DAW感覚で操作できるビデオ編集ソフト、VEGASシリーズが期間限定で4,480円~でセール中

これまでもDTMステーションで何度か取り上げてきたドイツMAGIXのWindows用ビデオ編集ソフト、VEGASシリーズに新ラインナップが追加されるとともに、1月29日~2月11日の期間限定でダウンロード版に関するセールが展開されています。新製品であるエントリー版のVEGAS Movie Studio 17特別版の場合、4,480円と手ごろな価格ながら、これで一通りのビデオ編集ができてしまうので、これからビデオ編集を始めてみたいという初心者ユーザーにはピッタリです。

しかもこの特別版には、ビデオ編集ソフトのVEGAS Movie Studio 17に加え、DAWであるMusic Maker、波形編集ソフトのSound Forge Audio Studio 14、SONYのメディア管理ソフトCatalyst Browseなどもセットになっているというもの。そこで、ここでは、そのVEGAS Movie Studio 17特別版を中心に紹介しつつ、VEGASシリーズがどんなラインナップになっているのかなど見ていきたいと思います。

1月29日~2月11日までVEGASシリーズのキャペーンが実施されている

まず最初に、このVEGASシリーズ、どんなラインナップがあるのか、一覧で紹介すると以下のようになっており、現在キャンペーンによって、割安に購入できるようになっています。

ラインナップ 標準価格 売価 %OFF
VEGAS Pro 18 Edit ダウンロード版 14,000円 6,980円 50%
VEGAS Pro 18 ダウンロード版 16,000円 8,480円 47%
VEGAS Pro 18 Suite ダウンロード版 23,000円 13,800円 40%
VEGAS Movie Studio 17
特別版 ダウンロード版 NEW
4,500円 4,480円 0%
VEGAS Movie Studio 17 Platinum
特別版 ダウンロード版 NEW
6,300円 6,280円 0%
VEGAS Movie Studio 17 Suite
特別版 ダウンロード版 NEW
11,800円 11,500円 2%

どれも安いので、「高機能なビデオ編集ソフトが必要だ!」という人ならば、個人的にはVEGAS Pro 18 Editがお勧め。VEGAS Pro 18シリーズは3種類ありますが、違いはバンドルされるソフトウェアであって、ビデオ編集ソフト本体部分はすべて同じだから、ビデオ編集目的なら、これが割安だからです。そのVEGAS Pro 18に関する詳細は発売時に書いた「DAW風ビデオ編集ソフト、VEGAS Proが18にバージョンアップ。AI機能やノイズ除去機能も搭載され、さらに高速に。SOUND FORGE Pro 14バンドル版も登場」で記事にしているので、参照してみてください。発売キャンペーン時よりも今が安くなっているので、まさに購入のチャンスです。

主に6製品がセールの対象となっている

一方で、「そこまで多くのビデオ編集機能はいらないけれど、とりあえず簡単な編集ができて、YouTubeなどにアップできればいい」、「ビデオ編集の経験はあまりないので、分かりやすいソフトがいい」という方も少なくなはず。とくにDTMユーザーの場合、「楽曲データはあるけれど、映像がないのでYouTubeにUPできない……」と困っている人も少なくないのではないでしょうか?

エントリー版とはいえ数多くの機能を持つMovie Studio 17

そんな場合、VEGAS Movie Studio 17特別版で十分事足りると思います。そう、このソフトにWAVファイルをドラッグ&ドロップで放り込み、タイムラインに合わせて手持ちのスマホ写真でも並べていけば、もうそれだけでMVが完成し、そのまま直接YouTubeなどにUPすることが可能なのです。

曲をトラックに置き、写真を並べていけば、もうミュージックビデオが完成

もちろんビデオ素材があれば、それを読み込ませればOK。必要に応じてトリミングも簡単にできるので、「ビデオ編集はよく分からない…」という人でも無理なく使うことが可能です。

一番下のMovie Studio 17 でも数多くのトランジションやビデオエフェクトを装備している

エントリー版といっても、一通りの編集機能はあり、数多くのエフェクトも備えているから、普通はこれで十分だと思います。もちろん、タイトルを入れたりテロップを入れるなど文字の入力や文字の装飾・変形なども自由自在。しかもオマケとして12種類の追加フォント(TrueTypeフォントなので、別のアプリでも使用可能)も用意されているから、これらを利用して凝ったタイトルを作る……なんてこともできそうです。

12種類のフォントが付属しているので便利に使える

サクサク軽く動いてくれることで定評のあるVEGASシリーズですが、Movie StudioでもしっかりGPUに対応しているので、グラフィックボードを搭載している方なら、より高速に編集、書き出し処理が可能になっています。具体的には以下のNVIDIA、AMD/ATI、Intelのそれぞれに対応しています。

GPUを装備していれば、さらに高速にビデオ編集作業を行うことができる

なお一番下のMovie Studio 17だけは非対応なのですが、Movie Studio 17 Platinum以上のものはVEGAS Proと同様に、タイムラインをデフォルトの時間表示から小節・拍に変更することができるため、音楽を中心に考えてビデオ編集する上で非常にわかりやすくなっているのがDTMユーザーにとっては最大の特徴だと思います。たとえばAメロに入ったところで、この写真に切り替える、サビに入るところで、こちらのビデオ素材に切り替える……といったことを、小節番号で把握できるから、ものすごく効率よく作業を進められるのです。

Movie Studio 17 Platinum以上であればルーラーを小節・拍で表示させることが可能

このMovie Studio 17シリーズと上位版のVEGAS Pro 18シリーズの大きな違いの一つがユーザーインターフェイスです。Movie Studioも「パワーユーザーモード」にすると、VEGAS Proとほぼ同様の画面になるのですが、画面左上に

メディアの追加/配置
テキストおよびタイトルの追加
グラフィックエレメントの追加
ビデオトランジションの追加
ムービーの制作

というガイドが表示され、それらを選ぶと初めてのユーザーでもソフトの指示にしたがっていくだけでビデオ編集ができるのが心強いところです。

製品名 Movie Sutido 17 特別版 Movie Studio 17
Platinum 特別版
Movie Studio 17
Suite 特別版
定価(税抜) 4,500円 6,300円 11,800円
基本機能
作曲ソフト
オーディオ編集ソフト NEW
メディア管理ソフト NEW
モーショントラッキングなど高度な機能
映画のような映像を作れるVFXプラグイン
特典:フォント12書体
特典:フォトムービーテンプレート

上位版のMovie Studio 17 Platinumになると、ユーザーインターフェイスはそのままに、モーショントラッキング機能やワンクリックで手振れ補正ができる機能、ベジェマスキング……といった機能が搭載されてくるので、「今後さらにいろいろな編集機能を使うかも……」という人はPlatinumを選ぶのがよさそうですが、今ならほとんど同額でVEGAS Pro 18 Editが購入できてしまうので、ちょっと悩ましいところではあります。

ところで、このエントリー版のMovie Studio 17シリーズには、ビデオ編集ソフト本体のほかにも、複数のソフトがバンドルされているのも見逃せないポイントです。

一番下のVEGAS Movie Studio 17特別版にもさまざまなソフトがバンドルされている

まず1つ目は波形編集ソフトのSound Forge Audio Studio 14です。これは以前「Windows DTMerがSOUND FORGE Pro 14を持っておくべき7つの理由」という記事で紹介したSOUND FORGE Pro 14のエントリー版。エントリー版とはいっても、一通りの編集機能は備えているし、最大で32bitFloat/384kHzまで扱うことが可能で、VSTプラグインも使えるので、波形編集ソフトとして必要十分といえるもの。これまでDAWしか使っていない……という人は持っておいて絶対に損のないソフトです。

SOUND FORGE Audio Studio 14は必要十分な機能を備えた波形編集ソフト

そしてもう一つがDAWであるMusic Makerです。これは、昨年「初心者向けのDAW、Music Maker 2021が13,500円でリリース。これでもかという機能テンコ盛りは既存DAWユーザーにも有益かも!」という記事で紹介したMusic Maker 2021 Premium Editionのコア部分。基本的には同様の機能を装備していますが、音源やエフェクト、音楽データ素材などが少なく、必要であれば内部課金で増やすことができる仕様になっています。まあ、すでにDAWを使っているユーザーが無理にMusic Makerを使う必要はないとは思うものの、曲のアイディアづくりのためにちょっと試してみるというのもありかもしれません。

Music Makerは一通りのことができるDAW。オプションを揃えていくと音源やエフェクトを増やすことができる

さらに、Sony Creative SoftwareのCatalyst Browseなるソフトも付属しています。これはブラウザ形式で、音楽ファイルやビデオファイルなどを表示させ、再生できるというツール。ご存知の方も多いと思いますが、Sony Creative SoftwareはもともとVEGASシリーズやACIDシリーズ、SOUND FORGEシリーズなどを開発していた会社であり、2016年に現在のMAGIXへソフト資産を売却していたのですが、まだこうしたコラボがあることに個人的にはちょっと驚いた次第です。

Sony Creative SoftwareのCatalyst Browseは、音楽や映像を管理しつつ、再生できるソフト

以上、新たに発売されたVEGAS Movie Studio 17特別版を中心に、現在キャンペーン展開中のVEGASシリーズをピックアップしてみました。Windowsユーザー限定ではありますが、ビデオ編集ソフトを使ってみたかった…という方はこのチャンスで購入してもよさっそうです。

【関連情報】
VEGASシリーズ・キャンペーンページ
VEGAS Pro 18 Edit ダウンロード版 製品情報
VEGAS Pro 18 ダウンロード版 製品情報
VEGAS Pro 18 Suite ダウンロード版 製品情報
VEGAS Movie Studio 17 特別版 ダウンロード版 製品情報
VEGAS Movie Studio 17 Platinum特別版 ダウンロード版 製品情報
VEGAS Movie Studio 17 Suite 特別版 ダウンロード版 製品情報

【価格チェック&購入】
◎ソースネクスト ⇒ VEGAS Pro 18 Edit ダウンロード版
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