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DIYで簡単に自分だけの電子楽器が作れちゃう機材が誕生!

最近、DTM、楽器の世界においてもクラウドファンディング(ネット上で賛同者、出資者を募って事業や製造をスタートする方式)でモノを作るというケースが増えてきているようです。先日も「iPadカバーになる不思議なMIDIキーボード、Miselu C.24のクラウドファンディング実施中」という記事を書いたことがありましたが、今回紹介するのは、そこらじゅうのモノを楽器にしてしまう、という不思議な電子楽器、「Ototo」についてです。

 

これはイギリス・ロンドンにある「Dentaku」という会社が開発するプリント基板型のシンセサイザ。「Ototo=弟」で「Dentaku=電卓」??と思ったら、Dentakuは東京出身の鈴木有理さんと、ロンドンで活動しているマーク・マクキーグさんが作った会社なんですね。面白そうなので、私も1口乗ってみたのですが、Ototoとはどんな楽器なのか、ちょっと紹介してみたいと思います。


いろいろなものを楽器にすることができる不思議なプリント基板型機材、Ototo

 


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鈴木さんは、東京出身のプロダクトデザイナーであり、電子音楽家。以前は明和電機のアシスタントワークを行ったり、昨年ディズニーが開発として大きな話題になった、録音しておいたメッセージを、相手の耳に指で触れた時だけ伝えることができるシステム「以心伝心」の開発にも関わったという、プロフィールの持ち主。


Dentakuの創業者の1人、鈴木有理さん 

 

その鈴木さん達が開発したOtoto、まずは以下のプロモーションビデオをご覧ください。

どうですか?私がこれを見て、最初に思ったのは、「コンセプト的にKORGのWAVEDRUMみたい」ということ。使い方や機能などはまったく違うけれど、周りのものが何でも楽器になってしまう、という点では似てるかな、と。

 

簡単に説明すると、Ototoには、鍵盤のように描かれた12個の端子があり、これをクリップで果物でも水の入ったコップでも、鍋やヤカン、植木鉢にある植物でも、微弱でも電気を通すものにつなぐと、それが楽器のトリガーとなります。そう、「ド」の音をナスに接続しておくと、指でナスに触れると「ド」が鳴る、みたいですね。


野菜や果物をトリガーとして鳴らす楽器に仕立て上げたところ 

 

真ん中にある黒い丸いのは圧電素子型のスピーカー。ここから音が出るわけですが、オーディオ出力端子も用意されているので、外部スピーカーで鳴らしたり、ライン接続でレコーディングすることもできます。

Ototoに接続可能な各種センサー

 

さらにスピーカーの周りには4つのセンサー入力端子が用意されています。ここには光センサー、ローテーションセンサー、スライドセンサー、ブレスセンサーなどが取り付けられるようになっており、それらを使うことで、音程を変えたりすることができるようです。


工夫次第で、何でもが自分オリジナルの楽器になってしまう 

 

先ほどのビデオにもあったとおり、ギター風に切った段ボールに電極となるアルミ箔をつけて弾ける楽器を作ったり、水を張ったボウルを利用して打楽器を作るなど、自分だけのユニークな楽器を簡単に作れてしまうのです。

 

鈴木さんに、Ototoを作るキッカケをメールで質問してみたところ、
きっかけは僕がプログラミングが苦手だということでした。プロジェクトを行う際に何か簡単にプロジェクト開発できる音楽ベースのプラットホームがないどうか…、といつも考えていました。それから僕は今学校で教えているのですが、学生は素晴らしいアイデアを持っているのに技術が追いつかずプロジェクトができない場合が多いのです。そこでこのような製品を作ろうと考えました

というお返事をいただきました。


水を張ったボウルもトリガーとして利用できる 

 

また、「Dentaku」、「Ototo」というネーミングについても聞いてみました。
Dentakuはクラフトワークの曲名から来ています。いろいろ候補はあったのですが、イギリス人にもわかりやすい音の響きを考えてこの名前にしました。OTOTOは弟と音から来ています、気軽にフレンドリーな印象を持ってほしかったのです。それから私はTeenage Engineeringで働いていた時期があるのですが、そこで開発に関わったOP-Labの弟分という位置づけの意味も込めています
とのことです。

 

音色は50種類程度用意されており、ピアノ音、ベース音、ドラム音など、自在に選ぶことが可能で、フィルターを用いて音色をいじることも可能になっています。


Ototoの基板の構造

 

またUSB端子もあり、これでPCとの接続をすることで、たとえばAbleton Liveとセットで利用することで、野菜やコップなどをトリガーとして利用できるほか、センサーを利用してシンセサイザのフィルターとして使うこともできるようです。

その様子は上記のビデオからも分かると思います。ちなみに、このAbleton Liveとともに動いていた音源は、ArturiaのSparkですね。

 

そのOtoto、1月31日から、クラウドファンディングのサイトであるKickStarterでの資金調達を開始しています。この資金調達は、Ototoが欲しい人を募るというもので、ユーザーから見れば、発売前の事前予約購入、といった感じでしょうか…。

 

気になる値段ですが、内容に応じて45ポンド(約7,560円)から、という設定になっています。ただし、イギリス国外への発送費が5ポンドかかるので50ポンド(約8,400円)ですね。

 

その内容というのは45ポンド+送料5ポンド(約8,400円)の場合、Ototo本体基板と12本のワニ口クリップのセット、65ポンド+送料5ポンド(約11,760円)の場合、さらに光センサー、ローテーションセンサー、スライドセンサーをセットにしたもの、そして80ポンド+送料5ポンド(約14,280円)の場合は、風車セット+ブレスセンサーを加えたもの、となっています。


最初45ポンド+送料5ポンドのコースで申し込んだが、後で気が変わり65ポンドのセンサー付に変更 

 

この記事を書きながら、私も欲しくなって、最初、45ポンドを1口投じ、途中でやっぱりセンサーも欲しいと思い、65ポンドのに変更した次第です。

 

ちなみに、このKickStarterの場合、締切である3月3日までにゴールとなる50,000ポンドが集まれば、プロジェクト成功ということで、我々が投じたお金が引き落とされ、後に製品が送られてきます(現在のところ5月発送予定)。しかし、賛同者が少なく、50,000ポンドに達しない場合は、プロジェクト失敗ということで、課金されない形になっています。

 

2月11日現在、賛同者=backersの数は247人で、投じられた金額は19,457ポンドと到達率約40%。backersの一覧を見ることができるので、チェックしてみたところ、日本人も何人かおり、しかも先日の記事「Web Music時代到来!楽器、ツールは自分で作ろう!?」で紹介した「Web Musicハッカソン」にも参加していた知人が複数いたところは、「なるほど」と思ったところでした。

 

最後に鈴木さんからはDTMステーション読者に向けて、一言いただきました。
見た目は小さいですが、かなりのポテンシャルを持った製品です。もし音楽やDIYに興味があるかた是非Backしてください。よろしくお願い致します!
とのこと。気になる方は、このユニークな電子楽器に投資してみてはいかがですか?

【関連サイト】
OtotoのKickStarterページ
DentakuのWebサイト

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