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iPadは楽器だ!高品位音源アプリKORG Moduleを弾きまくれ!

iPadって楽器だな!」と改めてつくづく感じました。そう、先日KORGから発売されたKORG Module(以下Module)を使ってみて思ったことです。楽器フェアで展示されていた、この新アプリModuleを見て面白そうだったので、その後発売されて即購入したのですが、鍵盤がちゃんと弾けない私にとっても、これは楽しいですね!

 

Moduleを一言で説明すれば、iPadをピアノやエレピ、オルガン、クラビなどに変身させることができるアプリ。いわゆるDAW的な複雑なものではなく、iPadを楽器として使うためのシンプルなものなんですが、シンプルなだけに楽器としての完成度が高く、音がいいんですよね!どんなアプリなのか紹介してみましょう。


鍵盤楽器として最高に楽しい、iPadで動かすKORG Module


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Moduleを起動すると、まずはピアノの画面が登場します。画面上の鍵盤を弾いてみると、ちょっと驚くほどのピアノ音が飛び出してきます。iPadの内蔵スピーカーで鳴らしても、従来のピアノアプリと明らかに違うサウンドであることが分かるほどですが、ヘッドホンやモニタースピーカーに接続して大音量で鳴らしてみると、誰もが驚くはず。実際の音を以下に載せてみたので、ぜひヘッドホンで聴いてみてください。

すごいでしょ。同じアコースティックピアノでもNatural Grand、Bright Grand、Light Touch Grand、Cinema Piano、Upright Piano……などなど24音色もあるので、これだけでもいろいろ楽しめます。


気合の入った強力なアコースティックピアノ音源として使える

 

ただ、Moduleが本領を発揮するのはアコピ以外だろう……と私は思ってます。確かに1GB以上の容量となるModuleはアコースティックピアノに、かなりのデータ量を使っているとは思うのですが、それ以外のサウンドがすごいんですよ!画面左上の音色名のところをタップしてみると、音色メニューが現れます。


Userを除いて7カテゴリー、計50種類のプリセット音色が用意されている 

 

左側でカテゴリー、右側で実際の音色を選ぶのですが、E.Pianoを選んでみるとNatural Tine EP、Tremolo EP、Phaser EP、Auto Wah EP……とやはり16種類の音色が出てきます。これを選んで弾いてみると……。これまた気持ちいい音です。以下の音も聴いてみてください。

エレピなんでパラメータもいろいろ用意されており、これをいじることで音の雰囲気も変えることができます。シンセじゃないから、パラメータも簡単で、誰でも簡単ですよね。HIGHとLOWでトーンを変えたり、TREMOLOで音の揺れを調整したり、DRIVEを上げていくと、歪んだサウンドにすることもできますよ。

すごく気持ちいいサウンドのエレピ音源

個人的にはエレピって、コーラスとリバーブが深めにかかったキラキラなサウンドが大好きなんですが、画面右上には2種類のエフェクトが用意されているので、これを調整することで好みのサウンドにしていくことができます。デフォルトでは、選んだ音色としてのお勧めエフェクトが設定されていますが、コーラス、リバーブはもちろん、フランジャー、フェイザー、ディストーション……と22種類のエフェクトの中から2つを設定できるので、かなり自由な音作りが可能です。


22種類エフェクトを2つ同時に利用できる 

 

ただ、せっかくのサウンドなのに、画面上の鍵盤での演奏じゃ物足りないという人も多いはず。そんなときは、iPadにUSB-MIDIキーボードを接続すればいいんです。冒頭の写真でも載せたとおり、ここではKORGのnanoKEY2を接続してみましたが、これをLightning-USBカメラアダプタ経由で接続すると、すぐに認識されて、弾くことができました。


nanoKEY2を接続すると、すぐに認識されて使用できるようになった

 

ちゃんとキーボードが弾ける人なら、Taktileなどフルキーボードで弾くことをお勧めします。もちろん、使えるのはKORG製のキーボードに限らず、iRigKEYSでもMobileKeysでも何でもOKですよ!このエレピサウンドを鳴らしているだけで、数時間経ってしまい、忙しい時には、かなり危険なアイテムだと思いましたよ……。

 

せっかくなので、もう少し音を聴いてみましょう。次はオルガン。これもいろいろな音色が用意されているのですが、使えるパラメーターがそれほど多くないのがポイントだなと思いました。

オルガン音源ってハモンドオルガンのモデリングなどドローバーを使って、かなり真剣に音作りをするものが多いけど、Moduleのはロータリースピーカーのスピード設定と、ビブラート&コーラスの選択、それにオーバードライブでの歪み調整の3つだけだから、いたって簡単。これもエフェクトは2つを同時に使えますよ!


オルガンは使い方も簡単で、ドライブの効いたロックなサウンドもすぐに出すことができる

 

そのほかにもクラビ、さらにシンセサウンドも用意されているんです。いかにクラビ、シンセストリングスの音があるので聴いてみてください。


このModuleのシンセは、いわゆるシンセサイザ音源というよりも、やはりサンプリングベースのものであり、シンセストリングス、シンセブラス、シンセパッドという音色の音源なんです。だからこそ、音作りというよりも演奏中心に遊べるんですよね。そうはいってもレゾナンスとカットオフでフィルタをいじったり、アタックとリリースでエンベロープを調整すると行った程度のことはできるので、シンセは初めてという人でも、シンセのエッセンスはこれで十分に体験できるし、何よりシンセのカッコいいサウンドを堪能できると思います。


ファンキーなサウンドのクラビ音源 

 

というように、Moduleはこれ単体を弾いて楽しむ高性能な音源で、前述のとおり、外部キーボードに接続して本気の楽器として使うことも可能です。また、ここまでに挙げた音を聴いても分かるとおり、プロのレコーディングにも十分耐え得るサウンド性能を備えた、KORGの音源なのです。

 

とはいえ、もう一歩踏み込んでDTM的に使いたいという人もいますよね。もちろん、そうした機能も数多く備えているので、その辺についても少し紹介してみましょう。まずは、みんなが嬉しいカラオケ機能から。


iTunesで管理している楽曲を呼び出してバックに鳴らすことができる

せっかくModuleを楽器として演奏するにしても単音で弾くだけではつまらない…という人も多いはず。そんなときは、iTunesのミュージック機能で管理している楽曲を呼び出して、これをBGMに演奏することが可能です。楽器の練習にもなるし、何より楽しいですからね。

 

また、自分で作成したMIDIデータ、またどこからか入手したMIDIデータがあれば、これをiPadへ転送すれば、そのMIDIデータで演奏することも可能です。転送はiTunesで簡単にできますよ!


録音ボタンを押せば、演奏をそのままオーディオとしてレコーディングできる

 

さらに演奏した音をレコーディングしていく機能も備えています。といっても操作はいたって単純。そう、録音ボタンを押すだけですね。その後に演奏したものが記録されていくのです。この際、記録されるのはMIDIデータはなくオーディオデータとしてなんです。だから、それをそのままPCに転送してもいいし、メールで送ったり、SoundCloudへUPするといったこともできますよ。もちろん、この録音した音を再生しながら、別のパートを弾くといったことも可能です。


GarageBandのInter-App Audio AppからModuleを選択すればGarageBandの音源として使えてしまう 

 

さらにAudiobusInter-App Audioにも対応しているというのも大きなポイントです。詳細については過去のAudiobus、Inter-App Audioの記事をご覧いただきたいのですが、Inter-App Audioを使えば、GarageBandの音源の一つとしてModuleを使うことができちゃいます。複雑そうに思えるかもしれませんが、操作自体は簡単です。GarageBandの音源選択画面でInter-App Audioを選び、ここに表示される各種音源の中からModuleを選べばいいだけ。あとは録音ボタンを押せば、GarageBandにレコーディングされていきます。この辺の自由度の高さもiPadアプリの魅力ですよね。


GarageBandからModuleを呼び出すと画面左上にGarageBandの録音ボタンなどが表示され、操作できる

 

そして、もう一つ特筆すべきことがあるんです。このModuleをインストールすると、KORG Gadgetにも5種類の音源が追加されるんです。具体的にはアコピのSalzburg、エレピのMontreal、オルガンのAlexandria、クラビのFirenze、シンセのGlasgowのそれぞれ。


KORG GadgetにModuleの音源が5種類追加される

そうModuleのすべての音色をGadget側で使うことができるのは大きなポイントです。Gadgetの音色を増やしたいと思っている人には強力なツールですよね。


Gadgetの音源として普通にエレピなどが利用できるようになる

ところで、先ほど「Moduleが本領を発揮するのはアコピ以外」なんてことを書いてしまいましたが、実はアプリ内課金によるオプションを購入すると、ちょっと驚くほどの高品位なアコピに変身させることが可能です。そのオプションとはSYNTHOGYIvoryです。ご存じの方なら「ええ?」と驚くかもしれませんね。そう、これはヴァーチャル・ピアノ音源として数々の受賞をしている音源。ModuleのオプションとなっているのはIvory Mobile Grandというものなのですが、これは人気製品であるIvory II Grand Pianosと同じ録音からサンプルを収録しているものなんですね。


アプリ内課金のオプション、IvoryとWurley

実際ファイル容量も1.99GBあり、16プログラム、15バリエーションというもの。それだけに、iPadの空き容量を確保する必要はありますが、iPadをすごいピアノに変身させることもできるんです。時代は変わったのかなぁ…と、しみじみ……。ちなみに、そのサウンドサンプルを以下に掲載しておきますので、ぜひ聴いてみてください。

なお、このModuleは4,000円ですが、12月11日まではキャンペーン価格ということで3,000円となっています。またオプションのIvoryも通常3,000円のものがキャンペーンということで2,000円になっているんです。さらにもう一つのオプションであるWurleyに至っては定価1,000円のものが12月11日まではタダ。ということはModuleを購入した人は期限内にWurleyを登録することは必須ですね!

※2015年5月25日 追記
KORG iM1 for iPadが発売された記念として6月30日までキャンペーン価格での販売が行われることが発表されました。ModuleやiM1はもちろん、GadgetやiPolysix、iMS-20などすべてのiOSアプリがセールになっているので、気になるアプリがあれば、入手するチャンスですよ。
参考記事 ⇒ 本家KORGが自ら復刻させたiPad版のM1が凄い!

先ほどの音を聴いてもらえれば分かるとおり、プロのレコーディング現場で使えるクオリティーの音源ですから、定価でも安すぎ…と思う内容。これが今なら安く購入できて、Gadgetでも使えてしまうのですから、急いで買うのが得策だと思いますよ!









Commentsこの記事についたコメント

9件のコメント
  • 青沢うるう

    はじめまして。いつも、藤本さんの記事を楽しく読ませてもらってます。自分も、DTMで音源作りにチャレンジしているので、たいへんためになります。
    今回紹介されていたアプリ、素晴らしいですね。ところが、自分のDTM環境では作動するのかが未熟ゆえにわかりません。 よかったら、アドバイスをいただけますか?
    自分は、cubasisをiPad Airでつかっています。iPadをRolandのDuo-CAPTURE EXで鍵盤キーボードに接続し、Audiobus、Inter-App-Audioで録音作業をしています。今回の、KORG Moduleのアプリは、cubasisでする鍵盤の録音作業に適応するでしょうか?わかりましたら教えて下さい。
    これからも、藤本さんの記事を楽しみにしています。お返事お待ちしていますね。それでは。

    2014年12月8日 10:57 AM
  • G-A

    はじめまして。藤本さんの代わりにお応えさせて頂きます。私もipadをDuo-CAPTURE EX経由でキーボードと接続してcubasisなどのアプリを使用しています。
    cubasisとkorg moduleはaudiobusを介せば、cubasis側のmidi(キーボードを接続していればそのキーボードで)リアルタイムで鳴らす事もできますし、予めcubasis側で作っておいたmidiデータをkorg moduleで演奏させることもできます。
    ご参考までに。

    2014年12月9日 12:35 AM
  • 藤本健

    青沢さん
    こんにちは。いま試してみました。
    とりあえず、MIDIトラックをModuleにルーティングすることで音は鳴らすことはできました。
    またAudioBusをつかってもレコーディングすることができました。
    ただ一番ベストなのははInter-App Audioを使う方法だと思うのですが、なぜか、
    Cubasisの選択肢にModuleが現れませんでした。Inter-App Audioの不具合か、もしかしたら、私のOSが最新じゃないからかもしれません…。とりあえずのご報告まで。
    p.s.
    ここまで書いて、G-Aさんからもフォローいただいていたのに気付きました!
    ありがとうございます。

    2014年12月9日 10:05 AM
  • 青沢うるう

    G-Aさん 藤本さん
    的確なアドバイスをありがとうございます!
    さっそく自分もダウンロードして、音出ししてみようと思います。
    DTMとアプリの発展は、これからもどんどん進化しそうですね、楽しみです。
    これからも、藤本さんの記事を楽しみにしています。
    今回は、ありがとうございました!

    2014年12月9日 7:54 PM
  • mitsuoig

    はじめまして。Korg Moduleについて疑問があり、検索しましたらこのページにたどり着きました。いつも貴重な報告を読ませていただいております。
    最近Cubasis、iM1、Module、Gadgetと買い漁りました初心者ですが、さっそくの質問です。既に皆さんのご指摘の通り、Module及びGadgetがCubasisのInter-Appに表示されません。iM1は表示されて問題なく使用できていますが、Cubasisの問題なのでしょうかModuleの問題なのでしょうか、その後の情報があればご指導お願いいたします。ちなみに、MIDI-RoutingからはMIDI楽器として認識されていますが、行ったり来たりがやはり煩雑ですのでInter-Appで操作できるようにはならないのでしょうか?
    PC版のIvoryも使用していますので、ModuleのIvoryは気に入っているのですが?

    2015年7月5日 1:15 PM
  • 藤本健

    mitsuoigさん
    どっちの問題なのかはわかりませんが、私の元でもCubasisからは認識されません。GarageBandからなら、ちゃんと見えるんですけどね。まだInter-App Audioいろいろと不安定な面がありそうです。どちらかのアプリの問題というよりも、Inter-App Audio側の問題の可能性もありそうです。

    2015年7月5日 4:15 PM
  • mitsuoig

    早速の対応ありがとうございました。やはり解決できていないようですか(残念)!
    Garage Bandでは使えるものの、Cubaseに慣れているものですから、手軽に使えるiPadでCubasisを用いて、Cubaseの下書きにと考えておりましたが、少しくじけております。
    いずれにしましても、ご多忙中に割り込んでのご回答感謝いたしております。
    これからも、よい記事を期待しております。
    ありがとうございました。

    2015年7月5日 6:15 PM
  • mitsuoig

    7の追記です。蛇足かもしれませんが
    Korgさんに尋ねましたところ、
    「iM1」と「KORG Module」「Gadget}の仕様は違うとのこと。
    「KORG Module」「Gadget」は、Inter-App Audioの”Generator”のみに対応。
    「iM1」はInter-Appの”Generator”と”Instruments”に対応
    Cubasisとリンクさせて利用する場合は、Inter-Appのオーディオとして音声を記録できる(Cubasisを起動する前に、必ずKORGアプリを起動)
    GarageBandでもInstrumentsとしての使用はできず、オーディオの記録のみ。
    尚、今後のバージョンアップでInstrumentsにも対応させる計画があるらしい。
    という返事でした(私の能力では、理解ができていませんが?)。

    2015年7月6日 5:47 PM
  • 藤本健

    mitsuoigさん
    ありがとうございます。そうIAA、GeneratorとInstrumentsとEffectの3種類があるんですよね。どれがどう対応してるのか、分かりにくいのも難しいところですよね…。しかも、相性問題なのか、うまく認識されなかったり、動かなかったり…。この辺をもっと整理して記事にするのがいいのかもしれません。

    2015年7月8日 5:01 PM

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