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CZ-101の復活に、自動作曲など、カシオのiOSアプリが面白い

カシオが音楽関連のiOSをアプリを続々と開発、発表しています。DTMステーションでもこれまでも「結構使えるiOSで動く耳コピアプリ、Chordana Viewer」、「カシオの耳コピアプリ、Chordana Viewerがより強力に進化した」といった記事で耳コピアプリのChordana Viewerを紹介したほか、それをコード解析機能を利用して手軽に遊べるChordana Tapといった無料アプリを出してきました。

 

また先日は、弦楽器・管楽器の演奏者用の練習アプリであるMusic Practice Tool(音楽練習)というものをリリースして、一部で話題になっていましたが、11月21日~23日に開催された2014楽器フェアでは参考出品という形で興味深いiOSアプリを新たに3つ発表しているのです。これらカシオのiOSアプリの現状について、改めて紹介してみましょう。


カシオが2014楽器フェアで参考出品したCZ-101を復元させたアプリ

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Chordana Viewer、Chrodana Tapについては、これまでも何度か紹介しているので、詳細はそちらの記事を参考にしていただくとして、まずは先日発売されたMusic Practice Toolから簡単に紹介してみます。

 

このMusic Practice Toolは簡単に言えば、メトロノームとチューナーを備えたレコーディング&プレイバックアプリです。雰囲気は以下のビデオをご覧いただければ、すぐに分かると思います。

 

メトロノームだって、チューナーだって、もちろん録音&再生だって、特段珍しいものではありあせん。またGarageBandを含めDAW系アプリにはごく普通の機能として備わっているものであり、それらを使うことは可能ですが、もっと手軽に簡単に扱えるアプリはないか……と探してみると意外とないんですよね。


シンプルなUIで使い方もいたって簡単

 

いまのビデオではバイオリンの練習用に使っていましたが、もちろんギターのチューニングにも利用できるし、そのギターの練習用としてもメトロノームを鳴らしながら弾いて、その音を録音して自分で確認するという意味ではまったく同じように使えます。いざというときに、即起動して使えるメトロノーム、チューナー、そして録音アプリとして1つもっておくと便利だと思いますよ。


カラーリングはいろいろ用意されているので、好きな色に変更することは可能

 

一方で、楽器フェア直前に発表されて大きな話題になったのがCZ-101を再現させるiPadアプリ「CZアプリ(仮称)」です。ちょうどRolandがSound Canvas for iOSを発表したのとほぼ同じタイミングであったために、私の回りでも大きく盛り上がったのですが、CZ-101についてご存じない方も多いと思うので簡単に解説しましょう。


1984年に発売されたCASIO CZ-101

 

CZ-101は1984年にカシオが発売したPD音源という方式のデジタルシンセサイザでした。PDとはPhase Distortionの略で、位相歪みを意味するもの。デンタル音源ではあるけれど、サンプリングではなく、サイン波(正確にはコサイン波)を読みだす際の位相角をひずませることによって、さまざまな波形を得るというユニークなシンセサイザでした。


最新鋭のデジタルシンセサイザとして発売され、ヤマハのFM音源に対抗するものとしてヒットした

 

DCO(デジタル・コントロール・オシレーター)では、このPD音源によって作られるノコギリ波や矩形波、パルス波など8種類の基本波形を持ち、これらのうち2つつ組み合わせることで作られる33種類の基本波形が、用意され、これを使って音を作っていくというものだったのです。

 

DCOはDCO1、DCO2と2つがあるほかDCW(Digital Control Waveform)、DCA(Digital Control Amplitude)も2つずつあるのですが、これらそれぞれにおいて複雑なエンベロープフォームを設定できるのも大きな特徴でした。


DCOやDCW、DCAのエンベロープをタッチスクリーンで設定することができる

当時、先行して発売されていたヤマハのデジタルシンセサイザであるDX7などが大ヒットとなっているなか、カシオはこのPD音源を打ち出してきて、当時学生だった私も、こっちのほうが音作りがしやすい…と思った記憶はあるのですが、CZ-101ではボタンと文字表示の液晶だけで操作するため、直感的な音づくりというのからは程遠いものだったんですよね。

 

ところが、そのCZ-101の音源としての仕組みを忠実に再現しつつ、iPad用として復活させたこのアプリは、エンベロープをグラフィック表示させて、視覚的に音作りができるなど、ずいぶん使いやすくなっています。またリバーブやコーラスなどエフェクトを装備するなど、単体での出音もいい感じにチューニングすることも可能になっています。


画面右上を見ると、今後の開発で搭載されると思われる機能のアイコンが並んでいた

 

担当者に伺ったところ、ようやくエンジン部分ができたところで、完成にはまだしばらく時間がかかるとのことだったので、来年の春ごろの登場という感じなのでしょうか……。普通にCoreMIDI、CoreAudioは使えるとのことでしたが、画面右上のメニューを見ると、MULTI PLAY、TEMP、SHARE、AUDIO、CONFIG……といったアイコンが並んでいるので、シーケンサが搭載されたり、演奏結果をオーディオで出力し、SoundCloudにアップできる機能が搭載されていくように思います。どんな音源が登場してくるのか、とっても楽しみですね。

 

もう一つなかなかすごいアプリが登場していました。それは「簡単自動作曲アプリ(仮称)」というものです。自動作曲に関しては、ヤマハも「ボカロネット」の機能として歌詞を入力すると自動作曲してくれる「ボカロデューサー」というのを展開していますが、カシオのものは、まただいぶ違うアプローチのものとなっていました。


まずモチーフとなる簡単なフレーズを入力する 

 

これはユーザーが「ソ・ファ・ミ・ド・ソ・ド」などとごく短いフレーズを入力して、「自動作曲ボタン」を押すと、そのフレーズを用いた曲を自動で作り出してくれるというとってもユニークなものなのです。入力の仕方は譜面で行ってっもいいし、画面に表示されるキーボードを使ってもいいし、鼻歌認識機能もあるから、鼻歌でもOK。ジャンルや曲調を設定すると、それにマッチしたアレンジでの曲生成をしてくれるんですよね。


モチーフとなるフレーズは鼻歌、口笛などでの入力でもOK 

 

できあがった曲を聴いてみると、ちゃんとイントロからスタートし、メロディーが始まると、確かに入力したフレーズが使われる形でいい具合に曲ができあがるので、なかなか楽しいですね。


ジャンル、曲調を設定して作曲開始

また入力したフレーズがまったくその通りというわけではなく、その曲のリズムに合うように音符の長さなどが多少変えられているのも楽しいところです。もちろん、このできあがった曲の評価は人それぞれだと思いますが、自分の作曲のインスピレーションを広げるツールとしても面白そうですよ。


コードもついた形でモチーフを取り入れて自動作曲がされ、演奏できる

 

そのほかにも楽器フェアの会場では、「音楽遊びアプリ(仮称)」というものも参考出品していました。こちらは普段聴いている音楽に合わせて、あらかじめサンプリングデータとして用意してある太鼓や笛、ギター、掛け声などを重ねて鳴らすことができるというオモチャツール。


子供でも楽しく遊べる音楽再生&音出しアプリ

自分でサンプリングした音も使えるようなので、自分の声や缶を叩いた音などを使って、好きな音楽といっしょに鳴らせる、子供も含め誰もが楽しく遊べるツールとなっていました。


サンプリング機能も装備している

ここで紹介したCZアプリ、簡単自動作曲アプリ、音楽遊びアプリはいずれも参考出品であったので、発売時期や価格などは未定です。でもきっと春ごろには登場してくれるのでは……と期待しているところですが、また登場するころにはしっかり紹介してみたいですね。

 



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