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格安DAW、FL STUDIOの生涯バージョンアップ無料はホントなの!?

ベルギーのIMAGE-LINE SOFTWARE社のDAW、FL STUDIO日本では必ずしもメジャーな存在とはいえませんが、“安い”ということもあり、VOCALOIDユーザーやDTM新規ユーザーを中心に広がってきています。先日レポートしたM3で出展している人たちに聞いてみても、やはりFLユーザーが多かったのが印象的でした。そのFL STUDIOが先日、メジャーバージョンアップしてFL STUDIO 11となりました。

 

通常、こうしたバージョンアップがあると、その都度、数万円のお布施(?)をして新バージョンを入手していくわけですが、FL STUDIOには「ライフタイムフリーアップグレード」という制度があり、1度購入すればそれ以降のバージョンアップを無償で受けられるようになっています。ただ、日本からそのサービスを受けられるのか、日本語版の扱いはどうなっているのか、海外から直接買ったほうが安いのか……など判然としない面もいろいろあります。そこで、自分でも調べつつ、日本の代理店であるフックアップに問い合わせ、確認をしてみました。


4月27日にリリースされたFL STUDIO 11


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先日ドイツ・フランクフルトで開催されたmusikmesse 2013でFL STUDIO 11が披露されるとともに、4月24日にリリースされました。パッと見は従来からほとんど変わっていませんが、今回のバージョンアップの目玉は、パフォーマンスモードの搭載とスクリーンのマルチタッチへの対応です。


musikmesse会場での行われたタッチスクリーンでのデモ演奏

Ableton Liveのような画面でのライブパフォーマンスが可能

上記のビデオを見ると、だいたい雰囲気がつかめると思いますが、Ableton Liveのようなリアルタイム操作を画面上で指でできる機能が搭載されたわけですね。もちろんNovation LaunchpadやAKAI APC20/40など各種MIDIコントローラにも対応しており、これらで操作することも可能です。


キックドラム専用音源のBass Drum

 

さらに、キックドラムに特化した音源のBass Drumやダブステップ系の音色を数多く持つGroove Machine Synthなど新音源、KORG Kaoss Pad風なXYコントローラを持つマルチタッチ対応のエフェクトのEffectorなどプラグインが追加されています。


新たに追加されたシンセサイザ、GMS

 

このように機能UPしたFL STUDIO 11ですが、国内の販売予定がどうなっているのかなど、いろいろと聞いてみました。

 

--FL STUDIOは店頭やAmazonなどの通販でパッケージ販売されている一方、海外から直接購入している人もいるようですが、それぞれの違いはどうなっているのですか?
フックアップ:パッケージ販売をしているのは日本とアメリカの2か国だけなんですよ。海外からの購入は基本的にダウンロード版のことだと思います。国内パッケージ版との一番の違いは日本語ヘルプと日本語マニュアルの有無です。また日本で当社でのサポートを受けられるかどうかという違いですね。

 

--FL STUDIOのソフト自体は従来から日本語化されていませんよね?
フックアップ:はい、これはIMAGE-LINEの考え方です。メニューなどを含めてデザインとして考えており、日本語に限らず特定言語にローカライズされる予定はありません。彼らにも何度か聞いてみたのですが「日本のシンセサイザだってコントロールパネルを漢字で表記しないでしょう。それと同じで英語表記自体がパネルデザインの一部と考えているんです」ってね。ヘルプとマニュアルは当社で作成し、それをIMAGE-LINE側に送って製品に組み込んでもらっています。組み込まれているヘル プは、分からない ところで「F1」を押すとすぐに日本語の説明が表示するものです。これからFL STUDIOを使いはじめる方にはかなりアシストになると思いますよ。

 

--海外版はすでにFL STUDIO 11となったわけですが、日本版パッケージはまだ10ですよね?
フックアップ:現在制作を進めており、6月末には発売できる見通しです。5月1日以降に現在の10のパッケージを購入いただいた方には11の日本語ヘルプやマニュアルを無償で配布する予定ですので、いま購入いただいてもまったく問題はありません。

 

--IMAGE-LINEでは生涯無料バージョンアップが可能なライフタイムアップグレード というサービスをしていますよね?ネット上では日本版は、これに対応していないという情報を書いているブログなどが存在しています…。
フックアップ:確かに以前のバージョンではIMAGE-LINEの方 針でそのようになっていましたが、長くリクエストを続けたところFL STUDIO 10からは国内パッケージ版でもライフタイムアップグレードが受けられるようになりました。

 

--それはフックアップを通じてアップグレードを受ける形になるのでしょうか?
フックアップ:いいえ、ライフタイムアップグレード自体はIMAGE-LINEのサービスであるため、IMAGE-LINEにユーザー登録をする必要があ ります。どのよう に登録するかなどの説明やそのためのサポートは行っておりますが、実際のバージョンアップ自体はIMAGE-LINEのサイトから行って もらう形になりま す。その一方、日本でのサポート等を受けるためには当社サイトでもユーザー登録をしていただく必要があるので、2度手間になる点はあるの ですが、その点は ご了承いただければ、と。

 

--先ほどのお話でヘルプとマニュアルは日本語版があるとのことでしたが、これもライフタイムアップグレードの対象になるのでしょうか?
フックアップ:ライフタイムアップグレードが付くということは、アップグレードサービスがなくなるということなので、これに変わるものとしてヘルプとマ ニュアルを有償提供させていただく予定です。ただし価格は本当に手数料程度と考えており、700円でダウンロード販売できるよう調整中です。先ほど説明した通り、5月1日以降に購入された方には無償で配布いたします。

 

--以前、FL STUDIOの記事を書いた際、読者からは「日本版はライフタイムアップグレードができないし、価格も高いのでよくない。海外版を記事で紹介すべきだ」といった指摘を受けたことがあります。でも10からはライフタイムアップグレードが受けられるし、私が調べたところ日本版のほうが安かったように思います。しかも、海外版には存在しなクロスグレード版だと海外版の1/3程度の実売価格ですよね。バージョンアップ時にもお金が入らないわけだし、これでフックアップさんは儲かるのだろうか…と疑問に思っていしまいましたが…。
フックアップ:そこは企業努力です(笑)。現在はネットで世界中の情報がすぐ入手できる時代ですから、単に輸入して販売するだけでマージンを乗せるというのは難しくなっています。こちらを買ったほうが明らかにユーザーのメリットになるという形にしないと、モノは売れませんよ。だから、当社としてもユーザーのためになるようなサービスを常に模索しています。

 

--価格的にも直接本国から買うより安いというのは魅力的ですよね。
フックアップ:FL STUDIO 10にした際に大幅に値下げをしました。しかし、昨今の円安状況ですから、FL STUDIO 11は為替レート次第で多少値上げをしなくてはならないかもしれません。その意味では、まだ在庫がある10を今買ってしまうのがお得かもしれませんね。なお、FL STUDIOのチュートリアルビデオをダウンロード販売しているのですが、その価格を大幅値下げしたところですので、これからFL STUDIOを始められるという方は、ぜひ一緒にご購入いただければと思います。

 

--ありがとうございました。

 

ちなみに、FL STUDIO 11の機能制限・期間制限なし、セーブも可能という驚異的なデモ版はIMAGE-LINEのサイトから無料でダウンロード可能です。このカラクリは以前の記事「FL STUDIOのデモ版の気前がよすぎる!」で紹介した通りです。興味のある方はぜひ試してみてはいかがですか?

【関連サイト】
FL STUDIO製品情報(フックアップ)
IMAGE-LINEサイト
FL STUDIOデモ版ダウンロードページ
FL STUDIOチュートリアルビデオ

 



Commentsこの記事についたコメント

7件のコメント
  • L

    SonerとFLを持っているですが
    今からDTMを始める方、楽器が弾けない方
    そして打ち込みがして見たい方はFL studioを
    買うことをお勧めしますが、FLは全英語なので
    調べながらするか、藤本さんの本を買いましょう!
    自分はシンセの曲はFLでロック系はSonerで使い分けています。
    FLはFLでエフェクトがすごく多いのでお気に入りですが
    FL studio 11はバグが多いのでパッチを当てることを推奨します。
    長文すいません。

    2013年5月12日 2:02 AM
  • 藤本健

    Lさん
    こんにちは。コメントありがとうございます。
    そして宣伝までしていただいて(^^;
    でも、確かにFLって一般のDAWとはだいぶ違う雰囲気ではあるので、この本を読むと、とっかかりは掴めると思います。そして基本部分さえわかってしまえば、どんどん自分で使っていけるようになると思いますので、ぜひ!

    2013年5月12日 1:23 PM
  • Kuro

    この記事は大変参考になりました。
    FL STUDIO 11が出てから買おうと思ってましたが11は値上げの可能性がある事、5月1日以降にFL STUDIO 10を購入すれば11の日本語ヘルプやマニュアルを無償で配布する事など知る事が出来たので、昨日、FL STUDIO 10と藤本さんの本を同時に購入しました。

    2013年5月13日 9:36 AM
  • 藤本健

    Kuroさん
    ありがとうございます。なんか完全に宣伝記事になってしまったようで恐縮ですが、ぜひ活用してみてください。

    2013年5月13日 10:34 AM
  • Limbo

    こんにちは。私はSonarユーザーですがwindows8のタッチスクリーン対応状況には失望しています。タブレットなどの小型画面への対応やios版のcubasisの様にキーボードやパッドが画面上に現れて打ち込みツールとして使える、など何故もっとタッチスクリーンの特徴を活かしたアップグレードをやってもらえないのか残念です。そう言う意味で
    FL STUDIOはどんな感じなのでしょうか?10インチくらいの画面でAtomみたいなCPUのタブレットでも快適に動くのでしょうか?それとios版との互換性も気になる所です。
    また、その辺も詳しくレポートして頂けたら嬉しいす!

    2013年5月13日 2:06 PM
  • 藤本健

    Limboさん
    こんにちは。FLは非常に軽いソフトですが、さすがにATOMのようなマシンだと動作は厳しいです。また、タッチスクリーン対応にはなりましたが、すべての操作を行うというよりも、ライブパフォーマンス用で使えるというように理解するのが正しいと思います。その意味では、ボタンを押すだけなので、それなりに快適だと思いますよ。
    ちなみに、iOS版、Android版のFLとはまったくの別物と考えたほうがいいでしょう。PC版FLのニュアンスを少し取り入れた、まったく別のアプリです。

    2013年5月14日 1:33 PM
  • Limbo

    藤本さま
    お忙しい中、貴重な情報を有難うございました。
    大いに参考になりました!!

    2013年5月17日 12:02 PM

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