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  • 『けいおん!』で話題になったK701が復活!? AKGらしさを前面に出した開放型モニターヘッドホン、AKG K701-Y3とK240 STUDIO-Y3が発売

モニターヘッドホンを決める基準は人それぞれ。レコーディング時に使うのか、ミキシング時に使うのか、モニタリング用途なのか、それとも作曲のときにテンションを上げるために使うのか…など、音質や着け心地といったいろいろなこだわりポイントがあると思います。もうすでにお気に入りのモニターヘッドホンがあるのであれば、それを基準にして他のモニターヘッドホンを選べますが、まだ基準となるモニターヘッドホンを見つけていないと何が自分にとってベストなのか判断しにくいのも事実です。

そんなとき、もし今まで密閉型のモニターヘッドホンしか聴いたことないのであれば、一度開放型のモニターヘッドホンを試してみるというのも、一つの手。世界中の音楽制作現場で定番となっているAKG(エー・ケー・ジー、ドイツ語読みでアー・カー・ゲー)のモニターヘッドホンは、開放型モニターヘッドホンの基準にするのにもよさそうです。そうした中、最近発売されたばかりのK701-Y3K240 STUDIO-Y3の2機種を試してみたので、紹介してみましょう。

AKGのK701-Y3(左)とK240 STUDIO-Y3(右)が新たに発売された

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マイクメーカーとして、ヘッドホンメーカーとして、世界中のミュージシャンに支持され、世界中のレコーディングスタジオで使われているAKG。日本のレコーディングスタジオにも必ずといっていいほどAKGのマイクは置いてあるし、DTMユーザーを含め、多くのミュージシャンがAKGのヘッドホンを愛用しています。

中でもAKGのK701は、そのスタイリッシュなフォルムで、目立った存在だったし、2009年に放映されたアニメ『けいおん!』では、登場キャラクターの秋山澪がK701を装着していたいたことから、大きな話題になり、どこも品切れ状態になったことで、記憶されている方も多いのではないでしょうか。

K701-Y3とK240 STUDIOーY3のパッケージ

その後、K701は国内では正規の取り扱いが終了となっていましたが、再発売の要望が多かったことから、ヒビノからK701-Y3として新たに発売されることになりました。価格は税抜き22,000円前後で、ヒビノ独自の3年保証(Y3)が付く形となっています。

もう一つ同時に再発売となったのがK240 STUDIO-Y3。これも以前K240 STUDIOと出ていたものに、ヒビノ独自の3年保証を付けて再登場。名前にSTUDIOと入っている通りスタジオで使うことを想定したプロ仕様のモニターヘッドホンですが、税抜き6,500円前後と低価格設定になっているのも大きなポイントです。

K701-Y3は実売価格が22,000円前後、K240 STUDIO-Y3は6,500円前後

この2機種とも開放型に分類されるモニターヘッドホンなのですが、そもそも密閉型と開放型とはどういう意味なのでしょうか? いまさら何を…という方がほとんどだとは思いますが、知らない方もいると思うので、簡単に説明しますね。ヘッドホンはその構造から大きく分けて、密閉型(クローズド型)と開放型(オープンエアー型)の2つに分けられます。そして、その構造の違いというのがハウジング部分になります。ハウジングとは、ヘッドホンを装着したときにちょうど耳に着ける部分で、ハウジングの中には音を出すドライバー(振動板)が搭載されています。

開放型=オープンエア型のK701-Y3

つまり、そのハウジングが密閉されているのが密閉型ヘッドホンで、そうでないものが開放型ヘッドホンというわけです。特徴としては、密閉型は遮音性が高く、ヘッドホンから出ている音を外に漏らさず、外部からの音を遮断しやすいため、屋外やレコーディング時のモニター用途として使われることが多いです。また一般的にハウジング内の空気を利用することで、力強い低音を再生できる一方、音がこもったり、音場が狭くなってしまうという傾向があります。

K701-Y3は開放型であるため高音域がクリアなのが特徴

一方開放型は、構造上遮音性が低く音漏れしやすいですが、ドライバーが密閉されていない分、空気が自由に出入りできるので、高音域がクリアで長時間聴いていても疲れにくいとされています。また音場が広く、密閉型に比べてヘッドホン自体が軽い傾向があります。ただ音がこもらない特徴もある一方、低音の再生は少し不得意とされています。

K240 STUDIO-Y3はセミオープンエアー型のモニターヘッドホン

それこそ、この前「名門AKGからDTMに最適なモニターヘッドホン2機種が誕生。コストパフォーマンスに優れたK361-Y3、K371-Y3を試してみた」という記事で紹介したAKG K361-Y3とK371-Y3は、密閉型に分類されるモニターヘッドホンですね。また実は厳密には、K240 STUDIO-Y3は開放型(オープンエアー型)ではなく、セミオープンエアー型に分類されるヘッドホンなんです。

K240 STUDIO-Y3のハウジング部分に小さな穴が空いているのが分かる

セミオープンエアー型は、密閉型と開放型のいいとこどりをした構造をいていて、密閉型と開放型の中間にあたる存在です。ハウジング部分に小さい穴が空いていて、両方の特徴を半分づつ持っているのです。実際のK240 STUDIO-Y3の音はというと、音場が広く奥行きもあり、中音域がきれいに聴こえます。たしかに人によっては、低音が足りないと思うかもしれませんが、全体のバランスがよく、音が自然なので、この価格で、この出音だったらコストパフォーマンスがいいなと感じますね。

やはりK701-Y3のほうがK240 STUDIO-Y3より解像度も高く感じられる

一方K701-Y3は、K240 STUDIO-Y3よりも音場が広く、音の解像度も高い印象で、アコースティックな楽曲とマッチするような出音です。音の圧迫感がないので、長時間聴いていても疲れにくそうだなと感じました。まあK240 STUDIO-Y3と比べてしまうと価格の差が3倍ぐらいあるので、K240 STUDIO-Y3を比較対象とするにはちょっと酷な気がしますが、どちらもそれぞれ特徴が違うので、ぜひ一度両機種聴いて試してみることをお勧めします。

大きなベロア素材のイヤーパッドのK701-Y3

さてデザイン的なところを見てみると、両機種ともAKGらしい円形のハウジングで、どちらもイヤーパッドが大きいので、耳を余裕をもって覆ってくれます。また特徴的なデザインのスライダーは、装着した瞬間にちょうどいい長さに調節され、ヘッドバンドはしっかり頭の形にフィットするので、安定感があります。またK701-Y3のイヤーパッドは、ベロア素材でできているため、肌触りがよく長時間快適に使えそうです。

K240 STUDIOーY3もK701-Y3と同様に円形のハウジングになっている

ちなみにK240 STUDIO-Y3のヘッドホンケーブルは、Mini-XLR端子の着脱式です。簡単にリケーブルできるので、断線時に交換したり、好きなケーブルに変えることが可能ですよ。

K240 STUDIO-Y3のヘッドホンケーブルは、Mini-XLR端子の着脱式

付属品としては、K240 STUDIO-Y3には3mのヘッドホンケーブルと、このケーブルのプレイヤー側が3.5mmステレオミニプラグとなっているので、6.3mm標準プラグへの変換が付いてきます。そして、K701-Y3はケーブルが着脱式ではなく、プレイヤー側が6.3mm標準プラグとなっているので、3.5mmステレオミニプラグへの変換が付属しています。

変換プラグが付属しているので、ステレオミニジャック/標準ジャックの双方に接続可能

またK701-Y3には専用のヘッドホンスタンドが付属していて、使用しないときに置いておくことが可能です。これがまた、実際に置いてみると結構カッコいいんです。

K701-Y3には専用のヘッドホンスタンドが付属している

以上、K240 STUDIO-Y3とK701-Y3でしたが、K240 STUDIO-Y3はAKGの開放型モニターヘッドホンの中で最も低価格なのでエントリーとしておすすめだと思いました。またK701-Y3も値段以上のクオリティーを持つ開放型モニターだと感じたので、装着感や音の傾向が気に入れば、ヒビノ独自の3年保証もついているので、何年も使用できるヘッドホンだと思います。
【関連情報】
K701-Y3製品情報
K240 STUDIO-Y3製品情報
【取扱店】
K701-Y3店頭展示
K240 STUDIO-Y3店頭展示

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