KickstarterもIndieGoGoも、通販サイトではなく、ベンチャー企業への投資・支援を行うクラウドファンディング・サイトなので、販売というよりも投資というのが正しいのですが、実質的には「発売開始」ですよね。ただ、いずれもアメリカの英語サイトであるということ、クラウドファンディングという普通の販売とは少し異なる点もあるので、戸惑う人も少なくないと思います。そこで、私自身も欲しくて実際に購入してみたので、その手順と注意点などを紹介してみましょう。
KickstarterもIndieGoGoも基本的には同様のサイトなので、ここではよりメジャーなKickstarterでの手順を見ていきます。まずは「KDJ-ONEのKickstarterページ」にアクセスしてみてください。初めてKickstarterを使うという場合、まずはユーザー登録が必要となるので、画面右上の「Sign up」をクリックして登録を行います。
sing upをクリックして、まずはKickstarterに登録するところからスタート!
「Name」にローマ字で名前を入れて、「Email」に自分のメールアドレスを、「Re-enter email」に再度同じようにメールを入力します。さらに「Password」にパスワード、「Re-enter password」に同じパスワードを入力すればOKですね。「Discover projects with our weekly newsletter」というチェックボックスがありますが、これにチェックが入っていると、Kickstarterサイトから頻繁に英語のメールが送られてくるので、要らない場合はチェックを外してしまいましょう。
ここから購入手続きに入っていくわけですが、改めてクラウドファンディングでの購入の注意点を整理しておきましょう。これはAmazonや楽天などのような通販サイトとはちょっと違います。最大の違いは注文してもすぐに製品が来るわけではない、ということです。
次にチェックすべきは、どのモデルを購入するか、です。先日、某レトロゲーム機風なカラーリングのモデルなどを紹介しましたが、最終的に5種類の色となったようですね。開発元であるサイバーステップの社長、佐藤類さんによると、Kickstarterは、ルール上てレンダリング画像は掲載できないそうで、以下のようなイラストでのカラー表示となっています。
一方、IndieGoGoでは、そうした制限がないようなので、グラフィックでの画像が掲載されているので、こっちのほうがイメージしやすいですよね。そのIndieGoGoでの画像を以下に掲載しておきます。
このうちのいずれかを選んだら、画面右側に並んでいるメニューから、目的の色を選びます。私の場合、レトロゲーム機風のものを選んだので「Pledge $395 or more - RETRO GAME CONSOLE JPN KDJ-ONE + WIN/MAC APP + SDK」というものを選びました。ちなみに「backers」というところに数字がありますが、これは何人が購入したかを示すものですね。
これを選択すると、購入金額が表示されます。Pledge amountというところに$405が表示されているはずです。「あれ$395のはずなのに…?」と思ったら、送料として$10が加算されるんですね。一番下に「Ship reward to」という項目があるので、ここが「Japan(+$10)」となっていますよね。
もし違ったらJapanになるよう修正してくださいね。そう、これは、どこの地域に送るかを示すもので、世界中への発送を行うので送料に違いがあるわけなんですね。金額を確認したら右下の「Continue to next step」をクリックして次へと進みましょう。
※12月4日現在、黄色モデルを選ぶと送料が$20となってしまいますが、これはシステムミスで実際には$10になるそうです。
ここで、金額やモデル名が再度表示されるのでもう一度、確認します。問題なければ右下の「Continue to Amazon」をクリックします。ここから支払いの手続きへと入っていくわけですが、お気づきの方もいる通り、Kickstarterの支払いシステムはAmazonの決済システムを利用する形となっているのです。
ただし、アメリカのシステムだけに使うのは日本のAmazonではなく、アメリカのamazon.comなんです。普通は日本のAmazonのアカウントしか持っていないと思うので、アメリカでのアカウントを作る必要があるのです。したがって「My e-mail adress is」のところに自分のメールアドレスを改めて入力するとともに、「I’m new customer」を選択し「Sign in using our secure server」ボタンをクリックしてください。
まあアメリカのAmazonのアカウントを作るといっても、どうということはありません。日本でアカウントがあるのであれば、それとまったく同じでも問題なありません(違う内容でもOKですよ)。「My name is」にローマ字で名前を、「My e-mail address is」はすでに入力されいますよね。「Type it again」にもう一度同じメールアドレスを入力します。また「Enter a ne password」にAmazon用として設定したいパスワードを入力し、「Type it again」にもう一度そのパスワードを入力します。最後に、Imageのところに表示されているアルファベットを「Type characters」のところに入力してみてください。もし、表示されているアルファベットが読みにくい場合は「Try diffrent image」をクリックして別のものを表示させるといいと思います。これで「Create account」ボタンをクリックすれば、アメリカのAmazonのアカウント作成完了ですね。
続いてクレジットカード情報を入力します。ここに入力するのは日本のカードでまったく問題ないですよ。まず、「Pay with new card」でVisaかMasterCardかなど、クレジットカードの種類を選択し、「Credit Card No.」にクレジットカードの番号をハイフンなしで入力します。さらに「Cardholder’s Name」にはクレジットカード記載の名前をローマ字で入力してください。「Expiration Date」はクレジットカードの有効期限なので、カードに記載されているものを入力してください。
最後に請求先の住所を入力していきます。「Full Name」にローマ字で名前を入力し「Address Line 1」および「Address Line 2」にやはりローマ字で住所を入力していきます。自分の住所を英語表記することはあまりないかもしれませんが、番地、町名を入力します。また「City」には市町村名を「State/Province/Region」には都道府県名、「Zip/Postal Code」に郵便番号、そして「Country」はJapanを設定。一番下の「Phone Number」には「045-123-4567」なら「+81-45-1234567」のように入力しましょう。
以上で、KDJ-ONEの購入手続き完了です
あとは来年7月の製品到着を楽しみに待つことにしましょう!
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