Banner B0
640x200伸縮サイズ
Banner B1
640x200伸縮サイズ
Banner A0(728x90)伸縮サイズ

現代版QY10、Mobile Music Sequencerで音楽を作ろう!

1月24日、NAMM SHOW 2013の中で発表されたYAMAHAのiPadシーケンサアプリ、Mobile Music Sequencer。TwitterやFacebookなどのSNS上では、「現代版QY10だ」とか、「XGWorksの再来だ」とか、いろいろと話題になっているようです。海外サイトでもNAMM発表製品のベスト10入りを果たしていたり(beatport NEWS)、国内ではビデオブロガーのジェット☆ダイスケさんが、いち早く長編ビデオを作成しているので、すでにご存知の方も多いと思います。

 

私もリリース初日に入手はしていたのですが、なかなか、ちゃんと触ることができず、1週間経って、ようやくどんなものなのか、使ってみました。これ、スゴイですね!!楽しすぎます。散々情報が流れた後なので、かなり「今さら」感はあるのですが、「GarageBandと何が違うのか」、「先日出たCubasisとどっちがいいの?」など、いまいちピンと来ていない方のために、Mobile Music Sequencerがどんな用途のアプリなのかを簡単に紹介してみたいと思います。


NAMM SHOW 2013会期中公開されたMobile Music Sequencer


Banner B2
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner B3
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner A1(728x90)
伸縮サイズ

Mobile Music Sequencerについて、まず、一番最初に宣言しておくべきことは、これはDAWDigital Audio Workstationではなく、MIDIシーケンサである、ということでしょう。一言でいえば、ボーカルやギターなどをレコーディングする機能はありません。MIDI音源を用いて曲を打ち込んでいくためのツールなんです。その意味で、GarageBandCubasisなどのDAWとは別ジャンルのソフトである、と言い切っていいと思います。


浅倉大介さん制作のデモ曲「Digital Sympathy」が収録されている

 

でも浅倉大介さん制作のデモ曲聴いたら、のっけから、人の声が入ってるんですけど…!?」という人もいるでしょう。あれは、レコーディングした音ではなく、9つあるドラムキットのひとつとして収録されているSFX Kitに入っているボイスの一つを利用しているだけなんですよ。この浅倉さんのデモ曲「Digital Sympathy」、カッコイイですよね。この曲は、Mobile Music Sequencerのために新たに制作した楽曲とのことですが、この曲を目的に買っても損はないというか……。浅倉さんのオリジナル曲を自由にいじれてしまうのは、なかなか楽しいところです。

 

さて、ではレコーディング機能がないので、価値の低いアプリなのかというと、そうではありません。確かにGarageBandやCubasisなどにもMIDIシーケンス機能は装備されているのですが、それらとはだいぶ異なる、洗練された、高効率で音楽制作ができる画期的なアプリになっているのです。


トータル382種類あるフレーズの中から気に入ったものを選択する
フレーズは追加購入することも可能

曲の作り方は、人によって、いろいろな方法があると思うし、このMobile Music Sequencerも、さまざまな方法が使えるのですが、このアプリの一番の特徴を示すのは、予め用意されているフレーズを利用する、というものです。Mobile Music Sequencerにはロック調のドラムフレーズ、ジャズ調のベースフレーズ、ポップス調のコードフレーズ……と382種類のフレーズが用意されれているので、それらから気に入ったものを見つけて、曲の基礎部分として使っていくことができます。


選んだフレーズをLOOP REMIX VARIATIONSでいろいろと変化させることができる

たとえばドラムとベースを選べば、もうそれっぽい感じで演奏がスタートするのですが、いわゆるオーディオループ素材とはいろいろと違います。まずは、LOOP REMIX VARIATIONSという機能を使って、選んだフレーズにフィルを入れたり、ロールを入れたり、フレーズそのものを変化させることができるという点。全部で64種類の変化ができるのですが、1つ1つ聴いて選ぶのもよし、サイコロ機能を使って、適当に探してみるというのも面白いところです。


シンセサイザの音色を変更することで、フレーズの雰囲気もガラリと変わる

 

またこのフレーズはMIDIでシンセサイザを鳴らしているため、音色を自在に変えられるというも大きな特徴です。たとえば「ファンキージャズのベースフレーズ、なかなかカッコイイけど、デフォルトで鳴っているDance Bassという音色だと、ちょっとしっくりこない」という場合、Slap Bassに変更するとか、Trance Bassというシンセベースに変更したり……ということが一発でできるんですね。


シンセサイザ音色自体を自分でエディットしたり作りこんでいくことも可能

 

また、このシンセサイザの音色も、プリセットを選択するだけでなく、積極的にいじっていくことも可能です。しかも、演奏しながらフィルターを動かしていくといった使い方もできるので、自由度はメチャメチャ高いですね。


ピアノロール画面で打ち込んだり、画面のキーボード、外部キーボードで入力することもできる

 

もちろん、これはMIDIシーケンサ。用意されているフレーズを選ぶばかりではありません。自分でピアノロールを使って打ち込んでいったり、キーボードで演奏して入力したりということも簡単にできます。もちろん、クォンタイズなどのエディット機能もしっかりしていますから、適当に入力してから後でいじっていくといったこともできますよ。また、CoreMIDI対応ですから、Line6のMobileKeysIK MultimediaのiRig Keyなどを使ってキーボード入力することもできますね。


iRig KEYSやMobileKeysなどCoreMIDI対応キーボードでリアルタイムレコーディングもできる

そして、面白いのはここから。このようにして、ドラム、ベース、ギター、キーボードなどの音を重ねながら、4小節(2小節でも8小節でもいいのですが)をグルグルとループさせたとしましょう。それだけだと、とっても単調なものになってしまいますが、これを簡単にコード展開することができるのです。


コードを指定するだけで、フレーズをコード展開していくことが可能

そう、これこそがMobile Music Sequencerの真骨頂。現代版QY10などと言われる所以ですね(もちろんQY10とは比較にならないほどの高機能、高性能ですよ)。しかも、コードのバリエーションも山ほど。メジャー、マイナー、7th、sus4なんてのは当たり前、dim7、add9、M7aug、7(#11)、madd9……と見たことないようなコードまで35種類もあるんですよ。


コード設定したものをSONGにトラック展開していくことで曲が完成する

 

だから、まずはインスタンドにフレーズを組み合わせ、それを元にしてコード展開をしていけば、曲の骨格ができあがっていきます。こうしてできたものを、SONGとしてトラックに展開していくことで、いわゆるシーケンサ的な画面へと移行することができるのです。ここにメロディーをレコーディングしていってもいいし、オケだけを作って、後で、GarageBandに持っていった上でボーカルレコーディングしていく、というのもいいかもしれませんね。


昔ながらの雰囲気を醸し出す、シンプルなミキサー画面

 

ミキサー機能などについても、簡単に紹介しておきましょう。これは、DAWのフェーダーが並ぶものとはちょっと違い、ちょっぴり懐かしさも感じてしまう、「The MIDI音源!」という感じのもの。音量とPAN、そして3つのエフェクトへのセンド量を調整するためのものとなっています。3つのエフェクトとはコーラス、リバーブとバリエーションの3つ。バリエーションについてはディレイ、フランジャー、ディストーション、アンプシミュレータ、オートワウ……などから選択できるようになっています。


センド・リターンで利用できる3種類のシステムエフェクトも搭載されている 

 

ちなみに、先ほど、GarageBandなどに持っていくという話をしましたが、MIXDOWN機能によってオーディオファイルを生成することできるので、ここからAudioCopyでほかのアプリへ持っていくことができるほか、PCなどへWAVファイルとしてデータ転送することも可能です。さらにSoundCloudへも対応しているので、ここから直接データを公開するといったこともできますよ。


iOSのAudioCopy機能にも対応しているので、ミックスダウン結果をGarageBandなどに遅れる
SoundCloudにも標準で対応している 

 

Mobile Music Sequencerはとっても多機能なMIDIシーケンサなので、紹介できたのは本当に概要といったところですが、どんなアプリなのかというニュアンスは伝わったでしょうか? 「コードが苦手でさっぱり分からない」という人にとっては、ちょっと難しい面もあるとは思いますが、これだけの機能を持って1,700円なのですから、iPadユーザーは絶対持っておくべきアイテムの一つだと思いますよ。しかも2月中は半額セールの850円ですから、急いでGETしておきましょう!

【関連記事】
iPad版のCubase、“Cubasis”は超強力DAWだった!



Commentsこの記事についたコメント

3件のコメント
  • こうじ@季節の小箱

    QY10が発売される直前、ヤマハがQY10のニックネームを募集しました。その時、賞品でQY10をもらったのが、僕のパソコンんミュージックの始まりです。
    SQY10は、本当に楽でした。SW10は使い方がよくわからなくて、またSSW8.0VSで作業しています(^o^)。

    2013年2月2日 5:55 PM
  • 藤本健

    こうじ@季節の小箱さん
    そんなエピソードがあったんですね!
    QY10に思い入れのある方はいっぱいいるようで、記事のタイトル?にいろいろと反応があって、面白いです。

    2013年2月2日 7:02 PM
  • がっかり

    MIDIファイルの取り込みができません。MIDIシーケンサーなのに

    2017年3月19日 10:48 PM

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です