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