誰でも簡単に作詞作曲できるアプリ、VOCALOID firstが無料で登場
起動すると、まずはテーマ選択の画面になります。
無料でダウンロードした状態では3テーマ、アプリ内課金の利用で現在さらに3テーマまで追加することが可能になっており、どのテーマを選ぶかによって、作る曲の雰囲気が大きく変わってきます。
コンテンツテーマ名 |
概要 |
価格 |
はじめてのボカロうた |
ハッピーバースデーソングに乗せた、初めてのボカロ曲制作に適したテーマです。 |
無料 |
純心ガール☆ポップチューン |
淡くて純真な心を歌ったポップな曲調のテーマです。 |
無料 |
chねら~@川柳 ボカロ味 |
掲示板サイトなどで使われるインターネット用語が満載。「ネタ」要素を盛り込むのに適したテーマです。 |
無料 |
8 |
昔のゲームを思い起こさせるピコピコサウンド。歌詞候補も、どこか懐かしいゲーム用語が揃っています。 |
200円 |
厨二病☆ベビーロッカー |
格好をつけたがどことなく恥ずかしい、そんな若くてエネルギーあふれる曲調と歌詞が詰まっています。 |
200円 |
サラリーマン侍 テクノ川柳 |
サラリーマンの思いが込められた歌詞ワードが勢揃い。川柳風の楽曲を制作できます。 |
200円 |
たとえば「chねら~川柳 ボカロ味」というのを選ぶとしましょう。すると、テーマ画面に切り替わるとともに、画面下には、曲のスタート部分をどんなメロディーにするかの選択肢が現れるのです。
タップするとそのメロディーをプレビューすることができるので、気に入ったものを選びます。そう、たった、これだけの操作で曲作りの、取っ掛かりができてしまうのですよ。
もちろん、ここはVOCALOID、ここに歌詞を入力すれば、その歌詞で歌わせることができます。とはいえ、「いきなり歌詞を考えろ!」と言われたって、普通は何も思いつかないですよね?
このVOCALOID firstが画期的なのは、その作詞も手助けしてくれる機能があるんです。入力されている音符を3つとか4つとか選ぶと、それにマッチしそうな歌詞の選択肢が現れるのです。
これなら選ぶだけでいいから、とりあえず作詞を始めることができますよね。もちろん、後で選択し直すこともできるし、もし後からもっといい歌詞を思いついたら、自分で書き替えることもOK。この選択肢によって、あくまでも作詞の取っ掛かりを作ってくれるというわけですね。
さすがに8拍だけでは4秒くらいで終わってしまうので、続きも作っていきましょう。現在できた最後の部分に「この領域をタップするとメロディを追加できます」とあるので、タップすると、また先ほどと同様に、メロディーの選択肢が出てきます。
たったこれだけの操作で曲ができてしまうって、すごいですよね。全自動でソフトウェア側が勝手に作詞作曲しているわけではなく、自分で選んで作っているのですから、とっても簡易的ではあるけれど、作詞作曲体験が得られといって間違いないと思います。
あとで音程をエディットして、違うメロディーにしてしまうこともできる
もし、この機能ではやっぱり自由度が低くて物足りないと思うようになれば、あなたはもうVOCALOID firstは卒業。ぜひホンモノのVOCALOIDやDTMソフトを使って、音楽作りの世界へと進んでください。
なお、VOCALOID firstのプロデューサである水口哲也さんには、先日インタビューもさせてもらったので、近々そちらも紹介する予定です。