Banner B0
640x200伸縮サイズ
Banner B1
640x200伸縮サイズ
Banner A0(728x90)伸縮サイズ
  • VTuberもビックリ!? 声を変幻自在にメイクアップできるボーカル専用エフェクト、ZOOM V6がスゴイ!

ボーカルにかけるエフェクトというと、普通はコンプやリバーブ、またEQといったところですが、もっと積極的にエフェクトを活用してケロケロボイスにしたり、ラジオボイスにしたり、男性ボイスを女性ボイス風にしたり……というのも手です。とはいえ、単に変声にするのではなく、音楽にもしっかり使えるボーカルエフェクトというと、なかなか適した機材がないのも事実。

そうした中、音楽的機能をしっかり持った上で、さまざまな声を実現できるとともにハーモニー機能やリバーブやコーラス、ディレイ…といった各種エフェクトさらには、フォルマント調整やルーパー機能など、さまざまな機能を持ったボーカル専用のエフェクト、ZOOM V6が発売されました。ハウリングに強く、ライブでもエフェクトの効果を出すため専用の超指向性マイクが付属して、実売価格35,000円程度というのも嬉しいところ。もちろんボーカルだけでなく、VTuberなどが使うボイスエフェクトとしても活用できる機能も満載した機材です。先日、DTMステーションPlus!の番組でも特集したので、その番組も振り返りつつ、実際どんな機材なのか、紹介してみたいと思います。

ZOOMが発売したボーカル専用エフェクト、ZOOM V6

Banner B2
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner B3
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner A1(728x90)
伸縮サイズ

まずさっそくですが、DTMステーションPlus!の番組中にゲストとして来ていただいた、シンガーソングライター・ギタリストのエバラ健太さんがZOOM V6を使って、リアルタイムにボーカルにエフェクトを掛けて演奏していただいたので、ご覧いただけると全体的な雰囲気が分かると思います。

いかがでしょうか?いい感じにボーカルエフェクトが掛かっていて、かなりグッとくる演奏に仕上がっていますよね。ここでは、中央に配置された「HARMONY」のスイッチをフレーズごとにオンオフしたり、プリセットを切り替えながらセクションごとにリバーブを掛けたり、ケロケロボイスにしたりしているのですが、これがボーカルエフェクターならでは演出で、ボーカルエフェクターがないと絶対にできません。

2019年11月5日のDTMステーションPlus!の放送。左から私、エバラ健太さん、多田彰文さん

ボーカルエフェクターは、いくつかのメーカーからさまざまなタイプが販売されており、大別すれば単機能のコンパクトエフェクター、多機能なマルチエフェクターに分けることができます。ZOOM V6はマルチエフェクターに分類されるボーカルエフェクター。またライブシーンなどを中心とした機能がメインなのか、それとも配信やVTuberなどが使うボイスチェンジャー機能が充実しているのか…など製品によってそれぞれ個性が異なります。

ZOOM V6のリアパネル

その中で、ZOOM V6はネット配信でフル活用できる性能を持ちつつ、音楽的に非常に優れていて、エフェクトを掛けたときの違和感だったりレイテンシーがないのがポイントです。コーラスやリバーブ、コンプなどといった基本的な機能はもちろんのこと、1人多重コーラスやフォルマントシフトを使って、男性ボイスを女性ボイスっぽくしたり、女性ボイスを男性っぽく変化させるのが簡単な操作で使えます。ここからは、ZOOM V6の具体的な機能について見ていきましょう。

FORMANTペダルを使うことで声質が変化する

ZOOM V6は、一番右側にフォルマントを操作する「FORMANT」ペダルと左側上段にラジオボイスやリバーブを掛ける「EFFECT」、ハーモニーを加えることのできる「HARMONY」、ピッチ補正、ピッチシフト、ボコーダーなどを操作する「VOICE」、さらに左側下段でルーパーやプリセットの切り替えできるスイッチが搭載さています。また音量のばらつきを抑えるコンプレッサー機能やサ行の音などの歯擦音を抑え、声の輪郭をはっきりさせてくれるエンハンス機能が別のツマミで用意されています。なので、エフェクティブな使い方をしなくても、声を整えるといった使い方も可能です。

「EFFECT」でリバーブやコーラス、ディレイなどを掛けていく

操作性としては、それぞれの機能ごとにツマミやスイッチが分かれていて、なおかつメニューを潜らなくても前面に出ているツマミやスイッチでエフェクトの切り替え、エフェクトのかかり具合を調整できるので、ボーカルエフェクターを使ったことがない人でも、かなり扱いやすいです。

「EFFECT」の部分から見ていくと、ここには

DISTORTION
TELEPHONE
BEAT BOX
PLATE
ROOM
HALL
CHORUS
DELAY+REVERB
ECHO
DELAY

が存在し、その掛かり具合をADJUSTで調整できます。実際に「EFFECT」の種類を変えながら、その掛かり具合を調整する説明をエバラ健太さんがしてくれました。

リバーブサウンドがきれいでいい感じですよね。また声に掛ける歪みサウンドもラジオボイスから激しいディストーションまで可能です。エフェクトの掛かり具合もよく、リバーブの種類も複数あるので、気に入るエフェクトを見つけられると思います。

「HARMONY」で2声までのハーモニーボイスを追加可能

さらに「HARMONY」では、2声まで追加することができ、ひとりで最大3和音を歌うことが可能となっています。しかも単に3度上、3度下が出る、というだけでなくキーセレクトノブが搭載されているので、そのキーに合ったハモリを生成することが可能なんです。ここでもエバラ健太が実演してくれたので、ご覧ください。

全体のハーモニーの量は、エフェクトの量を調整するときと同様にMIXのツマミで調整でき、さらに個別に加えたハーモニーのバランスも調整可能となっています。使い方としては、加えたいハーモニーの高さが配置してあるボタンを押し、個別で追加したハーモニーの音量を変えたい場合には、もう一度同じボタンを押すだけです。以下がボタンに割り振られた音程です。

Higher +6度または+5度
High +4度または+3度
Fixed キーのルート音
Low -4度または-3 度
Lower -6 度または-5 度

Higherを見てみると、+6度または+5度となっていますが、これはキーを設定した際に自動でスケールに収まるようにピッチ感を調整してくれるので、うまくハモリが生成されるように、ときには6度ハモリをしてくれます。またFixedでは、声を出した際にルートの音がずっと鳴るので、バグパイプっぽいハーモニーが付きます。エフェクトに搭載されているリバーブを組み合わせれば、1人聖歌隊みたいなこともできたりします。

「VOICE」では声をさまざまなサウンドに変換できる

「VOICE」では、ケロケロボイスにしたり、ボコーダー、トークボックス、ダブリングっぽいサウンドにしたりすることができます。やはりここでもエバラ健太が実演してくれました。

ここでも合わせたキーに対して、音程を追従させることができるので、ピッチシフトさせるPITCH CORRECT-KEYを使えば、ケロケロボイスになりますし、PITCH CORRECT-CHROMATICを使えば、半音ごとのピッチ修正になるので、常に薄く掛けとくといった使い方ができそうです。メニューとしては

PITCH CORRECT-KEY
PITCH CORRECT-CHROMATIC
OCTAVE UP
OCTAVE DOWN
CHILD
DEEP
UNISON
ROBOT
WHISTLE
TALKBOX
BASS VOCODER
VOCODER

という12種類ものボイスから設定可能です。

そして、「FORMANT」ペダルではかなり自然に声のキャラクターを変えることができて、
VTuberなどが使うフォルマントチェンジャーとしても使うことができます。

フォルマントチェンジャーやボイスチェンジャーなどは、ソフトでも存在していますが、レイテンシーが大きかったり、不自然なものがあるのに対して、ZOOM V6のフォルマントチェンジャーはリアルタイムにナチュラルなサウンドを出力してくれるのはポイントです。しゃべるときに使ったり、音楽にまったく関係ないところでも使えそうな機能ですよね。

手前の3つのスイッチでルーパー機能を操作したりプリセットを切り替えることができる

ほかにもZOOM V6にはルーパー機能が搭載されているので、ここでボイスパーカションをレコーディングした上で、さまざまなボーカルを重ねていくといったプレイが可能であり、もちろんこの際、各種エフェクトを掛けながらレコーディングしていくことができるので、ライブパフォーマンスを行う上で非常に強力な味方となってくれるはず。

microUSBでPCと接続することで、ZOOM V6の音を劣化なくレコーディングできる

そしてDTM的な視点でいうとZOOM V6には、microUSB端子が搭載されており、これでWindowsやMacと接続できるほか、iOSデバイスとは、Lightning-USBカメラアダプタ/Lightning-USB 3カメラアダプタを使って接続可能です。基本的には、USBクラスコンプライアントなデバイスであるため、MacおよびiPhone/iPadとはそのまま接続して使える一方、Windows用にはZOOMがASIOドライバを公開しているので、これをダウンロードして使うことができます。

PC側からは2IN/2OUTのオーディオインターフェイスとして見える

実際試してみたところ、PC側からは2IN/2OUTのオーディオインターフェイスとして見え、ZOOM V6からはエフェクトがかかった音がステレオで入力されます。一方、PC側からの音はそのままヘッドホン出力へと出ていく形になっているので、さまざまな活用ができそうです。

実はショットガンマイクの構成となっているコンデンサマイクが付属する

なお、ZOOM V6へはキャノン端子でどのマイクとの接続も可能ですが、ここには専用の付属マイクも付いており、これを利用することでZOOM V6の実力を最大限発揮することができるようになっています。見た目は普通のダイナミックマイクのようにも見えますが、実はこれはファンタム電源で動くコンデンサマイクであり、しかも指向性が非常に高いショットガンマイクになっているのです。これによって周りで楽器が鳴っていても、そちらを拾うことなく、声だけにエフェクトが掛かかる仕組みです。ボーカルエフェクターはマイクによってエフェクトの掛かり具合が変わってしまうので、専用にチューニングされているマイクが付属しているのはとても安心です。

このようにZOOM V6は配信でもVTuberでも、ライブでもDTMでも使える強力なボーカルエフェクター。さまざまな使い方が可能ですし、エフェクトとしてのクオリティーも高いのでひとつ手元に置いておいて損のない機材だと思います。

【関連情報】
ZOOM V6製品情報

【価格チェック&購入】
◎Rock oN ⇒ ZOOM V6
◎宮地楽器 ⇒ ZOOM V6
◎Amazon ⇒ ZOOM V6
◎サウンドハウス ⇒ ZOOM V6